2017年07月08日
最後まで諦めない応援を
去年のフクアリを思い出した人も多いのではないか、という劇的勝利の大宮戦。あ、勝ってないんだった。 あの試合のように、のちのち語り継がれる試合になるかもしれないなあ。 0-2から福ちゃんのFK2本で追いつく。しかもアディショナルタイムの最後のプレーで。 FK1本目、大宮の選手やサポーターは小野伸二が蹴ると思ったんじゃないかな。 わざわざ交代で入ったあとだったし、なにせ小野伸二だし。 そして札幌サポーターは、小野伸二が蹴るとは思っていなかっただろう。あれだけ蹴る蹴るアピールしても。 (NACK5からの帰り道で「小野伸二に決められたほうがまだ良かった」と言っていた大宮サポがいた。) 2得点目が決まったあと、試合終了の笛は聞こえなくていつの間にかおわっていた。 最後のFKの時に突っ伏して祈っていたソンユンがゴールのあと走ってきて、 それを待ち構えていた宮澤と一緒に喜び合っているのが良かったな~~~。 こういうおわり方、やられる側になったことも何度もあるので大宮は他人事ではない。 これからもうちがJ1の一番下であることは忘れず、変わらず謙虚にやっていこう。 大宮に行ってきたけれどほんとうに暑くて、とてもしんどくて実は私は体調が悪くなっていた。 熱中症には気をつけよう!って自戒をこめてあとから書こうと思うんだけど、 その中で選手はずっと走り回っているのだから尊敬する。ほんとうにすごいよサッカー選手って。 夕方になると風が出てきたので少し過ごしやすくなったのは助かったな。 試合終了が近づくにつれて、大宮が試合を締め切れないかんじがあった。 1-2になったし、これはまだもう一回はチャンスが来るぞと思った。 90分頃に菅ちゃんだったか福ちゃんだったかの惜しいクロスがあって、アディショナルタイム4分の表示。 私のまわりでは「4分なら1点いけるぞ」という声があがっていた。 根拠などない。1分ならいけないかもしれないけど、4分ならなんとなく1点いけるような気がする。 というか、試合が終了した瞬間にむこうのゴール裏が「わーっ!」って喜ぶのを絶対に見たくない。 とにかく選手に諦める姿勢がないのだから、こっちだってそう信じたい。 選手は、というかチームは、諦めることをしなくなった。 諦めないチームになった。失点はしょうがない...と思っているかどうかはわからないけれど割り切って、 そのときそのときで変わる試合状況からなんとかまずは勝ち点を、そして勝利を目指している。 0-2でもまずは1点、という姿勢が見せる。いや失点する前にその姿勢見せてよ!とは思うけども。 でも、サポーターはまだまだ早々に諦めている人がいると感じる。 で、追いついて喜ぶ。正直、調子良くないか?と思う。 もちろん点数が入れば嬉しいのはわかる。 だけどチームよりも先に諦めてしまうのは、なんとかならないかと思うのだわ。 結果が出なければ「やっぱりまけた」みたいに批判をするのだろうし。 それは応援ではなく、ただのリアクションではないか。チームにパワーを貰ってばかりじゃないか。 その恩返しは、いつになったらしてくれるんだろう。と思う。 選手は勝つために戦っているのに、それを信じないで先に逃げるなんてずるいでしょ。 ほんとうに最後まで諦めず、信じて応援できる人が増えるといいなあと思う。 最後まで諦めるな、と選手に言う前に、まずは自分が諦めない人になれと思う。 「J1に生き残る」ということは、落ちたらイカンということだ。捨てていい試合などないということだ。 まけが濃厚な雰囲気があっても、できるだけ点差を縮めて終わろうと思えないだろうか。 サッカーは最後まで何が起こるかわからない。 何も起こらないことのほうが多いけど、何か起こる雰囲気をつくるのだってこちらの仕事だ。 その結果何も起こらなかったとしても、自分の気持ちを前に向かせることはできるんじゃないだろうか。 中途半端な応援は自分をもモヤモヤさせる。 やり切ったと思えると、切り替えもしやすかったりする。応援は自分の心を整える行為でもある。 今回は選手に良い気持ちにさせてもらったんだから、 次回は選手を気持ち良くさせてあげる応援をしよう。って思う。頼むよ、最後まで。
posted by ひとみ |23:51 | 試合観戦 | コメント(6) | トラックバック(0)