2010年09月13日
変わらないもの
昨日のトークショーのお話の続き。 このトークショーは9/10の世界自殺予防デーの月間イベントとなっていて、 ふたりが病気や怪我で苦しかった時のことも話をふられた。 そういった時には、やはり家族などの支えがあったのかと聞かれ(←ちょっと誘導ぽい)、 曽田は「自分が落ち込んだ時や辛い時に、まわりの心遣いを感じるが、 まわりの人たちは別に自分が落ち込んでいる時だけ優しくしてくれているわけではない。 本当はいつも、自分の調子が良い時も悪い時も変わらず見てくれている。 気遣いに気づくのが自分が落ち込んでいる時だけ、ということ。 良い時にもまわりが自分を見てくれていることを知り、感謝できるようになりたい」 と言っていた。正確には覚えていないので、私の解釈も勝手に入っているのだけど。 これはなかなか、目からウロコなお話だった。 まわりはいつも変わらず居てくれる、それに自分が気づいていなかった。 その他にも、司会の人から「目標を持って生きることが大切」という話があった。 けれど曽田はそれに対して、ちょっと違う意見。 学校などで講演を頼まれることがあるそうで、 "夢について話してください"とか"目標を持つよう話してください"と言われるらしい。 でも夢や目標というのは好きなことから自然に生まれるのであって、 「持て」と他人から言われて持てるものではないと思う。と。 最終的に司会の人が「目標を持つことは大切ですね」みたいに締めたのが残念だったのだけど、 曽田の話になるほどと思ったのは私だけではないはずだ。 曽田は、自分から命を絶とうとする動物は人間だけ、と言っていた。衝撃的な言葉。 レラカムイの阿部くんは病気のことでいじめにあったり、自殺を考えたことがあると言い、 そういった経験談をもっと話したそうだなぁと感じた。 司会の人がやけに気を遣い、この話聞いていいのかな~みたいな雰囲気を出していたのは残念。 そのためにゲストに阿部くんを呼んだんだろうに。 そういえば、大分戦について話していた時に 一番良いと思った選手にウッチーを挙げていた。運動量があったし、と。意外だ。 「PKをとった...」と言いはじめたので「芳賀」と言うかと思いきや。 というか、曽田はきっとウッチーがお気に入りなんだな。 以前のトークショーでも名前を挙げていたものね~。 コンサドーレらしさがまだない、と言っていた。 これは『上手さと強さ』の話の時に言っていたんだったかなぁ。 フロントが変わっても、監督が代わっても、選手が替わっても、 変わらないコンサドーレらしさというものをサポーターに見せていかなければいけない、と。 まさにそれよね。強いチームにはそれがあるんだものね。
posted by ひとみ |22:43 | コンサ徒然 | コメント(9) | トラックバック(0)