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2012年12月29日

やっつけ仕事。

 赤;はいどうもー、赤黒スズメでーす。
 黒:…もう帰ろうよ。
 赤:テンション低っ!久しぶりなんですから頑張っていきましょうよ。
 黒:んなこと言ったってよ、いくら降格候補のド本命だからって負けすぎにもほどがあるだろ。
 赤:最少勝ち点、最多失点、負け数、得失点差とワースト記録で
   サカダイにも記録ずくめって書かれちゃいましたからねぇ。
 黒:なぁにぃ!?やっちまったなあ。
 赤:うれしそうな顔しちゃって、クールポコとか微妙に古いところからパクらなくっても。
 黒:コンサはクールポコどころか全クールボコボコにされたけどな!
 赤:(ドヤ顔がうぜぇ…)守備で昇格したのに、その守備があっという間に破綻しましたからねぇ。
 黒:花のJ1で腕だめし~ってほどJ1は甘くなかったってことだな。
 赤:山下のまさかのセレッソ復帰でCBが一気に薄くなりました。奈良には荷が重すぎましたね。
 黒:三つみるみる点取られ~鹿島にドバーッと7失点~♪
 赤:もっと古くなったよ!少しは新しめのとこから引っぱってくださいよ!
 黒:3位昇格の分際でぇ!点取り屋もいないのに残留するとほざくぅ!
 赤:そこまで言わなくっても…。でもまあ、去年の一体感がまるでなくなっていたのも確かです。
   終盤は1点取られただけでもう負けムードが漂っていましたから。
 黒:ミスが多いっていう監督のコメントは聞き飽きたくらいだしな。
 赤:全てにおいてレベルが違ったというのを見せつけられましたね。
 黒:突然ですが、ここで問題。
   今年は山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を共同受賞しましたが、唯一…
 赤:はいっ!経済学賞!
 黒:ブー。答えは平和賞です。
 赤:どうしてですか!「唯一日本人が受賞していないノーベル賞は?」でしょう?
 黒:残念。問題の続きは「唯一団体での受賞があるノーベル賞といえば何?」だ。
 赤:ウソだ!絶対2つ用意してたでしょ!
 黒:そうじゃないんだな。
   だいたい、経済学賞を答えさせるのはJ2レベルの問題だろう。
 赤:誰でも思いつくってことですか?
 黒:それよりも判断が甘いってことだよ。仮に経済学賞を答えさせる問題なら文章が不自然だ。
   「ノーベル賞の中で日本人が受賞していない唯一の賞といえば何?」となるのが
   問題文としては自然だろ?ましてや、ご丁寧にも共同受賞と前フリしてるんだからな。
 赤:納得できるような、何かダマされたような…。
 黒:そうした細かいディテールまで突き詰めないとJ1では通用しない。
   では改めて問題。ノーベル賞を受賞した山中教授が所属しているのは…
 赤:京都大学!
 黒:…ですが、ス○イルプ○キュア!でウチの飼い主が最も好きなキャラクターは何でしょう?
 赤:つ そんな引っ掛け問題ありか!答えられるわけないでしょ!

