スポンサーリンク

2014年04月11日

'14第6節VS松本・アフターインプレッション。~#3と#4、そして#10~

>#4でも河合は出てきませんのであしからず…。

 前半はキッキングゲームに付き合わされた感じ。松本がどんどんボールを入れてくるのでその対処に追われて、なかなか自分たちのリズムを作れなかったように思う。結果として砂川の攻撃参加を鈍らせる効果もあったのかな?CBのすぐ手前までボールを受けに降りてきた時には「これは苦労するぞ…」と思った。もっとも、パウロンを入れて高さと速さを補強していたし対処さえ間違えなければやられる感じはしなかった。ただ、岩上は怖かった。キックの種類も多く精度も高かったし。でもその岩上は湘南から出されたんだよなあ…。

 ウッチーの負傷交代(?)で都倉が入り、その都倉のゴールで勝利。ウッチーの状態は気がかりだけど代わりに入った選手が結果を出したってのはチームにとって良い循環をもたらす。また、都倉が入って真ん中でボールが収まる&タメができることでDFラインも高く上げられるし、主に左サイドで上がれるシーンが増えていた。災い転じて…ってことかな。
 ただ、あのふんわりしたパスは砂川だから出せたし都倉のゴールも都倉の身体の強さがあればこそ。個人能力でこじ開けた、砂川頼みの印象が否めないってのは贅沢かな。謙伍もゴールこそなかったけど積極性はあったし次に期待ってことで。

 興味深く観たのは奈良とパウロンの関係性。4バックの時には2人のCBがいて、肉弾戦は任せとけ!っていう#3のタイプと、DFラインを統率しながら最後の砦としてカバーリングもこなす#4のタイプに分けられると個人的には思っている。#4ですぐにイメージできるのは何といっても井原正巳。#3は単にエアバトルで跳ね返すってんなら闘莉王だけど鹿島にいた岩政がイメージ的には近いかな。コンサだとペレイラあたりか(懐かしい!)。でもペレイラはパス出しの能力も高かったしなあ。
 個人的には奈良には#4の系譜、コンサだと曽田の系譜を受け継いで欲しいんだけど今のところは#3的な起用が多い。パウロンに#4を任せるには当然無理があるので半ば強制的に#4は奈良が担うことになる。まあ、小難しく考えなくても奈良がパウロンのコントローラーを握ると思えばいいんだが(苦笑)、なかなか良かったと思う。京都戦の前半終了間際でのあわやっていうシーンは薗田との役割分担が曖昧になったせいかなとも思っている。

 コンサのCB陣は現状奈良が軸になってはいるものの、最適解がなかなか見つけられていない。松本戦では身体能力重視の組み合わせで臨んだが、シーズンを経てどのようになるのか。いっそのことバイエルンみたいに対戦相手によって組み替えるってのもアリかな(笑)。

 あと、宮澤がミドルシュートを撃てるようになったのはいい傾向。宮澤自身の積極性というよりもゴールにより近い位置取りができるようになったのが大きい。目立たなかったけど松本戦でも攻守のここぞのところで顔を出せていた。この目立たなさっぷりが戦術厨にとってはいろいろな意味でたまらないんだが(苦笑)。
 初ゴールもだけど、カズゥが超ロングシュートを決めた福岡戦でもCKのこぼれ球をノートラップで左足一閃など宮澤はシュート技術が高い。もうちょい攻撃に比重をかけさせてほしいけど現状の4-2-3-1では厳しいか。でも31分頃の砂川へのフィードはシビレたねぇ。ギャグじゃなく宮澤は天才じゃよ。このへんはもっとディープに書きたいところだけど、もう十分クドいので日を改めてってことで。

 MOMはゴールを決めた都倉だけど、影のMOMはホスン。ハイボールはほぼノーチャンスだったし、飛び出しも良かった。裏抜けもパウロンのスピードとホスンの飛び出しで完封できていた。岩上のシュートもキッチリ弾き出していたし。ボールキャッチからのパントなど攻撃のスイッチにもなっていたのでGKはレベルの高い争いが続きそう。もちろん、ゴールを決めた都倉ともどもFW陣の競争も激しい。

 勝てたから言えることでもあるが、都倉とパウロンが割って入ることで
 チームの背骨がより強くなればと期待を大きくさせる松本戦であったと思う。

posted by フラッ太 |19:15 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)