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2011年12月05日

’11第2次弾丸ツアーレポート①~vs FC東京観戦記~

 そうだよ、J1昇格じゃなくてJ1復帰だよ。

 ・・・というわけで、新聞記事もほとんど読まないまま
 鮮度切れにならないうちに今年の第2次弾丸ツアーのレポート開始です。

 12月3日、土曜日。

 行け札幌 仲間信じ 最後まで戦え~♪が脳内を幾度となくリフレインしながら何とか夜勤をこなし、特急オホーツク2号に飛び乗る。札幌駅到着は11時46分。何とか3時間くらいは眠りたいところ。今回指定席を往復共に確保したのは人の出入りが少ないであろうことを見込んだものだったが、横の女性4人組のおしゃべりがうるさいのには非常に参った。それでも、うつらうつらしている間に峠を越えていたようで気がつけば外が一面の雪景色。出発前は全く雪が積もっていなかったので別世界に来たかのよう。札幌は天気大丈夫なのかな・・・。
 さて、札幌駅には定刻到着。ここからはオレだけの運動会の開始。交通手段は南北線→シャトルバスのルートを選択。東豊線はどのみち福住駅からが大変そう。いろいろ考えたがどうやってもキックオフには間に合いそうもない。とにかく、

 迷ったら死ぬ。

 数分遅刻するのはこの際しょうがない。これが一番リスクの少ない手段と信じて、少しでも早い便に乗るために走る。ドニチカキップをスムーズに買うために500円玉を握りしめダッシュ。平岸駅に着いて2番出口に出たかったが出たのは1番出口。迷わない。地上に出てから探せばいい。札幌ドームと表示されたバスがあった。シャトルバスに乗ったのは12時10分。ギリギリか?
 ドームに入るまでがとにかく遠かったが、ドームに入って座席を探そうとした時に「うそっ・・・!」と思わず声が出た。だって、対面がギッシリ満員なんだもの。去年は10000人割れでS指定席がガラガラだったのがウソみたい。シャトルバスの中でおにぎりをかじっていたので腹の虫の心配はない。試合を見ることに集中。そして驚いた。

 三浦コンサかと思うほどに2ラインでガッチリ守る始まり。

 慎重だなあ。いや、相手が相手だ。先に失点はできない。DFラインの上げ下げやFC東京側がゾーンの穴を探しながらじっくり攻めているなとかいうのは生観戦ならではの醍醐味。でも、やっぱルーカスは怖い。1人では対処しきれないのでどうしてもダブルチームになって穴が空く。想定していただろうが、ミドルが飛んでくるのは心臓に悪いよ。得点シーンはあまりにあっさり決まったので嬉しいよりも「2人で持ってっちゃったのかよ!」っていう驚きが先。そして前半終了間際に2-0にしたのにはもっと驚いた。ニアをブチ抜いたのかよ・・・・。

 想定外の2-0で心が何だか落ち着かない(苦笑)。ゲンを担いで喉の渇きをジンジャーエールで潤し後半へ。今年のコンサなら2-0なら負けはないだろうと踏んでいたこともあるが、やっぱ体力が限界に近かったんだろうなあ。選手交代で誰と誰が代わったかが全然頭に入っていなかった(汗)。カズゥが入ったのをブーイングでやっと気づいたくらいだし。
 失点シーンは抜け出された時点で勝負アリ。ミドルを叩き込まれるのはFC東京ならできて当然。でも、完全にアフターチャージで倒れているホスンに向かって「ウソつき!」はいただけないですぜ、瓦斯サポさん。シミュレーションでFC東京側にはカードも出されているんだしね。
 なかなかつながらなかったがホスンは低いボールを意図的に蹴っていた。技術的にはけっこう難しいと思う。後半時間がなくなってくると今度はわざとハイパントを蹴って時間を稼いだり、上原の交代時にはワザとボールを外に出す(と思う)などして考えたプレーをしていた。僕の近くでは宮澤に対して嘆きの声が多かった。危ないところを埋めるカバーリングは頑張っていたと思うが、その後ほぼワンタッチで出してボールロストを頻発&二次攻撃となっていたのでそこんところが良くなかったんだと思う。見た目も素っ気なく出しちゃうもんだから余計に雑に見えたかも(苦笑)。

 FC東京が右サイド(つまりはコンサの左サイド)を執拗に狙ってきてどうなることかと思ったけど、そこには“安心の奈良ちゃん”がいた。ホントにユース出身とは思えない堂々としたプレーぶりにはため息が出た。札幌の#37は化け物である。それでも1点差は胃がキリキリする。何せ相手はJ2最強。凌ぎきれるか不安で仕方なかった。だもんで、ロスタイムに入る頃には自然とWe are SAPPORO!コールが出ていた。観客動員が39243人と発表された時のドームのどよめきが今度は一転大声援に変わった。SSでもコールは起こっていたし、あの時こそドームがひとつになった瞬間じゃなかろうか。

 勝利の瞬間は喜びよりも安堵感が先に来た。選手たちのリアクションからすればたぶん昇格はできていただろうけど、徳島の試合結果がなかなかわからずにいたので「早くJ1昇格の文字を出してくれーっ!」と何度叫んだことか。不思議とうれし涙は出ずにいた。安堵感とともに「今のコンサからきっと勝てるだろう」という確信めいたものがあって実際その通りに勝てた、ミッションクリアを普通にやってのけた、「できて当然だろ?」という気持ちとが交錯して・・・。

 セレモニーとサンクスウォークの間はひたすらしみじみしていた。
 あ、ちなみに岡山の煽りに「J1で勝とう!」と叫んだのはオレです(滝汗)。

 以上、ものすごく長くなりましたが、試合当日の模様を一気に書きました。

posted by フラッ太 |14:59 | 旅行記 | コメント(3) | トラックバック(0)