コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年09月28日

〜進化〜 リーグ戦第27節引き分け妥当?!

リーグ戦鹿島戦は、鹿島が前半・後半で変身の別チームとなり、
前半・コンサの想定通り試合、
後半・鹿島「リーグ最強インテンシティ」復活して本来の鹿島試合となり、
その結果は「前半コンサ得点1ー1後半鹿島得点」と試合展開通りの「引き分け」は、ミシャ試合後コメント通り「妥当」の評価でした。

鹿島の「前半」は、大岩監督の選手起用ミス判断としか言えない「低フィジカルコンディション選手」を起用し、その結果は「リーグ最強インテンシティ・大幅ダウン」となり、鹿島ストロング・守備ポイント「リーグ最強のボールへの寄せの強さ」を大きく低下させたものでした。
具体的には、コンサボール保持に対して「時よりボールーの寄せ作動」程度しか<チャージは無く、コンサの自由なボール廻しを許す>もので、コンサ陣内は「前線からの守備・寄せ」も殆ど無く、ハーフラインを越えた鹿島自陣内でのみ「寄せ」て来る程度の消極・守備戦略で、鹿島の最大特徴「球際の厳しさ・リーグ最速のボールチャージ」は影を消していました。また、コンサの守備も「ブロック・組織守備」が機能し、鹿島の前半ボール支配率は「57%」でしたが、実は、コンサ陣内は固い堅守で打開・攻略の糸口も見つからず、大半が「鹿島自陣内でボール廻し」が多数となったもので、ストロングポイント「リーグ屈指の切り裂く『鋭い縦パス』」は皆無で、
この様に、攻守ともに低調で、鹿島とは別チームの状況でした。
そして、「動きの量・質共に大幅低減」選手は、故障誘発の最悪状況・守備の中核・要「レオシルバ」離脱まで発生、低調プレイのボランチ小泉と、ダブルボランチが機能しない前半でした。
「レオシルバ起用、永木ではなく小泉ボランチ起用」は、起用選択ミスそのもので、前半・鹿島変調別チーム化の元凶でした。

しかし、後半・鹿島は「ハーフタイム・ミーティング」での<激しい叱咤激励・寄せへの強い意識実践指示>、レオシルバ交代で、永木・白崎での強力Wボランチ、内田交代で、中村サイドハーフ、小泉適正ポジションSBと、選手配置修正により、
「リーグ最強インテンシティ=リーグ最速ボールへの寄せ」を、FW、両SH、そして中心が機能復活のWボランチにて強烈に実践。
後半の狙い「前線からの激しい守備・ボール奪取、からのショートカウンター・得点」戦略が復活・フル回転したもので、「強い鹿島」復活となった後半戦となったものでした。

因みに、試合(速報)スタッツは、
   コンサ            鹿島
前半 後半 全体        前半  後半  全体
 4   8  12  シュート数  4   9  13
 1   1   2  枠内数  2   2   4
43  38  41  支配率 57  62  59
246  122  368  バス数 321   229  560
80  70  76  成功率 82  86  84

※両チームともに、枠内シュート率は低率で、「シュート決定力」の低さが、最少得点同士試合となった原因ですね。
※コンサの後半の支配率・パス数低下は顕著ですが、シュート数=決定機数=決定機構築力は、同程度で、両チームは僅差でした。試合印象とは異なり、現実の決定機は、同程度に構築出来ていたもので、決定力があれば、勝利にまで到達可能だったという事で、後半も、ミシャの想定通り戦略だった、との事実を証明してくれていますね。 
※ルーカスの交代が懸念されます。

以上の通り、前半コンサ・後半鹿島、との試合を、リーグ最強力チームともプレイ出来る実力をつけている、という試合でした。(鹿島は痛い引き分け・勝点△2相当試合、だったでしょうが・・・)   

