コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年03月31日

~進化~ 中断明け第5節鹿島戦で勝ち点1の意味

中断明けから、今シーズンを展開するためのチームポジションを確立する局面が、本日中断明け第5節から第13節までの9連戦で、まずは4連勝を目標としましたが、初戦はドローゲームで「勝ち点1獲得」のみ結果。

大変残念ですが、それは勝利獲得できなかった事ではありません。
「16本」のシュートチャンス=決定機を「得点」化出来なかった事。

ミシャ監督のDAZN試合後コメント
質問<シュートから得点となるための方法は?>に対して、
ミシャ回答
「決定力のある選手は我々にはいない。高くてそんな選手は買えないので。そのため、多くのチャンスを作り、多くの選手で得点にするんです。」

今日の現実は、【他の力ある選手在籍チームだつたら、大量得点での大勝、だった】という事です。
多くの選手の中、ジェイ以外、エースストライカーはいない、との現実を原点に進んでいく事がポイントです。

簡潔に本日試合を確認です。

1.速報試合データ・スタッツ と 確認・評価

   コンサ            鹿島
前半  後半  全体  〔項目〕  前半  後半  全体
49% 53% 51%  支配率  51% 47% 49%
53.5km 54.8  112.4  走行距離  54.0km 54.8  108.8
        180回  スプリント数         181回
9本  7   16     シュート数  5本  7   12
3本  2   5      枠内数  2本  2   4
228 234 462    パス数  232 202 435
79% 75% 77%   成功率  80% 74% 77%
6回  5   11     CK数   3回  0   3
6回  8   14     FK数   11回 11  22
①ボール支配率60%は実現できず、均衡状態の試合展開。
攻撃態勢①の【4-1-3-2】陣型から、攻撃態勢②の【3-2-5】へのシステム可変がほとんど作動せず、攻撃態勢①で、ボールロスト・相手カウンター開始となり、攻撃態勢(攻勢)時間帯が想定より短時間となったものでした。原因は、(A)ジェイ代替の都倉で、パス回し役が果たせず、反復パス交換の中での攻撃態勢②システムへ可変が中断するもの。(B)早い段階で、トップへのスルー・フィードパスを多発し、サイドチェンジ・縦の長短パス交換の「敵陣型揺さぶり・ギャップ作り」が乏しかった。~攻め急ぎ~でした。
②シュート数=決定機創出は、精度の高いパスがあり、想定数を実現。しかし、ミシャコメントの通り、「決定力ある選手不在」が原因で得点に実現させられなかったものに尽きます。当然、枠内数も乏しく、得点実現が不可能な「枠内率」でシュートした選手の問題そのものです。~残念ながら、<一本調子シュートしか打てない都倉では駄目>(タイミング・シュート術・意識の固有問題)という事です。当面、決定力ある、ジェイの次の選手探しです。~ヘイスが最有力、FW能力の内「隠れるプレイ・ポジショニングの良さ・多彩シュート」を持つ選手です。都倉××・内村×・ジュリーニョ?・菅スピード魅力で?・宮吉×。次節から、ヘイスがジェイの代替となるかもしれませんね。
③パス数 試合平均556本ー△94本と大幅低下、成功率も平均80.4%ー△3.4%と低下。パスサッカーの基盤プレイのパスが低下しました。①での「攻撃態勢②へのシステム可変」が無かった点と符合し、攻撃時間帯が大きく時間減少した事の数値で、<相手チームを焦らすくらい、多数回のパス交換はコンサの生命線>です。~攻め急ぎ~でした。

          プレイエリア占率   
前半  後半  全体  〔項目〕  前半  後半  全体
22% 46  34     Dエリア   27% 29  28
41% 41  41     Mエリア   48% 42  45
27% 23  25     Aエリア   25% 29  27

④前半と後半の展開を見ると、シュート数の多かった前半より、他のデータは後半がアップしています。しかし、A(アタッキング)エリアのプレイ占率低下の通り、後半特に攻め急ぎ、ボールロストから相手攻撃となり、D(ディフェンシング)エリアのプレイ占率が急上昇してしまいました。
実は、鹿島の後半データは、シュート数のみ増加するも、他のデータは後半低下していて、鹿島のプレイ活性化というより、コンサのボールロスト回数増加=鹿島の攻撃回数増加、が原因でした。