 黒:冗談冗談。だが、去年の一体感がJ1では役に立たなかった。
 赤:そうでしょうか?新潟はホームの大声援で奇跡の残留を決めましたよ?
 黒:そのお膳立てしたのはウチらだろう。
 赤:じゃ監督交代が功を奏したってことですか?
   でも、ガンバだって神戸だって監督交代しても結局は降格したし。
 黒:監督交代が必ずしも結果に結びつくとは限らない。難しいところだな。
 赤:そういや今年はJ1では監督交代が多かったですねぇ。
 黒:それだけ勝つことに対して必死だし、一体感なんてのは勝ってりゃ後からついてくる
   ってのがJ1の常識なんだろうな。
 赤:神戸はそのへんユルかったですもんねぇ。気がつけばズルズル降格圏で結局降格…。
 黒:大宮さんの悪口は言うなーっ!
 赤:何ですか急に!…そういや大宮もシーズン途中でベルデニックに交代したじゃないですか。
   監督交代の成功例と言ってもいいんじゃ?
 黒:あそこは毎年振り向けば降格圏、気がつけば残留だから。
   今年もラス前にキッチリと残留決めたしな。
 赤:しぶといですよねぇ。ダテにJ1で生き残っていないです。
   シーズン途中で成功したと言えるのは残留に成功した新潟と…あとは川崎くらいですか?
 黒:川崎は要経過観察じゃないか?川崎はより上を目指しての監督交代ってことだと思うが
   それだけJ1クラブは「J2に落ちたくない!」っていう恐怖心がある裏返しとも言える。
   そうした決断ができるってのがJ1であって、
   落ちたらまた上がればいいっていう考え方ではある意味最初から残留は不可能だった。
   勝ちへの執念が足りなかった時点で実は決まっていたのかもな。
 赤:でも、ウチの財政状況じゃおいそれと監督交代ができたかどうか…。
 黒:まあそれはあるな。いざお願いするにしても、
   新監督に代えたところで補強はなしで、ってんじゃ誰も引き受けないだろうしな。
   監督交代で出るお金を少なくできたけど、入るお金も少なくなったってことじゃないか?
 赤:降格は想定内、同じ降格ならムダ金は使わない。でもそれで大幅な赤字じゃあ…。
 黒:挙げ句残したくても残せない選手が続出だもんな。
 赤:まさか、高原まで契約満了とは思いませんでした。ユースから6人昇格しますが…。
 黒:いくらユースが有望株揃いとはいってももう木っ端微塵、玉砕感がハンパねーな。
   今はJ2だって降格があるんだからヤンツー初年度より厳しいぜ。
   やり直すにしたってここまで壊れたクラブを建て直すのは容易じゃないぞ?
 赤:財前さんが新監督、名塚コーチの新体制はお金がなくて外部から呼べないこと以上に、
   ユース組の特長を知っているというのが大きいんでしょうね。
   そして、ノノさんがまさかのHFC社長にってんですよ!正式にはまだですけど。
 黒:ああ、まあな…。
 赤:あんまりうれしそうじゃありませんね?
 黒:いや、よくぞ引き受けてくれたと思うよ。誰の後押しがあったのかは知らんけど。
 赤:火中の栗を拾うとはいえ、選手出身ですから現場を知っている強みがあります。
 黒:ノノさんの社長就任はうれしいんだけど、
   ノノさんには在野にあって外から発言するっていうご意見番でいてほしかったなと思って。
 赤:それはまあ。でも、ソダンもわりとそうした発言はしてくれてますし。
 黒:ノノさんが社長になるってことはHFC社長のなり手がいないってことでもある。
   新体制は背広組も現場組も絶対に失敗は許されない、切り札出しまくりなんだよな。
 赤:ジョーカー使ったってことですか。
 黒:一生懸命頑張っても結果が出ないでガッカリ、
   努力しても上手く行かない、人に笑われてイヤな思いをするだけ、
   仲間の頑張りをムダにする、何か意味がありましたか?
 赤:また何ですか急に…。
 黒:思い悩んで考えても結局は回りに迷惑をかけて情けない自分にうんざりする…。
 赤:でもJ1に上がらなければわからなかったことですよ。
   砂さまだって周りがウチら以上に前を行っていたって言ってたじゃないですか。
 黒:答えを出すのは大変だし、面倒だし、苦しいし、でも、つらいかもしれないけど、
   私たちはそうやって少しずつでも前に進んでいきたい!
   不器用かもしれないけど私たちはみんなと一緒に未来に向かって歩いていきたい!
   みんなで進む未来はきっとキラキラ輝いてるから!
 赤:だから、その寸劇はいったい何なんですか?
 黒:ス○イルプ○キュア!のジョーカーとキュア○ッピー。
 赤:観てたんかい!
 黒:いやあ、あの回は感動したなあ。幼児向けと侮っていたらえらい目に遭うぞ?
 赤:どうツッコめばいいのかわかりませんよ…。
 黒:まあ、基本に戻ることじゃないか?シュビドゥバやる魔術師はいないんだし。
 赤:さらに30分早くなりましたね。
 黒:J2だって戦わなければ生き残れない!
 赤:それ龍騎ですよ…。
 黒:ヤンツーからの年月がユースをしっかり組織して育成したとするなら、
   次の10年はちゃんとしたクラブ経営をするってことになるだろうな。
 赤:Jユースカップで日本一になって、最優秀育成クラブ賞で表彰されましたからね。
   ユースからの昇格も着々とできてますし。
 黒:だからこそ、ユース組もトップに上がってから伸び悩むケースが増えているのは良くない。
 赤:岩沼の松本移籍も札幌では成長できないと思ったのかもしれませんしね。
 黒:影響はあっただろうな。自分が変えてやる!っていう気概を見せてほしかったが…。
 赤:それは残ってくれた河合がやってくれるでしょう。
 黒:だから、やってくれるでしょうじゃダメだって。
   甘やかしてきたんじゃないの?っていうのはサポにも責任があるんだから。
 赤:昔から言われていたことでもありますしね。
 黒:来年はミスが多い、ミスが多いの繰り返しは御免蒙りたいな。
 赤:苦戦はするでしょうが、サポも含めて最後まで諦めない姿勢は見せないといけません。
 黒:我、とも末に戦わんとぞ思う、ってこったな。
 赤:みなさん良いお年を!


