スポンサーリンク

2021年02月28日

'21第1節VS横浜FC・アフターインプレッション。

アジアンベコムさんのレビューはいつも素晴らしいな…

 実に仰々しいタイトル(汗)。いやでもさ、あんだけド派手に勝とうもんなら戦術厨の血が騒ぐってなもんで。いつ以来だ?と思ってカテゴリ検索したら丸1年以上放ったらかしとか…。そこで速い奴とドリブラーをってのが今年実現してるってのが何とも。

 コンサが強いのか?横浜FCが弱いのか?その両方か?
 コンサが強くなっているという実感はあるけど、
 横浜FCに関しては弱いんじゃなくて自滅した感じが強いと思う。

 フルコートマンツーマンでガンガン押してくるコンサに真正直に対抗するのは分が悪い。だから中盤はある程度省略で放り込み…というのは普通に選択肢としてアリだけど、だったらどうして“衛星役”を置かなかったの?…と思って選手名鑑を眺めてみたが、もしかしてシャドーストライカータイプがいないのか?渡邉千真(以下チマ)ってボックスストライカーっぽいもんなあ…。

 クレーベとチマの並びは迫力あるし怖さもある。昨日はクレーベに預けて(当てて)…というのをメインに攻撃を組み立てていたけど、そこから先が全然でチマに至ってはCKからの流れでヘディングした時以外はほとんど攻撃に参加できていない感じ。チマの無駄遣い。横浜FCの掲示板ではどうやら松尾はケガ明けのようでサブからというのはわかるが、中村俊輔は酷評されていたなあ。ボラで使う方が悪い!というのは肯ける。普通に手塚でいいじゃん、なんで俊輔?と思ったし。

 ヘボ将棋 王より飛車を可愛がり

 昨日の横浜FCはまさにこんな感じ。前線に大駒を並べただけじゃ勝てへんのやで?と。コンサの前線は大駒と言えるのはアンロペくらいでチャナや小柏は小駒。大駒と小駒の捌きで面白いように崩せたコンサとは対照的。大駒1枚よりも複数の小駒の能力をフル活用した方がよりゴールに迫れる。ボールを持つ時間帯が長かったということ以上に「何人シャドーがいるんだ?」と思わせるほどに攻撃の厚みを感じさせたと言ったほうがいいのかな。

 四方田コンサが厚別の魔空間に引きずり込んで柏を粉砕したのを思い出した。あの時も下平監督は柏を率いていて、ジェイや都倉の高さでアタックに対策を施したせいで却ってチームとして機能しなくなるという試合。だから下平監督が無能ってんじゃなくて考えすぎたせいで却っておかしくさせた、駒組みの段階で失敗していたと捉えた方が正解だと思う。リバウンドを制する者は…じゃないけど、コンサの攻守の切り替えが速かったというよりも単純にセカンドボールを拾える選手がいなかったのが実情で、本来もっとボールを大事に持つスタイルのはずが慣れないことやったせいで…というのもあるんだろうな。

 チームとしての成熟度の差といえばそれまでだけど、
 コンサに関しては小柏の速さが相当効いていたな、と。
 これについて書き始めると文章量がえらいことになりそうなので(汗)、今回はここまで。

posted by フラッ太 |12:25 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2019年07月11日

