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2013年12月29日

今度こそ見納め…?

 赤:はいどうもー、赤黒スズメでーす。
 黒:続きはWebで!
 赤:久しぶりの出番だってのにもう終わらせる気ですか!
 黒:なあ、ウチらこれからも出番あんのかなあ?
 赤:そんな不安を吹き飛ばすためにも頑張っていきましょうよ。
   さて、今年のコンサは惜しくもプレーオフを逃したわけですが。
 黒:惜しかったかぁ?結局8位だろ?
 赤:でも、最終節は勝てばプレーオフ進出までこぎつけたんですから。
 黒:その最終節でスコアレスドローじゃん。25,000人近く入ったホームゲームでこれじゃあな。
   社長もあの空気で勝てない方がおかしいって言ってただろ?
 赤:それはまあ。そういや、開幕前はプレーオフまで行けば上出来って言ってましたよね?
   100点満点だったら80点くらいはつけられるでしょう?
 黒:そんなに高くないだろ。まあ、69点ってところだな。
 赤:やけに中途半端な点数ですねぇ。
 黒:だってよ、最終盤まで3連勝が一度もないままだったんだぜ?
 赤:勢いに乗りたいところで躓いてばかりでした。
 黒:アクセルとブレーキ一緒に踏んでるみたい、ってアベノミクスか!
 赤:本家は失敗が目に見えてますから一緒にするのはどうかと思いますが…。
 黒:オレに言わせりゃ今年のプレーオフ争いなんてたまたまチャンスが残ってただけだよ。
 赤:そうでしょうか?石崎コンサの時だってギリギリまで争ってましたよ?
 黒:甘いっ!コーヒーを練乳に入れて飲むくらいに甘いっ!
 赤:(ツッコんでいいのか迷うなぁ…)
 黒:考えてもみろよ。
   あの時は暫定で首位になったこともあるし、昇格圏内での争いだっただろ?
 赤:あ、そうか。今年は一度もプレーオフ圏内に入れなかったんですよねぇ。
 黒:昇格するチームってのはたいていビッグウェーブの1つや2つあるもんだ。
   でも、今年は勝ったり負けたりの繰り返しで1年終わっちゃっただろ?
 赤:本当の意味で争えてはいなかった、と。
 黒:そういうこった。だから、優・良・可で考えても優はもちろん、良もつけられない。
   昇格するに値しなかった、それだけの実力がなかったと言わざるを得ないな。
 赤:…まるで今年がダメだったみたいな言い方ですが。
 黒:普通、シーズンの半分近くも負けてりゃせいぜい12,3位がいいところだが、
   たとえ“たまたま”でも最終節まで可能性を残して、結果8位ってのは
   1年目なら十分意味がある。悪くない~ですね。
 赤;そんな無理にノノ社長の物真似入れなくっても…。
   ノノ社長も強化費からすれば真ん中くらいの順位だと言ってましたからねぇ。
 黒:20勝4分18敗。ホームランか三振かっていうくらいにある意味清々しいな。
 赤:近鉄のブライアントみたいな感じですかね?
 黒:そこまで破壊力ないだろ。広島のランスくらいじゃないか?
 赤:地味すぎ!根っからの野球好きかカープファンしかわかんないでしょ!
 黒:でもまあ、ヒヨッコだらけでどっちに転ぶかわからないっていう開幕時のことを思えば
   成長の跡があったのは確かだよな。
   社長のセレモニーでの第一声が「悔しい!」ってのは決してネタじゃない。
 赤:当たり前ですよ。ただ、成長しているっていう手応えは僕らにもありましたね。
 黒:杉山でさえそうだからな。
 赤:一言多いんですよ、もう…。
 黒:実戦で学ぶ、経験を積むってのがいかに重要かっていういい例だな。
 赤:序盤はずーっと杉山がヤリ玉に挙げられてましたからねぇ。
 黒:終盤ではサマになってたよな。
 赤:それ、褒めてるんですか?
 黒:もろちんだとも。
 赤:(ツッコまないぞ…)今年、一番成長したのはやっぱり荒野でしょうか?
 黒:殻を破ったって感じがあったよな。あと上原。
 赤:上原が攻撃参加できた時はワクワクしましたね。
 黒:財前コンサの特長と言えるだろうな。終盤は日高もかなり攻撃参加してきたが…。
 赤:2人とも元はFWだったんですよね?
 黒:攻撃の勘どころを掴むのは容易だったかもな。
   ただ、運動量が必要なだけにパンクしないか終盤はヒヤヒヤものだったぜ。
 赤:前や小山内もケガの繰り返しでポジション取り以前の状態でしたからねぇ。
 黒:キャンプが十分に出来なかったってのはあるだろうな。
   金の問題もあっただろうが、ここはケチらないでしっかりカネかけてほしい。
 赤:来季は沖縄でみっちり鍛えるみたいですから大丈夫かと。
 黒:真夏ならともかく、5月の時点で試合後半にガス欠ってのはなあ。
   シーズン通して戦える集団になってくれないと困るぜ。

