コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年02月06日

~進化~ ミシャによる進化⑱テストマッチについて

ちょっと、ミニ情報です。

コンサのハワイキャンプ日程は、
7日(現地6日)のトレーニングマッチは、紅白戦との想定でしたが、
MLSリーグでPRC参加のバンクーバー・コロンバスの強力チームとのテストマッチと格上げになりました。
正式日程は、
2/4 16:00(日本21:00) 現地着 1時間フィジカルT
  5 2部練習;ミニグループ(3VS3、4VS4)での
         個別選手毎の戦術・ポジション練習と現況把握
          + 選手選択した実戦練習試合
  6 2部練習;同上
  7 ①練習試合バンクーバー・コロンバス(MLS)+試合形式練習
  8 2部練習
  9 昼間 試合前練習
    ②20:00(15:00) VSコロムバスクルーSC(PRC予選)
  10 2部練習
  11 ③16:00(11:00) 3位決定戦 + 午前練習
         OR
    ③19:00(14:00) 優勝決定戦 + 昼間練習
  12 キャンプ終了
   と、3試合の実戦テストです。

ここで、未知の対戦相手のMLSリーグの2チームについて。
MLS(メジャーリーグサッカー;アメリカ)は、米国サッカーランキング(FIFA25位、日本;56位)急上昇の原動力で、ワールドクラス選手も多数在籍のリーグ。
そして、対戦相手は、
先ず、
○ウェスタンカンフアレンス12チーム 
10位バンクーバー・ホワイトキャップスが参戦し、①試合目の練習試合で対戦。

このリーグには、
3位ロサンゼルス・ギャラクシー;アシュリー・コール、ドスサントス兄弟
8位シアトル・サウンダーズ;デンプシー、スヴェンソンなどの超有名選手在籍し、ハイテクニックと強烈なフィジカルコンタクトのリーグに所属。リーグ優勝1回の中堅チーム。
コスタリカ代表MF・ペルー代表FWの現役代表クラス、コロンビア元代表FWなどの有力選手を保有するハイテクニックチーム。

続いて、
○イースタンカンファレンス11チーム
5位コロンバス・クルーと対戦、②試合目 PRC戦で、本気モードの実戦。

こちらのリーグも、
6位シカゴファイヤー;シュヴァインシュタイガー
9位オークランドシティ;カカ
10位ニューヨークシティ;ビジャ・モラレス・ピルロと錚々たるWクラス選手だらけの中、5位とそれらチームを上回る上位に位置し、両リーグ制覇のCUP1回、リーグ優勝3回獲得の強力チーム。
代表クラスも、フィンランド代表DF・ガーナ代表DF(W杯出場)・イラク代表FW・コスタリカ代表FW(W杯出場)・ガーナ代表DF(W杯出場)と5選手の現役、アルゼンチンのイグアイン兄FWもいるトップ選手保有のチームで、激しく、厳しいフィジカルコンタクトを軸に、堅守のチーム。

2チームと対戦でも、コロンバス・クルーの方が、より強力です。
本来なら「格上」相手ですが、「強力戦力へ変貌しているコンサ」なら、十分闘い得る試合となる筈です。本当に、格好の対戦相手です。

日本から参加の「いわきFC」には、「昨シーズン天皇杯」で木っ端みじんとされ、手酷い敗戦となり、リベンジの借りが残ったままですが、
PRCでは、対戦しない場合もあり得ますね。

という事で、①試合目は、テスト起用もあり得ますが、
②試合目は、テストからステップアップし、「本番起用=スタメン確立」となる事必至です。
③試合目の「優勝or3位決定戦」は、②試合目起用選手を調整し、より完成型のコンサとなるものでしょう。

ただ、PRCは、現地時間の夕暮れ~夜間の試合となり、時差19時間の日本には、日中の放映で、問題はありませんが、日中の練習と合わせると「3部体制」のハードスケジュールとなりそうです。

