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2016年03月26日

スッキリしねぇなあ…。

>試合の入り方と終わり方って大事だね…

 ホーム京都戦は3-1の勝利。久しぶりにオンタイム視聴@TVh様。

 勝ったことはもちろんうれしい。
 うれしいんだが、京都の不調を考えればこの試合は完封で勝っていなければならない。
 完封で締めてこそJ1復帰への最低限の水準。そう思う。

 石櫃のFKはヤバいコースに飛んでたし、裏に抜けられるシーンもけっこうあった。けっこう縦のボールも入れられたし守備の出来が良かったとは必ずしも言えないが、それでもゼロでキッチリと抑えきることは大事。完封していれば、そしてヘイスがダメ押ししていれば最低限の水準と言えたんだが…。あんだけドフリーのシーンで枠にすら飛ばないって…。TVの前で盛大にズッコケたぞ。

 5試合で勝ち点10だから昇格ペースの水準となる勝ち点は満たしている。
 このペースを維持しなくてはJ1に届かないのだからこれを最低限と思って欲しい。
 …とまあ、イヤミはこれくらいにして。

 正直、あんなに簡単に先制ゴールが入るとは思わなかった。前寛のスルーが実にオシャレで、あれでほぼ勝負アリ。宮澤不在で2トップのサポートが不足するだろうなという予想を立てていたが、良い意味で裏切られた。ゴメス・深井さん・前寛の3人は全員体を張れることもあってある程度“受ける”守備で厚みで跳ね返す感じなのかなと思って試合を観ていた。位置が低くなるぶんどうしても攻撃のサポートは遅れるが、これは監督も織り込み済みだったかも。宮澤がいればTVの1画面に収まる程度の位置にはいたよなあとは思ったが。

 山瀬にあわやのシュートも浴びたが阿波加が上手く弾いた。DF陣との連携もあるだろうが京都のシュートがほぼ正面ってことはポジショニングがそもそも良かったんだと思う。大いにアピールできたはず。そして前半終了間際の福森の直接FKは「これぞFK!」っていう素晴らしいもの。たとえ読めてもあのコースじゃ防げまい。レコバやミハイロビッチばりってのは褒めすぎ?wやっぱ福森って攻撃で活きる選手だよなあ。ゴール近くでファールもしたし後ろで起用するのは怖いよ…。

 途中危ないシーンがあったものの前半を理想的な形で終えたコンサ。となると「次の1点が…」って話なんだが、京都が低迷するのもむべなるかなといういきなりのファール&PK。ちょっと厳しいかなって笛だけど、3点目が入ったら決まりって時に、それも前半いきなり失点してるのにああやって簡単に入られる京都の守備って…。3点リードの後、進藤にFK蹴らせるって俗に言う“舐めプ”だよなあ。

 勝ったとはいえ、余計な失点で勝利の満足度がかなり低くなってしまった。
 強いチームは弛まないし、緩めない。
 かつて鹿島に炭鉱スコア喰らっただろ?強いチームはあれくらい貪欲だし情け容赦ないんだよ。
 一応、ひと段落できたとはいえまだまだ序盤。気を抜かず1つ1つ突き詰めて欲しい。

posted by フラッ太 |18:05 | 試合後の印象 | コメント(4) | トラックバック(0)

