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2010年09月24日

第27節VS柏・アフターインプレッション。

 最初は格の違いで負けたと思っていたが、そうではない。積み重ねたものの差で負けたのだ。
 それは試合に勝つことで得られることもあれば、普段の練習で得られることもあるが、
 5ヶ月経っての再戦で目に見える形でその差が如実に現れたということなのだろう。

 試合全体の感想としてはこの方とほぼ同じで、状況判断の悪さが大きく勝敗に影響した。宮澤のファールや2試合連続となる吉弘のPK献上のファールも悪いっちゃ悪いが、その遠因を作ったのは他ならぬカズゥであることに変わりはない。既に自分が1枚もらっていて、前半だけで4枚も出ているってことは「このレフェリーはカードを出す」っていうことくらいはわかっていたはず。リスクを避けなきゃいけないシチュエーションで一番やっちゃいけないプレーを選択してしまった。

 ハーフタイムで修正する間があったのは不幸中の幸いと言うべきで、もしこれが下手に10分とか15分とか残していた状態だったらバタバタっと2点くらい入れられていた可能性は高い。ただでさえ状況の変化に適応する能力に乏しい石崎コンサなんだから。カズゥの退場は防ぐことができたし、避けることができた。こういうプレーをされると、いくらいいモノを持っていたとしても監督としては怖くて使えないという事態になりかねない。

 そんな中光ったのはやはり古田。
 虐殺されそうな試合の流れをミドル1発で引き戻したのはあっぱれ。
 結果は虐殺の憂き目に遭ってしまったのだが、あのゴールは普段のゴールへの意識やシュートを打つという気持ちが生んだもの。宮澤と明暗が分かれる形となってしまった。岐阜戦に出られるってのはメンバーが足りなくなって石崎監督もさすがに泣きを入れるしかなかった・・・ってこたぁないよな(苦笑)。

 1人少ない不利な状況をどうにかこうにか踏ん張っていたが、宮澤の退場で実質的に勝負アリで一気にバランスが崩れてしまった。結果は惨敗だが、だからといって全否定するような試合内容ではなかった。勝つために打てる手は打っていたし、ある意味で今年のベストゲームかもしれない。
 交代カードを使い切れなかったが2人少なくなった状況ではもはや打つ手がなかった。サブにDFは1人もいないし近藤の起用も妥当だと思う。つーか、端っからドロー狙いなんて考えてなかったんじゃなかろうか。そんな器用な真似ができるくらいならこんな順位をウロついちゃいませんって。

 CBの層の薄さ、サブに入るDFがいないというのも含めて
 チームの総合力がそのまま現れた試合であった、というように思う。

posted by フラッ太 |18:04 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:第27節VS柏・アフターインプレッション。

0-4より1-5で良かったと思います
運じゃあなく力の差はあったが0点に終わらなかったこと、9人になっても走れていたこと
この悔しさを26日に爆発させて欲しいです
さて、フラッ太さん次節は宮沢、上里がいない
誰を芳賀と組ませるか、ボランチがカギですが
誰でしょうね、私は岩沼の起用も本職だしいいと思う
のです。
DFも駒が少ないし迷うところです

posted by SB| 2010-09-24 20:23

SBさんへ

 ドン引きカメ作戦でいったとしてもたぶん負けていたでしょう。
 三浦コンサの末期のような真綿で首を絞められるような負けでは試合をする意味がありません。
 積極策を採って1点獲れたことはプラスに捉えたいですね。

 岩沼ですけど、まず出られるかどうかが微妙です。
 出られたとしてもサイドを重視する石崎監督ですからボランチでの起用よりは左サイドバックでの起用を考えるのを優先すると思います。ジンスと組ませて芳賀をやや攻撃的に・・・というのが最も無難な選択と予想します。
 

posted by フラッ太| 2010-09-25 14:22

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