 イマイチわかりにくいオチで申し訳ないっ。
 明日もあさっても仕事でネタ仕込むのは今日までが時間的に限界。
 禁断のプ○キュアネタに走ったわりにあっさり味でまとまった感があるのは否めない。
 今回はオチありきだったんだが、それが良くなかったのかなあ…。

 

posted by フラッ太 |23:28 | ネタの殿堂 | コメント(3) | トラックバック(0)

2012年12月24日

'12コンサを振り返る③。

 今回は番外編として戦術厨らしく本家・今宮純ばりに数字でコンサを探ってみようという趣旨。今宮純ネタはわかる人だけ笑ってください。まず基準となるのはかつてと同じ先取点の有無。1-0:0-0:0-1の比率は7:2:25。予想はついたが、先取点を獲られたのは実に25試合(!)。多いなあ…。
 先制点を獲った試合は7つで3勝4敗。次に少ないG大阪でさえ13試合(7勝4分け2敗)あるのに…。あ、待てよ、逆転勝ちは21節の仙台戦のみで引き分け2つは共にスコアレスドローってことは…結論見えてるじゃん。うーむ、何とかポジれないものか。

 前半を0-0で凌げた試合は8試合ある。この8試合の内訳は2勝2分け4敗。よって勝ち点率は33.3%(ちょうど3分の1)だから34試合に換算すると34x3/3=34。最低でも試合数=勝ち点と言われる残留ラインにはギリギリ届く。前半をスコアレスで凌げばチャンスはあったということになるのか?そこで、1-0の7試合をもう少し細かく見てみる。前半を1-0以上で終えた試合は5つ、前半スコアレスから1-0にした試合は2つ。この内訳は前者が1勝4敗で後者が2勝。ただし、前半リードして勝ったのはホームのセレッソ戦。ということは、前半2点リードしながら逆転負けしたホーム川崎戦のダメージがいかにデカかったかという裏返しにもなる…。

 とはいえ、J1と戦力差があるのは覚悟していたこと。
 0-1から我慢していればきっとチャンスは巡ってくるはず…。

 そういう考えを開幕前には持っていたのだが、数字を拾っていくうちにそれがいかに甘い考えかを思い知らされた。先制された25試合のうち前半で失点したのは21試合もある。百歩譲ってそれが想定内であるとしても、その21試合のうち1-1にした:0-1のまま:0-2になった試合数の比率は4:5:16。そして、0-2になった16試合のうち前半のうちに2点差以上つけられた試合が9試合もある。いったん追いついたアウェイでのガンバ戦を含めると前半で2点差以上ついたのは10試合。
 さらには2点差をつけられるまでにかかる時間が短い。10分以内に2点差になった試合が7つもあり、平均しても16.70分しか保たせられない。監督が軌道修正を図る間もなく崩れていったのでは勝負にならない。そっちの意味で我慢できないって悲しすぎるぞ…(泣)。ただでさえ点が獲れない石崎コンサではこれは苦しい。
 ガンバ戦(23節)以降、先制点を取られた試合は追いつくことすらできずに全敗。そら観る側もテンション上がらんわなぁ…。唯一、2点差を追いついたホーム神戸戦(22節)もこっちが3枚の交代カードを使い切ってやっと追いついたのに、神戸は切り札である都倉を残り10分まで温存して4-2で危なげなく勝っている。どうにもならない無理ゲーっぷりが如実に現れている。埼スタで勝てたのはもう開き直りとしか思えんな…。