2016年03月25日

京都戦の展望。

赤:はいどうもー、赤黒スズメでーす。
黒:ホゥ!
赤:うわっ!びっくりしたなあもう。
黒:知らんのか?今、勢いに乗っている琴勇輝を?
赤:マイケル・ジャクソンかと思いましたよ。
黒:フゥー!フゥー!フゥー!
赤:黙れ!
黒:(マイケル・ジャクソンを振ったのお前だろう…。)
  さて、鬼門のアウェイ清水戦はいきなりタコ殴りに遭ってどうなることかと思ったぞ。
赤:清水サイドでは自滅って見方が大勢のようですね。
黒:河井から走り込んだ石毛に合わせられたときは血の気が引いたぞ。
赤:ブロックの隙間をきれいに通されましたからねぇ。
黒:そのブロックの敷き方なんだが3バックの延長線上で5-3ブロックなんだよな。
  後ろに5枚、さらに3人のボランチで壁作ってサイドに流れたらボラの1人がアタックする。
  前半を観ていて常に清水の攻撃の枚数が1枚足りない感じがしていたんだが、
  そうじゃなくてコンサが1枚多いんだよな。
赤:というと?
黒:5枚でガッチリ壁作ればそうそうその間を抜けることはできない。
  その前提でサイドに流れたら5枚の端の選手とボラの2人で清水のSHを抑え込む。
赤:清水攻略法を見せたなんてレビューもありますが。
黒:確かにそれはあるが、コンサはアウェイでかつ後ろに5枚置いたからこそ可能なやり方だな。
赤:清水をリスペクトするにしても
  そこまで割り切ってガチガチに固めることができるか…ということですか。
  さて、それを受けてのホーム京都戦ですが。
黒:ホゥ!
赤:…何ですか?勢いに乗って連勝するぞとでも?
黒:今琴勇輝は9連勝中で勝ち星を2ケタに乗せたんだぞ?あやかりたいじゃねえか。
赤:まあ、コンサも京都戦で勝たないと勝ち点が2ケタに乗らないんですけどね。
黒;見ていて気持ちがいい取り口だよな。突き押し一本でガムシャラにどんどん前に出ていく。
  小難しいこと考えずにコンサもそうした戦い方でいいと思うぜ?
赤:京都にはドームで勝てていません。ジンクスは払拭したいところです。
黒:稀勢の里を諦めない!
赤:何ですかもう!次から次へと。
黒:終盤戦に入るまでに必ず取りこぼしてきた稀勢の里が今場所は取りこぼしゼロだ。
  長崎のプレスに苦しめられて後半シュート0に抑え込まれた京都ごときに
  躓いている場合じゃねえ。
赤:今の京都はそういう相手だ、と。
黒:というわけで、焦点はコンサの左サイドだ。
赤:話バラバラすぎです!
黒:バラバラなもんか。今やコンサの左サイドが狙われているように思えてならん。
  ヴェルディ戦しかり、えなりのヘディングも、石毛のシュートも
  きっかけは左サイドの甘い守備からだ。
赤:まあ、言われてみればそうですが。
黒:京都の右サイドには石なんとかとアンドレイがいる。ここを活用されてはダメだ。
赤:石櫃には痛い目に遭わされましたしねぇ。
黒:悩ましいのは福森だ。攻撃においては飛び道具もあるし効いているんだが、守備がなあ…。
赤:練習では櫛引が入ったとの情報もありますが。
黒:そこらへんをどう考えるかだな。こことイ・ヨンジェを封じれば大丈夫とみる。
  勝っているときはイジるなとはいってもアウェイ清水戦は状況が状況だ。
  うまいサジ加減で連勝して欲しいぜ。
赤:京都は後半に失点が多いというデータもありますしね。で、オチは?
黒:ない。
赤:あんだけ前フリしといてですか!
黒:いいんだよ、コンサは上がるだけなんだから。


 …済まねぇ。明日はもう試合だからじっくり考える時間がなかったんだ。
 アフターインプレッションとプレビューの折衷案ってことで許してくれ。
 これから風呂入ってお疲れさんのクラシック飲む。

posted by フラッ太 |21:00 | スチャラカプレビュー | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年03月24日

'16第1次弾丸ツアーレポートExtra~ハプニングなど無かった~

>「ウソつけっ!」と即座にツッコんだ貴方はこのブログの立派なマニアです…

 さて、激しく賞味期限切れな上にやたらめったら長くなってしまった顛末。
 ヒマな方およびマニアな方は時間に十分な余裕を持ってお付き合いいただければ。

 3月12日、土曜日。

 車内販売が廃止されたこともあって前日にあらかじめ小腹を満たすものを買っておき準備万端で特急に乗り込む。なのに特急はだんだんと遅れ始め、接続の関係で白石駅に緊急停車するなどして気がつけば札幌到着は20分遅れ。何だかなあ…。でもまあ、ものは考えよう。ちょうどお昼時と思えばそれほど大したダメージではない。
 弾丸ツアーにおいて食べ歩き、特にスープカレー屋さん巡りはお約束でありマストなイベント。とはいえ、わりと濃厚系スープのお店ばかりチョイスしてきたのでたまにはあっさり系で攻めたいなと思っていたら偶然にもハナタレナックスでエスさんを取り上げていたのでまんま乗っかってしまうことに。地下鉄すすきの駅からすぐで立て看板もあるし順調に辿り着く。敢えて辛さもライスの量も控えめにして大正解。有名店らしく色紙もいっぱい。その中に稲本のものも。2009年の日付だったけど…。