 赤:今年は石崎コンサから財前コンサになりましたが、
   ノノの社長就任を抜きにして語ることはできないでしょうね。
 黒:成績が吹っ飛ぶほどにコンサの顔となったのは間違いないだろうな。
 赤:ノノ社長になって今までとはガラッと空気が変わりましたよねぇ。
 黒:いい意味で社長らしくないよな。
 赤:現場を知っているという意味でも得難い人材と言っていいと思います。
 黒:甲府との天皇杯では海野社長と居酒屋談義だしな。
   試合そっちのけで解説を楽しんだのはコンササポだけじゃあるまい。
 赤:何というか、キャラが立っているという気がするんですよねぇ。
 黒:よし、ウチもこやのんに対抗してグッズ作ろう!
 赤:ドーレくんさんの立場ないでしょ。それにOB戦で文字通り体張ってるんですから。
 黒:(お前がドーレくんさんって言うなよ…)
   ノノ社長の一番の特長は言葉の使い方の上手さだな。
 赤:解説をやっていたからってことですか?
 黒:ちょっと違うな。
   自分がこうしたい、こう思っているというのを伝えるのが上手いってこと。
   ノノ社長はサポに対してはよくパートナーという言葉を使っているだろ?
 赤:一番使っていたかも。
 黒:“仲間”じゃない、ってのがミソだ。仲間だとともすれば馴れ合いになるからな。
 赤:パートナーだとそうならない、と。
 黒:パートナーだと対等な立場になるだろ?
   適度に緊張感を保ちつつ、互いにできることをやっていきましょうという意志がある。
 赤:言いにくいこともわりとハッキリ言っている印象はありますね。
 黒:去年の石崎コンサにしても全然ダメだったと言い切っているしな。
 赤:確かにダメだったんだけど、ノノに言われると納得ってのはあるかも。
   スカパー解説でもあまり批判されなかったし人徳なんでしょうかね?
 黒:発言に説得力がある。そこんところは解説など場数を踏んだのが生きてるんだろうな。
   3億円じゃ勝てないです!ってぶっちゃけても批判浴びないのは人徳かもしれんが。
 赤:そして、ノノ社長の大仕事といえば何といってもレ・コン・ビンの獲得ですよ!
 黒:まあ、一大フィーバーにはなったな。
 赤:…なーんかリアクションが薄いなあ。
 黒:お前、レ・コン・ビンの獲得がスポンサー獲得につながったとしか思ってないだろ?
 赤:そんなことないですよ。東南アジアからの選手獲得はJ初ですよ?
   コンサが先鞭をつけるってのは意味あることですし、
   札幌の名前を売り込んだことで実質的な広告にもなったし、看板で収入も得たし…。
 黒:甘いっ!コーヒーを練乳に入れて…
 赤:(即座に)はいはい。で、何をおっしゃられやがるんでせうか?
 黒:よく考えてみろ。レ・コン・ビンに関する報道が多かったのはどこだ?
 赤:多かったのは日経やNHKですね。
 黒:普通Jリーグのニュースといえばスポーツ紙だ。
   それに一般紙ではJリーグに関してはやれ債務超過だのネガティブな話題ばかりで
   まともな報道がされることはあまりないだろ?
 赤:産経新聞がそんなこと書いてましたっけ。
 黒;産経は全国紙じゃねーだろってのはひとまずおくとしてだ、
   日経が書くってことはビジネスとして関心があるから書くわけで、
   今までのように「ウチにお金ください!」ってだけではないんだよな。
 赤:そういやノノ社長は「ベトナムと北海道をつなぐ可能性ができた」と言っていましたね。
 黒;レ・コン・ビンはセリエAに挑戦したカズのような位置づけをされがちだが、
   それだけにとどまらない目的がある。
 赤:というと?
 黒:ノノ社長は「コンサドーレを使って欲しい」という言い回しをしている。
   つまり、いろんな方面に対して触媒としてクラブを使ってくれってことだな。
 赤:直接的にお金が欲しいってだけじゃないってことですか?
 黒;大きなお金を呼び込む窓口になって仲介料をもらうって感じじゃないか?
 赤:Jリーグが東南アジア戦略を手がけてもいましたからね。
 黒:正に機を見るにビンだな。
 赤:…。
 黒:単にクラブにお金くださいってだけじゃなくて、
   札幌、北海道とパッケージで売り込むことを視野に入れて動いている。つまり…
 赤:お役所も巻き込んじゃえ!ってことですか。
 黒;そういうこった。どんなクラブだって自治体の協力なしには成りたたない。
   財界の協力が望めないならお役所から。ノノ社長は策士やのぅ。
 赤:地方都市がダイレクトに魅力をアピールできるってのはサッカーならではですよね。
   ACLっていう具体的な道筋もありますし。
 黒:地方のJ2クラブでもフツーにビジネスが行えるかもってのを示せたのはデカいぜ。
   それに金銭的なメリット以外でも、提携枠を作れたってのは外国人戦略の面でも大きい。
 赤:枠が足りなくなりそうでしたからね。
 黒;逆転の発想だよな。枠が足りなければ作ればいいじゃない!
 赤:どこのマリー・アントワネットですか…。
 黒:しかもこの提携枠、今のところ有効活用できそうなのはコンサだけだ。
   レ・コン・ビンの去就にもよるが、こんなところでも先行者利益を得ているな。
 赤:J1クラブはわざわざ使うこともないでしょうしね。主にJ2,J3が恩恵を受けそうです。
 黒:野々村社長は~♪嵐を巻き起こす~♪
 赤:フィーバー♪…って、古いわ!