posted by yuukun0617 |20:05 |

2019年09月26日

〜進化〜 第27節鹿島戦 戦前想定

対戦想定、予想は前回ブログの通りですが、
鹿島の現況が変化しています。

鹿島の最大のストロングポイントは、インテンシティーの強度で、リーグ最強を謳っていますが、
昨日、横浜FM天皇杯戦では、後手を踏んでいました。
詰まり、最強インテンシティー=リーグ最速のボールへの寄せと、最強のチャージによる最強ボール奪取力がその真髄でしたが、
昨日試合は、横浜FMに負けていたものでした。
その原因として考えられるものは、
①横浜FMのインテンシティー急上昇
②鹿島インテンシティーダウンのどちらかですが、①の横浜FMは特段の急上昇ではなく、いつも通りで、外れてますね。
②の鹿島インテンシティーダウンが原因です。
その理由が、問題発生と言う事で、
●中3日を繰り返し、完全ターンオーバー起用とし無かったツケが、フィジカルコンディション低下を招き、前半からフルプレー全開ではなく、試合中途から徐々にボルテージが上げていく戦略しか無かったためで、累積疲労を気力と意志力でカバーできる期間も終了し、次戦コンサ戦では益々、その傾向が深刻化が必至です。
●連戦が続き、累積疲労対策として、1軍・主力選手+サブ選手の1.5軍選手起用とし、ACL起用メンバーを一部ベンチから外し、サブ選手起用としたため、チーム・インテンシティーがダウンもあり得ますが、起用サブ選手メンバーもハイインテンシティー選手で、選手起用による低下は低程度でした。

この様に、過酷日程が常態化気味の鹿島は、益々、省エネ・効率型戦略を徹底して来ますね。
ここも、最強チーム・鹿島攻略のポイント‼️
横浜FMが手本を示してくれた様に、コンサは前線から、鹿島の守備陣、ボール出どころに激しく、ハイインテンシティーでチャージを掛け、チーム全体が動き出す前に、一気に得点獲得を果たす、との戦略が絶好です。
チャナティップが、レオシルバと永木をどこまで抑え込めるか、ロペスとルーカスが犬飼・ブエノをハードにチャージして追い込めるか、
ルーカスの前線からの守備力が不足とするなら、守備要員〜金子も有効となりますね。
闘い方が見えて来ましたね!

posted by yuukun0617 |07:15 |

2019年09月23日

〜進化〜 リーグ戦第27節対戦に向けて〜②

コンサは、次戦は久々の「前々日移動・現地入り」の日程で、木曜移動で現地には16時頃着の午後一番便辺りで、10時集合・フィジカルトレーニング後に出発。
そのため、対戦対策トレーニングは前週に完了し、総括・セットプレートレーニング+起用選手選択を、オフ明けの火曜~水曜に2日間で実施。
火曜のスタートチームメンバーで、スタメン候補は指名され、2日間トレーニングで最終確認ですね。

では、具体的な対戦想定・予測を。
1.対戦チーム・鹿島現況
鹿島戦は、前ブログの通り「首位争奪戦の<対抗順位>で激烈な試合展開」を指向の上継続し、ACL戦敗退・脱落により全戦力をリーグ戦に注ぎ込む体制に変容し、<今シーズン最強ランク>での対戦となりました。
順位2位 勝点51 15勝6分5敗 得点48 失点23 得失差25
因みに、現首位・FC東京は
     勝点52 16勝4分6敗 得点37 失点21 得失差16
勝点差は「僅か1で差が消滅寸前」、敗戦数は「川崎に継ぎリーグ最少2位」、得失差が最大特徴で「リーグ断トツ1位で、2位に+9で、リーグ抜群の攻守バランス」
前年ACL・チャンピオン獲得、FCWC4位到達は、今シーズンに継続し、リーグチャンピオン獲得寸前まで到達する現況。今シーズンACLは準々決勝で敗退。4冠狙いのシーズン目標は、絞り込まれ、リーグ戦への試合姿勢は一気にボルテージアップ。
戦術は、「パスワークを持ったまま、堅守・速攻スタイルで、負けない試合展開を追求し、高い得点獲得力で最高レベル攻守バランスを形成」との効率型戦術を、高い能力選手と、徹底した苛烈トレーニング(実戦以上に激しいトレーニングが原則)で、高い戦術レベル実践力を持つチームてす。
高い選手能力を基礎とするため「個々の力・マッチアップ勝利」が前提となりますが、「高い役割・タスク意識」の下で一瞬の緩みもないチームプレーに昇華します。
フォーメーションは、基本形「4ー4ー2」で、守備位置も自陣に布陣とのオーソドツクスタイルですが、これこそ、最も、隙やギャップの起こり難い効率型陣形として、チーム伝統スタイルですね。また、もう一つの最大の特徴が「高いインテンシティ(強度)」で、ボールへの寄せの強さとスピードは、リーグ随一で「どこの位置でも、マッチアップでのボール奪取・二次ボール獲得・相手プレー阻止」が激しく展開され、相手の戦術・予定プレーを阻止する「強烈守備力」を持っています。
そして、更に3つ目のストロングポイントが「強烈な闘志・意思力と冷静な判断・選択」です。チームの得意看板「逆転勝利力」の源泉で、試合終了まで一瞬の隙間も無い試合を得意とする所以ですね。