 お約束といえば宮の沢巡りも外せない。どうせ誰もいないだろうけど、行くことに意味があるのだ。雪の降る中CONSA BASEを目指したが…開いてない?あれ、ホームゲーム前日って休みだったっけ?「調べとけよ!」とツッコミが入りそうだなとボヤきつつも、すぐに頭を切り換える。宮の沢には白い恋人パークにお買い物に来た。うん、そういうことだ何も問題はない。
 …というわけで、白い恋人パークに足を踏み入れると見事なまでに外国人観光客だらけ!土曜の昼だったから尚更かも。たぶん中国人観光客がメインだと思うけど、南方系のお顔の人もいたし今やここは一大観光スポットなのだなあ。どうせならここでしか買えないモノを…と物色したら勝栗があるではないかっ!どうせドームじゃ激混みでゲットできないだろうというのもあったし、既にけっこう減っていたので今のうちに抑えてしまえとお土産の意味もこめて20周年クッキーBOX(\648)と共に7コお買い上げ。札幌駅で買えるだろうと判断して雪だるまくんをスルーして失敗したのはナイショだ。

 さて、午後2時過ぎ。今度目指すはC2カフェ。かつてコンサに所属していた岡田佑樹氏が経営しているカフェである。二十四軒駅から手稲通に出て上り坂をやや歩く。場所もそうだが、ここはとにかく何もかもオシャレ。ぶっちゃけ目にクマ作ったオッサンが入るには敷居が高い。ましてや畏れ多くてカウンター席には座れない(汗)。岡田としてもジト目で見られた日にゃ仕事やりにくくて仕方ないだろうし…。
 ここで頼むのは決まってエチオピアモカ。女性の店員さんにも「これいいんです」と通ぶって頼む(苦笑)。1杯\650は安い方ではないのかも知れないけど、何せ香りが断然違う。鰻重じゃないけどオシャレな空間も、出されるまで待っている時間も1杯のうち。そう思える程度には年を食ったということである。移動も伴うし、ツアー中にリラックスできる時間はやはり必要。別にコーヒー1杯で粘るワケじゃなく、のんびり飲みながら小遣い帳の整理をしたり、隣の席のカフェラテのカップを「あれ、持ち手が違うな…」とこっそり観察したり。こっそりといえば勝栗を1コだけ味見したのはナイショだ(←何か頼めよ!)。

 ひと心地ついて、さてお会計をというときに岡田に声をかけられる。個人的に彼はアイドルなので岡田と表記するのは気が引けるがそれはそれ。よっぽど物珍しかったのかコンサのマフラーで店に入ったせいなのか、それとも敢えてエチオピアモカを選んだせいなのか…。いろいろな種類を飲んできたけどこれが一番好きと話すと「北海道の人は深煎りの珈琲が好みらしい」と返される。まあ、それはあるかもなあ。
 エスプレッソとか苦みの強い味も飲むし、それはそれで美味しいんだけどこういうのってどうしてもお菓子が欲しくなっちゃう。だから香りとか珈琲だけをシンプルに楽しみたいときには浅煎りのものにしていると答えると、ただでさえイケメンな岡田がさらにイケメン度を増して笑顔になった。そういやグァテマラとかコロンビアとか浅煎り中心のメニューだったよな…。こんな形で岡田と話すことができたのは望外の幸せだった。

 20分の遅れさえなければ久しぶりに円山のbuono buonoまで足を伸ばして定番ルートをコンプリートさせたかったが、ほっこりした気持ちを持続させたかったので珈琲に“開眼”することとなった昴珈琲店を目指すことに。コンサの試合に合わせてやってきてはハチャメチャな買い方をするのでどうもお店では「コンサドーレの○○さん」で通ってしまっているらしい(汗)。
 たまたま店員さんが1人しかおらず注文に忙しそうだったので長居は却って失礼になる。それに今年は参戦のチャンスが多そうなのでたくさん買い込む必要もない。タンザニアAA(\644)、エメラルドマウンテンブレンド(\807)、モカハラー(\931)を100gずつとクラーク博士の珈琲(粉300g,\1080)をゲット。その後はポールタウンに降りてこれもまた定番である可否茶館でカンデリージャミエルとメロ・ハマヤをそれぞれ100gずつお買い上げ。美鈴珈琲さんも目に入ったけど流石に多すぎるし…。