'19第18節VS松本山雅・アフターインプレッション。~復ッ活ッッ!~

>あほぼんテイストじゃちょっと弱いよねぇ…

赤:はいどうもー、赤黒スズメでーす。
黒:wi-fiが…裏返ったァァ!ブログは甦るぞ!赤黒スズメ、復ッ活ッッ!
赤:いきなりの暑苦しいパクリですが、別にwi-fiは裏返ったりしません。
黒:何だよ、オレたちがパクリネタに依存するただの賑やかしでしかないとでも?
赤:じゃ、マジメにやろうってことで松本戦の総括を。
黒:「ここまで総得点たったの9、前田大然くらいしか得点パターンないくせに
  どうやって勝つんだ?」って松本を煽ったら「で、できらぁ!」って勢いで返されて
  速攻で先制点取ったはいいものの「ほらほらどうした?」ってナメてかかったら
  CKで「これだぁ!」「野郎、考えやがったな!」って同点にされて
  「この試合、引き分けじゃねぇ。この勝負、俺の…負けだ!」って試合だろ?
赤:おもいっきりパクリネタなのに、何となく合ってるのが腹立つなあ…。
黒:元ネタ、わかるかなあ?わっかんねぇだろうなあ。
赤:元ネタ云々はともかくとして、別に松本をナメていたわけじゃないでしょう?
  前節の仙台戦で手痛い負けを喫しましたから気持ち入れなおしたはずですよ。
黒:だが、上位とのアウェイゲームで勝ち点1を持ち帰るという
  ミッションコンプリートを果たしたのはソリマチンの方だ。
赤:それはまあ。勝ち点2を失ったというべき試合でしょうね。
  でも、決定機は多く作れていましたし…。
黒:ジェイてめぇ!
赤:いやいやいや、気持ちはわかりますけど。
黒:あれだけの決定機を外すとか何のための1トップだ!
赤:前の3人の組み合わせがちょっと重すぎるって声はけっこうありますね。
黒:ジェイは守備免除してるんだからその分決めてくれなきゃ帳尻が合わねぇんだよ。
赤:ボールは収まるんですけどね。
黒:ジェイが入ると重くなるというよりも遅くなるのがデメリットだろうな。
赤:そりゃまあ、ジェイはそんなにスピードないですけどね。
黒:あー、違う違う。
  ジェイ自身のスピードじゃなくてシュートにもっていくまでに時間がかかるってこと。
  特に今年のミシャコンサは奪ってからのカウンターが恐ろしく速くなっている。
赤:ジェイがいないときは武蔵とチャナで一気に迫っていましたからねぇ。
黒:武蔵はまだしもチャナやアンロペ、ルーカスはドリブルでも運べるからなおさら厄介だ。
赤:チャナは緩急のフェイントでダンクレーをコケさせたくらいですからねぇ。
黒:ジェイの高さや強さはそれはそれで武器になるが、
  今のミシャ式なら5トップを速い奴とドリブラーで揃えたほうが点取れると思う。
赤:そこまでどうやってボールを供給するかが重要になりますね。
  福森ばかりに任せるわけにもいきませんし…。
黒:そこは宮澤に期待だな。選手交代した後すぐに福森に出したあのパスの安心感。
  喩えるなら侍でスープカレー食ったときの「そうそう、これだよこれ!」っていうやつ。
赤:喩えがわかりにくすぎてどうリアクションしていいものやら。
黒:単にパスを出すだけなら荒野もそんなに悪くはない。
  だが、荒野は宮澤と同じ系譜を辿っている学会からすれば
  自分のプレーで精いっぱいの荒野に安心感まで求めるのは酷だと思う。
赤:どんな学会ですか、それ…。
黒:ただ、宮澤にも注文は付けたい。河合もキャプテン復帰は頼もしいと解説していたが、
  目に見える形でリーダーシップを見せてほしい。
赤:それってすぐに身につくものでもないと思いますが…。
黒:差し当たっては「声」だろうな。
  ただ、ボールを持たない状態での動き出しが抜群に巧い宮澤の復帰はポジれる要素だ。
赤:ウチの飼い主、ベタ褒めですもんねぇ。
黒:神戸戦の2点目が特にそうだが動き出すタイミングとポジションの巧さがよくわかる。
  地上波で録画している方は宮澤だけを追っかけると他の試合でも新たな発見があるはずだ。
赤:さて、次節はアウェイ大分戦です。
黒:田中達也は大分が獲りに行った…。
赤:言うと思ったよ!


 PCが不調で他の方も含めて過去ログを読み漁ったけど、オレも随分と丸くなったなあ。暑苦しさはそこそこ保っていると思うけど(苦笑)。久しぶりのコンビ復活はいろんな意味でウォーミングアップってところかな。タブからだと文章入力自体がけっこうなストレスだし、太字とか色をつけることができなくなるからどうしても平板な感じになっちゃう。

 格安simを整理しようと思った矢先にトラブったので呪われたんだろうか?まさかねぇ…。

posted by フラッ太 |14:50 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2018年11月04日

'18第31節VSベガルタ仙台・アフターインプレッション。

>超久しぶりに暑苦しいエントリーです…

 ホーム仙台戦はウノゼロ勝ち。

 結果が分かったうえで取り急ぎ地上波の録画を流し観。今日のMOMであるソンユンは言うに及ばず、仙台のGKシュミット・ダニエルも決定的なシュートを2本は止めていた。GKって大事だね。

 駒井ボランチは今日も出色の出来。前半37分に差し掛かるころのターン1発で2人置き去りってのはシビレたねぇ。相方を務めた兵藤も地味ながら安定して経験値の高さを発揮した。浦和戦は駒井が出場不可なので同じ組み合わせは続けられないが兵藤がサブってのは勿体ないよなあ…。

 アウェイの試合はコンアシでしかチェックできてないので宮澤のCB起用がどれほど効果があったのかイマイチ掴めていなかったが、ひいき目抜きに今日の試合の影のMOMは宮澤と言えるくらい素晴らしい出来だった。

 宮澤がCBに入ることで安定度が格段に増した。地上波では何度も予測ができていると大森アニキがべた褒めだったが、単に読みだけでなく58分に差し掛かる頃には阿部に対してショルダーチャージで強さも見せている。あの程度なら余裕でノーファールでしょ。“またしても宮澤”状態だった守備面だけでなくビルドアップでも安心して観ていられる。安定させつつこっそり攻撃参加ってのはミンテにはできない芸当だし、一番後ろであれだけの捌きができるのも宮澤だけだろう。

 宮澤がCBに回ったことでチームの背骨、軸がしっかりしたと言い換えてもいい。

 それは駒井がボランチに回ったことも大きく影響しているんだけど、1トップのジェイがしっかり前線でボールを収める、シャドーのチャナがキープ力とドリブルでかき回す、ボランチが相手の攻撃の芽を摘みつつ攻撃に厚みを増す、宮澤がビルドアップで安定をもたらす、ソンユンがゴールを守る門番として立ちはだかる。特に今日のチャナは全J1チームが「なんだよそれwww」と言わしめるほどに無双状態だったよなあ…。もう何が何でも駒井は完全移籍させろ!

