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2007年04月30日

説得力。

 さて。
 昨日の結果は、まあ順当といったところ。本来なら緑チームは勝ちが順当になるのだろうが、今の状況では負けが順当となってしまうんでしょうねえ。

 第1クールは草津戦を残すのみ。決してナメてるわけじゃありませんが、しっかり勝ってくれると信じてます。
 
 三浦監督は就任時に「昇格には勝ち点90以上が必要で、そのためには1クールで勝ち点22から23が必要」と明確に目標を掲げました。実際に、第1クールは目標をクリアしています。

 ではどうやってその目標を達成するのか。その1つの方法として「守備から入る」という考え方をとった。理論派と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、きっと「守備から・・・」だけではなくて、長いシーズンを戦い抜くスタミナや精神力が必要だ、そのためにはこうすることが・・・など、あらゆることで順序立てて丁寧に選手たちに指示を出したり奮起を求めたりしたのだろうなあと想像するわけです。

 愛媛戦の石井のコメントにもありましたが「サブで試合を決めてこい」という言葉からも、選手全員の体調や性格などをしっかり把握しているからこそ言える言葉なのだろうなあと思わせてくれるわけです。事実石井は期するところがあって、ゴールという最高の形でチームに貢献し勝利という結果を得ることができました。

 その一方で、緑チームはドログバの、もとい泥沼の6連敗。札幌戦では3点差を審判のアシスト付きで追いつきながら(笑)、結局勝ち越され腰までずっぽりはまって現在に至っているわけです。

 で、もし、今の緑の監督がこの劣勢の状況で「サブで試合を決めてこい」と三浦監督と同じ言葉を言ったとして、果たして勝つことができる(あるいは、できた)だろうか?

 きっと、かなり高い確率でNOなのではないかと思うのです。

 なぜなら、その言葉には説得力がないから。

 その言葉を信じられる確かな根拠がないから。

 言葉だけが響いて虚空を彷徨うだけだから。

 戦う姿勢は必ず持っていなければならないけれど、それだけで勝てるわけじゃない。個の力だけで勝てるほど今のJ2は甘くない。気合いだけで勝てるんだったら、アニマル浜口は世界中から引っ張りだこだ。

 サッカーの監督に限ったわけではないのだろうけど、少なくとも監督がああしろこうしろと言うときには、経験や理論に裏打ちされた確かなものがなければ選手はその言葉を理解してはくれないだろうし、場合によっては聞き流すだけに終わるのではないだろうか。話半分に聞いときゃいいさ、ってな具合に。
 
 ただ言葉を発するだけじゃ、監督と選手の間に信頼関係は生まれない。話す側の言葉の「重さ」を聞く方は意外と敏感に嗅ぎ分けるもの。文章にしちゃうと堅苦しくなるけど、この文章を読んでくださっている貴方の周りにも1人や2人きっといるはずです。「あいつ、口ばっかりだよなあ。」って人物が。(「お前のことだよ、フラッ太!」って突っ込みはどうかナシにして下さいね!)

 今の緑のコーチがコンサの監督に就任したとき、「やるからには優勝を狙います」と言っていた記憶があるが(違っていたらごめんなさい)その時は妙に違和感を覚えていました。確かに気持ちの上ではその通りなんだけど、実際に優勝できるかどうかはまた別の問題。いっそ、柏の石崎監督みたいに「勝ち点45」「カップ戦には主力を出すだけ無駄」と割り切った考え方のほうがよっぽど納得ができたというもの。

 緑チームは次節はホームで(しかも国立で!)最下位の水戸戦。フッキ、ディエゴが出場停止。ビリの水戸相手だからといっても、勝ち点3を取るのは今のチーム状態からして簡単にいくかどうか。

 むしろ、水戸が相手でホームの国立だけに、勝ち点3を取れなかったときのサポの暴発が心配。チームをほぼ一から作り直している段階の水戸がなかなか勝てないのはともかく、勝てる力がありながら(開幕前は昇格のド本命だったし)6連敗という体たらくではサポのフラストレーションはもう限界ギリギリのはず。

 別に、今の緑の監督のクビがどうなろうが知ったこっちゃありません。コーチの昇格というのもそれはそれで怖いもの見たさでアリかもしれません。でも、サポのブチ切れる姿は緑チームに限らず見たくありません。(一応、断っておきますが、今コンサが首位だから言うのではありませんよ!)

 応援するチームが勝つのを、あるいは勝てなかったとしてもきっと次は勝ってくれるはずというサポの思いがチームを前に進めてくれるのですから。

 でも、できれば緑チームには願わくは目覚めないままで仙台や福岡、山形あたりを潰してくれると有難いんですが。

 では。 

posted by フラッ太 |09:14 | スポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)