 昴珈琲店から可否茶館というルートはだいたいパターン化しているので、丸井さんにあるシースペースに行くというのも一連の流れ。ただ、Edyが使えなくなっていたのはやや誤算。とりあえず、手袋がボロボロになっていたのでスマホ対応手袋(\1,404)を買うことに。その後は札幌駅に移動して母向けに札幌農学校12枚入り(\540)を、職場向けに白い恋人18枚入と白い恋人ブラック18枚入(共に\1,142)をお買い上げ。

 さて、晩飯は天竺Jrさんに行くつもりだったのだが「歩きたくねぇ…」と日和ってしまい、地下鉄駅から近いお店に急遽変更したのだがこれが大失敗となってしまう。午後7時過ぎ。美味しくスープカレーをいただいてChange the worldが流れ、その後にTop of the worldが流れ…とのんびり構えていたが食後に頼んだブルーベリーラッシーがいつまで経っても来ない。
 呼び出してみたらオーダーを忘れていたという失態。しかも、お皿を下げてもらうときにわざわざ一声かけたにもかかわらず、である。お客が引けた後ということもあってか厨房から雑談や笑い声が聞こえてきて無視された気分がして「いいよもう、時間ない。いらない!」と席を立つことに。せっかくの美味しいスープカレーも気分も台無し。お店の名前は伏せるが、いかに名の知れたお店でもこれはいただけない。再訪する気も失せてしまった。

 実際、時間がなかった。その店を出たのが午後8時近く。紀伊国屋に行ってサッカー本を漁るにはギリギリのタイミング(午後9時閉店)。その中でも殊更目を引いたのが前述した『サッカー守備戦術の教科書 超ゾーンディフェンス論』である。図解を入れつつ文章が書かれているので戦術リストランテに感じとしては近い。あとはフットボール批評10(\1,242)とサッカー批評79(\1,242)を。
 ブルーベリーラッシーを飲めなかった腹いせにコンビニで飲むヨーグルトとおにぎりを1コ買い腹の中へ。思えばこれが明らかに食べすぎ。野菜メインのカレーにチキンレッグのトッピングというどう考えてもそれだけでお腹いっぱいな食いっぷりなのに…。ヤケ食いはするもんじゃないね。かくして、いろんな意味で欲張った1日が終了。そして、日曜の朝は普段でもめったにないパン食で済ませることになるのであった。

 
 

posted by フラッ太 |07:50 | 旅行記 | コメント(4) | トラックバック(0)

2016年03月21日

まさかの!?

 おい、ネタが現実を上回るとは思わなかったぞ!>開幕5戦で清水の2勝3分け。

 アウェイ清水戦は2-0の勝利。

 いやね、コンサが勝つなら火事場泥棒的に1点取ってあとはタコ殴りに遭いながらも…っていうウノゼロ勝ちしかないと思ってたのよ。それでも上位相手にはわりといい勝負するから1-1のドローが一番可能性が高いと思ってて。先行するも終了間際に個人技でネジ込まれて、コンサにはもったいない、清水にはやっとこさという煮え切らないドローかなあ、と。前節の清水は大前が決定機にてんで決めることができなかったし…。

 なもんで、清水の1勝3分けで「おいおい、まさかネタの通りになるのか?」と思っていたら、
 そのナナメ上(むしろ下か?)だったという…。

 もちろん、この結果はコンサにとってデカいのは言うまでもないが、
 むしろ清水にとってかなりのダメージになることと思う。
 だからこそ、勝てた試合をドローにした愛媛戦が…ということにもなるんだが今日は言うまい。