と言う事で、今シーズンの対戦相手としては「最強」チーム試合となります。

2.コンサ 対戦戦術・試合展開・メンバー予想
今シーズン最強チームとの対戦となり、「特別対策」=フォーメーション変形の採用が検討されます。
 具体的には、
基本フォーメーション「3ー4ー2ー1」からのシステム可変の基本戦術で行けるのか、
それとも、より「前線での守備力」特に、相手パス起点を制約する「トップ下兼鹿島起点マーカー」の「3ー4ー1ー2]、
更に、サイド脇スペースを埋める「4ー2ー3ー1」の守備バランス型まであり得ます。
これは、前提として、試合展開想定の内容からば始まっていますね。
想定する試合展開は、鹿島の選択戦術に連動し、
➀鹿島「堅守速攻に徹する自陣布陣スタイル」;コンサ攻勢~ボール奪取攻防~被カウンター~コンサ多彩攻撃ーコンサ「攻撃スタイル」
想定試合展開は、コンサ55%支配・攻撃時間多く・一瞬の被カウンター防御の成否との展開で、結果、前半・コンサ攻勢Vs鹿島堅守速攻の応酬で緊迫・無失点展開、後半鹿島フィジカル低下は無く、コンサやや低下の劣性状況の中、コンサカウンター増加し、1点差勝負の緊迫試合展開。
➁鹿島「ホームゲームで攻勢・前線からのボール奪取・攻撃的布陣スタイル」も濃厚;コンサはブロック守備で自陣に押し込まれ「守備時間」が増加、コンサはボール奪取からのトップ・サイドへのロングカウンター・ロングポストプレーからの展開で決定機構築を図り、得点獲得狙いの「堅守速攻スタイル」
想定試合展開は、鹿島攻勢をコンサ堅守ブロック陣が弾き返し、試合展開とは逆に失点阻止・コンサカウンターが有効で、先制点獲得し、試合展開をリードする展開で、試合全般では「撃ち合い・得点獲得競争戦」となりそう。
この2パターンが濃厚です。
その対策は、➀ではコンサ式ミシャ戦術「攻撃型・基本フォーメーション」、➁ではコンサ「守備型・3-4ー1ー2」と「4ー2ー3ー1」をシステム可変で併用となります。この併用スタイルとは、基本・スタートは「3ー4ー1ー2」から攻撃・攻勢時「4ー2ー3ー1」へ可変し、鹿島の最強カウンターでのスペースカバーに備えるスタイル(最攻勢時は、SB選手がややアップして、パス起点と同時に相手カウンター想定選手との間合いを詰める「2ー3<アンカー+偽SB>-2<トップ下+シャドー>-3<トップ+ウイング>」へまで可変。また、守備時は、「5ー4ー1」の最強ブロック陣を形成となるものです。

さて、どちらかと言えば、
試合スタートは➀、前半途中や後半から➁の想定➝「撃ち合い・得点獲得乱戦」試合を予想します。そういう意味では、フォーメーション変更も激しく、鹿島の想定・予想を崩し・外す闘いがミシャの選択と想定するものです。
鹿島も、流石に、試合の入りは「どちらかと言えば、スロースターターのチーム=試合の流れ・展開に応じて変化・対応する力がリーグ随一で、試合当初は相手チームプレーを見定め、確認・情報把握するスタイル」です。矢張り、試合スタート時は、➀で、試合を見定めた=コンサ守備陣への攻撃方法を発見・確認した所からは、鹿島攻勢が予想されるという事でする

予想試合展開は、
試合開始 ~ 30分 コンサ攻勢・鹿島堅守速攻での緊迫展開。得点は動かず。
     ~ 45分 鹿島攻勢開始・コンサは守勢時間帯が増加するも、堅守。
           「 0ー0 」で前半終了
後半開始 ~ 60分 鹿島攻勢・コンサ守勢で後半開始、コンサの粘り強く泥臭い、全員ブロック守備で、失点阻止、ボール奪取からのカウンターのスピードと創造性の高いプレーから決定機を獲得し、先制。その後も、鹿島攻勢、コンサ堅守速攻の展開が続き、コンサ決定機も構築。
     〜 75分 鹿島得点で、1:1。選手交代で活性化。
           コンサも攻勢開始し、両チーム、撃ち合いの中、
           コンサセットプレーから追加点獲得。
     〜 90分 ギリギリの接戦[ 2ー1 ]で勝利獲得
   との想定がギリギリでしょうね。

