2006年07月04日
ひで
結局彼が出ている試合を生で見たのは98年の室蘭が最初で最後ということになった。 あの試合、当時の平塚は中田始め小島・名塚・田坂・呂比須・洪明浦という日韓の代表クラスを要したそうそうたるメンバーで、室蘭開催の入場者数としては、未だに記録が破られていないほどの入りではあった。 当時の記録を確認すれば、前半40分に彼の得点があったのだが、あいにく記憶としては曖昧なままでしかない(何せ後半ロスタイムのマラドーナの同点ゴールの方が印象深いもので)。 今回の引退表明について、特段の感想は持っていない。 本人の美学だろうし、ぼろぼろになるまで(キングカズとは10歳違うんだよなあ)やる意思もないのだろうし、そのことでどうこうというものはない。 彼のインタビューを受けた中の発言で、印象的なものが一つある。 時期が正確ではないのだが、確か98年のW杯出場が決まった後のものだったように記憶している。インタビュアーがW杯初出場の感想を求めているのにもかかわらず出てきたのが、 「Jリーグの試合にもっと来てください」 そんなような主旨だったように思う。 あの頃から果たして見る側にどれだけの成長があったのか。 今回のW杯みたいに実態としては、見に行く側もサポートするというよりは観光気分、普段はJの試合など見向きもしない人の方が多いのかもしれない。 省みれば、8年間の成長度合いの低さは、選手のみならず見る側にもあるのかなあ、などと。 そんなことを思い出した昨夜ではありました。
posted by akira37 |07:45 | アーカイブス | コメント(0) | トラックバック(0)