 「え?カモにしていた札幌相手にホームで0-2負け?清水って大したことないんじゃね?」

 降格組にとって怖いのは相手が怯まずに(少なくともメンタル面で)対等に挑んでくること。流石にセレッソが相手だと名前で押し切ってしまうだけの戦力もあるので「反則な戦力持ってる桜じゃしゃあねーな」と思うかも知れないが、この結果を受けての清水戦は他のJ2クラブにとって勇気をもたらすはず。「札幌にできてウチらにできないはずがない!」と奮い立つことだろう。まあ、こっちにしてみりゃそうしたクラブを1つずつ叩いていくだけだが…。

 もちろん、今日の清水は今日の時点でのベストであって、これがクラブとしてのMAXってワケでは決してない。だからホームでの対戦で豹変している可能性だって当然ある。でも、それはコンサにだって、いや全てのJ2クラブに言えること。
 もっとも、こちとらコンサのスタメン以外はノーインフォメーションだし、どういう内容だったのかは知る由もない。山形時代にしろ、徳島時代にしろコバさんの攻撃って的になれるデカいFWがいるかいないかはわりと重要な気もするし、チョン・テセがいるかいないかってのは勝敗に影響したのかなとも思うんだけど、まあこれは戦術厨の妄想でしかないので。でも、河合抜きのDFラインで勝てた、完封できたことは大いに意味があるし自信にもなるはず。

 いずれにしても故なくして清水はJ2に降格したワケじゃないという結果であったと思う。
 「まだツアーレポート書き終わってないのに忙しいったらねーよ!」と
 祝杯挙げながらうれしい悲鳴を上げることにする。

posted by フラッ太 |00:25 | 試合後の印象 | コメント(2) | トラックバック(0)

2016年03月19日

'16第1次弾丸ツアーレポート~VS愛媛FC観戦記・後編~

>もうえなりで通しちゃっていいよね?

 バルさんコンサを引き継いでいるので去年から基本的には変わっていない。守備時には3-4-3で2トップ&宮澤が第1列で前線から限定をかけ後ろで奪うというもの。ただし、愛媛戦では後ろに5人置いた3-2-5(←前からの人数ね)で後ろを固めた守備。これだと第2列のボラ(上里&深井)の横が空き放題じゃね?とは思ったが、意外に愛媛が出しどころに苦しんだ印象を受けた。
 コンサの前線3人と愛媛のDFラインとの3対3で近いところに出せずにGKに戻したりしてたのでビルドアップは愛媛がつらそうに思えた。マイボールの時は頑張ってDFラインを押し上げていたし、ゆったりしてはいたもののややコンサペースかなと捉えていた。地上波の録画を前半だけ見直したが、地上波では愛媛に苦戦しているという解説だったのでその意味においてはやや意外な印象ではあった。

 序盤でいきなり謙伍が負傷交代。で、代わりに上原が入ったんだがこれが想像以上の誤算。左サイド全体としてもつまんないボールロストが頻発するわ、個人の出来としても何でもないところでトラップミスするわで攻撃のリズムを壊す自滅っぷり。あれは連携不足では済まされないでしょ。とどのつまりはお見合いで失点をお膳立てじゃなあ…。最初、どうして失点したのかわからなかったが、MDHを観てさらにわかんなくなった。
 ただ、あり得るとすれば福森が本職のCBではなかったためにお見合いが起こってしまったのかな、と。本職のCBであれば簡単に蹴り出すか自分でPA外に持ち出すか、あるいは体を当てて相手にやらせないかして途中で受け渡すようなプレー選択は絶対にしない(はず)。このあたりは福森を3バックの一角として起用するリスクが出た格好か。

 ジュリーニョのゴールはまず都倉のアシストが技アリ。そしてジュリーニョが相手DFの後ろを通って抜けたのが良かった。川崎の風間監督が言うところの「背中を取る」動きで正しくエクセレントなゴール。今年の外国人で一番の当たりは来るか来ないかハッキリしなかったジュリーニョかもなあ。キープ力あるし、サイドに良い展開できるし。ぶっちゃけ、展開力を活かすならFWで使うのはもったいない。

 前半終了時の殴り書きは
○思った以上に攻めている
○大きな展開できている
○思った以上に愛媛ビルドアップつらそう の3つ。

 これが後半になると一変する。殴り書きも「上原息合ってない」「謙伍の穴意外とデカい?」「持たれる時間増えてきた」「河合が出ざるを得なくなると…」とネガティブなものが増えていく。特に後半はピッチを広く使うことがほとんどできなくなっていった。前半は上里にしろ進藤にしろジュリーニョにしろ良いサイドチェンジができていたのに…。時間の経過と共に意識が中央ばかりに行ってしまった。マセードが手を挙げて待っているのにちっともボールが来ないとか。