           攻撃エリア占率
前半  後半  全体  〔項目〕  前半  後半  全体 
27% 37  32     Lサイド   41% 31  36   
21% 29  25      中央   23% 23  23
52% 34  43     Rサイド  26% 46  41

⑤攻撃は、前半R(右)サイド主軸、後半L(左)サイド急増、中央も増加で、後半バランス良く3つの攻撃軸となりました。
本来は、前半の様に、極端な偏重は無く、多彩攻撃の前提は、R・L・中央のバランスの取れた攻撃パターンですが、前半は、三好と駒井の個人突破による攻撃で、多彩多数回パス交換で、陣形を崩す攻撃は出来なかった事を示しています。

2.勝ち点1の意味 と今後
強敵鹿島の実態は、想定通り、隙も多数ある十分に勝利・勝ち点3が取れた対戦相手でした。

決定力あるFW選手がいれば、
もうあと5本「枠内シシュート」だったら、  
せめて、鹿島昌子の腕でのクリアを、主審でも、副審でも、正しくPKとしたら、  想定の 【 1-0 】試合でした。 
しかし、ミシャ試合後正式コメントの通り「我々が鹿島を上回っていた試合。だからこそ、勝ち点1との結果は非常に残念な試合。ビルドアップ・チャンスメイク、守備は非常に上手くいっている」個々の選手では「サイド駒井・菅が良かった。全体今日のゲーム内容は若干出来過ぎくらい。」とコンサは完成型に到達しています。

ミシャの作品、広島~浦和~札幌、の3チームの中、実は、
コンサが「最高傑作」として完成しているのではないか、と実感して来ています。 皆さんはどうですか。
あと、最後の足りないピース【決定力ある(FW)選手】のみを残して。

14位まで、下がった?明日の「浦和:磐田戦」でどちらかが勝利で、15位です。・・いやいや、勝ち点5には、12位神戸・13位湘南・14位コンサで、差なんかありません。
注目は、コンサ得点6は7位、最下位だった失点8は未だ最下位ですが気が付くと4チームも並んでいます。
中断明け、敗戦=勝ち点積み上げ無しチームは、G大阪・川崎・湘南・清水・長崎・名古屋と6チームも、びっくりは、コンサ:鹿島が唯一の引き分け試合で、最も大事な「中断明けからのチーム動向」で、コンサは、しっかり前進した、事が大きいです。

想定の「4連勝」を変更し、6節~8節で通算「連続5試合勝ち点獲得」で行きましょう。
         

posted by yuukun0617 |21:29 |

2018年03月28日

~進化~ ここから連勝!第5節鹿島戦予想

さぁ~、ハード日程が全チームに待つ「W杯中断期間までの15連戦」その前半の「13節までの9連戦」で、コンサは、先ずは第5節~8節で、「4連勝」を狙います。
【 コンサ2018シーズン 第1回目勝負期間が到来 】です。
 3/18第4節長崎戦勝利〇~
 3/31土第5節A鹿島戦〇~4/4水YBC第3試合A清水戦~4/7土第6節H名古屋戦〇~4/11水第7節H湘南戦〇~4/14土第8節A柏戦〇で、「5連勝完成」を目指します。この中、特に〇勝利確率が低下する注目試合は、5節鹿島・8節柏でしょう。
そのため、連戦初戦となる次戦鹿島戦の勝利獲得は絶対目標です。

そのためにも、次戦対戦鹿島戦を予想。

1.鹿島チーム現状とポイント
鹿島現状は、
順位6位 勝点7 2勝1分1敗 得点2(15位) 失点1(1位) 得失差+1
現在順位は、失点数の少なさにより「守備バランス中軸」チームです。
兎角イメージは、堅守と強力な攻撃力の双方を持つ「攻守バランスの良い」チームですが、実は「守備バランス偏重・中心チーム」へ変質しています。

