2013年08月31日
プログラムを見つめながら
昨夜はkitaraに出向いていた。恒例の札響の定期を聴くためではあったのだが、今回はちょっと特別な部分があって、それを踏まえながら、またプログラム冊子についても踏み込んでみようというところで。
今回の指揮とソリストは韓国出身者で。 背景には札幌の姉妹都市である韓国のテジョンにある管弦楽団との交流が、姉妹都市提携以前にあり、今回そこの芸術監督兼主席識者を招聘したことがあって(ちなみに来年は札響の音楽監督がテジョンの感変額団を指揮する-来年創設30年になることも関係しているのかもしれない)。 優れた都市にはサッカーチームとオーケストラを有するものだと、何かで見た記憶があるが、まあこの点では両都市とも同じということにはなるのだな。
演目はベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番とマーラーの交響曲第1番。 前者についてはソリストが結構自由であったなとの感想があり、後者については最後の金管がちょっと残念だったなとの感想がある。 で冊子には解説などあるのだが、最近のものは札響での初演・最近の演奏・総演奏回数の表示もあるのだが、マーラーについてちょっと気になって。 有名な割には演奏回数が少ないと。今回で9回目であるのだが、恐らくこれは人の確保の問題もあるのだろう。 ホルンが8本なんて通常ありえないし。 前回の演奏が9年以上前のサントリーホールということは、ホクレンスペシャルでのものだから、その前が同じプログラムでのkitaraということである。 その公演は当初音楽監督が指揮する予定で札幌入りしたものの、練習後急病で急遽東京に居た正指揮者を呼び寄せての演奏、このときの組み合わせは前半にモーツアルトの交響曲第41番であったのではなかったと記憶しているのだがいかに。 とまあこんなことを思い出していたりもしたのだな。
もう一つの興味はパトロネージュにもあって。 早い話サッカー言うところのスポンサー様であるのだが、口数に応じて出てくるのを見るといろいろ思惑も見えるもので。 最高位のプラチナ会員の中に北海道のプロ野球の球団があって。ちょっとこれは口惜しい。 それ以前の表記では親会社ではなかったと見ているのだが(室蘭宅にあるのですぐに確認できない)、さすがに悔しい。 コンサドーレに関わるスポンサー様の名前を見るとニンマリともするのだが、方やで開拓の余地というのはまだまだあるのかもと考えてしまうのは、コンササポの性でもあるのだな。
ということで、クラシックに関心のない向きには、面白くない、あるいはちんぷんかんぷんかもしれないけれども、演奏外でもこういうこともできますよ、ということではあります。
posted by akira37 |05:18 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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