 試合当日の書き込みで宮澤をボラに下げるのはやめてくれと書いたが、理由は2つある。
 1つは前線からの守備が機能しなくなること。もう1つは中盤でタメを作れなくなること。

 まずトップ下での小野との比較では小野は90分走れない(持たせようとするとどこかでサボる必要が出てくる)。それに関連して小野も宮澤も2トップに指示を出すことができるが、小野は自らが動いてチェックし続けることができない。深井さんOUTウッチーINで頭数は揃ってはいたものの…。もしかして、深井さんは壊れないように時間限定の縛りがあるとか?

 もう1つ、岐阜戦では宮澤・上里・深井さんの距離感が良かった。むしろ、このトライアングルが四方田コンサの生命線ではないか?というのも気になっていた。岐阜戦では深井さんが下がった後攻撃に出ざるを得なくなった岐阜相手に前を入れてDFラインの前にもう1列ラインを敷いてガッチリ守ることで応対した。岐阜戦はフルタイム観ているわけではないので何とも言えないが、3ボラにしたことで宮澤が前に出ていける状況を作れたのではないかと思っている。

 トライアングルでボールをキープできるぶんにはDFラインも上げることができるし選手間の距離も近くなるのでコンパクトにできる。3人のうち誰かが前に出ることでボラ同士で縦の関係も維持できるし、2トップとの橋渡し役(≒トップ下、大抵は宮澤)も常につけられる。だが、2ボラではトライアングルと違って縦の関係を作ることが難しい(常にどちらが前に出る縦関係を作れればいいのだが大抵宮澤の片上がり状態で、それもたまにしかない)。前線の3人のうち誰か1人が降りてきて擬似的にトライアングルを作るならまだしも、それも曖昧な感じ。運動量的にはウッチーなんだが気が利くのはジュリーニョ。そして2人とも主戦場は左サイドでカブりやすいという…。
 そもそも2ボラではパスコースが少なくなるので相手のプレスに対抗しきれなくなる。ボールキープするためにトライアングルを作ろうとすると河合が参加せざるを得なくなり位置が低くなってしまう。てなわけで、後ろでチンタラ回してると観ている側にはフラストレーションが溜まる…。河合が前に出ざるを得なくなると…というのは主に守備。サイドに引っ張り出される分にはまだしも、バイタルエリアが怪しくなって河合が加勢したところにそのギャップを衝かれるという危険も孕む。清水戦は相手の個人能力が高いので怖いなあ…。

 バイタルエリアを気にして重心が後ろにかかる、時間が経てば経つほど前線の3人は意識が前へ前へと傾き相手DFラインに張り付いて挙げ句コンサは前後分断、間延びと悪循環に。ぶっちゃけ、都倉OUTヘイスINの交代時には「どーやって点取る気よ?」とボヤいてしまった。ただでさえヘイスは守備やらないのに…。フォーメーションからしても点取るイメージがまるで思い浮かばかったよ。ヘイスCFの3-4-2-1とか?

 いずれにしても、宮澤をボラに下げるのは得策ではないというのが率直な感想。ひいき目抜きにしても攻守において一番顔を出していたのは宮澤だし、守備でもサボらないのはもちろんのこと正対してだけではなく後ろからイヤらしく寄せて限定するとか、2人引き連れても奪われないとか、ジュリーニョへのふんわりクロスもふんわり過ぎて却って触れないとか、小野とは違う意味でエロかった。チームの連動性を考えると小野が戻ってきても宮澤スタメンでいいと思う。ただ、積極性は買うが無理に反転してまでシュートを撃たんでも。あれは都倉くらいフィジカルがないと枠には飛ばんぞ。

 あと、気になったのは進藤かな。なぜ使われるのかなと思って試合を観たのだが、1つは判断力の良さ。素早く守備に行ってその流れで前線に出ていけるというのは進藤の強みであると思う。もう1つは1本良いサイドチェンジがあったようにシンプルにボールを捌けることか。櫛引は自分で持ち上がるプレー選択はしてもああいったポンと捌くことができるだろうかとふと思った。