 キャプ翼だと三杉がリベロに入って
 日向~翼~松山~三杉~若林というセンターラインができたようなもの。

 ボランチは今のところ枚数があるだけに宮澤のリベロは続けてほしい。CBは争奪戦になるのでコンサが補強で良質なタマをゲットできるとも思えないし、全盛期のダニルソンみたいなセカンドボールを拾いまくる、守備力の高い強力なボランチがいれば…と脳内強化部が大忙し(苦笑)。

 今のところシャドーはチャナが軸で対戦相手によって三好と都倉を使い分けているが
 チーム戦術はそのままに選手の組み合わせで微妙なアレンジができれば…これは新しいぞ!

 それにしても、菅のゴールがまたしてもジェイの謎オフサイドで幻になったのはなあ…。

posted by フラッ太 |22:40 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)

2017年06月15日

ルヴァン杯第7節VS柏戦・アフターインプレッション。

>久しぶりに戦術厨成分が特濃です…

 深井さん離脱で代わってアンカーに入った宮澤が「これが本職じゃねーのか?」と思えるほどの超安定ぶり。鳥栖戦ではその宮澤と荒野がポジションを入れ替えて荒野はセカンドボールを拾い、宮澤がヒールのダイレクトパスで惜しいシーンを作った。ルヴァン杯ではその流れのまま荒野アンカー、宮澤CHのガチメンで勝ちに行き結果が出たものの同じ組み合わせで臨んだ神戸戦は痛恨の逆転負け。

 荒野のアンカーは良かったという声が多い中で「神戸戦の敗因は荒野のアンカー(とそこで起用した四方田監督)にある!」としたyuukun0617さんのブログ。なかなか勇気が要ることだと思う(その記事はこちら。)。鳥栖戦からの一連の流れを解くカギはやはりルヴァン柏戦にあるだろう、ということで周回遅れながらちょっと考えてみる。

 柏戦での荒野は動いてセカンドボールを拾えていた。リバウンドを制する者はゲームを制すじゃないけれど、波状攻撃をさせないことはできていたし地味な仕事でもきちんとこなせていたことは良かった。話が前後するが、荒野がドリブルばっかりでパスをしないので攻撃のスピードが上がらない、ショートカウンターができないという指摘。柏戦でも全体の傾向としては当たっていたように思う。
 ただ、全くパスが出せないかというとそうでもなく、サイドに出せるときは出せていたから練習で約束事を作ることで解消できる気もする。宮澤がアンカーの時に荒野とポジションチェンジをすることがあったが、荒野がアンカーに入っても考え方がその延長線上にあるんだと思う。だから「バイタルエリアを空けすぎだ!」となるのではないかと。実際、柏戦では荒野が出ていったときにカバーしていたのはほぼ宮澤で小野がカバーすることはなかった。

 さて、ここからは宮澤は天才じゃよタイム(苦笑)。
 宮澤はCHで起用されたわけだが、中でも「おっ!」と思った場面を2つ。

 まずは1点目につながる動き。(たぶん)早坂からのサイドチェンジを受けたマセードがいったん菊地に戻す→宮澤→マセードと中→外で揺さぶっておいて、マセードからリターンをもらって福森に流して福森が狙い澄ましたミドル。もう1つは62分頃、早坂がいったん都倉に当てて宮澤がもらったところを背後から上がってきた福森にワンタッチで捌いたパス。
 宮澤のポジショニングと捌きの巧さが光ったシーンだと思う。ゴールに結びついたからってのもあるけど単に菊地→マセードではなく中を経由する意味があった。声をかけているから背後から上がってくるのはわかるだろうけどフツーにつながるパスがワンタッチで出せるってなかなかできないと思う。マセードへのパスもワンタッチで出せているのもポイントが高いし、そもそもアンカーでお留守番だとあの位置にいることがそもそも不可能。

 アンカーの時の宮澤の超安定ぶりとCHでの捌きの巧さ、どちらも捨てがたい。神戸戦の後で柏戦を観たために余計に「宮澤が2人いればなあ…」と思ってしまった。鳥栖戦でも都倉にダイレクトヒールで惜しいシーンも作れたことを考えると四方田監督としても荒野アンカー、宮澤CHでの手応えを感じていたんだと思う。ポジションチェンジせずに分業制にして荒野アンカーなら行けそうな気もするが、気になるのは後半いきなり緩いパスをかっさらわれてピンチを招いてしまったこと。解説でも指摘があったがああいうプレーはアンカーでは厳禁である。

 柏戦では菅がFWで起用されたが、これも良かった。都倉は空中戦で菅は地上戦、もしくは都倉にはボールを受けさせて、菅にはボールを持たせて勝負させるといった具合に役割分担ができるのが大きい。菅は何度かオフサイドに引っかかってはいたものの攻撃のバリエーションが広がりそうな感じは明らかにあった。これはyuukun0617さんの指摘の通りだと思う。
 田中が戻れば都倉の相方はジュリーニョとの争いとなる。ジュリーニョは途中交代だとあんまりうまく行く気がしないので菅はジョーカーとなりそうな気もするが、それはそれでアリだと思う。内村だって今のままで黙っているはずもないしここの枠も争いは厳しくなる。

 あとは…河合のCBがどうか、かなあ。鳥栖戦あたりからワザと河合に放り込ませるシフトを敷かれているように思えてならない。守るだけならともかく、河合のいるDFラインはどうしても低くなるので攻撃の時にデメリットが多いような。河合のパス能力が◎ってのはいくらなんでも盛りすぎ。○にするのも憚られると思う。増川が戻るまではここも不安要素とみる。

posted by フラッ太 |10:50 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)

