コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年03月31日

この旅の余禄から

今回の遠征は「青春18きっぷ」+広島空港利用という、常人では想像もつかぬような手法で行きました。故に通常ではお目にかかれないようなことにも遭遇するわけで、まあそれはそれで面白いわけで。

観光らしきことはちょこっとしましたけど、まあ趣味的にJRに乗っている時間の方が圧倒的ではありました。
その中で気になった部分をちょっと出してみる。
*広島から岡山での移動は呉線経由の1番電車であったのだが、途中のアナウンスで、「青春18きっぷ」に触れる件があった。曰く、日付スタンプを押していない人への案内で。沿線には無人駅も多いからなのだろうが、耳にしたのは初めてである。
*駅到着のアナウンスの際には、必ず「ドアから手をお放しください」と言う。これは始終ドアに手をつけている人がいるからなのか?
*岡山から広島空港へ向かい白市で下車する際、その空港行きバス乗り換えの案内があったのは、正直驚きではあった。

そのJR白市駅であるが、確かにホームからは空港行きバス乗り換え表示がでかでかとあるのだが、それを積極的に利用している空気はなかった。
実際下り列車から降りたのは私一人。反対の列車からは2人のみであったから、とても頻繁に利用されているようには思えない。

じゃあ空港まで客が3人かというとそうではなくて、地元の2組の母子が見学に行こうという珍しい光景に出くわした。
それも一組が未就学児を含む子供3人のため、運賃計算上パズルみたいな状態になって。
結果2組で大人3人分ということになった。空港までは片道380円だから合計1140円。更にこの運転手はバスカードが1000円で1100円分利用できることを思い出してそれを勧めるという親切心を出す。
そのやりとりを聞いていたのであるが、場所柄方言丸出しで、ほのぼのとした空気が流れましたなあ。

白市と空港を結ぶバスは所要15分程度。連絡バスではあるものの、通常の路線バスだから途中の停留所(何とか集会所前と言われてもなあ)もあるが、今回利用では往復とも途中での乗降はなかった(まあ当然だな)。空港からは普通のバスだったが、空港行きの方はリムジンタイプが来ていて、全然合わなかったことを付け加えておきましょう。

いやこんなことを長々書いたところで面白みがないかもしれませんが、今回の旅の中では一番のらしさではありました。

posted by akira37 |07:21 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年03月30日

第5節 岡山戦

消化不良です。確かに例によって内容では圧倒しているのに勝てない。
原因を敢えて探るとすれば「若さ」に行き着くのでしょうか。どうもそれが悪いほうに作用する。狡賢さがないというか、工夫がないというのか。

いやあもっと言えば問題点がはっきりしているのですから、そこに手を打たなければ、また見たことがあるような、を繰り返すことになるのでしょう。
勿論私の素人見解がどこまで正しいかは疑問ですが、ざっくり集約するば以下の2点に集約できる。

*決定的場面が必ず何度かあって決められない。俗にいう「決定力不足」に対する妙薬はないのでしょうが、それを補うとすれば別な形を求めるのが一案なのか。
昨日の上里のゴールは、ベストゴールに選ばれても良いくらいのものだったと考えるのだが、ああいう場所からでもどんどんやってみることで、他に対する影響を期待できるかもしれない。
競い合いでいえば、正直宮澤と横野の同時ベンチ入りの価値が出ていないので、個人的に言えば中山の調子に問題がなければメンバー入りさせるのも一つでしょうか。
ここまでベンチ入りメンバーはほぼ変わっていないことを見れば、そこにも手を入れる必要はあるでしょう。まあ監督の言う5節までは様子見の部分が終わったわけですから、アイデアに期待するしかありません。
*セットプレイからの失点が判を押したような状態になっている。
であれば約束事を固定するのではなく、時に変える必要もあるのだろう。
どうもGKの取扱説明書が、裏ルートで行き渡っているようにも思えるので(そんな訳がないが、そう感じてしまう)、変えてみるのも一案だとは考えるけど、果たしてどうなのかなあ。