 てなわけで、結果は不満だけど戦術厨としてはかなり見応えのある愛媛戦だった。
 にしても、どうしてこうえなり河原にやられてしまうんだろうなあ…。

posted by フラッ太 |00:15 | 旅行記 | コメント(2) | トラックバック(0)

2016年03月18日

'16第1次弾丸ツアーレポート~VS愛媛FC観戦記・前編~

>書いているうちに長くなったので前後編に分けます…

 3月14日、日曜日。

 SS指定を抑えたので座席の不安はない。午前9時にホテルを出る。ちょっと早い気もしたけど遅いよりはマシ。相変わらず東豊線は乗るまでにやたら歩かされるが乗ってしまえばあとはラク。たじさんのところでたこ焼きを買ってドーム到着は10時ちょっと前。ひとまず階段を上がってみるとシーチケの待機列は早くもすごいことになっていた。で、一般列を探す。短い列があったが「ここってシーチケ持ちのだよな…」とややしばらく歩く。

 そして一般待機列の最後尾はというと…えーっ、階段の下なの!?去年は楽勝で並べたからと余裕ぶっこいてたら階段の中腹よりやや下で待つハメに(泣)。ぶらぶら歩かなきゃもうちょい前だったかも。待機列は階段をはみ出てさらに長くなっていた。天気が良かったからいいけど、いちげんさんはこの時点で驚くと同時に不満を持ったかもしれん。

 一般客は指定席だろうが、当日券だろうが(シーチケ優先で)待たされるのが当たり前。
 待つのがイヤなら早く来ること。

 これがいいのか悪いのかはさておき、差別化されていることをきちんと知ってもらう努力は必要かも。でも、シーチケ買っちゃうと遠征費用が出せないんだよなあ…。さて、ゲートをくぐると赤黒率がハンパなく高い!いや、当たり前っちゃ当たり前なんだけど「今までどこに隠れてた?」とツッコみたくなるくらいに人が多いし、レプユニ率が高いのには驚いた。岐阜戦での大勝効果か都倉のイケメンぶりなのか、潜在的に応援している人や需要はあるのだなと思わされた。だからこそ勝ってリピーターを増やしたかったのに…(泣)。

 今回は単独行動。いったん座席に荷物を置いてブロガーさんが誰かいないかなあとゴール裏に行ったりして軽く段幕のネタバレに遭遇したものの、これも開幕戦ならではの光景なのだろうなと思ったり。SSから見下ろすピッチも趣があるけどゴール裏からだと傾斜が急に感じるせいか迫力が違う。サポが集まったときのエネルギーってすごいんだろうなあ。そして「ああ、今年もここへ(ドームへ)来たんだな…」としばし感慨に耽るのである。
 GOODS JAMにも入ったものの激混みでグッズを買うのは早々に諦め、ドーム内をぶらぶら歩き回ることに。1Fを2往復ほどしてまずはジンジャーエールを1杯(試合をじっくり観るために観戦中はノンアルコールにしている)。腹ごしらえは必勝弁当でもいいんだろうけど、今回はちょっとハズして担々焼そばをチョイス。ちゃんと塊の肉を叩いていたので美味し。なお、ぴっけろさんはやたらお子さんに泣かれて困惑気味だった模様(笑)。

 砂川の引退セレモニーでは過去の映像が流れた。ランニングボレーはスーパーだったし、'10年の最終戦は砂川のためにあるかのような快勝劇だった。早いものである。たぶん急ごしらえだと思うけど愛媛サポからも「砂川お疲れ様」の段幕が。粋なことしてくれるじゃないの。ゴール裏のコレオも北海道を象った美しいもの。念入りな説明をしていたし事前準備もかなり大変だったことと思う。感謝。試合後に改めて全景を観たらホントにきれいだった。J2でこれだけのことができるのはウチだけでしょ。

