コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2014年12月06日

あの日のダンマク。

出てきたものを否定するのは簡単だけど、発信するのは勇気と決断が必要だ。
それを日々繰り返しているののを、サポーターは支える存在でありたいと思っている。
意見の違うものこそ少しずつでも受け入れて、理解し合えたら理想的。
向いている方向がみんな同じ時は、手段は違えどこれができているものなんだよな~。

最終戦の時にゴール裏に出ていた長い長いダンマクは現場では読めず、
何が書かれていたのかをあとから知った。自分の思いとは違っていて驚いた。
あれがゴール裏の総意かどうかはどうでも良くて(というか総意である必要はないと思う)、
ののにあの場でどう言ってもらえれば納得だったのかが未だにわからない。
今季の目標へ届かなかった反省か、来季への改善点か、
ののからの謝罪か、誰かが責任をとるという言葉が聞ければ満足だったのか。
試合前に応援を一部拒否するような行動をとったあとでのあの試合後のダンマク。
最初から応援する気持ちはなかったのかな。
ゴール裏のダンマクにも触れた上で、あの場で社長の挨拶として話す内容としては
妥当だったのではないだろうか。何を言っても言い訳と捉えられてしまいそうで。

ののが解説者をしていた頃、ほかの解説者が言わないようなことをはっきり言ったり
選手へ親しみを込めてわざと軽い言葉を使うことはよくあった。
恐らくコンサドーレサポーターの多くはそれをののの魅力と感じていたと思うし、
一方で余所ではそういうののの軽く見える態度を嫌う人もいた。まあ、単なる好き嫌いだ。

この社長の挨拶のあと、ののについてこんな風に話している人を何人か見た。
軽い口調で話している、舌打ちしながら話しているように見える、
こんな時に笑っている、はぐらかしていて冗談のように聞こえる、などと。
それは、ののが社長として挨拶することと関係あるだろうか。
ただ自分たちの主張を受け入れられなかったがために、
八つ当たりのように人格否定をしているだけではないのかと。
何をしていても、何を言っていても否定から入ってしまう時の典型のようだった。

そんな風にシーズンを締めることになってしまってほんとうに残念だ。
目標を達成させることは簡単ではない。
自分たちが強くなることは、同時に他のクラブやチームも強くなっているということ。
想定通りのシーズンを歩めるなどと思ってはいけない。
もちろん立てた目標を達成させられなかった原因はあるから、反省・改善は必要だ。
簡単じゃない、ということを理由に毎年毎年結果が出なくては納得できないのもわかる。
けれど、駄目だった時に誰かに責任を取らせようとする考え方からは
いい加減脱却してもらえないだろうかと思うのだ。
厳しかったシーズンは、昔からずっとそんなことを考えている。
クラブの成長、チームの成長はもちろん、サポーターだって成長していかなければ。

posted by ひとみ |23:53 | コンサ徒然 | コメント(12) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:あの日のダンマク。

ひとみさんこんばんは(^o^)/
 
>八つ当たりのように人格否定をしているだけではないのかと。
 
今は師走に迷惑な選挙なのですが、昔からよく「その国の政治は、その国民の民度
の高さを表す」とあります。政治的熟成は、その国民の政治意識のレベルの高さに
依存するのだと思います。
 
翻ってサッカーなるものの理想が地域に根ざす文化だとするならば、それを成す為
にはその地域の住民のスポーツに対する文化的熟成度を高めなくてはなりません。
 
クラブ(とりあえずのの)が高い理想を掲げるなら、サポもその高みを同じく目指すの
であれば真の文化人としての正しいサッカーへの理解と寛容が必要だと思います。
 
あっ・・何時に無く真面目になってしまいました(^▽^;)
 
>自分たちが強くなることは、同時に他のクラブやチームも強くなっているということ。
 
Jリーグが発足する前の日本のサッカーはW杯に出たくても出れないレベルでした。
曲りなりに現在では本戦出場が当たり前になる位にレベルが向上したのは底辺から
の底上げがあっての事です。いつの間にかJ2が12から22にクラブが増えても全体
のレベルは向上し、強いチームが多くの地域で育ちつつあります。
 
