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2014年05月30日

厚別ノスタルジィ。

>武者震いがするのぅ!

 さて、今年も厚別での開幕がやってくる。

 今年の厚別では4試合と大幅減。かつて聖地といわれた厚別。でも、近い将来この厚別が、厚別での試合が、そして聖地とされた数々のエピソードも“昔話”になってしまうのだろう。時代の流れといえばそれまでだけど、ちょっと淋しいものがある。
 ドームに比べればアクセスだって良くはない。大谷地駅からなんだ坂こんだ坂を歩いてやっと辿り着く。肝心のスタジアムだって電光掲示板すら申し訳程度のものでぶっちゃけ貧相、オンボロの部類に入る。けれど、コンサはここから歩みを始めたということに変わりはない。厚別の開幕戦はそこで試合が組まれる限り身が引き締まる、少なくとも厚別で試合を観た経験のあるサポにはふんどしを締め直す、気合いを入れ直す試合であることと思う。

 オールドファンであればバルデス3連発、GKディドの攻撃参加、ウィルのPKなどになるだろうが、僕がここでブログを書き始めて印象に残っているのはダヴィのファニーゴール、謙伍の執念のダイビングヘッド(これで厚別の不敗が継続した!)、初参戦したガンバ戦ではダヴィ・クライトン・アンデルソンの揃い踏みで退場になったクライトンがユニを脱いだ時の上半身を見て「すげぇ身体してるな…」と嘆息したり、愛媛戦ではダニルソンのドッカンミドルに驚愕したりと、厚別の試合では“何か特別なこと”が起こっていたように思う。福岡戦に限ってもカズゥの超ロングシュートがあったり、去年も荒野と三上が躍動したし。

 選手は厚別だからと意識して特別なことをやってやろうと思っているわけではないだろう。ホームだろうがアウェイだろうが目の前の試合で常に勝つつもりで全力を尽くしているのであって、それがたまたま厚別で起こった、印象に残ったというのが本当のところだと思う。けど、何か目に見えないものが作用するというか、その“何か”が時には奇跡と言えるようなドラマを生む。

 年1レベルでしか行かないから比較のしようもないけど、
 厚別独特のものがあるとするなら距離の近さ、一体感なのかな。

 物理的な距離はそれほど変わらないと思うんだけど、サポと選手がお互いに緊張感を持っていて相互に作用するというか、カッチリ感があるというか…。ドームって屋内だからフットボールをするって観点からするとどこか不健康に思っちゃう自分がいるんだよねぇ。このあたりは専用スタには敵わないよなあと思わされてしまうんだが。僕は試合中は飲まないけど、ピーカンの空の下でビール片手にってのもオツなもんだぜ、なんてのもまた観戦の醍醐味だろうし。

 厚別開幕は原点回帰であると同時にホームゲームの意味を噛みしめる、
「ホームゲームって何?」という問いに改めて向き合う一時なのかもしれない。

 かつて、厚別では不敗神話があった。でも、それに寄りかかっていてはダメ。チームは毎年メンツが入れ替わるし、状況も異なる。今は今の戦いがある。明日の福岡戦は城後が出場停止とはいえ、それは必ずしも有利に働かない。相手がどうとか関係なく、自分たちの戦い方を貫いていくことが大事。

 さあ、開幕だ。

posted by フラッ太 |16:45 | ちょっとカタい話 | コメント(0) | トラックバック(0)

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