2017年05月07日

'17J1第10節VS大宮・アフターインプレッション。

>そうか、ロペスは新潟か…

 今回は前回のエントリーへのコメントのお返事としてざっくり書いてみることにした。

 昨日の大宮との“6ポイントマッチ”を制したことでコンサの勝ち点は12。昨日の広島のドローで下位3チームとの勝ち点差は6となり、残留への足がかりは築けたといっていい。勝てたことはもちろん嬉しいし、いいことなんだけど、巡り合わせにも助けられた部分はあるのかな、と。

 大宮はさいたまダービーでの勝利から5バック気味の3バックを継続する形で札幌に乗り込んできたが、その理由のひとつは勝っているときのチームはイジるなというのを踏襲したからだろう。アウェイで守備的にというのはわかるが、それにしてもやたらに引いてプレスをかけてこないなあと思っていたが、ふと思いついたことがある。
 大宮は10試合で勝ち点4と奇しくも異次元の弱さだった12コンサと同じだが、そのせいもあってか今の大宮はあの時のコンサとカブるイメージがある。澁谷監督の札幌戦の勝利へのアプローチとして想像できるのは

○点が取れないので先に失点できない(総得点3はブッチ切りのワースト)
○河本と菊地が欠場。3,4番手のCBで都倉対策を講じる必要がある

 撃ち合い、殴り合いでは分が悪い(つーか無理)ので、勝つならロースコアに持ち込んでのウノゼロ勝ちというのが基本的な考えであったかと思う。それ故にミラーゲームを仕掛けたのではないか。ただ、浦和戦と違うのは金澤はマンマークではなく2トップのどちらかに入ったらCBと金澤とで挟んで潰すことで極力CBと(主に都倉との)FWが1対1の局面を作らないというのがあったんじゃないかな、と。都倉のごり押し、強行突破は1人で防ぐのは無理だろうし。

 重心を後ろにせざるを得ないのはあったと思うが、それで地上戦はいいとしても、札幌の高さを引いて守って弾き返すというのが果たして正解だったのかどうか?コンサのストロングポイントは高さであると同時に福森の精度の高い左足。出し手である福森を潰すか、出させて奪うかの選択で恐らく後者を選択したんだと思うが…。あるいは札幌はミドルでブチ抜ける選手がいないと踏んでリトリートとしたのか。

 コンサはコンサでケガ人続出で苦しいが、大宮も大宮で苦しいと思う。大宮はボロ負けというより接戦で競り負けのケースが多いイメージ。ただ、巡り合わせで助かったと思えるのは河合が間に合ったこと。横山が出場不可な状況にあって河合の存在が殊の外大きかった。河合不在なら話はまた大きく変わっていたはず。横山を出してしまったことを大宮はさぞ後悔しているだろう。と同時に、ウチの腹黒強化部長はよくぞ横山を引っぱって来られたと思う。増川の穴を十分に埋めてくれているしね。

 広島戦では柏が欠場とかFC東京戦でも高萩が欠場とか川崎戦でも向こうの主力にケガ人続出とか、今年のコンサは何かと巡り合わせに助けられている感じ。直接対決で勝てたことはもちろん大きいが、まだまだ先は長い。気を引き締めていこう。

posted by フラッ太 |11:35 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)

2017年04月18日

'17第7節VS川崎フロンターレ・アフターインプレッション。

>そして(FWが)誰もいなくなった、なんてのは勘弁してくれよ…

 ホーム川崎フロンターレ戦は1-1のドロー。

 その気になればオンタイム視聴もできなくはなかったが、
 仕事に影響が出るのを恐れてグッとガマンして帰宅後に地上波の録画を観た。

 正直、よく追いついたと思う。両チームとも勝ちたかったと思える試合。

 川崎にしてみれば内村の負傷交代で「もう都倉しかいないだろ!」って状況でそれでも決められてしまったので勝ち点1に終わったダメージは川崎の方が大きいのかな。もっとも、内村までいなくなったFW陣を考えるとコンサのダメージも相当デカいんだが…。

 内村はさぞ無念だと思う。今コンサのエースストライカーは都倉であり、出場時間も長いしキッチリ結果も出している。J1に定着するためにと意気込んでのスタメン出場が負傷交代。実にやるせない。つーか、菅もやたら足取られたり転んだりしてたのはなぜだ?

 短い時間だったが、小野の仕事ぶりは流石。菅に渡ったあの場面は意図的なのか偶然なのかちと判断が付きかねるところではあるが…。そりゃ神田も中原もサブにすら容易に入れんわけだわと納得。都倉のゴールは菅の頑張りがあったればこそ。もうちょっと長い時間観たい。

 FC東京と川崎フロンターレの違いは監督にある、継続路線の鬼木監督と新たに就任した篠田監督とでは自ずからチームの連携や熟成に差が出る。フロンターレサポのブログをざっくり眺めたが鬼木監督への評価は微妙といった感じで意外と言えば意外なのだが。FC東京戦で宮澤アンカーが機能したので福森潰しと共に当然狙いどころとなるだろう、宮澤をサポートする脇のボラ2人が勝敗のカギかなあと踏んで録画を観た。