自分達の街に愛するチームがあって応援出来る喜びをサポ同士だけでなく地域の
住民の皆さんと分かち合える土壌を作るのは黎明期からサポの責任でもあります。
 
試合後でもユニのままで買い物した時にスーパーのレジの方から「今日は勝ったの?」
と聞かれると「ダメだったんです」とか「やったよ」とかがフツーの会話になりつつあるの
を感じています。まだコンサは来年で創立19年で成人にもなっていません。ですから
まだまだ支えなくてはなりませんよね(^o^)v

posted by 大阪帰りの道産子| 2014-12-07 03:43

Re:あの日のダンマク。

あの日のゴール裏集会、少し遅れて参加しましたが聞こえてきた内容は、社長やGMに責任を取って辞めてもらうということとは全く違うが、結果が出なかったことは事実であり、その点を踏まえて来季をどう戦うのかを示してもらいたい。今日1試合の内容や結果だけで御苦労さんという終わり方で済まされるわけにはいかないという主旨でした。
また、応援拒否というのは余程のことであるけどそこまでには該当しないということでした。

決して殺伐とした雰囲気ではなく、とはいえ、「通り一遍のお約束みたいな対応では困るんだよね」って感じでした。

のののあれは舌打ちってのとは違いますな。
普段は精神主義を嫌うクセに(多分)、こんな時になると変に突き付けてくるのがいるんだなあ。
如何にも、責任感じてますご免なさいって顔だけされるより、ののの場合はあれでイイと思うんですけど。
ののイズムも理解しないで何のサポーターぞ。

posted by owls| 2014-12-07 03:46

Re:あの日のダンマク。

あのダンマクを見た時に感じたのは、「ああまたいつもの伝統芸か」というものではありました。普段から行っている人間にとってはそれで済ませられる。

しかし最終戦ともなればいつもより観衆は多いわけで、初めて見る人やたまにしか来ない人も多いわけです。
であれを見た時に、「サッカー観戦は怖い」と思われてしまっては、観衆増のためには逆効果なんですよね。

Jリーグ側の求めに応じて、存続していくためにもHFCとしてもあれこれやっているのです。
確かに時に稚拙に感じることがあっても、協力できる部分はしていきたい。

そんな中で、サポーターも変わらないというのは困りものですね。

そうしている間に後発のチームが追いつき追い越されている部分があることも認識したほうがいいのではないかと、時に私も考えています。

posted by akira37 | 2014-12-07 04:21

Re:あの日のダンマク。

あの日のダンマクはどう考えてもがっかりです…
昨年の試合終了前に「ススキのへ行こう~」の大合唱を思い出しました…
これがゴール裏(つまり主たるコンササポ)の現実なのでしょうか?
サポーターが成長していかなければならない。
同感です。
身勝手な応援は応援じゃない。
選手、フロント、サポーター、強いチームを作るという迷いのない方向性、一体感のある骨太のチーム作り。
J1昇格とか定着とかの前にその辺からじゃないのかな。。。
サポートするってなんですかね?
…一枚岩には程遠いんだよな~

posted by hana| 2014-12-07 04:39

Re:あの日のダンマク。

悔しかったんですよ、今年に期待していたんですよ。
(毎年期待していますけどね!もちろん来期は一層そう思います。)

posted by 年寄り| 2014-12-07 05:16

Re:あの日のダンマク。

ゴール裏だけが悔しかったわけじゃない。
み~んな毎年期待してるでしょ。
「自動昇格が至上命題?PO争いにすら加われない?目標は言葉だけ?」
「この90分は何のため?昇格の望みが絶たれてから今日まで、クラブには伝える事があったはず」
このメッセージは誰が何の得があるのだろうか?
違う方法で伝えられないのだろうか…
試合前の選手のモチベーションを下げている現実。
これはサポートじゃない。。。

posted by hana| 2014-12-07 06:14

Re:あの日のダンマク。

サッカーコラムJ3プラスに、「コンサドーレ札幌のホーム最終戦の横断幕を見て感じたこと」というコラムが掲載されています。「実はクラブの足を引っ張っている人たち」とも記載されています。まさにその通りだと思います。

posted by 首都圏サポ| 2014-12-07 10:48

Re:あの日のダンマク。

今シーズン、本当に存亡の危機だったんですよ。
最終戦の入場者数次第でJから退場でした。
おそらく累積損失解消が達成可能と判断されてのライセンス交付だったのでしょうが、実際には条件付き交付に近いものだったと思います。増資や緊急の募金に逃げずに、ののはよく頑張りました。

posted by meku| 2014-12-07 10:57

Re:あの日のダンマク。

ひとみさん、私が書けないでいたことズバリですよー。
今季は昇格も目指してはいたけどまずはクラブのお金の部分を
なんとか…と社長的にはそちらの方が大きかったのでは~。

