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2012年07月06日

納得できるか。

 この方のエントリーを読んで、しばし考えさせられた。
 言葉で表すのはなかなか難しいんだけど、僕の場合最も重視するのは

 試合の内容に納得できるか

 になるかな。もちろん、勝てばうれしいし負ければ悔しい。勝たなきゃJ1では戦えないし、勝たなきゃ周りからも評価してもらえない。勝ってナンボ、結果がすべてだっていうプロの世界では勝敗がどうしたって大きく関わってくるんだけど、勝ち負けは相手のあることであってどちらも勝つために真剣。

 だからこそ、勝てば何でもいい、負ければ全てがダメと単純に片付けたくないというか。

 なぜ勝てたんだ、なぜ負けたんだというのを自分なりに考えて
 それが納得のいくものであれば勝敗に関係なく受け入れることができる。
 まあ、上っ面では何とでも言えるし書けるんだけど(汗)。

 勝った試合でも勝つには勝ったけど、これじゃいかんよねっていうものもあれば、負けた試合でも惜しかったよとか次こそはいけるよと感じられるものもある。そういう意味ではガンバ戦と鳥栖戦は結果こそ同じ負けでもすごく対照的で、ガンバ戦は不甲斐ないの一言で片付くし、鳥栖戦は惜しかったとポジティブにとらえられる。

 まあ、試合数を消化していくごとに状況はシビアになっていくから「何やってんだよ!」という気持ちもふくらんでいくんだが、同時に「持てる力を出し切ってくれ!」という気持ちも増すワケで。去年の後半あたりから「(昇格降格は)結局1試合1試合の積み重ねなのだから」と割り切ることにして勝敗にはあまりこだわらなくなったというのがあるかもしれない。もっとも、今年はあまりに負けすぎて怒る感覚がマヒしたってのは多分にあるが(滝汗)。

 信じて勝てるほど甘くはないと頭の中ではわかっていても、
 どこかで納得できる材料を探したい。

 ともすれば、それは甘やかすことになったり現実逃避だったり負けたときのショックを和らげようとする自己防衛になったりするんだけど、信じることで気持ちの整理をつけるっていうのが近いのかも。勝てばその時は喜びが何倍も大きくなるし、大げさな言い方をしちゃえば去年の最終戦は“歴史の証人”になれたんだしね。

 あの試合はホントに特別で、TV観戦では絶対に得られない感動や興奮、空気があった。「次も観に行きたい!」と観客に思わせることができるかってのは1試合ごとに大切で、「こんなものでお金をもらえると思ってるのか、この馬鹿野郎!」と思わせてしまってはいけない。普段スタジアムに行けない僕としてはハズレを引いたことがないというのは相当幸せな部類なんだろうな。
 選手や監督の側は勝つことでわかりやすくアピールできるし一番大事になってくるんだけど、サポの側としては勝つことだけじゃないんだよ、スタジアムに足を運ぶことそのものの楽しさを伝えることが大事になってくるんじゃないのかな。常勝チームならいざ知らず、勝ったり負けたりを繰り返すと自然とどこかで元を取ろうと楽しみを探してしまうだろうし(苦笑)。

 「で、今、お前は納得できてんのか?」という問いにはガンバ戦のような不甲斐ない試合してりゃ下にダントツなのも納得だし、ホントに全力出し切ってるかどうか疑わしくなるって意味では納得できないとどっちにもとれる答えで逃げを打っておくことにする(汗)。

 やっぱり生で観ないことには100%納得するってきっとできないと思うんだ。
 どんなに負け続きでもスタジアムに足を運べる方々がうらやましい限りである。
 

posted by フラッ太 |09:00 | ちょっとカタい話 | コメント(3) | トラックバック(1)