メンバーは、罰金もの4枚目イエローカードにより武蔵・ジェイの出場停止は痛すぎますが、ロペス・チャナ・ルーカスの「ハイテクニツクトリオ」の活躍に期待し、フィジカル・空中戦は低下しますが、スピード・独創的テクニックはアップし、流れるような展開・パス交換により、鹿島の速い寄せが来る前にプレイ完了し、連動・連続プレイは、鹿島のチャージを問題外とする事も可能です。また、進藤も今節には間に合いませんね。
では、
スタメンは、 
基本フォーメーション「3ー4ー2ー1」
          ロペス
      チャナティップ ルーカス
    菅   深井   荒野  白井
      福森  宮澤 ミンテ
         ソンユン
堅守速攻・守備型フォーメーション「4ー2ー3ー1」
          ロペス
    菅  チャナティップ ルーカス
       深井    荒野
    福森  宮澤  ミンテ  白井
         ソンユン

 サブ  岩崎・石川・早坂・藤村・金子・濱
     菅野

 スタートフォーメーション➝局面転換フォーメーションは、
 強力選手で、渋とく、粘り強く、しかし、スピード・連携は高く、十分戦えるもの。

全サポーターの全力応援で、しっかり支えて勝利獲得を掴み取りましょう。  

      

posted by yuukun0617 |15:13 |

2019年09月22日

〜進化〜 リーグ戦第27節対戦に向けて〜①

リーグ戦も、大詰め、残り8試合まで進行し、上位陣はチャンピオンとACL戦参加権を賭け、下位は自らの将来、未来と存在を賭ける降格圏争いと、最上位と最下位層で、重大な価値を賭けた試合となり、当然、その対戦相手もかかる激烈試合に巻き込まれます。
次戦対戦は、全試合勝利・勝ち点3獲得が絶対ノルマとなる鹿島対戦で、コンサもおっとり刀で駆け付ける的な姿勢での対戦では、完膚無きまでの大敗必至となる試合です。
前節仙台戦は、逆に、降格圏争い脱出に燃えた仙台に、試合開始前の勝利意欲で大差を付けられ、案の定、試合も、今シーズン最低レベル内容にする体たらく敗戦でした。
偶々でしょうが、2試合連続で、激励試合を迎える訳です。鹿島の堅守の中核のひとり「三竿」離脱はあるも、ACL要員は全員リーグ戦投入となり、一気に起用候補選手のグレードアップで、「心(強烈な勝負魂)身(強烈な選手とプレイ)共に、最強・最高戦力となっています。

対してのコンサ現在トレーニングを見る限り、
緊張感や激しい競争は全く無く、良く言えば「いつも通り」で、大きな進歩も変化も無く、これでは、次戦対戦姿勢は顕かな「軟弱もの」で、大敗必至が明白となってしまいます。
「試合モチベーション」は、多くのチームで、シーズン後半・終盤での大きな問題点となり、上位・下位の「争奪戦」以外のチーム共通です。そして、ゲキレツ争奪戦チームとの対戦では、格好の「鴨チーム」とし狙われる展開が頻発しています。
そして、コンサでも、当然、同一状況の中、
26節(降格戦)・今27節(上位戦)・28節(降格戦)・29節(上位戦)・30節(降格戦)・31節(上位戦)・32節(降格確定)・33節(降格戦)・34節(上位戦)残り全試合を含めて9試合連続で、「ゲキレツ争奪戦チーム」との対戦となっていて、「低いレベルの心身姿勢」では大敗連敗が懸念され、その結果は、リーグ下位に低迷・転落も想定されるものです。
実際、仮に「連敗」継続となると、一気に「大危機感」となり、選手・スタッフも慌てて立て直しを図るも、立ち遅れは否めず、回復しないままリーグ戦終戦の大悪循環も、濃厚に想定されるところ。


では、その「甘さで充ちてしまった心・姿勢」の払拭、解消の決め手が、
トレーニングTGの「メインチームの起用メンバー交代~若手・育成選手起用」です。ミシャ原則のひとつに「トレーニングで最高パフォーマンス選手の試合起用」があり、トレーニング内での「主力と若手育成とのパフォーマンス逆転」は、次に「トレーニングTG主力メンバー逆転」を産み、そこでの「パフォーマンス逆転」は、「次戦試合起用逆転」となるシステムです。
この期間、「若手・育成選手」は、次シーズンの自己ポジションを賭けています。
➀↗ベンチメンバー・起用メンバー候補獲得
➁➝現在同ポジション;2軍でトレーニング
➂↘他チームへ「育成レンタル」~ミシャ戦術習得は後回しで、フィジカル・テクニック・経験値習得を図るとの第2義方針
➃⇓ 他チーム放出・契約非更新 ・・・このどれかが待っています。
その方向と自己未来は「自身の努力と精進に全てが委ねられている」という事で、時間はありませんね。
トレーニングで、実戦以上に激しく・強烈な「心身」をぶつけ、スタメンや主力を安閑とさせて置かず、逆に、本気・真剣姿勢を引きずり出す事が、コンサから「甘さ」を吹き飛ばす、絶対的な方法です。

