コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年02月06日

外からの声を聴く

昨日の道新に載っていたコータのコラムがとても良かった。
コータは平川さんやののといった解説者目線とはまた違って、
まだまだ選手目線の部分を中心に物事を語ってくれるのが良い。
だんだんとそうではなくなっていくものだろうから、とても貴重だなと感じる。
 
自分が29才で大宮にいた時になかなか試合に出られず、
監督に直訴した際に言われたこと。
「おまえの実力はわかっている。でも、練習から100%やっていないやつは使えない」と。
もちろん本人にはそんなつもりはなく、やっている気持ちでいたという。
でも、若い頃はもっと、練習ですべてを出してやっていたなと思ったそう。
翌日から、練習後に立てなくなるくらい自分を厳しく追い込んでいって、
それがあったからこそ34才まで現役を続けられたのではないかと言っている。
 
当たり前ながら、練習で手を抜いている選手なんていないだろう。
毎日真剣に取り組んでいるはず。
けれど、その基準はあくまで自分レベルであって、
外から見たらどうかということから気づかないうちに離れていくんじゃないかなと。
自分は頑張っているつもりなのに試合に出られないとなると、
原因を自分以外の何かに求めてしまう。
監督のせい、ほかの選手のせい、マスコミの記事のせい...などなど。
ほんとうは、そうじゃないでしょうと。
なんだかんだ言って原因の根源はやっぱり選手本人にあると、どの時点で気づくかな。
 
コータはああいう性格(←どういう?)ながら、
きっといつの時も外からの声を素直に聴いて自分の糧にしていったんだと思う。
今のうちの、特に上手くて若い選手たちがどう吸収できるかな。
このコータのコラムはぜひとも選手にコピーして配って部屋にでも貼ってもらいたいわ。

posted by ひとみ |23:22 | 選手戯言 | コメント(4) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:外からの声を聴く

ひとみさんこんばんは(^o^)/
 
コータも人知れず苦労したのですね・・しみじみ 
 
>・・・原因の根源はやっぱり選手本人にあると、どの時点で気づくかな。
 
故ネルソン吉村さんは怪我で32歳で現役を引退しヤンマーのコーチや監督を経てJリーグが
立ち上がった時に他のチームからの破格のオファーを断ってヤンマーの社員となりセレッソ
アカデミーのコーチとして若い子の指導に当りました。
 
彼は日本の若い子に「ブラジル人だからサッカーが強いのでは無く、貧困から抜け出そうと
する強い意志で皮膚から血が出る程練習するから強くなるのだ」と諭したそうです。
 
だから練習で全てを出さない子に「ええとこの子は強ようはならへんで」と叱咤激励しました
ネルソンさんとはヤンマーの寮の近くの日系ブラジル人の溜まり場の庄本酒店の立ち飲み
で貴重な話を伺いました。昨年かもめが学会のついでに訪ねてくれました。7月のセレッソ
戦では再訪するつもりです。
 
http://www.consadole.net/kamome/article/1502
 
ネルソンさんは中学を出たら家計を助けるためサンパウロの空調関係のサービス会社で
働きながら夜間に定時制高校に通いながら地元の日系人サッカークラブに所属していて
プロの選手を目指していました。偶然会社の取引先がヤンマーの現地法人で知り合いと
なり日系サッカークラブの会長の推薦もあり日本に渡り釜本と組んでヤンマーの主力選手
となりました。
 
「自分は日系人だったので恵まれた方だ・・本当に貧困のスラム地区では這い上がるのが
どんなに大変か・・だから日本に来て最初はこんな恵まれた環境で練習がキツイと文句を
言う若造に我慢がならなかった」と言ってました。そして日本は優秀な電化製品を輸出
するがブラジルは優秀な選手を輸出する・・オレもなッ!と乾杯しました。
 
ネルソンさんのシモネタブラジル版はさんざん聞きましたが割愛します(^o^)v 

posted by 大阪帰りの道産子| 2015-02-07 03:49

Re:外からの声を聴く

ひとみさんのエントリーの本題じゃなくて
大阪帰りの道産子さんの違う話の方への反応でごめんなさい。

ネルソンさんって、札大の柴田先生が留学に招いて、後にSSSのコーチになって山瀬とかを指導したというネルソンさん?
神戸にいったのは知ってたけど、セレッソにもいたことがあるの??と驚きましたが、ネルソン違いでした。
SSSの方のネルソンさんはネルソン松原さんでしたね。
ネルソン松原さんの話にもありましたけど、やっぱりどれだけしっかり自分で意思をもってサッカーをやりたいかって大事なことなんですね。
自分で自分の道を切り拓いていかなきゃ、ですものね。

考えてみればどんな仕事でもそうなんでしょうが(汗)それだけ競争が激しくて、しかもサッカー選手でいられる短い期間内に
凝縮してやり遂げなければならない厳しさがありますよね。
ほんとみんながんばれ!だわ・・。

posted by あきっく| 2015-02-07 11:27

Re:外からの声を聴く

イイ根性してる人は自分や周囲に対して肯定的です。
今の日本でハングリー精神は持ちようもありませんが、必要に応じストイックになることは可能
恵まれなければハングリー、恵まれてても背を向けるのがストイック。
それは自分の背景を否定するんじゃなく、感謝と周囲へのお裾分けもしながら敢えて必要だから背を向けること。
それができてる人を実際目の前にすると、周りになんとも気持ち良い風が吹いててこっちの背筋までシャキッとします。
ウチの連中もだいたいそうなんだろな。
今一歩足りないとしたら、高い目標に対してイマイチ実感が湧いてないというか、常にJ1にいるわけじゃないから些末なことが言い訳になってしまうんじゃなかろか。
だからこそのシンジにイナですからね。
2人とも、正しい自分好きって感じがする。コー太もそうだなあ。

posted by owls| 2015-02-08 15:38

コメントありがとうございます。

>>オオドサさん、あきっくさんへ
若者に足りないハングリー精神、なんて言われますけども、
育った環境の差を埋めることは難しいものですね。
じゃあみんながみんな厳しい環境へ身を置くべきかと言われればそうじゃないですし、
環境に自分を変えてもらうのを待っているんじゃイカンとも思います。
その人にとっての"当たり前"のベースを下げる必要はないですもの。
ただ、自分で気づかなくてはいけないですけどねぇ。
人に言われたり教えられたりで知ったつもりになるのではなく、
知ったことをきっかけにどれだけ自分に実感させられるかというか。
あぁほんとうに、どんな仕事にも言えることですよねー。
.
>>owlsさんへ
>恵まれなければハングリー、恵まれてても背を向けるのがストイック。
これ、すごくわかりますねー。日本のサッカー選手でもいますもんね。
大きな目標に対してどこまで行動できているかというか、
それこそ実感できているかという部分はなんとなくふわふわしていますよね。
年齢から考えても、20代前後でそのへんがしっかりしている人なんて
そういないわけで。当然と言われればそうなのかもしれませんが。
伸二も稲本も、好んで口出ししてくれるのではないかと期待しています。
はっきりと物事を言ってくれる人に対しては好意を抱くようにできている気がします。
うちの選手たちって。それが自分のための言葉だとちゃんと理解できています。

posted by ひとみ| 2015-02-09 01:55

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