選手の苦闘・死闘・チャレンジをしっかり「見届けましょう」。



posted by yuukun0617 |22:03 |

2018年02月05日

~進化~ ミシャによる進化⑰ハワイキャンプ始動

2/4第二次キャンプ地ハワイに到着し、初日1時間トレーニングを実施。
ちょうど、2日目2/5の2部練習を開始したところ。

ハワイキャンプは、2日置きに、練習マッチの日程で、
2/4 16:00現地着 1時間フィジカルT
  5 2部練習 
  6 2部練習
  7 ①練習試合(恐らく、紅白戦想定)+試合形式練習
  8 2部練習
  9 午前 試合前練習
    ②15:00 VSコロムバスクルーSC(PRC予選)
  10 2部練習
  11 ③11:00 3位決定戦 + 午後練習
         OR
    ③14:00 優勝決定戦 + 午前練習
  12 キャンプ終了
 と、3試合の実戦テストで、戦術実践度のアップとAチーム選手選択を進行させるもの。
 2/5~11までの7日間は、超ハードフィジカルトレーニングで、フィジカルアップと、監督基準に到達する選手の見極めとの、”地獄のキャンプ”。
せめてもの救いは、温暖の爽やか気候地である点だけですが、披露した身体に染み入ってくれるでしょう。
ここで、ミシャ戦術のポイントのみ再確認しておきましょう。
以前(2017.12.10版)記載内容です。

【目指すサッカースタイル】
システムは【3-4-2-1】。
①攻撃的サッカー・守備にリスクを掛けてまで行う「攻撃型サッカー」
②GK・DFからパスを繋ぐ「モダンサッカー」
③オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」
④「仕事」との表現の「相手に合わせた守備的サッカー」も使用
【特殊型戦術】
⑤「可変DFライン」・・登録はDF3人・3バック、状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変。DFライン構成ポジションも可変。--「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間コミュニケーションの中で、発見・産出の戦術
⑥「5トップ」・・登録は1トップ・2シャドー、攻撃時は、+両サイドWG=5人。--ミシャアイデア+選手間コミュニケーションで産まれた戦術。
【有効な戦術対抗策】
⑦結論から言うと、決定的な対抗戦術は未だ発見できていません。Jリーグに登場してから、11年間となり未だ「リーグに莫大な影響を与え続けている」優秀な戦術です。
唯一、有効対策とされているのが,
「完全同型システムのミラーゲーム」戦術の対抗策です。
しかし、「試合は潰し合い・膠着状態で、引き分け続出」と、「勝ち点1のみ」の単純手段しかありません。
ただ、浦和や広島でも発生の「キー選手に集中起用」による「選手故障・コンディション低下離脱」と「優秀選手の移籍・流失」との「戦術理解の中核選手の喪失」は、致命的なダメージとなります。つまり、戦術実践度の急低下となり、「リスク要因のカウンターによる大量失点」で敗戦続出となります。しかし、これは、「SUB選手のレベルアップ・育成」と「コンディション調整」「選手流失防止・阻止」で回避出来るものです。

あらためて再確認してみると、コンサの現況は、
①・・全面的に転換しました。その攻撃力の上昇度の課題です。
②・・既取り組み、実践中
③・・全選手、懸命に取り組み、監督期待レベル到達を図っている所。
④・・いざという時の「守備的システム」は試してはいませんが保有。
⑤・・ボランチのDFラインへのポジション変化、CBの攻撃参加をトライ中。精度・タイミング・質と適合選手複数化が急速ン進行中。
⑥・・5トップ完成間近。急上昇中。
⑦・・沖縄FCレベルには「圧倒」レベルまで上昇し、浦和とは「試合コントロール時間帯が過半数越え」レベル。なお、急上昇中。

焦点は、【どの選手が戦術に生き残れるか】勝負とその過程での【チーム力の急拡大はどこまで到達するか】に掛かっています。

2/7に予想通り、紅白戦を実施するかは不明ですが、そのAチーム・Bチーム予想をしてみます。

Aチーム        都倉
         宮吉    三好
       菅  小野  駒井  白井
         福森 稲本 進藤
           ソンユン

Bチーム        ジェイ
         チャナ   ヘイス
       ジュリ 兵藤 藤村  早坂
         田中 ミンテ 横山
            菅野

あぶれ組(交代要員) 宮澤・菊地・内村・石川・阿波加

どうでしょうね。未だまだ・・・??ですね。

posted by yuukun0617 |00:04 |

2018年02月02日

~進化~ ミシャによる進化⑯2次ハワイ・キャンプの狙い

本日は、第一次沖縄キャンプ終了し、明日から出発の第二次ハワイキャンプまでの「貴重なオフ・束の間の憩い」、たった2日間ですが、ハードキャンプに参加して来た選手のフィジカルコントロールには丁度良い「オフ日」、なんですね。