 昇格チームはとにかくシーズン前半で火事場泥棒の如く勝ち点を拾いまくる。さもないと次々に相手に補強され、こっちの戦術を研究されて周りのチームに太刀打ちできないという現実を見た。今年躍進した鳥栖と比較するといっそう鮮明になる。
 開幕からの10試合の成績はコンサが勝ち点4であるのに対して鳥栖は勝ち点16(4勝4分け)。鳥栖はこのうち6試合がホームゲームだが、ホームでは4勝2分けで負けなし。守備の堅い仙台相手にも追いついてドローにしており、ホームでの無失点負けは川崎・清水の2試合だけ(いずれも0-1)ということからも単に先行逃げ切りではない粘り強さがある。ちなみに、鳥栖のホームでの戦績は11勝3分けとJ1全18チーム中でトップ(!)である。

 ホームでは絶対に勝つ、たとえ勝てなくてもみっともない試合はできない。

 序盤で結果を出したことで選手には自信となり、サポには応援する力となって好循環を生んだ。
 その“当たり前のこと”が今年の石崎コンサにはどれだけできたのだろうか?
 …とまあ、えんえん数字遊びをしてみた次第。ああ、ネタ書く時間がねーっ!

posted by フラッ太 |11:10 | 戦術厨の戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年12月21日

41歳の冬だから…。

>マジでネタが全くの手つかず状態で感性は、もとい完成は絶望的…(泣)

 さて、日付が変わって12月21日。タイトルの通り、41歳を迎えました。
 ちっちゃい子供におじさんと言われても何の違和感も持たなくなりました。
 だって、いくら「ココロはピュアな3歳児!」と強がりを言ってもカラダはすっかりおっさんだし…。

 ホスン、誕生日おめでとう!焦らずケガを治してピッチに帰ってきてくれ!
 芳賀、甘えてばかりでゴメンな。サポはとっても悲しかったの~(←だから古いって!)。
 そういう苦言を言ってくれる人が去るのはとても残念なことだ。
 叱ってくれる人もいなくなるとそこに待っているのは…あとはこっちがちゃんと受け止めなきゃ、ね。

 オフィシャルブログのリニューアルに合わせて徒然に書いてみた。
 クリスマス&誕生日祝のチーズケーキ祭りも今日(21日)深夜にひっそり挙行予定。
 41歳の冬だから~♪ 元祖(?)ネタ系ブロガーのフラッ太だから~冷たい目で見ないで~♪
 ホント、ネタが形にすらなってないんです(平伏)。これマジ。

posted by フラッ太 |00:37 | 日記 | コメント(5) | トラックバック(0)

2012年12月14日

財前監督、正式決定。

>すまんが、今年のネタは諦めてくれないか?
 だってオチが決まらないどころか、ネタの方向性すら定まらないんだもの…(泣)。

○コンサドーレ札幌 新監督に 財前恵一 氏 就任のお知らせ

 紆余曲折あったが、まずは決まって何より。契約期間は2月からとなっているけど、石崎監督も同じだったし形式的なものと考えてもいいのかな?今年からJ2も降格制度ができたので状況としてはヤンツー初年度よりもシビアだが、財前監督にお願いというよりもクラブ全体を支える気持ちでいたい。石崎コンサが気がつけばノブリンにお願い、ノブリンにお任せとなっていた反省の意味もこめて。クラブ一丸というのはプラスにもマイナスにも作用するがそれは改めてということで…。