それにしてもコンサは本当によく動き回るけど、最後にへろへろになるのはまだペース配分が判っていないのかなあ・・・。

とまあ面白みのないままに終わらせるのではあれなので、いくつか載せてみましょう。

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岡山は明後日の政令指定都市移行に向けて、それ一色なのですが、正直このキャラクターは微妙でしたな。
試合前に岡山市長の挨拶があって、札幌サポに向けてのコメントはサポに顔を向けていたのはよかったけど、政令指定都市としても大先輩だから、その点に触れればグッドだったのだが。

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あくまでも正式名称なのですが、J公式案内では違うんだよなあ。

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この手の自販機はどこにでもあるのだろねえ。そういえばチームキャラクターの着ぐるみを見なかったが、まだ用意されていないのだろうか。

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試合終了が2時前ですから、試合後に観光するのは容易ですから定番を外さずに行ってきました(後楽園と岡山城であります)。

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県庁近くで見かけた光景。以前JR和田岬駅そばにもこんなのがあったなあ。

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JR車内で見かけたものだけれども、この歌を久しく聴けていないなあ・・・。


posted by akira37 |04:51 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(1)

2009年03月29日

広島にて

何故かの解説が必要でしょう。

当初A社の岡山便を想定していました(JAL様はない)。で、その線で当たっていると、広島便のほうが旅割で見ると安いのを発見。しかも札幌からだと遠方だからマイルは多くなる。
一方で「青春18きっぷ」があるから、JRを利用する分にはただ。広島空港が広島市内から離れているのは事前知識としてあったが、白市駅までのバスに乗れば安上がりにできる。
岡山だけでなく2県分消化できるから、この点でも有利。
まあ観光は鼻から考えていもいないので。
ということで広島便で決定。

で支払いを済ませた後に、広島便であればJAL様も直行便があったことを知ったのはその後のことで。
うーん失敗。

ということで、昨日は室蘭9:22発のJRでスタートし、一旦札幌宅を経由して再びJR乗車、飛行機は10分遅れたものの、当然5週間前のようなこともなく無事に初めての中国地方に足を踏み入れました。

で乗り継ぎのバスまで時間があったので、少し散策すれば、印象は大昔父の実家に行くのに利用した庄内空港、あるいは社員旅行で利用した福島空港に近い感じで、要は周りに何もない、車優先の駐車場がドンとあるだけではありました。

連絡バスは民家が点在する中をのんびりと行くだけであり、接続のJR白市駅も特別の感じはない。
以後初のJR中国地方利用は感慨に薄い。

淡々と進んで、19:00に広島駅到着下車すれば、さすがに路面電車王国の雰囲気はあるが、かつて訪問したところから想像すると駅前が思いのほかしょぼい感じも含めて熊本に似た感じか。

今回の広島は、あくまでも足を踏み入れるだけが目的とはいえ、時間がある以上はやはり「原爆ドーム」を見ないといけないだろうと、広電で向かえば、10人ほどの外国人(恐らく留学生か)と一緒に下車して見学となった。

TVでは何度も見ているのだが、実際この目で見ると相当に生々しい。
軽々に戦争の悲惨さを言うべきではないのだろうが、やはり一見しただけで訴えるものは違うのである。

さて現状は5週間前同様に、インターネットカフェで仮眠を取った状態である。
当初はちゃんと宿を確保するつもりでいたのだが、これまた「青春18きっぷ」があるが故に、たくさん乗るためには早起きした方が良い=一般のホテルでは損、という判断でありまして。

まあ当然に睡眠不足ですから、この後の展開のきつさは想像されるのでしょうが、ともあれしっかりとパワーを送って夜は豪勢にいきたいと考えております。

posted by akira37 |03:58 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年03月28日

ただいま準備中

というほど大げさなことではありませんが。

室蘭の天候は、昨夜も今朝も穏やかそのものなのですがねえ。
心情的には落ち着かない部分は多分にありまして(まあ最近アクセス数が落ちているのは、今一の日々なのだからだろうなあ)。

本日旅を始めますが、例によって単純な行程ではありません。
そうですねえ、すんなり行かないというのか、やりそうなことはやらないし。
まあ基本的に体力勝負、なんてこの年齢ですることではないのでしょうが。