 兵藤は安定の仕事ぶりだったし荒野も運動量でサポートできていたと思う。ただ、肝心の宮澤がイマイチ。前半21分、ヘッドで競り負けてエドゥアルドネットがドリブル→シュートの場面は肝を冷やしたぞ。肉弾戦でごり押しされても倒されないもう1段の強さ、さらなる安心感が欲しい。

 意外だったのは中村憲剛が最終ラインに近い位置まで降りてきたこと。ブロックの中だと囲まれて自由にプレーできないからか、あるいは宮澤対策としてついていたのか…。件の競り合いも憲剛とじゃなかったっけ?このあたりはFC東京戦を観て抑えに行ったのかも。

 あと、宮澤に関して、というよりは宮澤がPA付近まで出ていった後のリスク管理があやふやに見えた場面があったのは気になる。川崎の枚数不足で助かった感じもしたし、遅らせるのかサイドに追いやるのかもうちょっと詰めないと浦和戦は危ないと思う。

 両チームのサポが共に頭に来たのは主審。ありゃ、J1で笛吹いちゃいかんわ…。いくらドームが特殊な環境だからって主審が空気に飲まれちゃいかんよと言いたくなるくらいフワフワでいっぱいいっぱいだったもん。

 ケガ人が多いというのはどちらも同じ。それでも戦えているという実感があり、追いついて引き分けにできたことは四方田コンサの成長の証。ちゃんと残留を“争えている”んだしね。ただし、7試合で勝ち点8は残留の最低ライン。これよりさらに上積みがないといけないんだからJ1はホント厳しいわ…。

 ふと思ったんだが、DAZN未加入でも今までの7試合のうち6試合を観ることができた。
 これ、すっごくラッキーだし贅沢なことだと思う。

posted by フラッ太 |14:00 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年07月16日

'16第22節VSセレッソ大阪・アフターインプレッション。

>久々過ぎて却って緊張するわ…

 いやあ、結果がわかった上で録画観てもハラホロヒレハレ…じゃなくって、ハラハラヒリヒリな試合だったなあ。謙伍と丸橋、深井さんとソウザのバチバチなバトル。謙伍ものっけからフルスロットルでフルタイム保たせようなんて考えない奮闘ぶり。「来るぞっ!」ってところで両チーム共にシュート撃ってくるし GKはセーブするしで、これほどの緊張感ある試合ってなかなかないよねっていうくらいに見応えがあった。首位攻防の直接対決ってシチュエーションがヒートアップさせた面は間違いなくあると思う。

 コンサの選手ではまず謙伍。初っ端のイエローはスパイク見せちゃったんで仕方ないけど、長い距離を走っての攻撃参加などWBらしい仕事はしていた。あれだけ飛ばして電池切れにならないのはアミーゴな人くらい。途中交代は仕方あるまい。今までの選手起用からしても四方田監督は交代前提のゲームプランだっただろうし。
 謙伍のクロスからヘイスが左足ボレー。何でもないように見えるが、かなりの変態シュート。逆取られたのにキム・ジンヒョンもよく防いだわ…。文句をつけるとしたら30分頃に横着してスライディングでカットしに行ってスカったこと。その後杉本のミドル→こぼれ玉を清原があわや…という決定的ピンチを招いた。まだ電池切れする時間帯でもないのだからしっかり走ってほしかった。ああいうミスはJ1では間違いなく命取りになるのだから。

 深井さんはこの日も流石の存在感。ソウザ相手に肉弾戦で負けないってのは体格差を考えたらすごいとしか言い様がない。ただ、山村ともやり合っていたので壊れやしないかとヒヤヒヤしたよ…。深井さんに離脱されたら中盤が死ぬってくらいにマジで困る。だから深井さんを引っ込めたのには驚いた。引き分けOKの判断もあっただろうが、勇気が必要だったと思う。上里はますまずかな。ただ、安易にボールを下げて深井さんにケツ拭かせた場面があったのは懸念材料。相手も上里の癖はわかっている感じで、同じ下げるにしても止まってじゃなくて動きながらやってほしい。このあたりは宮澤が地味ながらしっかりやってたりする。

 ソンユンと田中が交錯したのは謙伍と丸橋がそうだったように意図してやったワケじゃないんだけど、サポの心情としたら「ウチのソンユン壊す気かゴルァ!」となるのは致し方ないかな。アイツも絡んでたし。ソンユン、どうやら軽症で済んだ模様。肋骨にヒビが入ってるとかじゃなきゃいいがと心配したが大丈夫かな。「何してくれとんじゃ!」と一番憤慨しているのは韓国の代表スタッフかも。

 内村が入ったらWBに回り、深井さんが下がったらボラに回り…と地味ながら荒野の頑張りも評価に値する。ケガ人が多いコンサにあって、どこでもやれる、どこでもやるという選手がいるのは大きい。櫛引を入れようとしたのは福森を1つ前に出してゴメスをボラに回すつもりだったのかな?ただ、櫛引は菊地の加入でこれまで以上に肩身が狭くなったのも事実。菊地をCBから動かさなかったことからしてもこれまで以上に危機感を持ってもらわないと。

 サイドの攻防においては謙伍と丸橋の攻防がわかりやすかったかな。SBの丸橋に出したボールをWBの謙伍がチェックする。すると、その裏のスペースにはSHの杉本が入るという約束事がきちんとできていた。3バック崩しのセオリー、基本だろ?といえばそれまでなのかもしれんけど、研究されているんだなというのを感じた。
 選手を動かしてスペース、ズレを作る。主に菊地が謙伍の裏をケアしていた感じだけど、杉本がかなりイケイケだったので脅威であったのは確か。進藤じゃなくて良かったのかも知れない…。裏を突かれるのは四方田監督も想定はしていたはず。ミドルシュートがバンバン飛んできたとはいえセレッソ側がもう1段上回るものに乏しかったとも言えるのかな。ほぼお決まりのソウザOUT玉田INだったけどソウザにはボールが入っていたし、却って助かったように思えるのは気のせい?