2017シーズン、最終節に引き分けで順位を逆転され2位。無冠に終わったことから、常勝クラブとのチーム命題から今シーズンはタイトル奪還が至上命題。
昨シーズン途中から、石井監督⇒大岩監督へ交代。2018シーズン戦力は各ポジションに日本代表選手を擁しバランスの取れた陣容。
特に、CBの昌子と植田は激しい守備と連携で鉄壁を、中盤ではレオ・シルバが抜群の守備センスで安定知守備の中軸が確立。攻撃はテクニシャンの遠藤、土居、爆発力のレアンドロが決定機を作り、ストライカーの金崎が貪欲にゴールを狙うスタイル。加えて内田篤人選手が復帰。若手はエース候補FW鈴木選手と、質と層を誇るチーム。

これだけ見ると、「常勝・強烈戦力」とのイメージの筈ですが、ここまでの戦績は、守備は狙い通り鉄壁で、リーグ最少失点と、評判通りです。
 しかし、全く得点が取れません。堅守・速攻の看板の内「速攻での得点」が機能していません。
累積データでは、シュート数3位・枠内シュート数2位で、シュートチャンスまでのゲームメイクも、前評判通りですが、「決定率18位とリーグ最下位」で、「シュート役のクローザーの問題」です。「金崎・土居・鈴木の不発」に尽きるもので、前シーズンも「不安定で、波が激しく、上下する決定力(率)」も課題でしたが、改善ではなく、悪化しているもの。
このまま、<眠れる虎>とする「ハードマークで封じる事」がポイントとなります。
また、サイドバックの駆け上がりからのクロス攻撃が看板攻撃でしたが、かなり低下し、クロス数は12位と低下、しかし成功率(精度)は5位と、高いまま維持しており、要注意ポイントとなります。
もう一点、注意ポイントがあります。
実は、サイドからの攻撃力にも関連しますが、走行距離18位とリーグ最下位・スプリント数17位とリーグ最下位レベルと、「走るサッカー」に問題が起きています。 実際、試合後半での「走力・スプリント」が低下し、得意だった「後半終了間際時間での集中・得点による逆転劇」は今はありません。
纏めると、①リーグ随一鉄壁の堅守(中盤~DFライン)②攻撃のチャンスメイク力も高く、シュート数多数③シュート決定力(率)に大課題で低得点力④回数は少ないが、精度の高いサイドからのクロス攻撃注意⑤走行距離・スプリント数に弱点あり特に後半顕著 との5点です。

2.対戦コンサ戦術・試合展開・メンバー予想
①戦術
 コンサ式ミシャ戦術「攻撃態勢②(ボールを支配し多彩攻撃態勢)で、スイーパーを最終ラインの下にカバー(ミンテ)・トップ1が1.5でトップ下へ(チャナ)」と進化系ミシャ戦術。
基本システム【3-4-2-1】
~相手攻撃(守備)時【5-4-1】
~攻守切換(ボール奪取からカウンター)時【3-2-2-3】(MF4のSH2が前進)
~攻撃態勢①(チーム全体前進し攻勢開始)時【4-1-3-2】(ボランチ1がアンカー・ボランチ2がDFラインで4バツク)
~攻撃態勢②(ボール支配・多彩攻撃)時【1-2-2-1-4】(スイパー・2ボランチ2DFライン・CB前進・1.5例目トップ下)
と、攻撃態勢②で、コンサ式に進化した「可変システム」「5トップ」型
その他の戦術ポイント詳細は、前々ブログに記載の通り。

対戦相手鹿島の5つのポイントに対し
③FW・クローザーの欠点を突き、金崎に深井をマンマーク気味に張り付け封じる。
④サイドクロスには、コンサからのサイド攻撃を活発化し、鹿島陣深くに張り付かせて封じる。
⑤パス交換を「より増加とパススピーもアップ」とし、多数回の攻撃とシュート、早期先制点獲得で、鹿島を「走り回らせ消耗を早める」。
①②、ボール支配率を60%以上とし、攻撃時間帯を大幅に拡大し、鹿島の「攻撃回数減少」を図る。DFライン設定を高く、縦コンパクトのワイド陣型で対抗。

