いい加減先日の旅のことを書いておかないと忘れてしまいそうなので。
今回のメインのもう一つがJFLの「女川VS奈良」の観戦であった。別に相手が奈良であることが重要ではなく、仙台フィルの定期との抱き合わせが可能な日程を見たらこのタイミングだったということではある。
ただ個人的にはいろんな要素が重なってラッキーな選択にはなったのだな。
コバルトーレ女川は今シーズンからデゲバジャーロ宮崎と共にJFLに加入しているのであるが、コンサ的には監督にOBがいるという共通点がある。
宮崎の方は昨シーズンからの継続で石崎氏だし、女川の方は初監督としての村田氏ということで。
当然久方ぶりということででお土産(勿論「白い恋人」)持参で参戦してきたのではあったのだな。
試合会場の方は、女川で開催可能な場所がないものだから、すべて町外ということになっていて、今回は石巻フットボール場での開催。
今回の行程では、女川は自体が未訪問のままだったから、まずはそちらを表敬訪問するのが筋だろうと朝一で向かったのだな。
東日本大震災後の復興状況はニュースでも何度か見てはいたのだが、実際行ってい見ると結構な規模を実感する。
そして今回は駅前で祭事もあって、結構賑やかではあったのだな。
駅前はほとんど新しいもので埋め尽くされているのだが、交番がひっくり返ってしまったものはそのままにされているということは、震災遺産にするのだろうか。
そして可能な限りお金を落とすことは大事なので、何点か消費して石巻に向かったのではある。
試合会場へは苦難であった。
元々ちゃんと調べていない自分が悪かったのではあるが、石巻駅自体や周辺にもそれらしく案内はなく、歩いて行けるだろうと高を括ったのが失敗で。
結局途中迷った部分も含めて1時間以上さまよって到着したのがキックオフ15分前という有様ではあったのである。
試合の方は前半35分に女川GKが負傷交代する事態になって、これが結局分岐点であった。
前半0-0で折り返したものの、後半奈良の攻撃が功を奏して0-4の圧勝。うち2点はGKが原因と思われる部分ではあるから、少々かわいそうなことではあった。
まあ公式記録を見れば、女川のシュート数は1本のみ。これでは厳しい。
試合後は出待ちする。
選手たちが後片付けに外に出ている中で、残っている女川サポがいたから、これは監督待ちだと睨んでいたのだが、一向に出てくる気配がない。
これはおかしいと、そのサポが競技場の中に向かったところをついて行ったら、ピッチ上にいたのだな。
出てこない理由は、そこでの話し相手にあった。それは奈良クラブの横野で。
ちょうど終わったタイミングにもなったので、私の手には判りやすい土産があるものだから、ようやく渡せたのではある。
時間はあるから、石巻駅への戻りも歩きで。
今度は45分程度ですんだのだが、単純に歩くだけではなく背中には登山時並みの荷物をしょっているから、足にもよろしくない。
ということでタイトルのような事態で終了。時間はあっても他に何もする気力がなかったことではある。
おまけを2つ。
一つは帰りの道のりで、先を歩く一人の女性がいたのだが、その人は駅でICOCAへのチャージをしていたから、奈良サポだったのだろう。いやはやこの辺り、長距離歩くのは慣れっこなのだろうな。
もう一つは帰りの仙台空港の風景。
ええ黄色い人たちで溢れていました。
仙台からは伊丹へJAL様、神戸へスカイマーク、関空へピーチ、と便も豊富にあるのでね。
彼らにしてみれば2年に1度のチャンスだから、随分と楽しんでいたようではありましたか。