 深井さんが出色の存在感を見せた一方で、“出戻り”の山口の存在感もまた光った。深井さんが上回ったようにも思えたが、山口は復帰2戦目。慣れたポジションで勘所、ツボがわかっていたとはいえ100%とは言い難い。それでいてキッチリ攻撃の目を潰す最低限の仕事はしていたのだから流石である。ダテにフル代表を張ってはいないということか。だったら補強はどう考えてもCBだと思うんだが、なぜ前線の選手を加入させるのかと小一時間(ry。

 率直な感想としてはJ2以上J1未満という試合。

 確かに見応えある緊張感たっぷりの試合だったし、J2の首位攻防&直接対決であれば引き分けOKでもまあ良かったが、J1ではこのレベルが当たり前だし、こういう試合で勝ちに持っていかないと残留はできないわけで…。もっとも、今からJ1での戦いを想定するのも気が早い。今J2で一番戦力があるセレッソ相手にチームとして戦えたこと、勝ち負けの試合、どっちに転んでもおかしくなかった試合展開にできたことをポジティブに捉えるべきなんだろう。交代カードを1枚減らされた状況だったしね。

 ケガ人を抱えながら目一杯戦っている、戦えていること。
 それを忘れずに1つ1つ集中して試合に臨むことが肝要かと思う。

posted by フラッ太 |05:15 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)

2015年10月24日

第37節VS磐田・アフターインプレッション。

>今回は久々に暑苦しさ全開です…

 磐田戦の感想で多く目にしたのは(あくまでタイトルで、だが)「助っ人の差」。確かにそれもあるだろう。磐田の3点全てにアダイウトンが絡んでる。1点目は河合を引きつけているし、2点目は3人抜きで7割方ゴールを決めたようなもの。3点目もアダイウトンの突破から。
 精度の差というのも多く目にした。特にクロスの精度の差は顕著で、1点目の太田のクロスはドンピシャだったのにゴメスにはガッカリさせられた。64分頃の磐田の流れるようなパスワークには唖然とさせられたし、ソンユンが良く飛び出してセーブしたと思う。

 アダイウトンは相手が2人いても突破できるようなモンスターなわけで、そこに対抗できるのはパウロンぐらいしかいないだろう。パウロンと河合で何とか防げたとしてもジェイまで防ぎきることができるのか?という予想を立てていた。だからパウロンが前半のうちに負傷交代というのは大きな誤算だったに違いない。
 だが、その穴を懸命に埋めていたのが謙伍。謙伍の頑張りがなければもっと早く失点していたかも知れない。と同時に、謙伍の守備の貢献度を考えると四方田式3-5-2では古田はWBでは危なっかしくて使えないということでもある。身体能力では上原でも行けそうだが天皇杯で使い潰しちゃったし、そもそも四方田コンサでは大作戦要員だし…。攻撃でもかなり頑張って参加していたし、磐田戦で最も良かったのは謙伍と断言してもいいだろう。

 でも、やっぱり守備のやり方に無理があるような気がしてならない。いや、アウェイの戦い方として引き気味になるのはアリだし、3-4-3(実際には解説のように5-2-3っぽかったけど)でブロック敷くのはわかるんだけど、3-5-2はそもそもサイドの守備が薄いにもかかわらずその対策ができているように見えない。
 1点目のクロスを上げられたシーンは特にそうなんだけど、太田に厳しくつけてない。というより1枚しかないからうかつにアタックできないというのが実際なんじゃなかろうか。そこへ櫻内に外を回って圧力をかけられる、2対1の状況を作られるとどうしてもそちらに意識を向けざるを得ない。そのタイミングで精度の高いクロスを上げられる。しかもご丁寧にもパウロンが抜けて肉弾戦で勝てなくなっているところに河合はアダイウトンの応対に追われる…そりゃやられるわな、と。ラドンチッチにやられた大分戦を思い出したのはオレだけか?股抜きでやられたソンユンもだが、櫛引にとっては屈辱モノの失点と言えよう。