福岡戦の後も昇格が断ち切られた試合の後なのに笑顔がどうこう
というつぶやきを見かけたことあったけど、最終戦のサンクス
ウォークで選手と一緒に周りながらスタンドに向かって丁寧に
深々と頭下げてお辞儀してた姿は見てなかったのかなー!? 
昨日、ノノ社長のトーク聞いてきたけれどあの最終戦の行為と
ノノさんがサポに(とくにコアサポに)望んでいることには距離
があるどころか真逆じゃないかと思ってしまったのです。

ホント、思い通り望む通りに行かないことの方が多いんですよねー。

posted by acco| 2014-12-07 13:29

Re:あの日のダンマク。

ひとみさん、こんばんは。
サポーターの意味をもう1度考えてみたらいいのではないでしょうか?
サポーター(supporter)は「支持者」、チームを支持する人ですよね?
もし最終戦の弾幕で選手がモチベーションを下げたとしたなら支持するのではなく足を引っ張ることになったのではないでしょうか?
ののさんはさすがだなぁと思います。
普通の社長なら見てもスルーする人が殆どだと思いますがそれに関して触れるなんてスゴイと思います。
私はコンサのサポーターとして、選手だけではなくののさんをも応援するサポーターでありたいと思います。

posted by ドールズママ| 2014-12-07 23:14

Re:あの日のダンマク。

目標はあって当然ですがライセンス失ったら昇格も定着も何も弾幕出す場所さえ無くなるんだからそこだけはまず死守しないとね~。
だからといって妙案が思いつかないのでとりあえず明日からまた稼ぎに行ってきます。