 黒:嵐と言えるかはわからないが、三上の契約満了はちょっとした波紋を巻き起こしたな。
 赤:いろんな意味でサプライズでした。これからと思われていた三上に対してだったから 
   「じぇじぇじぇ!」って思ったサポは少なからずいると思いますよ?
 黒:これもノノ社長の意思の表れだろうな。
   コンサはユースからトップ昇格した選手が多いが、その後伸び悩むケースも多い。
 赤:刺激にはなるでしょうが、劇薬になる危険もありますよねぇ…。
 黒:ただ、FWとしてはウッチーや前俊、フェホを押しのけるほどじゃない。
   SHとして使い続けたわりには…ってところじゃないか?
 赤:どうしても必要ではない、と。厳しいですねぇ。
 黒;ユース出身者がA契約から除外されるのは3年間だ。
   この3年って期限もこれからの育成のカギになるだろうな。
 赤:そこまでに結果出さないと…ってことですか。
 黒:奈良や荒野はともかく、GON44組は否が応でも危機感煽られるだろうな。
 赤:その荒野でさえも志願してメキシコ単独武者修業ですからねぇ。
 黒:トップ昇格はゴールじゃなくてスタートだからな。
   そういう意味では謙伍は必要とされたからオファーしたし、復帰できたってことだな。
 赤:形は違えど、これもカムバック・サーモンですね。
 黒:チャンラーン!
 赤:いきなり何ですかもう!
 黒:幌で生まれ、愛媛で育った石井謙伍が久方ぶりに帰って参りました!
 赤:オレンジのユニ着てたから合ってるっちゃ合ってますが…。
 黒:どうか札幌に力を与えたまえーっ!
 赤:あくまで本業でですからね。この流れだとネタ要員になっちゃいますから。
 黒:愛媛は赤井もいなくなったから厄介な敵が1つ減ったな。
 赤:曵地はその愛媛に行きましたが、また声がかかるように活躍してほしいですね。
   恩返しはいりませんけど。
 黒:プロとして生き残るだけでも大変だからな。純貴はもっとシビアだぜ。
 赤:今度はタイへのレンタル移籍ですか…。
 黒:今度ばっかりは「たいでは はんぐりーせいしんを やしなえました」じゃダメだ。
   片道はハナから覚悟だろうが、助っ人外人として結果を出さなきゃならない立場。
   何がなんでも生き残れよ!あまちゃんなのはドラマだけでたくさんだぜ。
 赤:それにしても、ノノ社長は社長業だけでなく補強でも積極的ですよねぇ。
   早くからオファーした謙伍もですが、金山と菊岡はなかなかいい補強かと。
   日刊スポーツ1面で「小野札幌へ」ってのを見た時には
   ウチのご主人様の眠気が吹っ飛んだそうですよ。
 黒:社長、半端ないってもう!レ・コン・ビンの移籍交渉と平行して
   小野の獲得なんてそんなんできひんやん普通!
 赤:まあ、お金の面で大丈夫なのかってのもありますけどね。
 黒:攻め時とみてるんだろうな。あまり無茶はしてほしくないが。
 赤:レ・コン・ビンに関してはだいぶ雲行きが怪しくなってきましたが…。
 黒:契約事なんてのはサインするまでは何でもアリだ。
   征也の例もあるし振り回されないことだな。噂を信じちゃいけないよ。
 赤:移籍話ではいろいろヤキモキさせられますね。
 黒:話が出るたびにいちいち踊るのはもうどうにも止まらないな!
 赤:困っちゃうなもう、こんなボケに付き合わされて…。
 黒:あとは陣容が固まってからだな。小野が~小野が~来て欲しい~♪
 赤:よい落とし、じゃなかった…みなさん良いお年を!