いやあいきなり愚痴っても仕方がないのですがね。
何かと盛り上がりにかける毎日ですんでねえ。

うーんこれからの遠征報告が実りあるように祈念するのみであります。
しっかりしなければ。

posted by akira37 |05:40 | その他 | コメント(0) | トラックバック(1)

2009年03月27日

春の長閑さに流されないように

ずいぶんと雪溶けが進んで春らしい、と思っていたら、今朝はまた一面真っ白でありまして、例年のこととはいえ、順調に一挙に春になるものではありません。

まあコンサの現状もそうなのだと、一足飛びに良くなるものではないのだと、無理やり理解させておきましょう。

昨日のニュースから掻い摘んでみれば、相変わらずの馬鹿騒ぎですか。
学生は春休みだから、まあ判らないでもないにしろ、平日の昼間に空港に駆けつける暇な人たちは、いったい何なのでしょう。
何かが大きく取り上げれれば、とにかく乗っからねば損だとばかりに騒ぎに参加する。何と主体性のないことですか。

で副大臣の辞任ですか。まったく理由を聞いていて呆れ果てるよりない。
自分のやったことの問題性よりも、議会運営上に対する妨げを理由にするなんて、なんて恥知らずか。
そして自分は辞任したが、どっかの党首は辞任しないなんて、何を馬鹿な比較をしているのか。
こういうのは怒りよりも、本当に日本の政治のレベルが情けなく恥ずかしいくらいになっていることを如実に示している。
そのことの自覚はまるでないのだろうねえ。


さて今週末は今シーズン初の遠征ですが、実質今日からのスタートです。
個人的には初めての土地なので、それなりのわくわく感があってもよさそうなのですが、いかんせんチーム状況があれなので今一つの気分。
しかし新参者に恥ずかしい姿は見せられませんので、しっかり念を送ってきます(まあ実質今年初遠征のPSMは勝っているから、縁起的には悪くないはず)。

posted by akira37 |07:21 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年03月26日

第4節 湘南戦

♪駅に向かうバスの中は誰も無口で~(「津軽海峡冬景色」の節で)。

ドームの平日ナイトゲームの帰りはシャトルバスになるわけですが、こういう試合の後が一番堪える。

単純にすっごく悔しい!、と思えるのは、多少たりとも成長したからなのかね。いやあ仙台戦に続いて、所謂昇格候補である相手のつまらないやり口を見るにつけ、またそこから先はないな、こっちは相変わらず問題点が出て伸び代はあるわい、と強がっても負けは負けなので、その点は言い逃れが出来ない。

結局のところ、若さゆえの無茶、という見方も出来ます。

中2日だというのに、まるでシーズン終盤であるかのような猛攻撃の図、ってどうなのでしょう。なりふり構わずの挙句が、ロスタイムのああいう失点では浮かばれるものもありません。

まったく「日程くん」には恨み辛みが募ります。
だってこっちは中2日ですぜ(相手は中3日)。
しかも3月25日という、平日にして年度末の「5・10日」だなんて、正気の沙汰ではない。
まあナビスコ含めて昨日の全15試合の中では一番の観衆だったのは誇りにしていいのだろうが(2番目が広島ビックアーチというのは意外だったが)。
この観衆については、さすがの仙台も宮スタでは1万超えは難しかったし、国立は一昨年のコンサの雨の西が丘よりも少ないなど、まあ突っ込みどころは満載だけれども。

閑話休題。

あんまり言いたくはないが、やはり審判には一言言いたくなる。
あの内容で、こちら側にだけ一方的にイエローはないだろう(似た状況は宮スタでもあったが)。それに私の嫌いな、勝手に転んだだけでファールはねえだろうって。

さて次節からは未体験ゾーン3連戦であります。
困ったことに次の岡山は未勝利(そのくせ現状得失点差で成績上位が気に食わないし)ですから、初物に弱いといわれるコンサが、それこそ今期加盟3チームに対して最初の勝利献上チームにならぬように現地に行くことになります(それにしても4節終了で、3チームとも未勝利のまま、というのも妙な感じですなあ)。

posted by akira37 |07:18 | 観戦記 | コメント(1) | トラックバック(0)