心身ともに、リフレッシュし、新たに闘志も注入し、明日からのハワイキャンプに突入です。
しかし、ハワイキャンプは、文字通り「地獄のキャンプ」です。

1.第二次キャンプの目的・狙い
 沖縄キャンプの目的は、チーム全体の把握~全体フィジカルアップ~新戦術を全体に提示しチーム全体基本レベル浸透~新戦術の各選手毎の実践度による理解認定~戦術理解度とポジション適性・合致度によるAチームの骨格作り、を実戦形式・テストマッチにより、図るものでした。
そのため、全選手対象のコンセプトから、
・テスト起用も「各選手の戦術理解・実践度に拘わらず、平等機会」の起用
・想定フィジカル(運動量・スプリント量)への到達度も問わない、実戦形式による「一律フィジカルトレーニング」を基本とし、最後の浦和・沖縄戦の2練習試合のスタート順程度に、選手の個別選定・判定は反映させないものでした。

 しかし、第二次「ハワイキャンプ」の目的・狙いは、単純・明快で、

最強の「A=トップ チーム」の編成です。
以下そのポイントを。

①Aチームの想定選手数は11名ではなく、ミシャのコメントにある「17~18名」との様ですが、そこに達するか、不足するかが、ハワイキャンプに係っています。
②Aチームの共通条件は、【戦術理解と実践】度が一定レベル以上、に尽きます。
 ・戦術理解とは、「正しいプレイ予測が、出来るか・分かるか」ですね。
  つまり「いつ(タイミング)、
      どのポジションに進み(素早い運動量)、
      どのプレイをするか(プレイ実践度)」 の認識度合いです。
 ・実践とは、「チーム共通戦術=想定プレイをその通り(以上)に
        実践できるか」  となります。

 実は、ミシャコメントに再三出て来る「選手の運動量」が
 Aチームの最低条件とされますが、それはちょっと的外れの捉え方です。
 意味するところは、
 「最適なタイミングで、そのポジションに到達しているか」で、
  戦術理解の領域に関連しています。

  例えば、具体的に「パス交換」の例ですと、

   ~◇選手がパスを出し、△選手が☆位置でパスを受ける~
   とのチーム戦術の場合、

    パスを受ける△選手が、最適なタイミングに、
               ☆位置に到達が 必要ですね。

    その場合の、☆位置が、ミシャ戦術では、
     相手陣を崩す位置だったり、相手陣が整備前のタイミングだったり
     します。
    そして、
     その☆位置に、最適タイミングで到達するには、
      第1に、正しい理解、その上で、
      第2に、スプリントや絶え間ない運動量が必要となります。
    ミシャコメントの「運動量の不足選手」の指摘は、
     第1の理解度、と
     第2のその位置取りへの運動量の2つを指しているものでした。
 
   ミシャコメントの「散歩している様だった選手がいる」の意味は、
     「戦術に合致した自分の位置取りが分からなくなり、
      右往左往している状態、との指摘」だったと思います。
もう一つのポイントが、
 「決定力」で、得点チャンスを「得点」に実現する課題です。
  ミシャ式「シュート練習」=「決定力アップ」トレーニングも期待です。

2.第2次キャンプ目的・狙いに向けた現状

 現在、合格圏到達に近い順に選手を把握し、「現Aチームは浦和戦・沖縄戦の第一試合起用選手だつた」という事が本日の「ノノラジ」で社長より漏れて来ました。
 しかし、沖縄戦の第2試合に起用した選手が、その劣後を挽回するべく「一気に挽回を図るプレイ」を展開し、浦和戦での第一試合でのミシャからの「散歩しているかのように見えた」コメントもあり、
Aチーム編成のための選手現況レベル把握と選択を、この9日間(2/3~11)キャンプの練習中TGとPRC・試合で、骨格完成の成算・予定です。
そのため、
 今までとは、スピード・運動量を更に超えるハード・テストが待っています。
 そして、その結果が、
・Aチーム要員(スタメン+バックアップ)となるのか、
・試合起用は当面想定されず、不足の「戦術理解か、実践するための運動量か、その両方か」を時間をかける形でトレーニングされる組か
 が、分岐し、選手個々の今シーズンの成功・失敗のスタートを決定してしまいます。

