2009年02月10日
野原公園サッカー場
浜厚真にある野原公園サッカー場は、「のはら」じゃなくて「やげん」公園サッカー場と読みます。この辺りにやげんという地名でもあったのか?どうしてなのか、名前の由来は分かりませんけど。 ここには天然芝のピッチが3面並んでいて、近年のプリンスリーグでは半分近い節がこの会場で行われているんじゃないかしら。プリンスリーグ開催のときは、同時に2面を使用して試合が進められていきます。 風が強くて夏でもベンチコートを着る(→証拠写真あり)ほどの天気になることもありますが、ピッチのすぐそばで試合を観戦できる環境は、ヲタにはたまりません。でも実は、近くで見れるからこそ見えちゃうことなんですが、ピッチの上に雑草が生えて花が咲いていたり、土台の地面が凸凹してるんじゃないかなと思われるイレギュラーな弾み方をするのを見て「ピッチ状態はあんまりよくないよね、あそこ・・」と、ちょっと残念に(不満に)思ったりしていたのです。 でも今日、「全36クラブキャンプ総力取材で見えた Jの新発見90!」という表紙に釣られてたまたま読んだサッカーダイジェストの「加部究のフットボール見聞録」という連載コラムに、苫小牧サッカー協会理事長の石塚東洋雄さんがとりあげられているのを読んで。 あの野原公園サッカー場は、石塚さんが退職金をはたいて借金までして、総工費約5000万円をかけて作ったものなのだそうです。北海道土地開発公社が取得していた休眠地を借り受け、サッカー場にして、そのまま厚真町に寄贈したのだそうです。そして石塚さんが主宰する「YAGENフットボールクラブ」がピッチの維持管理を受け持っているのだそうです。
ひゃあ~! サッカーを通しての青少年の育成という夢を追って、自前でグラウンドを作ってしまおうというその情熱! 石塚さんの情熱もすごいけど、退職金でサッカーグラウンドを作りたいという夫の希望をそのまま受け容れた奥さんも凄いと思うわ。 ピッチの整備に十分な資金を投入できないことが悩み、とも言っていて、そりゃもうピッチ状態にあれこれ不満を持つのはやめようと思いました。 思わずこれが後編なら前編も読まなきゃ、先週号はちょうど速報版選手名鑑が載っていた号だったから買っていたはず!と家に帰るなり積んである雑誌を引っ張り出しました。 ところで、「やげん」の由来を調べようとぐぐっていたら、しゃかりきにの雁来萌さんがずいぶん前に、このピッチは石塚さんが私財を投入して作ったものであることを紹介されていました。このエントリ→自前の芝は美しい(2006/2/4) 私はしゃかりきにのエントリーは全部読んでいるはずなんですが、この部分は不覚にも認識していませんでした。 このエントリによれば、浜厚真だけじゃなくニセコのサッカー場も個人の方が私財で作られたものなんですね。(→ニセコサッカービレッジについては2001年9月のJリーグニュースにもありました。→こちら。) すごいなあ。ありがたいなあ。 日本全国にきっとこういうサッカーに情熱を傾けている方がたくさんいらっしゃるんでしょうねえ。
ちなみに、キャンプ情報については、今週号はサッカーダイジェストよりも、コンサ情報を大きくとりあげてあるサッカーマガジンの記事の方が充実していました(爆)。
posted by あきっく |23:59 | コンサ以外のサッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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