 年末の休みは今日が最後。よって、ネタ作りができるのも今日が最後。
 精一杯頑張ったけど、出来としても今年のシメとしても…微妙(汗)。
 起承転結つけるのがこんなに難しいと感じたのは初めて。
 ネタ作りはまだまだ修業の身。もっともっと勉強せないかんなあ…。
 まあ、去年を思えばずっとポジティブに過ごせるからいいかな。
 ホーム開幕戦と最終戦は当然として、来季は何とか年3の参戦が出来れば。

posted by フラッ太 |23:00 | ネタの殿堂 | コメント(0) | トラックバック(0)

2013年12月21日

冥土の旅の一里塚。

>早い者勝ちとはいえ、昨日のアクセス数はものすごかったっす…

 今日は誕生日。42ちゃい。もうねぇ、特に感慨もないっすよ。後厄だし。
 おっさん道を真っ只中、燃えているかー!どころかいろいろと燃え尽きそうっす。
 おかげさまで休めるはずのクリスマスイブも大晦日もキッチリ仕事っす(泣)。
 まあ、人がヒマな時に忙しい仕事やってるんで今さらなんだけど。

 …ああ、いかん。ここでグチってどーするよ。

 今日くらいはクラシック飲んでも誰も怒らないでしょ。
 立ち止まるといろいろしんみりしちゃうけど、後ろ振り返ったらやってられないし。
 ホスン、ピッチに立つために頑張ってるんだろうな。
 今日だけはしんみりして明日からは何とかネタ頑張るんで。

posted by フラッ太 |17:53 | 日記 | コメント(4) | トラックバック(0)

2013年12月20日

おのれ、三上め!

 深夜勤の帰り、眠気と疲れを引きずりながら立ち寄ったコンビニ。
 日刊スポーツの小野札幌の文字を見た時にはおかげさまで眠気はすっかり吹っ飛んだよ。

 しかしまあ、とんでもねぇ爆弾投下というか燃料投下というか。
 今年はもうネタ書くのは無理だなと諦めていたオレに対する挑戦状なのか?と。
 (↑いや、もちろんそんなワケはないんだが…。)

 実現すればかなりの戦力アップにはなる。ボランチはカズゥと深井が長期離脱でただでさえ薄い。
 パスセンスもあり攻撃にも出ていけるし、右足でのFKもある。
 カズゥと小野がゴール前に並んで立たれたら相手GKはさぞかしイヤな思いをするだろう。

 レ・コン・ビンの去就さえ霞ませるほどにインパクトがデカいこの報道。
 全力で踊らなきゃ損というもの。苦虫を噛みつぶした担当記者に対して
 シレッとした顔で応対するウチの腹黒強化部長。そんな光景が目に浮かぶよ。
 これで一躍ストーブリーグの(少なくともJ2では)主役だ。
 獲得できるかよりもウチの社長&強化部長コンビの方がスポットライト浴びそう…。

posted by フラッ太 |06:28 | コンサについて | コメント(2) | トラックバック(0)