試合展開は、
「守備優先の鹿島」は、陣型設定は低目でカウンター狙いですので、コンサ陣型は高目の設定が可能となります。
高い位置でのボール奪取からの「ショートカウンター」、
高い位置でDFラインも加わる多彩パターン攻撃の「攻撃態勢」の時間帯拡大を図り、
「コンサの攻め VS 鹿島の守備・速攻」で、均衡・緊張する展開となります。
しかし、固い鹿島鉄壁守備陣も、コンサの多彩攻撃では、ギャップ・スペースを生じ、複数得点は十分可能です。
予想展開は、
試合開始~前半  コンサ攻撃VS鹿島守備・速攻で、均衡し、無得点
          【 0-0 】
後半開始~60分    同上
     60分 選手交代で活性化
    ~75分 攻撃からのセットプレーで先制点獲得
          【 1-0 】
     75分 選手交代で活性化
    ~90分 ボール支配し多彩攻撃から追加点獲得
          【 2-0 】 完勝

メンバー
不動メンバーですね。
           ジェイ
        チャナ   三好
     菅   宮澤  深井  駒井
        福森 ミンテ 進藤
           ソンユン

      SUB: 都倉・小野・兵藤・荒野・石川・ヘイス
           菅野

 早坂・宮吉・横山・稲本・内村・白井・田中・藤村・ジュリーニョはYBC戦要員ですね。

強敵鹿島も、先入観念・イメージ、会場ムードでも気後れしそうですが、実際は、隙も穴もあり、充分対抗・勝利奪取に到達します。

チームは、明日午後、「前々日現地入り・現地練習」の新日程ですね。今日のトレーニング最終確認で、明日朝に対戦移動メンバーの発表です。

先ずは「ここから4連勝」獲得!!です。



posted by yuukun0617 |10:06 |

2018年03月26日

~進化~ さぁ~、中断明け第5節鹿島戦へ

<チームは中断期間でバージョンアップ・新生コンサに進化>、そんなに話は旨くないですね。
依然として、追及するのは当然「戦術理解と実践度進化」。
合わせて、選手コンディションアップは、想定通りに進展し、スタメンAチーム、サブBチーム選手も、累積疲労は解消。
しかし、相変わらず、トレーニングは試合形式の超ハードスタイルで、新たに疲労は累積中。
しかし、離脱の宮澤リターンがあり、大プラス、との現状です。

戦術理解進捗度は、シーズン開始直前、「20~30%」とのミシャ・社長コメントでしたが、4節を終了し、
Aチームは「個々のプレー精度アップ」と「フル実践の時間帯拡大」(特に、前半20分~後半75分の課題時間帯)がメインテーマ。
Bチームは「戦術理解度をAチームレベルへアップ」が集中課題。
Aチームの「個々のプレー精度」は、実戦経験値が重なり、大きく改善し、リスク回数が減少し始めている段階。しかし、「時間帯の拡大」は、心身同時の累積疲労もあり、想う様には改善が進んでいなかったところでしたが、この中断期間でのインターバルタイムは、累積疲労の解消となり、改善に向かう期待です。
また、Bチームから、戦術理解・実践選手が、徐々に増加し始め、Aチームレベル・チーム入り候補が出て来ました。先ず、期待の「都倉」が「戦術に乗ったプレイ」を出し始め、固有のプレイ・能力の幅を大きく拡大して来ました。
兎角「都倉」は、強烈なフィジカルから「強烈プレイ」が特徴でしたが、反面「一本調子・タイミング」で相手DFは「守備のタイミングが分かり易く、実は守り易い」ため、強力なフィジカルで対抗できるJ1リーグでは、ここに来て、停滞気味でした。しかし、ミシャ戦術の実践の中、多彩で、クリエイティブなプレイとなり、大きな個人課題の改善・解決糸口となりそうです。
この様に、「ミシャ戦術」への取り組み~個々能力大幅改善、とのパターンは、多くの選手で作動し、今シーズンのどこかの時点で、「大きくレベルアップ・ランクアップ」の成功選手が多数発生する事でしょう。

