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2007年11月22日

思わずウルッときた。

 さて。

 昨日のオリンピック代表の大一番。

 後半開始直後から見たのだが、危ないシーンはほとんど無かった。

 後でダイジェストを見て前半のピンチの場面にビビリまくったんだけど。

 でも、本大会出場を決めて良かった。

 試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、水本裕貴がまるで出場を逃したかのように膝を折り顔を覆っていたのを見て、思わずウルッと来てしまった。

 彼はいわゆるオシム・チルドレンであり、喜びよりもプレッシャーから解放されたあまりそうなったのだろう。もちろん、試合中は病床のオシム監督のことを考える余裕など無く、試合に集中していたことに疑いはない。

 と同時に思った。

 僕たちはホント無責任に期待をかけているよなあ、と。

 アトランタ、シドニー、アテネと連続出場しているオリンピック代表。日本ではオリンピックのステータスはやたら高い上に、3大会連続で出ているとなると「出るのは当然」といった空気に自然となってしまう。実力を考えれば不可能な目標ではないし、U-20世代が世界である程度結果を出してきたことも拍車をかけていた。

 でも、当の本人たちにしてみれば、それがどんなにプレッシャーになっていたことか。

 本大会で勝ち上がるのがだんだん難しくなっているのと反比例して、代表に要求するレベルはどんどん上がっているのだから。ある意味反町監督をはじめとして貧乏クジを引かされた、とも思うのだ。フル代表はアジアカップで4位と「惨敗」し、しばらくは真剣勝負もないという面もあっただろう。

 アジアからは予選の勝ち上がりは3チーム。単純にいうと12分の3で、フル代表よりも条件は厳しい。カタールにやられた時は特にバッシングにあったが、僕としてはちょいとヒステリックに過ぎるんじゃないかと思っていた。平山にこだわりすぎていたという点はあったが、「結果」はそれなりに出してきたんだし。
 
 「オシム騒動」の時以来、川淵氏には不信感の固まりでいた僕としては、一連のバッシングは陰謀なんじゃないのかと勘繰ったくらいである。だから、出場を決めた後監督や選手たちに(一連のネガティブな発言を)謝罪したという報道があっても、額面通りには受け取れないでいる。

 個人的に反町監督はあまり好きではないが、本大会出場を決めたことに関しては素晴らしいと思うし、有形無形のプレッシャーを感じながらの仕事であったことに関しては大いに同情すべきところがある(←これは別に上から目線で言っているわけではないですよ)。

 ただ、これからはもっと大変である。
 
 期待はより一層高まるだろうし、オリンピックが「ゴール」ではないからだ。

 フル代表にどれだけ食い込めるか。

 そう考えると、征也は水野あたりと、岡本は家長と、石井は岡崎あたりと争わなければならない。

 ・・・厳しいなあ、代表への道は。

 では。

posted by フラッ太 |09:35 | スポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)

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