2011年12月31日
区切りをつけない年末
例年ですと、年末には何らかの総括をするところなのだろうけれども、今年はそんな感じがしない。というかすることもどうか、というところで。 時間は継続しているものであり、新年になったところでいきなり変わるものでもない、と大上段に構えているわけでもないのだが。 理由の一つは、やはり東日本大震災があったことに端を発しているのである。
あのことは、単に地震の被害、津波の恐ろしさの再認識に留まっていなところに大きな部分がある。 勿論原子力発電の問題について、今までは少なくとも正面から考えたことがなかったものが、まともに向き合う必要性には迫られたのだな。 そしてそこから会社の問題であるとか、国会の問題であるとか、報道の問題であるとか、いろいろな部分に派生していって、顕在化した事も大きかったのだな。 今の流れではどうか。勝手に終息宣言をしてしまって、終わらせようとしているのはどうなのか。 報道されるのは、こんないいことがありましたとか、大変だけれども頑張りました的なことであって、決して現実には向いていない。 まだまだ避難生活をしている人々は多いはずであるのだが、その実態が伝わることはない。奇麗事ばかりではないはずなのだが。
大震災によるリーグ戦の中断は、結果的にはコンサにはプラスになった。 だからそのことが良かった、という言い方は出来ない。 J1昇格できたことは一つの結果だけれども、最早それはゴールではなくて。 むしろスタートラインについたばかりであり、今後は如何に継続していくかが求められているし、サポの立場としても今シーズン終盤のような雰囲気を如何に継続させていけるのかが問われることになるわけでさ。
昨日あったTV番組について、ちょっと触れてみる。 昼前からあった「ぞっこん」の総集編は酷いものであった。 確かにコンサの特集は冒頭に15分くらいあったけれども、番組全体の約3時間の中では、たかが知れているレベルであって。 むしろ記念DVD販促のためのツールでしかないようなものには、ちょっと嫌悪感すらあった。 あとは大半が公のことであって、それも愚にもつかないものが大半であっては、失笑するよりない。 これが本当に視聴者が求めているものだと思って作っているのだとすれば、愚弄するのもいい加減にせよのレベルでしかないのだな。
もう一つは夜の「レコ大」。最早レコードの時代ではなくCDや配信の時代なのに、という突っ込みはこの際置いておくが。 最初に断ればリアルタイムで見たわけではなくて、気になって録画したものを今朝短時間で再生しただけのことではあるのだが、一言で言えば「無駄に豪華」である。 中味もまるでなくて、少なくとも1年間の業界を振り返ることすら難しい、知らない人や曲のオンパレードでは白けるよりない。 何と言うのか、業界の保身のためでしかない雰囲気、実態とはかけ離れてしまっている内容では、存在意義すら怪しいとしか言えないのだな。 これでも昔は結構気にしていた事もあったのだがね。 現在では冷笑の対象としても虚しいところか。
今年最後のブログがこんな感じでは後味が悪い。 無理に希望を見出そうということではないのだが、取りあえずこれで締めて、ということではなく、苦しいかもしれないけれども問題意識を持ち続けて行きたいのだというところか。 少なくとも今日で2011年が終わるからといって、翌日からさあ新たな気持ちで、とはならないだろうな、としまりのないところで終わるのか。
posted by akira37 |05:41 | その他 | コメント(1) | トラックバック(0)