コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年02月27日

〜進化〜 第1節・開幕 広島戦データと次戦C大阪チーム確認

ミシャ流週間スケジュールを確認です。
驚く日程設定により修正された「(先週進行)基本週間スケジュール」を次戦金曜開催との変則日程に修正。

土曜(金.日)   ・J1リーグ戦
         ・リーグ戦未起用選手;試合形式練習
日曜       ・リカバリー、試合分析・評価
         ・リーグ戦未起用選手、TG
月曜       ・オフ日
火曜      ・次戦候補メンバー発表__
                ・次戦分析・対策   対策トレーニング
水曜       ・選手毎必要課題の自主練習
         ・試合形式トレーニング その後、
         ・次戦メンバー前々日移動
木曜       ・開催地で 次戦メンバー前日練習
         ・未起用選手;課題トレーニング
金曜       ・未起用選手;試合形式トレーニング
         ・リーグ戦起用選手、直前コンディション調整
         ・J1リーグ戦

という事で、本日は、
次戦の起用候補選手の発表と、次戦対策、対策トレーニングを、AチームvsBチームの試合形式で行った所でしょう。

そこで、チーム日程と合わせて、
開幕戦のデータがリリースされており「試合内容確認」と、「次戦相手C大阪のチーム確認」をしてみます。

1.開幕・広島戦試合データ

コンサの個別データとリーグ順位・比較で点検です。
「攻撃」①得点 0 ・・リーグ12位(リーグ平均0.8点)
  ②シュート数 16(速報14から増加)・・リーグ3位(平均12.8)
  ③内、枠内  3 ・・リーグ8位(平均3.8本)
  ④決定率  0% ・・リーグ12位(平均6.4%)
  ⑤パス数 564 ・・リーグ5位(平均495)
  ⑥同成功率 79.1% ・・リーグ6位(平均71.5%)
  ⑦クロス数 23 ・・リーグ2位(平均16.6)
  ⑧同成功率 39.1%・・リーグ2位(平均21%)
  ⑨FK数  14 ・・リーグ11位(平均15.5)
  ⑩CK数  5 ・・リーグ8位(平均5.3)
「守備」⑪失点 1 ・・リーグ6位(平均1)
  ⑫被シュート数 15 ・・リーグ14位(平均12.3)
  ⑬被決定率 6.7% ・・リーグ8位(平均8.1)
  ⑭タックル数 13 ・・リーグ17位(平均22.9)
  ⑮クリア数 11 ・・リーグ17位(平均24.9)
  ⑯インターセプト 5 ・・リーグ1位(平均2.1)
「全体」⑰支配率 58.8% ・・リーグ4位(平均50%)
  ⑱走行距離 117km ・・リーグ5位(平均114km)
  ⑲スプリント数 154 ・・リーグ16位(平均169)

 リーグ水準より高い項目に下線を引きました。
昨シーズンも同比較をしましたが驚くほど、多数項目がリーグを超えています!
昨シーズンは、クロス項目の一項目しかありませんでした。しかし、今シーズンは、驚きの11項目で、全19項目の6割近くが、ストロングポイント化とのデータですね。
特筆は、
〇シュート数=チャンス回数の多さで、課題の決定力が上昇すると、ゴール量産を表しています。
〇もう一点が、タックルとクリアの少なさで、パスサッカー戦術から、予想されるものですが、その前に、相手攻撃回数の少なさを表わすデータです。つまり、コンサミシャ戦術による積極攻撃型サッカーは、攻撃時間帯とボール支配率を上昇させ、その結果、物理的に、守備時間帯と相手ボール時間を短縮させるのですね。当然の結果として、相手攻撃時間減少=コンサ守備時間帯減少で、攻められる機会減少により、そもそも、タックル・クリアを大幅に減らした数値なんですね。更に、インターセプト数は、リーグ断トツの1位で、DF陣、ボランチ陣のストロングポイントてなっていました。
理論上は、理解していた筈ですが、この様に、数値に明確に表れ、あらためて、戦術の優秀さに感動ものです。

皆様、いかがですか?! 驚異的な数値が羅列され、優秀さを再認識される方も多い事と思います。

ちなみに、対戦相手「広島」の特徴的データも少しだけ見てみましょう。
羅列すると、
シュート数4位、同枠内数1位、しかし、決定率9位、昨年ベスト3だったパス数16位と大幅減少、成功率も15位と精度まで欠くもの、クロス成功率1位で変わらず高精度、被シュート数16位はコンサが相手で損したもの、支配率15位昨年高率が一転リーグ最低ランク、走行距離10位・スプリント数17位で運動量も大きく低下、と昨年比大幅低下項目が多数で、ストロングポイントが多数減少し、チーム戦力低下を示すものでした。
コンサの決定力の低さと戦術実践へのエンジンが後半戦から本格稼働との遅れがあり、辛うじて勝利獲得との実態が見えて来ます。