ミシャ戦術の唯一の懸念点「起用選手固定化により、中核選手の離脱時による代替性困難性からの、戦術実践度急低下」のリスクは、Aチーム候補・レベル選手の増加・拡大で、対策可能となります。

波乱の2018J1シーズンは、
「下克上と新勢力台頭」のスタート期から、
中断期間での各チーム整備により、
今シーズンのチームポジションを決定付ける「9連戦試合」(第5節~13節)開始と進行します。
リーグ序盤、下位に低迷したチームの中から復活チームも出て来ますが、課題改善になお失敗し、リーグ底辺・下位ポジションとなるチームが明確になります。一方、「9試合での連勝」にて、上位ポジションを固める好調チームも出て来ます。
その中、
コンサは「ミシャ戦術」の実践度・効力を発揮し、リーグの台風の中心のひとつにチャレンジ・トライです!

先ずは、第5節から第8節までの4試合、「連勝」を獲得しましょう!!
2週間で4試合のハード日程ですが、若手スタメンの「フィジカルリカバリー力」の見せ所です。

posted by yuukun0617 |22:22 |

2018年03月22日

~進化~ ミシャ戦術のコンサ式進化

リーグ中断期間中、
チームは、
①戦術の再確認と徹底整備の総論、
②選手コンディションアップ
③選手個々の戦術理解バラツキの是正の各論 を追求中。
 中断明けには、
シーズンスターダッシュ成功組はよりストロングポイント強化、
逆に、失敗組は応急改善で戦力整備、
で「より戦力アップ」して再開です。

「再開後の4試合でシーズンポジションが一旦決定」し、
そこで劣後したチームは、下位・降格圏争い、
連勝を獲得したチームが、上位・チャンピオンとACL圏争奪戦、
一進一退チームは、リーグ中位となり、上位グループへの突入か、下位グループへの転落かを争う展開です。

そのための「準備・整備」が、今、ミシャコンサの取り組み・闘いです。

今回ブログでは、リーグ戦を経て、ミシャ戦術が変化している点に注目したいと思います。

1.ミシャ戦術基本版
 ミシャ戦術のポイントを記載します。(数回掲載していますね。再確認で...)

【目指すサッカースタイル】
 システムは【3-4-2-1】。
 ①攻撃的サッカー・守備にリスクを掛けてまで行う「攻撃型サッカー」
 ②GK・DFからパスを繋ぐ「モダンサッカー」
 ③オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」
 ④「仕事」との表現の「相手に合わせた守備的サッカー」も使用
【特殊型戦術】
 ⑤「可変DFライン」・・登録はDF3人・3バック、状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変。DFライン構成ポジションも可変。--「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間コミュニケーションの中で、発見・産出の戦術
 ⑥「5トップ」・・登録は1トップ・2シャドー、攻撃時は、+両サイドWG=5人。--ミシャアイデア+選手間コミュニケーションで産まれた戦術。
【有効な戦術対抗策】
 ⑦結論から言うと、決定的な対抗戦術は未だ発見できていません。Jリーグに登場してから、11年間となり未だ「リーグに莫大な影響を与え続けている」優秀な戦術です。
唯一、有効対策とされているのが,
「完全同型システムのミラーゲーム」戦術の対抗策です。
しかし、「試合は潰し合い・膠着状態で、引き分け続出」と、「勝ち点1のみ」の単純手段しかありません。
 ⑧懸念点 ただ、浦和や広島でも発生の「キー選手に集中起用」による「選手故障・コンディション低下離脱」と「優秀選手の移籍・流失」との「戦術理解の中核選手の喪失」は、致命的なダメージとなります。つまり、戦術実践度の急低下となり、「リスク要因のカウンターによる大量失点」で敗戦続出となります。しかし、これは、「SUB選手のレベルアップ・育成」と「コンディション調整」「選手流失防止・阻止」で回避出来るものです。

あらためて、再確認し、現在実戦と対比すると...