2013年12月12日

勇気のいる決断。

○曺貴裁監督 2014シーズン続投のお知らせ
○田坂和昭監督 来季続投のお知らせ

 J2降格となった3クラブのうち、湘南と大分は監督を続投させる決断をした。湘南はJ1ではけっこういい勝負してたし、いわば前のめりに倒れた格好。'10-'11でソリマチン続投の事例があるし、早くから続投OKな空気もあったようで湘南についてそれほど驚きはないが、大分の田坂監督続投は勇気のいる決断だと思う。
 大分は大方の予想通り苦しい戦いで早々に降格が決まってしまった。年間で2勝、ホームで未勝利(リーグ戦において)という不名誉な記録も作ってしまった。もっとも、不名誉な記録なら去年の石崎コンサも相当なものだが…。でも、大分は3点差がついても諦めずに2点取るなど去年終盤の石崎コンサに比べれば戦う姿勢は示していたと思う。今にして思えば埼スタでの勝利はいろんな“重荷”から解き放たれた、前だけを見てやれるメンタルが可能にしたのかも。

 降格しても監督続投というのが去年の石崎コンサで可能だったか?というと答えはNOだ。まずサポの側に嫌気が差していたし、石崎氏も続投要請は受けなかった。むしろ解任してくれと思っていたかもしれない。去年のあの頃はブログ書くのが苦痛だったしなあ…。内情は知る由もないけど、'10シーズン終了後に続投の決断をしたのはたとえ賭け、ギャンブルの要素が多かったにしても今回の湘南や大分の決断と似たような意味合いを持つと思っているし、去年1年投げ出さずに監督の責務を全うしたことについては感謝しかない。去年はいろんな意味で“壊れて”しまっていた。壊れた状態から建て直す力が残っていなかったというのが正確かもしれないが。

 成績不振の結果責任を真っ先に問われるのは現場のトップである監督。

 となれば、どこかでケジメをつけるためには監督のクビを…というのは普通にあることだし、カンフル剤として途中解任することだって珍しくない。“戦犯”ともいえる監督を来季続投させるというのは「自分たちはこうするんだ!」という確固たるものがなければできないこと。
 さらに、現場がそう思って団結していたとしても経営サイドが首を縦に振らなければ絵に描いた餅。J2降格ともなればスポンサーの説得だって必要になってくる。現場組と背広組の意志の疎通ができていて、現場が精いっぱいやれていたからフロントも監督続投に手応えを感じ取れたのだろうとも思う。

 誰が入って誰が出ていくってのはこの世界では日常茶飯事。それも大事なことなんだけど、クラブの方向性を定めて監督を続投させる決断をしたってことはそれだけ来季への準備も早くできるということ。たとえズンドコ状態な成績だったとしてもクラブの実力までズンドコってワケじゃない。

 J1とJ2の境界線上を行ったり来たりしながらも一定の水準を維持しているのはコンサも同じ。
 それでも湘南と大分はコンサにとって強敵であることには変わりがないのだなと改めて思う。

posted by フラッ太 |18:40 | Another J | コメント(0) | トラックバック(0)

2013年12月08日

大型連勝できないチームは昇格できない!

>まーた西京極が鬼門になるのか…

 さて、今回は数字で見る'13コンサ。本家・今宮純を真似た数字遊びとも言うが(汗)。3連勝が1度もないと言われたままシーズンを終えた'13コンサ。やっとこすっとこ最終盤で帳尻を合わせた格好にはなったが、やはり個人的な持論としては「大型連勝できないチームは昇格できない!」というのがあった。どれくらい当てはまるのかを上位チームの成績を拾ってみたら…というのが今回のお題。結果は

G大阪:6連勝(14-19)、5連勝(37-41)、4連勝(27-30)
神 戸:5連勝(30-34)
京 都:7連勝(32-38)
徳 島:6連勝(22-27)
千 葉:6連勝(20-25)
長 崎:4連勝(6-9)
松 本:4連勝(29-32)
札 幌:4連勝以上はない

 ちなみに9位の栃木でも4連勝が1度ある。大型連勝というのをどう定義するかは難しいところだけど、4連勝すると1ヶ月は勝ちっ放しになるのでひとつの基準にはなろうかと思う。昇格に関しては大型連勝は欠かせないというのはとりあえず当てはまるんじゃないかな。