前試合内容をデータから見ると、「圧倒的にコンサ優位」で大きなチーム戦力差を表すものでした。

2.次戦「C大阪」チーム点検
同様に、前試合データがリリースされており、記載しておきます。コンサと比較して頂くと、驚きの内容が浮かび上がって来ます。
「攻撃」    C大阪       コンサ       勝負対比
①得点    2点リーグ2位   0点リーグ12位    🔴
②シュート数14本   6位   16本   3位    〇
③同、枠内数 5本   3位   3位    8位    🔴
④決定率  14.3% 4位   0%   12位    🔴
⑤パス数  362本 14位   564本  5位    ◎
⑥成功率  61.0%17位   79.1% 6位    ◎
⑦クロス数 17本   8位   23本   2位    ◎
⑧成功率   5.9%17位   39.1% 1位    ◎
⑨FK数  15本   9位   14本  11位    △
⑩CK数   8本   2位    5本   8位    △
「守備」
⑪失点    1点リーグ6位   1点    6位    △
⑫被シュート数 17本  17位   15本  14位    △
⑬被決定率  5.9% 7位   6.7%  8位    △
⑭タックル 22回  10位   13回  17位    ◎
⑮クリア数 23回  10位   11回  17位    ◎
⑯インターセプト  3回   3位    5回   1位    〇
「全体」
⑰支配率  42%  14位   58.8% 4位    ◎
⑱走行距離 117km  5位   117km  5位    △
⑲スプリント数 213回  1回   154回 16位    🔴

データ値から明らかとなる、昨シーズンの2冠王C大阪との戦力差は、
コンサ劣後・・4項目で、決定力を軸とする得点・枠内・決定率と、スプリント力のみ。
コンサ優位・・7項目で、チャンスメイクとチャンス回数の攻撃項目、
            守備回数項目、支配率で攻守全般
優劣無く互角・・5項目、セットプレー回数、GK項目、走行距離。

≪攻守全般で、コンサのチャンスメイクが勝り、ややコンサ優勢の中、ボール支配・攻撃時間帯多く、試合展開をコンサがコントロールする≫とのデータです。

各ポジションでは、苛烈なマッチアップが展開されますが、C大阪とは異なり、コンサには、チーム全体で、パスコントロール・パス交換と、高いポジションでの緊密ブロック守備を基にした組織力があり、「個vs個」の闘いを超えた「C大阪個VSコンサ組織」のサッカー戦となるもの。

そもそも、C大阪のチームカラーは、リーグNo.1の「個人プレー」主体チームで、突出した「個・選手」の力による突破を主軸にチーム構成していました。
ところが、従来監督の同一カラーから、異質の監督選択で、現ユンジョンファン監督を選択し、パスサッカーではあるが運動量重視の組織戦術を持ち味とする監督としました。しかし、C大阪のチームカラーは、C大阪選手在籍時代から熟知し、鳥栖監督の様な戦術大転換は不能との事で、独自の「個」と「組織」の併用型を目指し、成果も二冠チャンプチームとして現実となってきた所です。しかし、チームカラー=選手カラーで、簡易・短時間で変わる事は不可能で、未だに、ユン監督の目指す像とはかけ離れた戦術・プレイが多く、実際、「個の闘い重視」のプレーはしばしば、随所に出現しています。

「個の力」重視のサッカー環境では、試合起用、ポジションを獲得するために、「個々の選手の力」は上昇させる意識・志向が、選手に強く、結果、名選手・代表選手の出現が多いチームとなっています。しかし、以前も記載した通り、「戦術」は、「選手個々の力」を100%・120%とし、チーム力として、アップさせる手段です。そんな戦術を駆使して、J1リーグを勝ち抜き、上位進出を狙うのがコンサ流です。
「選手個々の単純総和では劣後」が客観評価ですが、「戦術」を駆使し、「組織・チーム力✖150%(ミシャ戦術)」で、C大阪を打破できる状態が出来上がり、更に、成長・上昇しつつある!という事ですね。

 十二分に、試合勝負・勝利獲得は可能な対戦相手、との結論。

以上 2つの確認でした。


   

posted by yuukun0617 |21:02 |