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2011年06月28日

第18節VS富山・アフターインプレッション。

 どうしてこうも戦いぶりが安定しない、今度こそ!と思った時に限ってズッコケるのだろう?
 誰もが疑問に思い、恐らくは石崎監督が一番頭を悩ませていることだろう。

 恐らく、状況判断のまずさや試合中での修正能力の低さが大きく影響しているんだと思う。

 当然、試合前にはチームは相手のスカウティングを行っているだろうが、実際にはスカウティングの通りに相手が動いてくれるとは限らない。前線からどんどんプレスをかけてくるかと思いきやブロックを敷いてハーフウェイを超えるまでは持たせてくれるとか、あるいはその逆だったとか。
 そのズレが小さい時はまだしも「えーっ、全然違うじゃん!」となった時に慌てる。想像以上に富山のプレッシャーのかけ方が巧みで修正に手間取っているうちに前半が終わってしまったのではないだろうか。大森のアニキも後半はサイドチェンジができていたと言っていたし。

 しばしば、「同じ絵を描く」という表現がなされる時がある。
 富山が前半から積極的に守備をすることは想定の内に入っていたはずで、その時に真っ向勝負で挑むか、あるいは最初の内はいなして様子を見るかという約束事が全くなかったというわけではないはず。選手間でそのあたりにズレはなかったのだろうか?例えばパスコースを作る動きがなかったとか、つなぐことを意識しすぎて足下でもらってばかりとか、シュートを打っていい場面でパスを選択してしまったり・・・。

 石崎監督はとにかくミスが多いとコメントするのだが、打開するのが技術ばかりに偏っているようだとヤバい。バルサをお手本に正攻法で真っ向勝負(バカ正直?)する傾向があるから「基本が大事!」と余計に技術に走る、選手はつなぐことに意識が行きすぎて足下ばかりでもらう・・・なんてことになってなきゃいいけどなあ。
 土曜日は甲府VS柏の試合があったんだけど、柏の1,2点目は共に甲府側に球際の厳しさが足りなかったのが理由としてある(1点目はスーパーゴールなので多少割り引く必要はあるが)。ゾーンを守るのに気が行き過ぎて肝心の1対1で厳しく行けないために「人が揃っているのに決められる」状態になっていた。富山戦の前半が危なっかしく見えたのはそういうところもあったように思う。

 宮澤は頑張ってた。芳賀が離脱でスタメンがブルーノとなると否が応でも自分が走り回って危険なエリアを埋める、体を張って相手選手の侵入を止めるといったタスクをこなさなきゃならない。「自分が何とかしなきゃ!」というのを全面に出していたと思う。三上に長いのを1本通していたしね。岡本は砂様とのコンビで巧く左サイドを制圧していた。でも、近藤が好調なだけにどこで起用するかというと悩ましいところではあるが、三上の出来からして岡本のカードの切り方は正解だっただろう。

 ただ、この試合も噛み合わないまま終わったという結論になってしまうのがつらいなあ・・・。

posted by フラッ太 |00:44 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

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