 では、連敗しないという観点からみたらどうなるか?ということで最多連敗を拾ってみると

G大阪:2連敗(35-36)
神 戸:2連敗(28-29)
京 都:3連敗(28-30),(40-42)
徳 島:3連敗(7-9),(37-39)
千 葉:3連敗(33-35)
長 崎:3連敗(33-35)
松 本:3連敗(19-21)
札 幌:3連敗(2-4)

 意外と善戦している。ただ、ネガる要素があるとすればコンサは序盤の連敗でスタートダッシュに失敗したのに対し、上位チームは軒並み前半戦での連敗がないというのを指摘しておく必要はある。開幕10試合での成績はコンサも徳島も4勝1分で同じ。シーズン終了時での勝ち点差はわずかに3なのに、なぜコンサはプレーオフを逃したのか?そのカギを握るのは不敗継続の長さにある。そこには単に勝ち点差3だけでは測れない差があった。最長不敗継続試合数は

G大阪:12(1-12)&3連勝1回
神 戸:9(5-13)&3連勝1回
京 都:9(31-39)&7連勝1回
徳 島:12(22-33)&6連勝1回
千 葉:8(18-25)&6連勝1回
長 崎:11(4-14)&4連勝1回
松 本:5(10-15),(28-32)&4連勝1回

 これに対してコンサの不敗継続はわずかに4、しかもラスト4節でやっとである。

 改めて星取り表をチェックして愕然とした。負け数の多さ、引き分けの少なさからある程度予測は出来たもののこれほどとは…。こうしてみると大型連勝できる、連敗しない、不敗継続が長いと三拍子揃ったガンバと神戸の抜けっぷりが数字からも見て取れる。京都にとっちゃ厄年だよなあ。特筆すべきは徳島の不敗継続12の内容で、6連勝を含む9勝3分はG大阪のスタートダッシュを上回っているのである。スタートダッシュでコケたのを中盤以降で取り返した格好で小林監督の手腕恐るべしといったところか。
 不敗継続の長さは主に戦術面での熟成の度合いや補強などクラブのトータルとしての安定度にも左右されるから仕方ない面があると言えばあるのだが、高木監督が1年目の長崎をここまでまとめてきた手腕は評価されるべきだろう。そういう意味ではコンサ同様、松本山雅には現時点ではプレーオフに食い込むだけの力はまだ無いと言ってもよさそう。

 今年の徳島と似た傾向は'11コンサにも見て取れる。開幕10試合で4勝1分。不敗継続は6試合が2回とやや少ないものの、18節から28節までの11試合で4連勝2回を含む9勝1分。途中22節の岡山戦にこそ負けたがここで勝っていれば9連勝(!)かつ不敗継続12と中盤から後半にかけて立て直してきた。ジオゴなど補強の成功ももちろんあるが、石崎前監督の手腕は認められるべきだろう。サポが諦めない姿勢を見せることも当然必要なことだが。

 全くの新人監督である財前監督にそこまで求めるのは酷な話とわかってはいても、来季の財前監督には不利な状況から修正できる能力、特に負け試合を引き分けに持ち込むというのを求めたい。劣勢時にはよくわからん采配も多くあったし。
 改めて星取り表を見てみると負け数18はやはり多すぎで、とりわけ波に乗れそうなところでの連敗が目に付く。特に21,22節の連敗(群馬A、徳島A)と35,36節の連敗(熊本A、群馬H)が返す返すも痛かった。プレーオフ圏内ならまだしも、自動昇格を目指すなら負け数をひとケタに抑えるのは義務と言ってもよさそう。

 暑苦しく追っかけたせいでネタ枯れが激しく心配…。できなかったらゴメン(汗)。

posted by フラッ太 |20:03 | 戦術厨の戯言 | コメント(5) | トラックバック(0)

2013年12月07日

'13コンサを振り返る②。

~今年のベスト&ワースト~

 ベストゲーム:第40節VS神戸

 スカッとした試合で言えばこの方の挙げた福岡戦@厚別も十分候補に挙がるし、千葉戦@ドームも捨てがたい。ただ、J1昇格を決めた神戸に対して真っ向勝負を挑み、攻めに行って勝てたというのが第一。まあ、ジャッジに助けられた感は大いにあるんだが…。レ・コン・ビンのPKで露出も増えたし、動員かけた試合で勝てたという興行的な成功も理由としてある。ただ、この試合に関して言えば「敗れて強し、神戸。」という印象も強く持った。J1で生き残るためには神戸レベルの相手と五分に戦えなければならない。道のりはまだまだ遠いなとも思わされた。

