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2012年04月30日

原点回帰。

 さて、5月3日は厚別での開幕戦。厚別開幕を前にして過去の記事を探してみると
 やっぱり厚別での開幕戦は特別なものなのだと改めて思う。

○厚別が聖地であり続ける理由。('08.7.4)
○第2の開幕戦。('09.5.22)
○厚別には“物語”がある。('10.5.26)

 厚別開幕の直前には襟を正すというか、何かしら厳かな気持ちになるのだろう。今年は全戦観ることができていないけど、Jの1年とF1とを重ね合わせるというのがある。1つ1つの試合(レース)を消化していく中で1年を通しての流れ、カッコつけて言うなら“物語”が形作られていく。1年を通して戦うプロスポーツにはたいてい共通したことなんだけど、たとえば野球は試合数が多すぎてじっくり振り返る余裕もなく次々試合がやってくるから自然と目を向けなくなってきたのかもしれないなとも思ったり。

 思えば、去年のコンサは近年でも稀にみるくらいドラマティックな1年だった。上がったり下がったりを繰り返した。必ずしも順位的な意味ではなく、喜怒哀楽の振れ幅が大きい濃密で疲れる1年だったけれど、幸せな結果に結びついたので「あんなこともあったねぇ」と大団円を迎えた。

 そして今年。

 覚悟はしていたことだけどJ1はやはりキツい。厳しい世界だ。何せ、ミスの許容度が全く違う。3年離れていると多かれ少なかれJ2に合わせた戦いになっていたのだなと痛感する。その一方で、全く歯が立たないかというとそうでもなくて、負けはしたものの川崎戦の2ゴールや大宮戦のゴールもJ1らしいきれいな部類に入るものだと思う。7連敗ってのは確かにカッコ悪いけど、3連敗の後引き分けを1つ挟んで4連敗だって勝ち点1は変わらない。大切なのは何ができて何ができないのを知ることで次にどう繋げるかということ。

 今年の流れからすれば、今年の厚別開幕は原点回帰。

 今でこそ、札幌ドームも使わせてもらってホームゲームを開催しているけど(これは殊更にへりくだる意味はない。あくまで公共の施設を使わせてもらっているという感謝の意)、厚別での開幕試合は「ぼくらはここから始まった」という気持ちを呼び起こすホームゲームではないだろうか。
 懐古趣味とか、最近コンサを応援し始めた人たちのことはどうでもいいってことではなくて、応援していく中で迷いや苦しみを抱えることが増えていっても、いったんそんな気持ちを放っちゃって応援する気持ちだけをストレートにぶつける場所とタイミング。選手の側としても今までの試合を振り返りつつも原点に返って再び戦いに挑む。そんな厚別での開幕だと思う。

 今年は過密日程の中での厚別開幕なので仕切り直しというイメージはイマイチ持てないんだけど、月も変わるし厚別開幕でツキもやってくるだろうし、流れも変わるはず。というより、この厚別で流れを変えたい。厚別が聖地といわれたのは選手もサポもここでの戦いをとても大事にしているからこそだと思うし、実際、語り草になる試合、何かが起こる試合はいくつもあったのだから。

 今までも全力出してきたけど、これからも全力で。
  We Go On!

posted by フラッ太 |08:55 | ちょっとカタい話 | コメント(0) | トラックバック(1)

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