2009年03月25日

流れに逆らう身において

いやあようやく馬鹿騒ぎから逃れますか(今日は何か高校野球があるらしいけど)。

この現象を見ていて感じる部分は、例えばW杯で大騒ぎする人の層とさして変わらないこと。普段その競技を見ていない人までもが「世界」という舞台での「日本代表」という理由で騒ぎに参加しているかのことのようで。

故に純粋にプロ野球の特定球団の純粋なファンは周囲でも結構冷静というか、冷淡というか、少なくとも騒ぎには巻き込まれていない。

どうも自分は昔からそうなのだろうが、「みんながそうするから、そうしましょう」的な集団には馴染めない性質で。
主体性のない中で、数の暴力的な部分でしかまとまらないような世界からは、どうしても引いてしまう。

いやあ、ああいうのを見ていると、反面怖いなあ、とも思うのですよ。

肝心なことからは目が逸らされる、とでもいうのでしょうかね。
いろいろな問題が発生してるのに、そのことを見失っているような状態は変です。

こちらは今夜の試合のことが昨日の云々よりもはるかに気になりますし、HFCの赤字決算というニュースには、経営感覚を求められているサポとしては、やはり注視しなければならないですし、本当にそちらの方が重要だというのが本音です。


外の喧騒に巻き込まれてしまって、いささか無用の疲れが増したままですので、いまひとつの書き方になってしまいましたな。

posted by akira37 |07:19 | その他 | コメント(0) | トラックバック(1)

2009年03月24日

何か違うんだよなあ

まずは自戒の弁から。

昨日は3連休明け、という部分があったのか、仕事の上で細かい部分で漏れがあってみたりもして、時に慌ててみたり、ということもあったのか、夕方には久しぶりにどっと疲れが出て(職場環境が変わった当初にありがちな)へたへたになってしまいました。

でまあ昨日は大騒ぎしていることがありました。

その様子を見るにつけ、どうにもぬぐいきれないほどの違和感を抱いてしまう。夜のニュースで、冒頭からやられたものには、たまらなく音を消してしまいます(ああなんで街の声を出したがるのか)。

そもそもこの大会には不思議がいっぱいなのでありまして、
*本日の決勝戦で5度目の相手との対戦だなんて
*昨日の試合でもそうだが、審判に対戦国の人があるという、ありえない場面はやはり改善されていなかったし
*実のところ延長になるとタイブレイクがあるとかいいながら、意外と大差がつくし
*ピッチャーの玉数制限やら当番間隔といいながらも、日程については場合によって不公平だし
*これだけ敗者復活をやっていながら3位決定戦をやらないのも不思議だし
等々、変な気分で。

たまさか8回の裏以降は昼飯時でもありましたので、そこそこに見かけましたが、せっかく差を詰めたはずの米国の守備のあまりにもの緩慢さに失笑するよりありませんでした。こりゃ本気じゃないな。

故に馬鹿騒ぎする日本国民というのが、何ともやりきれない気分にさせてくれるものではありました(まあ試合終了後の某ラジオ番組で現地の様子を確認する場面があって、予想通りあちらの国民は全然盛り上がっていないようだし)。


こちらはやはり明日の試合に向けてのことがメインであり、深夜3番組で日曜日の試合の検証を確認したうえで、という極めて健全な生活だと自負しております。

posted by akira37 |07:14 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年03月23日

酔狂の旅-リベンジ編

今週末は岡山遠征の予定なのですが、その際に「青春18きっぷ」を前後含めて4日分使用することになっています。で残り1日を何処で使うかの思案が昨日だったわけです。

以前にも同じような行程をやっているのですが、その際は途中でダイヤが乱れて当初試案通りにはいかなかったものですから、それに対しての再チャレンジ。プラスそれだけでは工夫がないから、別の目的も組み込んでやって見た次第。

まあ厚別から下り始発列車(本当にいつまでディーゼルなんだか)に乗ってスタート。
もとより何度も同じことをやっているので、ひたすら本を読むことをメインとしている。

乗換えを2度して順調と思われた落合で、運転手が激しい無線のやり取りをしているので、遅れ発生か、と思われたのだが新得着が定時だったから、前回果たせなかったその先、十勝清水まで乗って下車。駅前をちょっと見て折り返して、新得でも下車。
双方の駅前のスーパーで昼食の惣菜を買い込み、発車前まで待合中に早めの昼飯。