2.コンサ進化系ミシャ戦術

現状確認・点検です。
①攻撃型サッカー②GK・DFからビルドアップ「モダンサッカー」③「考えて走るサッカー」は、完全に実践。
④「相手に合わせた守備型サッカー」は未だ実施機会はない段階として保留。
特殊性の
⑤「可変DFライン」と⑥「5トップ」は当初と相違し、変化しました。
この2ポイントが、「コンサ流進化」となったポイントで、本ブログのメインテーマとなります。後程、詳細に点検したいと思います。
対抗戦術の
⑦は、唯一の有効対策「同システム・同型でのミラーゲーム」戦術の実戦が、前節「長崎戦」でした。
ロスタイム弾での劇的・辛勝で勝ち点3獲得となりましたが、
実際、パス数(前試合比)△138本・クロス数(同)△13本・30m侵入数(同)△13回と、攻撃プレイを低下されました。
しかし、当然相手長崎はそれ以下で、その相対比で、勝利獲得大とのプレイ数値ではあり、結果、初勝利獲得とはなりました。
しかし、「同システム・同型でのミラーゲーム」戦術は、今後も、要注意との結果ですね。
懸念点の
⑧「中核選手喪失リスク」は、「宮澤」の離脱を皮切りに、「三好・ジェイ・福森・チャナ・深井・・・」の「全体練習離脱」等で、リスクが急拡大しそうな局面もありましたが、「若手選手でのリカバリーの速さ」もあり、大事に至らず、「宮澤」も全練習復帰し、コンディションアップし、リーグ中断明けには、「河合・菊地」以外は、フルメンバーとなり、順調にシーズン展開中です。

では、⑤「可変DFライン」と⑥「5トップ」について。
(コンサ式への進化の過程・経緯)
当然、ミシャは、当初、ミシャ戦術の基本形で、そのキーポイントの
⑤「可変DFライン」と⑥「5トップ」をコンサに当てはめました。
しかし、選手の能力・適正とポジション必要能力と合致選手は、
当初、駒井とやっと三好の2選手のみでしたが、試合形式キャンプトレーニングで、ジェイ・チャナティップ・菅・ミンテ・福森、やや遅れて、兵藤・進藤・宮澤・菅野の11名に到達し、シーズンINとなりました。
しかし、初戦・第1節での「戦術実践手応え十分な敗戦」を契機に、敗戦理由の「失点」原因が、「個々選手のミスプレイ」という「個々能力」にあり、第2節・3節の大量失点での原因分析から、「戦術」をコンサ式に進化させたものです。
(コンサ式ミシャ戦術)
ポイントを箇条書きすると
・状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変、の「2バック」を「2バック+スイーパー」に進化。
・5トップ、を2「トップ」+3「1.5列」型に進化。

現スタメン選手のシステム図で解説します。

【基本形】 =3-4-2-1=
        ジェイ
     チャナ     三好  
   菅   宮沢  深井   駒井
      福森 ミンテ 進藤
        ソンユン
  ⇓
【相手攻撃・守備時】
      =5-4-1=
        ジェイ
   チャナ 宮沢  深井  三好
  菅  福森  ミンテ  進藤  駒井
         ソンユン      
  ⇓
【ボール奪取からの切り替え・カウンターチャンス】
      =3-2-2-3=

    チャナ ジェイ 三好      シャド ↑トップ
  菅             駒井  サイド →↑スプリント
       宮沢  深井
   福森    ミンテ    進藤  ⇔ ロング・ショート起点パス
        ソンユン 
  ⇓
【陣型前進し、攻撃態勢①】
      =4-1-3-2=

        ジェイ 三好
  菅  チャナ        駒井  チャナ 1.5列目にダウン
         深井         1ボランチ
  福森  宮沢    ミンテ  進藤 宮沢DFラインへダウン
        ソンユン
  ⇓
【攻勢、攻撃態勢②】・・ここでのプレイミスで失点多発
      =1-2-2-1-4=
  菅     ジェイ 三好  駒井  4トップ
     チャナ            チャナ 1.5列目
   福森          進藤   RLDF↑スルー・サイドセチェンジパス
       宮沢   深井      ボランチDFライン
         ミンテ        スイパーでリスク対策
         ソンユン 