 2対1の状況という意味では2点目の場面も同様。アダイウトンが3人に囲まれても突破して小林祐に渡った時点で9割方勝負あり。小林&ジェイVS福森の2対1だもんなあ…。以前の石崎コンサであったアウェイ甲府戦だったかな、4人で囲んだのに突破されたってのがあったような…。3人で囲んだ場面は深井さんと宮澤と櫛引だったと思うが、一瞬お見合いした感じ。もう1つ気になったのは河合のイエロー。河合個人が悪いってんじゃなくて、前掛かりになって最終ラインは櫛引と河合しか残っていなかったにせよDFラインを拡げられると脆いのに加えて横に揺さぶられると意外なほどに弱いのでは?という疑問が湧いたこと。
 もともと3バックはその両脇が狙い目と言われている。それをWBが下がって埋めて攻撃はWBの運動量でカバーするとか、1つずつズレてカバーするとかしていたわけだが、四方田コンサはそのへんどう考えているんだろう?右は謙伍が頑張っているからまだしも、左は…不安だなあ。ゴメスが出ていって福森が埋めて…というのを埋めるために河合が左にズレたところを狙われた感じもするし。こうなると足の遅い河合だと読みでカバーするにしても分が悪い。やっぱ磐田は抜け目ないわ。

 前半、小野のヒールから惜しいシュートもあったので小野とナザリトの関係性が良いのはわかる。だが、守備でブロックを敷いたときに穴になりがちな上に都倉との呼吸が合わずに都倉が怒り出す始末。ナザリトが守備をサボっているわけではないんだけどね。デメリットの方が大きくなっちゃって、どっちつかずで攻撃にも守備にも効いていないナザリトが荒野と交代ってのは当然だろうなあ。荒野の調子が良いだけにナザリトor小野との交代がほぼ決まりになってしまっているのも相手からすれば先を読みやすい。
 小野OUTで内村INになったときに解説ではターゲットになれる選手がもう少し欲しいって言ってたけどそれは無理な相談でしょ、と。内村はスピードで勝負するタイプだし荒野は“働きバチ”として起用されているのだからターゲットマンになり得ない。交代カードが1枚減ってしまったという意味でもパウロンの負傷交代は痛かったと言えそう。

 外国人選手の差といえばそれまでなのかも知れないけど、
 選手個々の能力の差だけで結論づけてしまうのは危険だと思う。
 さて、大分戦はどういう修正をしてくるのか…。

posted by フラッ太 |10:30 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)

2015年10月17日

第36節VS金沢・アフターインプレッション。

>天皇杯まで追っかける余裕がない…

 小野の2試合連続ゴールで久しぶりの連勝となったコンサ。
 ざっくりとした感想としては前半はコンサの試合、後半は金沢の試合といったところ。

 大森アニキの解説の通り、前半のコンサは敢えてロングボールを多用して金沢DFを下げさせるという狙いの下で主導権を引き寄せた。ロングボールを多用するってことは2トップの個人能力の比重が大きくなりがちになるということだけど、そこはナザリトと何とかしちゃう都倉がいるし十分脅威になっていた。都倉には惜しいシュートもあったしね。先制ゴールは金沢のミスを逃さずに謙伍がかっさらってゴール前に上げて、都倉が潰れて、宮澤が押し込んで…と流れには乗れていたかな。で、後半はまずは失点しないというのを前提にしていたのに

 ま た セ ッ ト プ レ ー か

 金沢のセットプレーには警戒しろとあれだけ言っただろう…。もっとも、ジャーンモーゼルと競っていたのが都倉で、高さでは負けていなかったのに決められてしまう、作田(だったかな?)がトリックジャンプをした(ように見える)あたり研究の跡が窺えるので金沢としてはしてやったりか。全得点の半分以上を稼いでいるのはダテではない。

 金沢は後半から清原を右サイドに移して来た。…もしかして櫛引狙ってる?

 ヴェルディ戦で「櫛引のところで詰まるのが気になる」と解説していた川勝さんの言葉を真に受けたわけでもあるまいが、櫛引を穴と定めたというよりは櫛引が持ち上がった裏のスペースに狙いを定めたのかなという感じで後半を観ていた。戦術厨的に今「接近・展開・連続」がマイブームで、そのヴェルディ戦ともつながるんだけど

 コンサの守備は展開されると脆い

 というのを強く感じた。ヴェルディはアランピニェイロを活かすために偏っていたと言ってもいいくらいにコンサの右サイド中心に攻めてきた。ボールサイドに人数かけているときに逆サイドに振られたらヤバいよねって時にあんまりそれをしてこなかったので助かったよなとは何となく思っていたが、金沢は右サイドを攻めつつもコンサの左サイドにどんどんボールを入れてきた。
 右は謙伍が頑張って守備をしているし、フィジカルモンスターのパウロンがいて穴が空きそうで空かないので左に狙いを絞ったのかも知れない。WBとCBという縦の連携なら左サイドの方が長くやっている分だけ隙がないはずだが…。ある意味で石崎コンサの副作用と言えなくもないけど、石崎コンサの場合は逆サイドは半ば捨てて1つずつズレる格好で寄せたら奪いきるというやり方だったのでそれはそれでアリなのかなと思っていた。

 大森アニキの言葉を借りると「どんどん動かして…」となるのだが、1つは左右に振られたときに応対が間に合わなくなるのでは?ということ。もう1つはDFラインを拡げさせられたときにその間を狙われるのでは?ということ。金沢は特に後者を意図的に狙っていたように思う。数段レベルが上がる磐田相手に修正が間に合うのか不安だが、GKも含めて開け閉めがきちんとできればとは思う。ソンユンの飛び出しで防いだシーンもあったし。

