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2014年02月04日

J3勢のアンテナ。

>驚きの感覚が鈍くなってんのかなあ…

 神田と阿波加の期限付き移籍に関してはさほど驚きはない。
 三上の契約満了、今年に入ってのゴメスの福島修業の驚きが大きくて、
 「フツーにありえるよね」と淡々と受け止めているのが正直なところ。

 コンサはここ数年でユースを充実させてきたのでレンタルで選手を獲得することはしなくなっているが、下のカテゴリーのクラブが上のクラブから選手を借りることは珍しくない。代表的なのが斉藤学を大ブレイクさせた愛媛。最近では富山にレンタル移籍となった中島もそれにあたるだろう。富山ってFC東京からけっこう選手を借りていた気がするので中島の移籍もそのへんのツテが影響したんだろうなとぼんやり思っている。

 貸す側の都合に左右されるとはいうものの上位クラブとパイプを作ってレンタルで補強、あわよくば完全移籍を(俗に言う借りパク)というのも立派な生き残り戦略。J2ではこれが顕著でレンタル移籍を用いていないコンサは少数派、むしろ独自路線と言えるまでに突き抜けているとも言える。
 地理的なハンデがあって競合が起こりえない、資金力に乏しくピンポイントでゴールデンルーキーを獲れないなど理由はいろいろあるんだろうけど必ずしもデメリットばかりではなくて、道内に眠る人材はコンサが独り占めできるからそれこそ種を蒔いて畑を耕して文字通り人材発掘と一見遠回りでも実になる道を選んだから今のユースがあるわけで。

 さて、今年のコンサ。30名を超える大所帯ともなれば3番手4番手となる選手も出てくる。三上の契約満了だけでもかなりのインパクトを与えていただろうから、J3勢からすれば垂涎の的とは言わないまでもコンサにレンタルをオファーする意味はある、やたら囲い込みはせず出す気があるなら出してくると踏んでいたのかなという気はする。
 コンサの強化部としてもユースからのトップ昇格という道筋は確立できたから今度はその昇格組を競争をさせることで篩にかけるという新たな段階に進もうとしているのを感じる。その一環としてJ3勢へのレンタルを積極的に行おうということなのだろう。辛口な言い方をすれば温室育ち、乳母日傘だけの育成では終わらせないと内外にアピールする意図もあるとみる。

 選手の側としても悩ましい決断であったと思う。コンサで勝ち抜きたいけど試合に出られなきゃ意味がない。あの三上でさえ出されてしまうという半ば強迫観念に駆られつつも、謙伍のようにコンサの外に出ても結果を出せばちゃんと戻してくれる。そんなせめぎ合いの中で移籍を決めたのだろう。
 余所の釜のメシを食うことで見えることも多くあるはずだから武者修業は基本的に歓迎したい。レギュラーを掴みつつある荒野でさえも「休まなくて大丈夫か?」ってほどにどんどん外の空気を吸って成長しようという気概を見せているので周りが刺激を受けている、悪く言えば引きずられているということもあると思う。荒野は世代別代表にも選ばれているしね。

 「J3からオファー来てるけど…どうする?」と、有無を言わさずというほどではないので結論としてはアメとムチの使い方が巧いウチのGMは今日も腹黒で通常運転ってことになるんだけど(苦笑)、こうしたコネクションを作っておくこともクラブの地盤を作る上では必要なこと。愛媛は広島とのコネなどあるしね…。上とのコネをつくるのも大事だけど、こちとらその「上」を目指すわけで。

 とにかく、でっかくなって帰ってこい!

posted by フラッ太 |08:41 | コンサについて | コメント(0) | トラックバック(0)

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