肉体的に超ハードですが、精神的にもハードなキャンプで、「地獄のキャンプ」となる所以・理由です。

 敢えて、現時点で、Aチーム・Bチームに分類しても良さそうな選手を考察してみます。(合格圏に近そうな順に記載)
Aチーム;【当確】駒井【有力】三好・ジェイ・小野・福森 程度まで。
Bチーム;【決定】深井(未だ全く無理で運動量が遥かに不足)・河合・阿波加・荒野の程度まで。

気になる選手は、
都倉(戦術理解度・タイミング遅れが顕著で、Bチーム起用とされている理由。沖縄戦から上昇し始め今後で追いつきですね)・稲本と横山と菊地(戦術理解度はまあまあ、タイミング・スピード遅れでBチーム起用)・チャナ(戦術理解度・体幹等フィジカルでBチーム起用)の5選手は、課題点が現在表面化し、若干壁に向き合っている選手ですね。
内村・ミンテ、菅の抜擢テスト選手は注目です。しかし、元々、長短が明らかな選手で、新戦術への理解は一歩進んでおり、そのまま、Aチーム入りも十分な可能性です。
宮吉・ヘイス・兵藤・ソンユン・菅野・白井・進藤は、これからですが、ほぼ順調にAチーム入りを目指す。宮澤・田中・早坂は、未だ適否未定で、これからの厳しいテスト次第。
いずれにしても、ここからです。

先行している選手は、更に「戦術理解と実践」を上昇させ、出遅れた選手は、挽回に賭ける9日間となります。

最後になりましたが、皆さん、
ミシャの求め、構築しようとしている「戦術理解と実践」によるチーム力(戦力)は、どこまで・どの位だと思われますか?

監督就任の直後は、「J1中位以上・2017シーズンと同程度かちょっと超える」位の期待感で迎えられ、そのままその程度だ、との認識でした。
しかし、沖縄キャンプ~ハワイキャンプを進めていく中で、
 実はそれではない、との内容・想い・想定が垣間見えた様に感じています。
ミシャ監督の想いと想定は「J1上位チームと互角の戦いとなる戦力」の構築だと思います。つまり「J1トップ・チャンピオン」も狙う姿勢と想いで、戦力構築・準備中、との事です。

確かに、選手年俸の合計値、チーム資金力からは、著しい劣後の現況でも、「戦術とその実践度の高さ」で勝負は可能であり、リーグを闘うのならぱ「トップ位置・チャンピオン」まで想定・狙うべき、との思想ではないか、
そのための、リーグ屈指の「ハードキャンプ」である、という事では、と思います。

至高のサッカー観・世界を持つミシャですので、十分にあり得る話に思えますね。
     
 
3.ちょっと横道~流れ弾の行き先~

1/27浦和とのテストマッチは、おもわぬ反応・影響があった様です。
0-5の浦和完勝の試合結果に見えますが、
試合内容は、浦和はまるで昨シーズンの札幌の様な「ロングボール放り込み」での攻撃しか展開出来ず、中盤に「くもの巣状守備網」を敷くコンサ守備陣に、パス交換を阻止され、逆にコンサが浦和の様な華麗な連続ショートパスを展開する「パスサッカー」を行う試合に終始し、浦和の得点も、陣形を崩されたものではなく、個の力の「ミドル・ロングシュート」とコンサ陣内のミスによるものでした。

その不良内容を受けた浦和での反応・対策の記事がリリースされていたものです。
『システムを変更。以前の4―5―1布陣と形は変わらないが、両サイドMFが高い位置を取り左右のFWとして、中央のFW興梠と共に3トップを形成する4―3―3に。クラブ内で意識づけされているという。左FW武藤は「今年は自分たちがボールを保持してゲームを進めることを目指す。」』との内容。
浦和の生命線の筈の「パスサッカー」を、コンサとの試合で再確認し、システム修正したもの、です。
という事で、1/27練習試合での「コンサ試合内容の良さ」を裏付けてくれる内容でした。  

ノノラジで社長も「紙一重での得点獲得有無(決定力が課題)の試合で、チャンス構築など内容は良かった」と言っていました。

posted by yuukun0617 |13:41 |

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