基本形⇒攻守切り替え・カウンター⇒攻勢態勢①までは、ミシャ戦術そのものです。
しかし、次段階の攻撃態勢②で、ミスプレイでのボールロストから、2DFラインの薄さを突かれ、相手チームのカウンターを受け、大量失点となりました。
 失点パターンは、
「コンサ攻勢局面、ミスプレイから想定外のボールロスト」から、
相手チーム攻撃陣のカウンター・侵入・突破を受け、DF陣からGKまでの大きなスペースで、2枚のDF選手数のため、数的優位やフリースペースを突かれ、DF陣が追いかける状態での「1対1守備」を突破され、
GK直前での決定機となるものです。
 そのため、攻撃態勢②での、最終守備ライン兼ボール廻しの起点の後ろに、スイーパーを置き、ボール廻し中のカウンターをDFラインのボランチ2選手と連携しリスク対策とするものです。
 更に、ボランチが2名ともDFラインとなるため、攻撃手段を多彩とするため、ボール廻しの敵陣内パス交換役として、チャナティップを1.5列目に下げ、敵陣内縦パスの受け手・展開パサー役として、大活躍し始めた所です。 

攻撃態勢②段階での、
●チャナティップのポジションと役割
●ミンテ のスイーパー がミシャの工夫です。

リアリストでもあるミシャは、チーム選手により、戦術を変化させ、チームとの適合性を高める取り組み・トライをし続けています。

「ミシャ戦術」はこの時点で、「コンサ式ミシャ戦術」に進化しています。   

posted by yuukun0617 |22:15 |

2018年03月20日

~進化~ 第4節長崎戦と現状のデータによる点検・確認

歓喜の初勝利、未だまだ~効き目は続いていますね!
何につけても「愉しい日々に変わったコンサ生活」が真っただ中です。
4戦目に来て、J1リーグは「激動・波乱万丈・どんでん返し」に突入しました。
なんと、
<前シーズンの上位チーム・チャンピオンチームのリーグ下位低迷>
と
<前シーズン降格圏争い・下位チーム+J2昇格チームのリーグ上位進行>
のWショック。 シーズン前に、誰一人として「予想しなかった事態」が現実となりました。

そんな激動・波乱万丈のJ1シーズンのコンサ現状を確認する中で、前試合
「長崎戦」も点検してみましょう。

1.全体数値から
今シーズンJ1リーグは、
順位 チーム (前年順位)勝点 勝-分-敗 得点 失点 得失差
1位 川崎     1位  10  3-1-0    7  1   6
2位 広島    15位   10  3-1-0    4  1   3
3位 清水    14位    8  2-2-0    8  4   4
4位 仙台    12位    8  2-2-0    4  2   2
5位 名古屋   J2    7  2-1-1    4  3   1
6位 鹿島    2位    7  2-1-1    2  1   1
7位 柏     4位     5  1-2-1     5  4   1
8位 神戸    9位     5  1-2-1    6  6   0
9位 鳥栖    8位     5  1-2-1    5  5   0
10位 湘南    J2     5  1-2-1    3  3   0
11位 コンサ   11位    4  1-1-2    6  8  -2
12位 横浜FM  5位    4  1-1-2    3  5  -2
13位 FC東京  13位    4  1-1-2    2  4  -2
13位 磐田    6位     4  1-1-2    2   4 -2
15位 C大阪   3位     3  0-3-1    5   7 -2
16位 長崎    J2      2  0-2-2    5  7  -2
17位 浦和7位・ACLチャンプ  2  0-2-2    3  5  -2
18位 G大阪   10位    1  0-1-3    4  8  -4

〇リーグ2位・3位・4位・5位は、昨シーズンを逆転。・・共通項目が、①ストライカー大活躍し高得点力②失点(守備力)はリーグ水準並み。カウンター型。
●リーグ13位・15位・17位・18位は、昨シーズンから転落。・・共通項目が、①得点力はリーグ水準並み②失点(守備力)が増加し、バランス崩壊
※コンサ現在位置は、前年と同レベルで、印象とは大きく相違し、「順調」となります。

