2018年02月08日
~進化~ ミシャによる進化⑲ハワイキャンプ第1練習試合評価
サポーターの皆さんの声は、オール危機意識で、試合結果からは「破綻」との認識は当然と思いますが、そんなに悲観はしていません。
その理由は、
①「本番=シリーズのスタメン候補による実戦テスト」は、次戦の「PRC初戦コロンバスクルー戦」で、昨日は、文字通り「テストマッチ」で、試験起用と60分・45分・45分の課題指定・時間限定のテスト起用。
②チームのフィジカル状況は、最低レベルで、動かない身体での精神力と、動かないと発生する課題(ミス・リスク)の実体験テスト。
という点です。
昨日の起用選手は、
「ホワイトキャップス戦」45分×2本で、
(1)1本目~60分(2本目15分)-60分-
「 0-3 」の 敗戦結果
第一チーム=一応、Aチーム扱い 起用選手は、
ジェイ
宮吉 三好
菅 深井 駒井 チャナティップ
福森 宮澤 菊地
ソンユン
●起用テスト;右サイド-チャナティップ、ボランチ-深井、CB宮澤。
しかし、残念ながら結果は、
a.チャナティップ;1対1での突破、ポジションずれでのロスト多発し、流れの2失点はチャナ起点によるもので、ポジションチェンジは当面無理。
b.深井はパス交換役にはなるも、ポジショニングずれ・遅れ多発で、未到達。
c.宮澤は、ビルドアップ(ロングフィード・ショートパス共に)低レベル。
3選手とも、戦術実践度最高のAチームにいれてみたものの、ポジションの適合性、実践プレイレベルは合格とはならず、「0-3」との原因となり、起用は時期尚早との評価、ではないかと思います。
●フィジカル低下の最大の悪影響ポジションは、前線3選手とサイド2選手で、前線3選手とサイド2選手への縦パスが、度々失敗。パス側4:受け手側6の原因で、パス受け位置への移動タイミングの遅れが原因ですが、身体が動かない状況により、意識は適正でも、身体・プレイが意図通りに動かないとの状況。「パスミス=ボールロスト=相手攻撃へ切り替え】が多発し、大量失点のもう一つの主因。【身体が動かないと、どんなリスク・ミスが発生し、どんな結果となるか】実戦体験した点は、チーム全体へ波及している様です。
(2)60分(2本目15分)~3本目15分 -45分-
「 0-1 」の試合結果
第二チーム=現時点Bチームは、
都倉
内村 ヘイス
ジュリーニョ 兵藤 小野 早坂
進藤 稲本 横山
菅野
●起用テスト;稲本のCB以外は通常ポジションで、昨シーズン型で、稲本の経験累積・習熟化狙い。
●フィジカル低下で、戦術実践度ダウン
(3)3本目16分~45分 -30分-
「 1-3 」の敗戦結果
第二チーム修正版は、
都倉
内村 早坂
ジュリーニョ 兵藤 藤村 白井
田中 横山 進藤
阿波加
●起用テスト;早坂のシャドー・ボランチ藤村の経験累積程度で、こちらも従来ポジション踏襲
●フィジカル低下による運動量低下により、パスサッカーは「パスミス多発=ボールロスト多発」で、大量失点原因。
との内容。
しかし、あらためて、各選手の状況を考えると、
「毎日実戦形式での試合練習~1日毎により本気度が急上昇する実戦試合」の日程で、
「週1回テストマッチ~週1回実戦との週2回試合サイクル」のシーズン内日程と、真逆の、「週6日試合日程」の真っただ中にいます。
詰まり、身体の累積疲労回復前に、更に累積負荷を掛け続け、また、動かない身体での練習・練習試合・本気実戦では、精神力が大きく影響し、「どんな過酷状況でも闘争心と闘争プレイ」をやり続ける選手へのステップアップを、ガッチリ・ぎつちり図る「地獄」のキャンプです。
Jリーグの各チームを見ても、これほど過酷な、激しく、厳しく、高い目標とレベルの戦術実践にトライするチームはありませんね。
≪いまどき!≫という言葉が浮かんで来ますが、≪だからこそ!≫という言葉も見えて来ます。
ミシャと”苦闘の汗”を流すトレーニングをした「広島・浦和」の選手が、今も、トップでいる理由と、ミシャを尊敬し続けてる理由の源が、今起きている、と考えます。
練習メニューを調整すれば、「劇的にコンディションアップ⇒戦術実践度急上昇」は確実だと思いますが、なお、「よりアップを目指す」監督・選手・チームの姿勢に評価と称賛を掲げたいと思います。
本当に、ギリギリで、倒れる寸前で、激しいキャンプだと思いますが、先を信じて、ひたすら、追及して欲しい、と思います。
さあ~! 次戦は、本番の 新戦術コンサ初カップ戦 MLS5位Wクラス選手多数在籍の強敵コロムバスクルー戦です。
コンサの真髄を見せる時が来ます。
基本スタメン候補と途中起用候補のお披露目試合です。
フレー!フレー!コンサ!!
posted by yuukun0617 |13:34 |