 あと、古田はもっとワガママになってもいいと思うぞ?移籍しても僕は非難しない。
 古田自身のためにはレベルの高いところでやるべきだと思うし。

 恐らくは残ってくれるであろう河合はボランチが基本線なのかな?それともこれからの補強次第か。ただでさえ薄かったCBは絶対に補強が必要。高原を残せないくらいに選手に出せるお金がないとはいえ、頭数を揃えるだけでもいいからせめてここだけは補強してほしい。

posted by フラッ太 |14:31 | コンサについて | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年12月12日

'12コンサを振り返る②。

○今年の漢字一文字

 「壊」

 今年はこれ以外ないでしょう。08年は「壁」、09年は「悶」、10年は「迷」、11年は「積」としてきたが、3年かかってやっとJ1に上がれたのに1年も保たずに実質半年で史上最速でJ2降格。ホーム最終戦で「今までの4年間は何だったの?」というダンマクも出た。それくらいに失望感いっぱいのシーズンだった。

 戦術も選手個々の能力も、クラブの財政や経営もそうだが、
 去年の今ごろの一体感や高揚感がウソみたいに雲散霧消したのが悲しい。

 どんなに実績を重ねてもやり方を間違えれば1年でJ2降格の憂き目に遭う。
 それくらいにJ1は厳しい。ガンバや神戸の降格を目の当たりにして今年は特にそう思わされた。

 やり方が正しくても絶対的な戦力、資金力に乏しいコンサでは残留は至難の業だった。
 特に監督選びは降格したガンバや神戸を見るにつけ大きなファクターになり得るのだが
 今年の戦力では単純に残留できるか否かだけで判断すると誰がやってもキツかったと思う。

 だからといって石崎監督に責任がないわけではない。結果責任を真っ先に問われるのは監督だし、財政的に交代が無理だったとしてもそうした状況を作ってしまった経営陣にも責任はある。サポからは7000万円集めながら会社としては目標の10分の1の500万円ってんじゃ「何やってたんですか?まともに予算管理やってたんですか?」と文句も言いたくなろうというもの。

 監督交代をすべきだったか?

 僕の答えとしては「わからない」。もっと悪くなっていたかもしれないし急回復したかもしれない。新潟はヤンツーに代えて土壇場で残留した一方で、神戸は西野監督解任というカンフル剤も結局は役に立たなかった。監督交代はどちらにも作用する。ただ、クラブの空気を変えるという意味では一定の効果をもたらす。停滞感を払拭したいだけならギャンブルに出る価値はあったのかもしれないが、監督交代はチームの作り直しを余儀なくされる。

 J1クラブは監督交代でそれまでのチームを敢えて壊すことをする。壊しても立て直せるだけの能力を持った選手がいる、財政的な裏打ちがある、サポがクラブ全体に緊張感を持たせる。J1にいるクラブはそうした要素が揃っているということなのだろう。変えないという決断もそれはそれで大切なことで、3年目を続けたことで昇格できたのだから代えないことが悪いとは一概には言えない。

 石崎コンサを続けたのは壊すことでのリスクを恐れたということ。
 しかし、4年目の石崎コンサに待っていたのは“自壊”だった。
 J1とJ2は別世界なのだと改めて痛感させられる1年だったように思う。
 

posted by フラッ太 |15:02 | コンサについて | コメント(3) | トラックバック(0)

2012年12月08日

'12コンサを振り返る①。

 さて、オフィシャルブログもリニューアルされるとのことで、
 今年は振り返るシリーズを早めにやってしまおうということで。
 あまりにひどいシーズンだったので流し気味になるかもしれんけど、やらないよりはマシ。

○MVP&ルーキー・オブ・ザ・イヤー

 MVP:対象者なし ルーキー・オブ・ザ・イヤー:榊翔太

 今年の成績でMVPは出しようがない。榊も新潟戦でのゴールがなければ対象者なしとしていたかも。大量解雇で来年は補強の望み薄であるからして、GON44に否が応でも頑張ってもらわねば。

○ベスト&ワースト

 ベストゲーム:第28節 浦和戦 ワーストゲーム:第33節 Fマリノス戦
 ターニングポイントとなった試合:第7節 川崎戦

 勝ち試合からベストゲームを選ぶならこれが唯一でしょう。次点は29節の鹿島戦。浦和がゴリ押ししてくるのを人数かけてガッチリ守ってカウンターから古田の2発。思惑通りの試合でもあった。迷ったのがワーストゲーム。炭坑スコアあり、シュート1本のサンドバッグゲームありでどうしたものかと思ったけど、3点差がつけば事実上試合は壊れているので点差はあまり重視しなかった。よって、集大成的な意味でチョイス。

