コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2014年10月03日

白でも黒でもないグレー

9月28日(日)J2第34節松本山雅FC戦における行為処分決定について

対処内容としては厳重注意となった。というか対象のサポーターが3人もいたのね。
妥当だなと感じるし、これ以上厳しい処分になることはないだろうと思っていた。

そう思うのがこのページに書かれていた文章。

>今回の行為がSNS等で広く公開する形で情報把握ができたものの、
>反面SNS等での個々のモラルも問われる事態となっている事から、
>今後このような行為が絶対に起こらないよう、
>クラブに関わるサポーターの皆様に注意喚起と対話強化・環境整備を図り、
>公式ホームページなどで再徹底を促し、
>安全で快適なスタジアム観戦環境確立に努めて参ります。

何でもかんでもSNSに書いて拡散して、みんなで総叩き。それってどうなのよ、と。
そうなると現場のようすも実際の状況もよくわからない人たちが、
事柄の一片だけをみて白か黒かを判断しようとしてしまう。
どちらかに偏った意見や写真をみて、詳しく知らないのに結論だけはしっかり下す。
SNSのこわいところ。きっと様々な意見がクラブに届いたんだと思う。

クラブとしてとても冷静に判断したという印象。
多数の報告があったから処分をするということを繰り返していくのは健全じゃない。
今回何が問題視されているかというと、相手サポーターを不快にさせたということ。
人を不快にしたことが処分されるようになっていくと、
相手チームへのブーイングやらやっちまえコールやら
試合後の歓喜の歌やら何やかんやまで処分の対象になる可能性もゼロではない。
人によってはそういうのが好きじゃないということもあるだろうから。
嫌だと感じる人が増えてクラブへたくさんの報告が届くようになると、
これまた何らかの対処を考えなければいけない状態になっていくとも考えられる。
大袈裟ではあるけれど、可能性のひとつとして。
まぁ話がここまで大きくなってしまうと、何もしないわけにはいかなかったんだろう。

サポーターにも色々な人がいて、中には相手チームや相手サポーターを
これでもかと毛嫌いする人もいる。排他的とでも言うだろうか。
それを白か黒かで判断してしまうのは、ナンセンスだと思うんだ。
誤解を恐れずに言うと、私はそういったサポーターを尊敬することもある。
私はそんなに相手チームや相手サポーターを嫌えないから。
(いや、もちろん好きじゃないチームやサポーターや監督はいるけれども。)
北海道まで遠征に来てくれればありがとうお金落としていってねと思うし、
アウェイで親切にしてもらうと嬉しいし、交流ができると楽しい。

でも、すべてのサポーターがそうではないということ。
自分のチームを愛するが故の、自分の信念を貫き通すがための行動や考え方なのだ。
自分と合わないからといってそれを黒とし、排除しようとするのはどうだろう。
もちろん危険行為や差別行為といったものがだめなのは当然として。
今回のことも、クラブを巻き込むほどの大ごとにならず
当事者同士で現地で解決できていたかもしれなかった。
それがSNSによって軽はずみに広まってしまったことから、処分だなんて話になった。
手軽さゆえに陥りやすいことでもある。自分も気をつけなければなと思う。

>今後このような行為が絶対に起こらないよう、
>クラブに関わるサポーターの皆様に注意喚起と対話強化・環境整備を図り、
>公式ホームページなどで再徹底を促し、
>安全で快適なスタジアム観戦環境確立に努めて参ります。

ということで、サポーターひとりひとりが自分の言葉と行動に責任を持っていきたいなと。

posted by ひとみ |07:24 | コンサ徒然 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:白でも黒でもないグレー

ひとみさんこんにちは(^o^)/
 
>SNSのこわいところ。きっと様々な意見がクラブに届いたんだと思う。
 
単に「サポの中にもオダッたやつがいるんだなァ」で済まされないですよね。でも処分
は(本人達が深く反省しているならば)この位が妥当かもしれません。
 
江戸時代中期以降は木版印刷が実用化し「かわら版」が活況を呈しました。なにしろ
寺子屋の普及で世界に冠たる識字率がそれを支えました。武士の子供でほぼ100%
庶民の男の子でも54%女の子でも21%が読み書きが出来たそうです。
           <『「奇跡」の日本史』(歴史の謎研究会編、青春出版社)より>
 
しかし「かわら版」は無認可で業者が乱立したので「特ダネ合戦」となりました。ただ
天下泰平の時代にそんなに「特ダネ」はありません。そこで一般読者に匿名でネタ
の提供を求めたそうです。気軽にハンドルネームで書き込めて近所の噂程度の話
が江戸中の話題になる事もあったそうです。今回のSNSみたいなものかも(^^;)
 
挿絵もあったので「人気歌舞伎役者を見た」だけが「人気歌舞伎役者が○○と密会」
となり「かわら版」は売れたそうですが、落ち目の役者のやらせもあったのは現在の
ワイドショーと変わらないのはご愛嬌です。
 
行きすぎた記事にはお上からお咎めがあったようですが、お上も庶民のガス抜きと
しての役割を認識していて、せいぜい数日間の発禁だった様です。
 
新しいメディアや通信システムが出来ても初期の問題が出尽くすと収束するでしょう。
テレビの黎明期に大宅壮一「一億総白痴化」と(※要注意文言)と言いましたしたし
ウォークマンが発売になった時に「難聴製造機」とも言われましたが、現実はそうは
なりませんでした。スマホのながら歩きも危険ですが、そのうち少なくなるでしょう。
 
小学校の二宮金次郎の像を見た子供が「本を読みながら歩くなんてスマホ歩きより
危険だね」と言ったそうです(^o^)v

posted by 大阪帰りの道産子| 2014-10-03 14:21

コメントありがとうございます。

>>オオドサさんへ
こちらでもこんばんはー!
本人たちはクラブに迷惑がかかったことについては反省しているみたいですね。
まだどうせ繰り返す、なんて意見を言っている人もいるようですが
私はそうではないはずだと信じています。
単に「処分をもっと重くすべき」という意見には、どうにも賛成できません。
.
今のメディアやネットの原点にそんなお話があったとは面白いですねー。
新しいものが出てくるといつの間にかそれを使うのではなく、
そのものに使われてしまう人が増えていきます。
あくまで手段であって道具のひとつにすぎないのに、
それに振り回されてしまう人の多いこと多いこと。
これもまたある程度落ち着いてくると、必要最小限の役割を果たすようになるのでしょうね。

posted by ひとみ| 2014-10-04 00:03

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