posted by さくら| 2014-12-08 01:52

コメントありがとうございます。

>>オオドサさんへ
こんにちはー!
文化的熟成度というのはほんとうにそうですね。
意識から変わろうとしなければ、レベルの高いところへ行くことは簡単ではないのだと。
ののはそのために、まず自分が変わって見せてくれているんですけどねぇ。
今季応援の中心部からは「結果にこだわる」ということを強く言っていた印象です。
でも「結果にこだわる」=「引き分け以下だと非難」みたいになっていたのでは、
とも思うんですよね。内容によっては引き分けでもヨシとする人もいる中、
拍手をするなんて甘い・サポーターが結果にこだわっていないと
自分たちの考えを押し付けていた部分もあったのでは?と思っています。
(この拍手・ブーイング論はこの先もずっと平行線なので敢えて語りたくないですが)
去年の讃岐と長野を知っている人が入れ替え戦を見て「讃岐が強くなった」と言っていました。
長野は慎重に昇格を目指していて、それはクラブとしては理想的なのでしょうけれど、
結果として一年早く上のカテゴリで戦った讃岐のほうが力をつけたんだと思います。
やっぱり私たちも上がらなくてはいけないですね。みんなそう感じているはずです。
そのためにもクラブに関わる誰もが意識を変えていきたいですね。
.
>>owlsさんへ
基本的には彼らの考えに同意していますし、彼らの行動には頭が下がりますが、
時に熱さが間違った方向へ行ってしまっていることがあることも感じます。
私は集会に参加していなかったので、参加していれば感じ方も変わったのかなと思いました。
>通り一遍のお約束みたいな対応では困るんだよね
というのもよくわかります。ほんとうにそうですよね。
きっとそれはゴール裏以外のサポーターも同じ意見なのではないかなと。
ただ、何も知らない私のような人は応援拒否の殺伐とした雰囲気を感じました。
みんなに正しく伝えて納得してもらうというのは難しいというか不可能ですが、
何かそれに近づけるかたちができれば良かったなあと思います。って。難しいですねぇ。
いますよね、精神主義を使い勝手よく持ち出す人って。大体は意味不明ヤジ親父なんですが。
ののの場合は今までの歴代のどの社長とも違いますし、
というかそもそもサッカークラブの社長としても誰とも同じじゃないので、
そこがまた魅力なんですよね。普通の社長じゃああいう挨拶にすらなりませんもの。
.
>>akira37さんへ
メインスタンドでダンマクを見ていた私の父は、
「内容云々以前にとりあえず長いっ!」と言っていました。
私も同様に、それ以上に何か感じたことはなかったです。
最終戦はライト層が集まるというのももちろんですが、スポンサーさんも
いつもより多く来ているのではないかと思うんですよね(あくまで想像ですが)。
昨季の最終戦でのスポンサー御礼ダンマクが素晴らしかっただけに差が出てしまったなと。
なんで○○(他チーム)にできてうちにできない?という部分は、
昔から変わらない何かがあるせいだと思っています。
そのうちの一つはサポーターの存在だろうなと。
岡山さんが来た時に変わることができそうだったんですけど、
いなくなった途端にまた元に戻ってしまった感があります。難しいものですね。
.
>>hanaさんへ
チームの成績が上向いている時は、自然とクラブごと一枚岩になっている印象です。
それはみんなで目指す方向が明確になっているので、
そのために起こすそれぞれの行動が逸れることがないせいだと思います。
けれどそうではない時、なかなか結果が出ない時は、
どうすべきかという考えが100人いれば100通りになってしまうんですよね。
そうして意見の合わない者同士がぶつかってしまう、と。
そうならないためにクラブは都度方針を出しますが、
方針に納得ができなかったり疑問が沸いてしまうとまた方向が分かれてしまいます。
だんだん、あれ?何のためにやってるんだっけ?みたいになっているような気がします。
応援の中心にいる彼らが、真剣にクラブのことを考えているというのは否定しません。
それによる行動が時に極端だと、どうしても反発を生んでしまうんですよねぇ。
.
>>年寄りさんへ
昨季の快進撃を思えば、今季へ期待が高まるのは当然ですよね。
みんなそうだったんじゃないかなと。上手くいかないものですよね。
.
>>hanaさんへ
ふたつ上のhanaさんと同じ方でしょうか。違うのかな。
「?」がたくさん記載されたダンマクは、単純に気持ちの良いものではないですよね。
ひとつ前の試合でJ2残留が決まり、選手もモチベーションが下がったと思います。
それでも最終戦へ向けて気持ちを切り替えてやってきたはずです。
その温度がサポーターとは違うと気付いた時、どう感じたでしょうねぇ。
やるべきことは"都倉に残ってほしいから都倉コールをする"、ではないと思うのです。
.
>>首都圏サポさんへ
コラム見つけて読みました。
「ライトなファンが過剰に期待するのは仕方がないと思うが~」に納得しました。
足を引っ張っていると言われてしまう存在にはなりたくないですね。
.
>>mekuさんへ
今季一定の利益を出し、さらに債務超過を解消できたということは
クラブがもっと評価されても良い部分ですよね。
これができなければ責任云々以前にクラブごとなくなっているところでした。
社長は結果が良くても評価されず、悪い時に批判されます。
ののでなければ今季のこの結果はなかったと言っても過言ではないですよね。
.
>>accoさんへ
実はこの件、ブログには書かずにスルーしちゃおうかなーと思っていたんです。
考えるのにも言葉にするのにも時間がかかりそうで面倒だなと。笑
でも、accoさんがちゃんと触れているのを読んで、やっぱり書こうと考え直しました。
ありがとうございます。反応も賛否両論あって書いて良かったと思いました。
昨季を思えば今季は行ける!とみんなが感じたと思います。
でも、思ったように結果を出すことができなくて、怪我人も多くなってきました。
そうなった時に監督を交代して目標を下方修正することは
何も悪いことではないと思うんですよね。むしろ状況にきちんと対応していると。
クラブは何もしなかったわけではないですもの。
「なんでもいいからとにかく勝て!」と言うのならそっちのほうが無茶です。
ののはサポーターのことを考えているのに、サポーターは今のままじゃイカンですね。
.
>>ドールズママさんへ
こんばんはー。
最終戦の社長の挨拶って、普通はほんとうにただの挨拶ですよね。
今季のセレッソのものを見たんですけど、ブーイングがすごくて
挨拶どころではなかったですが、それはスルーして普通の挨拶に留めていました。
ののはその日に、その場で、その時の思いで話してくれているのだと思います。
「文句を言わずに黙ってそこで応援しておけ」と言っちゃえばラクでしょうに、
ののはサポーターと距離を置かず、むしろ近づこうとしていると感じます。
サポーターの可能性をきちんと評価してくれているんですよね。
"ののをも応援するサポーター"、私もそう思います。就任した時からその思いです。
.
>>さくらさんへ
そうなんですよ!そうなんですよ!クラブがなければ意見も言えなくなるんですよね。
今季はひとまずその問題がクリアできそうで、来季も文句が言えることに感謝です。
私もしっかり稼いでHFCのATMにならなければと改めて思いました(←え?)。

posted by ひとみ| 2014-12-08 11:27

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