 そして今年のコンサを振り返る上で7節の川崎戦を挙げないわけにはいかない。去年の福岡における開幕からの9連敗が頭にあっただけに、この試合を勝ち点0で終わってしまったのが実に痛かった。戦力的に厳しいのはわかっていたつもりだし、だからこそせめてドローで粘っていれば結果が同じ降格であったとしてもここまで惨めなことにはならなかっただろうし、もう少し粘ることもできたと思う。
 福岡はアウェイでマリノスに2-0から逆転負けしたが、コンサはホームゲーム。この試合は地上波中継があったのでオンタイムで観たが、これは堪えたしさすがに試合後キレた。区切りがついたという意味では17節の新潟戦も挙げられる。後で書くつもりだけど、ホームゲームを落とすというのは成績面でも経営面でもダメージがデカい。ホームで勝つのはやはり大切なんだと改めて思わされた。

posted by フラッ太 |22:34 | コンサについて | コメント(3) | トラックバック(0)

2012年12月05日

文字で泣いた。

 仕事でゴンの引退会見を見ることができなかったので読むことにした。(→こちら)
 もうね、文字で泣いちゃったよ。絵が浮かんでくるんだもの。

>自分のなかでイメージしている『こうでなければいけない』というレベルのプレーに
>自分の体が反応してくれない。その原因は痛みでしたから、それを引きずりながらでは勝負にならない。

 頭でわかっていても身体がついていかないのは本当にもどかしかったことだろう。少しでもそのギャップを埋めようとリハビリを続けるのは努力や忍耐なんて言葉じゃとても言い表せそうにない。

 ピッチに立ちたくても立てない現実の前でもピッチに立つために最大限のことをする。

 それが中山雅史の信条であり、同時にプロフェッショナルとしての姿勢、あるいはプロ選手に課せられた義務でもあるのだろう。だが、実際にそれをやり続けることがどれほど困難か。ゴンの心がよくぞ折れなかったと思う。引退を決断する前にクビを言い渡される選手はいくらでもいる。感謝の意を述べるのは彼にとってはごく自然なことだろう。

 ゴンが“ただの選手”なら中山雅史というプロサッカー選手の引退をここまで惜しまれることはなかったはず。今や日本代表でも“海外組”は当たり前どころか多数派になりつつあって、海外に出ない選手は一流じゃないなんて空気もあるかもしれない。
 でも、中山雅史のプロ選手であり続けようとするその姿勢は決して有名どころの選手に引けを取らない。身も心も消耗しきっての引退ではなく、精神は全く衰えを見せない、もっともっと上手くなりたい向上心を失うことがないのに反比例して肉体がついていけない。だから今は“引退”する。

 コンサへの置き土産は榊の名前を出してくれたことかな。Jを見ている人は「榊?ああ、アイツか」と思ってくれる人はきっといることだろう。でも引き抜きするのはカンベンな。今からこういうことを言うのはプレッシャーかけるようで何だが、今年のコンサにあって数少ない明るい話題であり、将来を背負うであろう希望の星でもある。
 ユースでの育成は最優秀育成クラブ賞をもらって名実共に認められたけど、ユース出身者はトップ昇格後にむしろ伸び悩みが目立ってしまっている。ただ、榊には仲間と同時にライバルもいる。そう、GON44だ。かつて征也と大伍が競い合ってお互いを高め合っていったように、GON44の5人が屋台骨を支えて今度はコンサででっかくなってコンサを大きくしてほしい。

 バリバリになったらカムバックするってのは冗談じゃなく本気で言っている。
 いかにもゴンらしい、そしてゴンにしかできない“引退会見”だ。
 ゴン自身にも周りの人たちにもきっと今が“その時”なのだろう。そんな会見だったと思う。

posted by フラッ太 |18:20 | ちょっとカタい話 | コメント(3) | トラックバック(0)