 ベルさんのブログでスタメンをチェック。あれ、愛媛は3-5-2なのか?だったら予想は早くもハズレか。阪野をスタメンでってことは是が非でも勝ち点3なのだろう。コンサは岐阜戦と同じスタメン。まあ、勝ってるときはいじるなって言うしね。マセードが狙われるだろうという予想を立てた上で、どんな守備をするのかというのに注目。
 スタメンがわかっていてもやはり選手紹介はテンションが上がる。ドームだから重低音が腹に響くし(笑)、スカパーでも選手紹介の映像は流れないから実際にスタジアムに足を運ばないとこの高揚感は得られない。そしてMoon Over The Castleが流れる中タオマフを掲げて選手を迎え入れる瞬間の気持ちの高まりといったら!これは席種関係なく一体感を味わえる至福のひとときであり、改めて目の前の試合を目一杯楽しもう、集中して試合を観るぞ!とスイッチが入る瞬間でもある。グッチーさんの声がまたいいんだよねぇ…。潮○は(ry

 後編は戦術厨的視点での試合の感想をば。かなりズレている気がしないでもないけど…(汗)。

posted by フラッ太 |20:45 | 旅行記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年03月15日

『サッカー守備戦術の教科書』を(少しだけ)読む。

>ツアーレポートはぼちぼち書いていくんでしばらくお待ちください…

○サッカー守備戦術の教科書 超ゾーンディフェンス論
 (松田浩 鈴木康浩著 株式会社カンゼン \2,300+税)

 それにしても大きく出たもんである。帯には
 「4-4-2のゾーンディフェンスを極めれば日本は世界で戦える!」とこれでもかと煽っている。
 松田氏といえば福岡や栃木で堅い守備を築き上げた監督で福岡をJ1昇格にまで導いた。
 始めの言葉が「ディフェンスはクリエイティブだ!!」だもんなあ。

 で、第一章を読んでみたが…面白い!
 ユヴェントスやアトレティコなどヱ欧州の列強クラブを引き合いに出していたが、
 基本フォーメーションはあるものの、状況次第で臨機応変に対応するというのは同じ。
 そして、それはちゃんとした理由、ロジックがあった上で選手が動いている。

 コンサでゾーンディフェンスというとまずは三浦コンサが思い浮かぶが、この本にあるようなことはむしろ石崎コンサが目指したのかなと思っている。今ならそんなに抵抗なく受け入れられるけど、当時はまだ先進的すぎたのかも知れない。選手の能力が追いついていなかったってのもあるだろうし…。第一章しか読んでないけど、これだけでも四方田コンサに於ける宮澤の頑張り、スゴさがひいき目抜きに感じ取れる…はず。

 値段は高いがオレのような戦術厨には必読で、守備スキーな人ならハマること間違いなし。文字がギッシリってほどでもないので読みにくいということもないと思う。バルさんコンサや四方田コンサの守備戦術がどうにもしっくり来ないという人にもきっと答えが出るんじゃないかなあ。

posted by フラッ太 |19:35 | 書籍紹介 | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年03月13日

【弾丸ツアー・2日目】今日の試合について一言。

 宮澤をボラに下げるのはもうやめてください。

posted by フラッ太 |16:37 | 旅行記 | コメント(3) | トラックバック(0)

2016年03月13日

【弾丸ツアー・2日目】私的プレビュー。

 ぶっちゃけ、岐阜戦は相手がアレだったので参考にならないというか間に受けるのは危険かな、と。あまりにもこっちのいいところばかり出すぎたので却って愛媛に「やらせない」意識が働くと思う。

 中盤はガチガチの潰し合いで向こうは2シャドーだから挟む守備で対抗されると苦戦することも十分考えられる。よって、カギを握りそうなのは福森がどこまで正確なボールを供給できるかとみる。あと、気になるのはマセードの守備がルーズになるときがあること。マセードが攻撃に出られるなら良し、守備に回るようだと今年のコンサは苦しむとみるが…。

 ともあれ、久しくホーム開幕戦はアレな試合続きで失望しっぱなしなので
 今年こそはスカッと勝って「行けるぞ!」という空気を作りたい。

 さあ、ドームへ行くぞ!

posted by フラッ太 |06:55 | 旅行記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年03月12日

【弾丸ツアー・初日】曇りのち晴れのち…

 ガッカリなことがあった。

 だが、これも明日のホーム開幕戦の厄落とし。

 明日はスカッと勝って祝杯だ!

 明日に向けて今日は寝る!

posted by フラッ太 |22:11 | 旅行記 | コメント(0) | トラックバック(0)