 もっとも、コンサの前3人は途中から修正もしていた。攻撃の時は2トップ+トップ下が基本型だけど、守備の時には1人が前で2人がやや下がってサイドに行くといった1-2だったり、全くプレスに行かずに引いてゾーンブロックっぽくした0-3だったりと状況によって変えていた。ただ、そのわりにはナザリトの対応が本人なりにマジメにやってるけどタイミングが1テンポ遅い感じが否めなかったので監督の指示だったのかどうかは怪しい感じもして。四方田コンサの場合どことなく守備組織が中途半端に見えるのが気がかり。

 それでも、ナザリトを外して荒野を入れた采配はよかったと思う。前線からの守備はきちんとやってくれるし、決勝点をアシストしたように攻撃的な仕事もできる。宮澤から都倉がヘッドで流して荒野を走らせてサイドを抉って…という一連の流れは美しかった。「ゴールに置いてくるだけ」という言葉の通り、ポンッとなというフレーズが入るくらいの軽く合わせただけの小野のゴール。ゴール裏はさぞかし眼福だっただろうなあ。それにしても、どうして小野はこうも簡単にやってのけてしまうのか…。

 ナザリトはスタメンで使わないと持ち味が活かせないタイプだと思うので荒野はスーパーサブ的な起用になるだろうが、それでもジョーカー的な選手がいるのはありがたい。あとはボランチか。深井さんはイマイチだった。もっとできるはずだけど…。天皇杯は最初の20分くらいしか観てないけどニウドが非常に良かったのでうかうかしていられない。

posted by フラッ太 |10:45 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年10月09日

第35節VS東京V・アフターインプレッション。

>勝ってる試合だけってのは本当は良くないんだけどね…

 さて、プレビューでは明確には書かなかったけど、コンサがヴェルディから点を取るためには押されたときのカウンターで攻撃って時にWB、とりわけ謙伍がどこまで攻撃参加できるか、ムダ走りできるかってのを注目しながら録画を観た。左サイドも前貴だと守備はいいとしても攻撃参加はどうかなあ、ゴメスの突破力がないと勝負になんないんじゃ?っていう予想を立てていた。まあ、いろんな意味で予想は外れたんだけど…。

 謙伍が攻撃参加できたのは後半ドリブルで出ていって安在がイエローで止めた場面くらい。
 スカパーは川勝さんの解説だったんだけど、気になったのが「幅が狭い」という言葉。

 アウェイのコンサが守備的になりつつ前線の3人にお任せって状況はヴェルディ側も想定はしていたと思う。都倉とナザリトを抑えきるのは大変だけど、小野さえ抑えれば…という読みはあったはず。小野に厳しく当たる、小野へのパスを封じれば2トップは孤立するだろう、と。ラグビーの接近・展開・連続じゃないけど、それを崩すためにWBはムダ走りしてほしかったし、そうした状況を作って欲しかったというのもあった。

 コンサはほとんど人へのパスでスペースに出すってのがなかったので、奪ったらWBにヨーイドンで行って来いってのはもともと考えていなかったんだと思う。3-5-2だともともとサイドが薄いしね。この試合だけでは判断が付きかねるけど、四方田コンサは攻撃を考えながらの守備ってところまではまだ到達していないのかなっていう感じはした。ヴェルディとの力関係で守備の意識が強くなっていたこともあるだろうし。
 そうなるといったんボラに預けて、そこからの展開で押し上げて…といきたかったんだけど、ボラが2人とも攻撃では良くなかった。宮澤が時折トライするんだけど見えていないのか狭いところを狙い過ぎなのか、前線へのパスがことごとくヴェルディの守備網に引っかかりアイタタタ…となる始末。メモ書きにも前がドリブル1回あっただけとあるし、前半に至ってはCKがゼロ。そりゃストレス溜まるわな…。

 とはいえ、小野のゴールはお見事。これぞシュートのお手本とも言うべき美しいゴール。難しいことは何にもしてない。きちんと止めて、GKの届かない場所へポンっと入れただけ。ジーコが「これこそゴールへのパスだ!」と絶賛しそうな、“置く”ことの大事さ。シロート目にも基本ができればブレ玉なんぞに頼らんでもこんなに簡単に点が入るんだと思わせると同時に、他の選手が何でできないわけ?と不思議に思うほど。やってる側からすればそれが難しいんだってば!って話なんだろうけど…。コンサの試合で都倉のような豪快なゴールってのはあるけど、美しいゴールってのはあまりないような。

 もちろん、良いところもあった。交代選手が良い働きをした。荒野はゴールに繋がった強引とも言えるドリブル突破や守備のスイッチを入れるなど小野とは違った意味でチームに活力をもたらした。小野を無理使いできない現状では荒野が結果を出したことは大きい。上里の投入も深井さんの出来からすれば必然だったと言える。上里が残って宮澤が出ていくのかなと思っていたので上里のゴールは意外な気もしたが…。荒野のお膳立てがあったとはいえ、きちんとゴール前まで出ていって決めたのはお見事。上原も相手の守備を引きつけていた。ただ上原、87分頃のあれは決めにゃいかんぞ…。

 アウェイゲームで勝つという意味ではキッチリ結果を出せたし、ああいう戦い方もアリなんだけど、攻撃において相手の嫌がることをして欲しかったという思いもある。そこまで考えるのは贅沢なのかもしれんけど、金沢戦に向けてもうちょい進化が欲しい。

posted by フラッ太 |16:30 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)