2012年12月01日

新潟戦を観ての感想。

 録画したBS1の映像を見ての感想を簡単に箇条書きで。

○全体的にプレースピードが遅い。パスの速さが遅いんじゃなくて判断が遅い。
 サイドチェンジをするときも2テンポくらい遅いので守備の対応が間に合っている。
 ノートラップで出せそうな場面でもトラップしてから出しどころを探しているように見える。
○右サイド、特に古田とウッチーの関係は良さそう。
 ただ、その前のパスで人に出すのかスペースに出すのかが曖昧で結果としてパスミスに。
○システムの影響があるのかはわからんが、
 キム・ジンスの攻撃参加を見るとコンサの攻撃に厚みが感じられない。
○セットプレイからの2失点目は櫛引が身体を寄せられなかったかなあ…。

○今までの石崎監督にしては早い仕掛け。しかも2枚替え。システムチェンジもした模様。
 前半は左サイドがほぼ死んでいたので両サイドで人数をかけるためか?
 大島を入れることでいったん当てて2列目が、ってのもあるのか。
○榊は小気味いいねぇ。ウッチーとの絡みでのゴールは
 「タッパが全てじゃないんだぜ!」っていう機敏さでのゴールで実に良い。
○ウッチーOUT、砂川INは想定外なのかな?でも、砂川を入れたんだったら左サイドに張らせて
 4-4-2で大島・榊の2トップにしたほうが良かったんじゃないかなあ。
 大島が真ん中にいて前後の動きで基点を作って1+3で攻撃の形を作りたかったのか。
 そういう意味では今までやってきたことを継続したとも言えるし、いい時間帯もあったが…。
○後半15分の河合→大島→古田→榊は惜しかった。大島はああいうプレイで活きる選手のはず。
 榊があそこで決めてれば流れは変わってただろうなあ…。
 ここで決めきるかそうでないかがJ1とJ2を分けるというのは耳タコだろうが。
○櫛引のイエローはガタイの差というより奈良との連係ミス、受け渡しのミスかな。
 このへんがマリノス戦でのコメントの意味する石崎監督の危惧するところか。
○3失点目はアラン・ミネイロを褒めるべきか奈良の寄せが甘かったのか…。
 前者だと思いたい。
○4失点目は今までスーパーセーブで試合を壊さないできた高原を責めるのは酷か。
 でも、こぼさないでほしかった…。

 試合を見終わっての感想としては、見るに耐えない試合ではなかったと思う。
 スコアがわかった上でも退屈に感じることがなかったし。

 言ってみれば、バズーカ砲のある新潟とピストルしかないコンサ。大駒のある新潟と小駒しかないコンサ。何とかしてその差を埋めようとする中で、一発でひっくり返す力がない以上は攻撃の精度を上げていかないことには勝ち目は薄い。その意味では榊のゴールが次に繋がるものだったのはせめてもの救いかな。ただ、セットプレイでの守備があまりにザル。前半の高原のスーパーセーブがなければ前半のうちに0-3で試合が決していたと思う。高原は近距離のシュートストップだけなら代表レベルじゃないか?

 ともあれ、12年のJ1シーズンは終わった。
 明日には契約満了の選手が発表されるだろうが、さて何人とお別れするのかな…。

posted by フラッ太 |19:38 | 試合後の印象 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年12月01日

カヤの外。

 新潟戦に関しては録画しているので後回し。
 4-1のスコアしかわかっていないが、そのスコアが雄弁に物語っているんだと思う。

 そして残留争いも決着。J1クラブが舌なめずりして喜ぶであろう神戸とG大阪の降格。

 もしかしたら新潟の残留はユアスタで仙台から勝ち点3をもぎ取ったことで既に決まっていたのかもしれない。J2クラブはただでさえ2枠しかない自動昇格枠を早くも埋められるんじゃないかと嫌気が差しているかも…。大幅に戦力の低下が避けられないコンサにとっていいのか悪いのかはわからんが。

 嫌がらせしたはずの浦和も結局は3位に滑り込んでACLをもぎ取った。
 何というかウチらはずっとカヤの外にいたような気がしてならん…。

posted by フラッ太 |17:25 | Another J | コメント(0) | トラックバック(0)