戻りの「スーパーとかち4号」は前回乗車時は余裕だったかが、今回は結構自由席もきつくて。途中トマムから乗車の人は座れなかった模様。
順調とはいえ、やはり新夕張での乗り換えは走らざるを得ない。

前回果たせなかった追分での下車をしてみれば、この駅は日祝日は窓口休みとは。
別の列車に乗り換えたら雨が降り出してきて、某駅乗り換えの時には結構強め。

南千歳で場合によってはホーム隣の新千歳空港行きに乗れないこともない、と思っていたが定時のようで先に出られたので、千歳まで乗り越して下車。

まあその合間にいきなり2点取られたのを知ったのですが。
多少たりともモチベーションが下がる。

折り返し新千歳空港まで乗ったら、今度は3分遅れ。このあたりはうまくいかない。
駅を出ての用事は特段の用事はないので、すぐホーム向かいの列車に乗り込んで、札幌まで乗り越す。

一旦下車時に1点返したのを知ったのですが。

あとは意味のない、個人的理由付けのために新琴似まで往復したのですが、本来20分間隔で運転されているはずなのに、エアポケットに入ったかのように間隔があいてしまい、結局最終利用列車は、厚別発からちょうど10時間後発でありました(札幌到着後は、地下鉄で帰宅)。

そのまあ、比較的長い待合の間に試合結果を知ったのですが、かような状況でしたので夜は飲むこともなく終了しましたとさ。

だけでは面白くないので、慰めの画像を。

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新琴似駅窓口にあるものです。上には公の分があるのでカット。

いやあいくつかの駅で降りたり乗り換えたりして感じたことですが、今年はHFC的にも力の入れようが違う感じを受けました。
主要駅でポスターを見ないことは、まずない。
それにスケジュールチラシも、あちらが箱ごとドンにはかなわないにしても、必ず設置してある。
このことは素直に評価すべきでしょう。


posted by akira37 |07:24 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年03月22日

八木義徳

タイトルを見て、ピンと来た向きはどれだけありましょうか。

簡単に言えば、小学校・高校(最も中学が抜けているのは旧制だったので、実際は含んだようなものだが)の大先輩にして芥川賞作家であります。

八木義徳(正確には名前の「徳」の字には、心の上に横棒が入るのが正式)氏は1911年生まれだから、再来年が生誕100年になるのか。

これを書いている理由は、昨日現在北海道立文学館で行われている企画展に行っていたからではあります。
やること自体はどこかの媒体で昨年のうちに知っていたのですが、先週ダブルヘッダーの合間にこの前を通って、やっていたことを思い出し、展示期間(今月29日まで)からしても、昨日がチャンスだったわけです。

室蘭には「港の文学館」がありますし、氏の専用コーナーも設けられていますから、それなりに知っているつもりでしたが、今回の展示で初めて知ったこともあり、こじんまりした展示ではありましたが、個人的には収穫が多かったと言えましょう。

今日のエントリーはそこから何か教訓を出そうというのではない。
今回気づいたことを含めて、知っていて損はないことを書いてみる。

*展示入り口には、関連地図があるのだが(簡単に言えば私の実家の近所になる)表記にいくつかの間違いがある。それは主に現在の住所表示によるところなのだが、正確でないのは惜しい。
*室蘭出身の芥川賞作家は3人いる。あと2人は三浦清宏、長嶋有である(最も長嶋は生まれは違うが中学・高校が室蘭なので)。
*芥川賞(直木賞もそうだが)は戦時中もやっていたことが、別な意味ですごいとも言える。八木氏の受賞は1944年であり、当時本人は召集されているさなか、国外で行軍中のことであったいう。
*生存中の最期のほうはTVで見たことがあるのだが、それは作家としてではなかった。晩年は東京・町田市の団地に居住していたのだが、そこでの質素な生活ぶり、というような内容であったように記憶している。
*そのためかどうか、氏の扱いとしては実際のところ室蘭よりも町田の方がいいのかもしれない。

極めて地味な作家ではありますが、いちよう関連知識としての報告のようなものでした。

posted by akira37 |03:55 | 室蘭 | コメント(0) | トラックバック(0)