コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年01月19日

クッシーは当たり前のように

キックオフイベントのトークショーで、「おぉっ」と思った小山内くんの言葉。
グッチーさんが小山内くんに「オーバーラップといえば村田」みたいに振ったら
小山内くんが「忍者走り」と返したのがすごかった。
さすがジュニアスクール出身。生粋のコンサドーレっ子。
長いことコンサドーレを観ている選手が入ると、若いのに昔の話ができるという。


高卒の新人というとだいたいの選手が「一年目はプロに慣れる体作り」みたいに言う。
けれどいつ頃からか...去年か一昨年くらいからか。
どの選手も一年目からしっかり試合に出ることを見据えて入団してくる。
自分が一年目ということを特別不利と思わないというか
試合に出ることを大前提にそれぞれの目標を立てていると感じる。
高校生Jリーガーがどのチームでも増えてきていることもあるんだろうな。

それは去年のクッシーのコメントに強く感じたこと。
DFの、しかもCBの新人選手が、開幕スタメンを狙うと堂々と口にした。
目指すことが当たり前のように。

確かに昨季のはじめはDFがほとんど総入れ替えだったし
クッシーは高校サッカー選手権大会でも他の高校生より強くて上手かったから
頑張れば有り得るだろうという期待はあった。
でもそれは親戚の子を応援するような期待であって。
「そうだね。出られるといいね。頑張ってね。」ってかんじの。
相当の信頼を得られなければまず就くことが難しいポジション。
ベテランが立つことが当たり前に感じられるポジション。
でもクッシーは、本当の本気で開幕スタメンを狙ってトレーニングをしていたんだ。

その結果がプロ一年目での出場であり、奈良くんが続くきっかけにもなった。
もしクッシーが「一年目はプロに慣れる体作り」と考えていたのなら
チャンスが訪れてもポジションを掴むことはなかったかもしれない。
何年目かなんてことは関係ない。
チームの中で自分がどのようなプレーをするのか、どこまでイメージできているか。
強い思いは日々の練習にしっかり表れ、現実のものとしてくれるのだと実感した。

開幕スタメンにはどの選手がDFに並ぶんだろう。
強い思いがあるのなら、誰がメンバーに選ばれても驚くことはない。

posted by ひとみ |22:35 | 選手戯言 | コメント(3) | トラックバック(0)