 ワーストゲーム:第36節VS群馬

 前節のアウェイ熊本戦に敗れ、連敗は絶対に避けなければならない状況下で練習でもやったことがない日高ボランチという意味不明な采配。この試合は実際には観ていないんだが、せっかく前半0-1で凌げていたのに曵地のミスで傷を広げるなど内容も結果もお寒い限りと言うしかなく、録画を観る気すら起きなかった。厚別開幕の熊本戦も大概だったが、あの試合はちょっと特殊な状況下だったので次点とした。

 ターニングポイントとなった試合:第38節VS千葉

 相性、というのはあるいはあるのかも知れない。コンサが熊本にはなかなか勝てないように。終盤戦、上位陣との連戦の最中で京都に力負けし、やはりまだ上位陣に食い込むだけの力はないのかと思われたが、わずかなミスを突いてのウノゼロ勝ち。去年は川崎戦のように節目の試合でガッカリだったけど、福岡戦@厚別のように今年は手応えを掴めたんじゃないかな。自分の力でプレーオフを引き寄せたという試合だったように思う。

~今年の漢字一文字~
 てっきり去年は「惨」だと思っていた(汗)。去年は「壊」だったが、今年は「波」かな、と。
 最終節で北九州相手に(前身はニューウェーブ北九州)プレーオフ進出を阻まれたことだし(苦笑)。

 成績が安定しない、波のある戦いぶりというのももちろんあるが、ユースからの選手供給が安定してきて選手構成や強化に関してもう一段階進んで新しい波がやってきた、というのも理由。三上が契約満了というのは象徴的なことで、トップ昇格で満足してもらっては困る、そこからも競争が待っている。ただし、謙伍の復帰のように放出したらそれっきりでもなく、必要な選手であればコンサに帰ってくることもできる。このあたりは時間があればネタにしていきたいところではあるが時間がねぇ。方向性も定まらんし…。

 振り返るシリーズはこれくらいかな。あとは気になったことをちょいちょい書いていければ。

posted by フラッ太 |18:11 | コンサについて | コメント(2) | トラックバック(0)

2013年12月03日

'13コンサを振り返る①。

 さて、今年も1年の総括の時期がやってきた。
 例によってさらっと振り返ったりちょっぴりディープに振り返ったりしていこうかと。

 MVP:内村圭宏
 ルーキー・オブ・ザ・イヤー:深井一希

 これは素直に決まりでしょう。キャリアハイには届かなかったものの、名実共に札幌のエースストライカーとなったウッチー。ルーキーながらスタメンに食い込み、徳島戦での糸を引くようなロングフィードや松本戦や神戸戦での豪快なミドルシュートなど才能の片鱗を見せつけた深井。ウッチーもだけど、深井はとにかくケガを治してほしい。コンサの屋台骨を支える選手であるのは間違いないのだから。

 今年のビューティフルゴール

 3位:鳥取戦@ドーム ウッチーのボレー
 2位:福岡戦@厚別 荒野の向きを変えたシュート
 1位:長崎戦@厚別 レ・コン・ビンのダイビングヘッド

 10月から11月にかけて観てない試合もいくつかあるが、この3つで順当だと思う。高速カウンターのお手本とも言えるようなあっという間のゴール。ウッチーのボレーはスピードを殺さず、かつ点で合わせてGKも触れないコースにと難易度がかなり高く、日高のクロスも素晴らしくとこれだけ見たらJ1と遜色ない。
 2位の荒野のゴールは「え、そっち!?」っていう変態ぶりが光る。この日は三上もキレキレだったが、荒野がブレイクしたなと思わせるに十分なゴールだった。1位はレ・コン・ビンのダイビングヘッドの美しさもさることながらチームとしての崩しの美しさが1位に値する。何せSBの上原まで絡んでのゴールだもんね。財前コンサでは(石崎コンサででもだが)こういうゴールを観たかったんだよ!という象徴的なゴール。

 ゴールの華は崩し・個人技・FK。
 なので、山形戦@ドームの相手GKの虚を突いた砂川の直接FKも入れたかったが、
 コースがやや甘かったのと、この日は相手GKが試合を通じてボーンヘッド気味だったので次点。

posted by フラッ太 |23:21 | コンサについて | コメント(3) | トラックバック(0)