2.コンサ詳細データ
ここでは、1節~4節への推移・変化を確認しましょう。
   ①1節(順位)-②2節-③3節-④4節(4節順位)方向性  
順位 ①16    -②16-③15-④11位    ↗ 順調
〔攻撃項目〕
得点 ① 0(12位)-② 3-③ 1-④ 2(4位) ↗ 3試合連続得点 
シュート数①16(3位)-②15-③13-④13(5位) ↗ 多数で安定
枠内数① 3(8位)-② 6-③ 2-④ 4(9位) → 低数で未改善
決定率① 0(12位)-② 20%-③7.7%-④15.4%(2位)  ↗ 改善しつつ
パス数① 564(5位)-② 472-③ 664-④ 526(8位) ↗ 550以上で安定
成功率①79.1(6位)-②76.3-③84.5-④80.4%(7位) ↗ 連続80%台上昇
クロス数① 23(2位)-②19-③27-④14(8位) ~ 試合毎不安定
成功率①39.1(2位)-②26.3-③29.6-④42.9%(3位) ↗ 高レベル安定
同得点① 0    -② 1-③ 1-④ 0     ↗ クロス得点2位
直FK数①14(11位)-②19-③ 8-④16(4位) ↗ 多数回で上昇
CK数① 5(8位)-② 8-③ 3-④ 6(5位) ↗ 5回以上安定
SEt得点① 0    -② 2-③ 0-④ 1     ↗ SET得点2位
30m侵入数①38(13位)-②42-③51-④38(13位) ↘ ③節以外低回数
※枠内シュート数が不足、改善必要。
 決定率は徐々に改善傾向で更に強化。
 クロス数の試合毎の安定性も課題。
 30m侵入数も、不足。
※上記3項目以外、絶好調の数値、上昇傾向が顕著。チャンスメイク~シュートへの流れは、リーグトップランク。
※攻撃面の課題は、完全に絞り込まれています。

〔守備項目〕
失点 ① 1(6位)-② 3-③ 3-④ 1(8位) ~ 大量失点防止 
被シュート①15(14位)-②16-③14-④17(15位) ↘ 打たれ過ぎ
被決定率①6.7(8位)-②18.8-③21.4-④5.9%(9位) ↘ 未改善
タックル数①13(2位)-②16-③25-④24(7位)  ↘ 2試合低下
クリア数 ①11(2位)-②32-③18-④18(3位) ↗ 狙い通り
インターセプト①5(1位)-② 5-③ 2-④ 3(6位) ↘ 2試合低下
SET失点①  0   -② 0-③ 0-④ 0(1位) ↗ 高い守備力
クロス失点①  1   -② 1-③ 0-④ 0(15位) ↘ 課題点
※ほぼすべての項目で、未改善で、継続対応が必要となっています。
 守備力構築が数値上の課題です。
〔全体〕
支配率 ①58.8(4位)-②53.9-③64.3-④60%(2位) ↗ 60%台へ上昇
走行距離①117km(5位)-②124.9-③115-④112.7km(15位)↘ 低下
スプリント数①154回(16位)-②242-③148-④133回(16位) ↘ 3試合×弱点化しつつあり
※支配率は、上昇しており、試合コントロールの基礎が出来てきている。
※ミシャ戦術のキーポイント・胆である「運動量」が上がりません。毎試合毎、著しい運動量低下時間帯が問題で、集中力・注意力低下、ケアレスミス・安易なボールコントロールミスも併発し、失点多発に直結しています。
シーズンでの実戦試合により、シーズンを通した「運動量改善」はあり得ない事ではありませんが、戦術実践度アップの最大の阻害要因で、積極的な改善取組が必要です。

以上の通り、攻撃力は想定通りの順調傾向、守備力は、失点リスクの真因が
試合実戦での「運動量=走るの低下と集中力低下」に起因しているとのデータ値です。

2週間の中断期間での「重点トレーニングポイント」です。




posted by yuukun0617 |23:01 |