2013年12月03日

参戦とは“観光”である。

 いきなり大上段に構えて何言い出すんだこのスットコドッコイ!
 …っていうツッコミがあろうかとは思うが、まあ落ち着いておくんなせぇ。

 あくまで遠隔地に住んでいて、たまにしか試合を見に行けない立場としての戯言、あくまで僕の場合はっていう枕詞がついている前提で話を進めていくんで。スタジアムは戦いの場である、サポは12番目の選手っていうのは多少なりとも認識しているつもりだし、それを少しでも示す意味でも参戦時はアタマにバンダナ巻くデコバンスタイルで形から入っているわけで…。

 基本的に参戦の時は日帰りでは日程を組まない。物理的に日帰りが不可能な場合が多いというのが大きな理由なんだけど、それと同じくらいに参戦だけでは勿体ない、どうせ札幌に出てくるなら参戦以外の楽しみがなければ損だというのが理由としてある。イヤらしい話、参戦時には足代、宿代、メシ代…とそれなりに出るものが出ていく。1回の参戦時にチケット以外で\15,000はかかってしまう。本州からの飛行機往復からすりゃ安い方だけど。となると、お金をフルに生かしきりたいっていう心理はどうしたって働く。
 まあ、試合の勝ち負けはやってみなきゃわかんない、ハズレを引いた時のリスクマネージメントみたいなのもあるんだけど(苦笑)。幸いにしてハズレを引いたと思える試合は去年の天皇杯くらいで、それとて負けることがこんなにヘコむんだっていう貴重な経験になったんだけど。あの試合で「ああ、オレはゴール裏、少なくとも爆心地に行っちゃいけない人間なんだな」って改めて思ったんだけどそれはまた別の話。

 参戦が年に2,3回になる以上どうしてもどこか引いた目で見てしまう、どんなに思い入れを強くしたところでシーチケ持ちでホームゲームは当然観に行くぜっていう方には敵わないというのはある。それは必ずしも悪いことじゃないと思ってるし、間隔が空くことで新たな発見だったり驚きがあったりもするからそれはそれでいいのかなとも思う。もっとも、ドーム参戦時には階段を上り下りするたびに「オレって運動不足…」とヘコんでばかりなのがお約束だったりするんだが(汗)。

 自分が観に行った試合で負けるのはカンベンってのが人情だけど、勝負事である以上こっちが強制できるワケじゃない。現場はいつだって勝つために全力尽くそうとしてるんだし、それを少しでも手伝えるようにするのがサポだとも思うし。試合前の、そして試合中のワクワクやドキドキ、たまにハラハラを味わうために、そして試合後にはハイタッチできたらいいよねっていう希望や妄想のために汗水垂らして働く、ツアーを組む。やらかしだったりアクシデントだったりもたまにあるけど、参戦はそれ含めての観光。だったら丸ごと楽しもうよ、と。

 今年はホーム開幕戦&最終戦に参戦できた。来年はもうちょい回数を増やせれば。ブログでクダ巻くより数多くのサポに出会ってあーだこーだ言い合う方が面白いんですよ、絶対に。もしくははじめてのアウェイ参戦ですったもんだのズンドコ珍道中ってのもいいかも(←やらかすの前提かよ!)。…あ、素直にレジャーって書けばよかったんだ。
 でも、サポの端くれであってもレジャーっていう視点は無くしちゃいけないよねとは思う。アウェイ遠征であれば試合を観に行きつつも観光とかグルメというのはどこのクラブのサポでもあること。コンサの場合はサポが札幌近郊以外にも沢山いて、ホームゲームにコンササポが駆けつける場合でも観光の要素を持っているのがコンサならではの特殊な事情としてあると思う。
 だから、戦いの場ってのが強くなりすぎると先鋭的になって多くの人を巻き込めなくなるし、レジャーの1つとしての魅力も薄れてしまう。敢えて言うなら「たかがサッカーの試合じゃん、あんまり力入れすぎないようにしようぜ」ってところかな。裾野を広げておこうというか、何かしらの緩さは残しておこうというか…。

 …何だか年末のオーラスに書くべきことだったかもと思えてきた(汗)。
 

posted by フラッ太 |01:28 | ちょっとカタい話 | コメント(2) | トラックバック(0)