現在、トレーニングにてですが、主力とサブ・育成との「起用交代・逆転」が活用されている所ですが、選手自身の「激しい闘争心・ポジション獲得心」こそが全ての引き金・キーですね。

そうは言っても、今日のサポーターズデーは、新たなコンサ出陣式に見えました。
全ての原点が<選手、チームスタッフ、関係者、そして、サポーターと一体になって作っていく>を基に、そこから始まる、との固く、強い団結式となったから。
ミシャの笑いがある事で、明るいチームとなれる、とのコメントは、コンサの真髄を現す素敵なコメントでしたね。
真剣モードの重要性を指摘しましたが、このサッカーを心より愉しむ姿勢からの明るさを持ちながら、追求すべきだと言う事を強く思った今日でした。

では、次戦対戦の具体論は次ブログにて。

posted by yuukun0617 |19:01 |

2019年09月18日

〜進化〜 ミシャ・コンサ研究その(10)

本日から、コンサトレーニングの日程再開。
累積疲労によりリーグ戦前節の「今シーズン最低レベル」まで低下した試合内容との、手酷い敗戦「ショック」も、肉体疲労の解消とともに、精神的落ち込みは解消し、冷静に「その原因の認識と改善」着手となっています。
しかし、ルヴァン杯準々決勝突破の成功感が、慢心を呼び、「リーグ4番以内の戦力・チーム力」との誤信・過信となり、対戦チーム・仙台を「15位低迷・低チーム力」としてリスペクトをせず、その結果は、「本来・コンサチーム力の半分以下のプレー(スピード・精度・創造性)、チーム力」しか現実戦化出来ず、仙台の「普通のチーム力」に撃破され、今シーズン・最低レベル試合をリーグ・サポーターに露呈したもの。
この手酷い敗戦は、残りリーグ戦8試合・ルヴァン杯準決勝に、「甘い夢に浸る悪魔の誘い」から「しっかり目が覚める!」=「コンサの現実のチーム力は、ギリギリ・チーム全員真摯なプレーにしか存在しない」との意識・認識再確認、との大ショックとなり、実は、とても貴重なステップ・節だった、という事となりそうです。
と言う様に、前節試合内容を捉えますが、一点注目し、しっかり認識して置く必要となった事項がありました。
・・・それは、「コンサセットプレー守備『マンマーク』の欠陥」です。
先ず、コンサの基本守備戦術は、
守備時(相手攻撃時);
システム可変し「5ー4ー1」のブロック守備で、『ゾーンディフェンス』で、空きスペースをカバーし、担当守備エリア侵入者・ボール移動に守備・ボール奪取
被カウンター時;
相手攻撃選手に『マンマーク』でコンサ選手を置き事前にリスク対応、それ以外選手は『リトリート』で『担当ゾーン』へ移動
問題は、
相手セットプレー対策;
コンサは『マンマーク型ゾーンディフェンス(マーク選手主体、移動すればゾーン守備に移行)』ですが、前節・仙台戦では、数回その破綻・欠陥が現実化し、失点に繋がったものでした。それは<マンマークのマッチアップでの勝負負けは、相手突破⇒GKと1:1の危機直結>です。詰まり、この戦術・対策を採る限り「マッチアップの負けは許されない」ものとなりますが、守備する選手(CBだけでなく、高身長のFW・MFも)の「集中力・意識」、実際、「予測とタイミング」のどれひとつでも下がれば、「穴」となります。
『ゾーンディフェンス』では、ボール基準(に寄って来る)で、複数選手によるブロックで、相手攻撃選手とのマッチアップを「1:複数」に出来ますが、「ゾーン外からの飛び込み」等への対抗力が低く、必要選手数の効率化からも、現行『マンマーク型ゾーンディフェンス』をコンサは採用しています(多数チームも同様採用)。
前節・仙台戦では、「守備選手;ジェイ・宮澤・武蔵、の守備が酷過ぎ」でした。
【セットプレー守備の集中力・適正予測タイミング力】の重要性が再注目で、「対戦対策トレーニングのセットプレー」は攻撃とともに守備も必要という事です。

では、本題、ミシャ・コンサ研究~その10~は、前節で、過去改善して来た、重大課題解決がご破算の「シュート決定力」問題を再掲載ですが、「トレーニング方法・内容」の問題です。

◎課題「シュート決定力」のためのトレーニング

基本的な考え方から。
あのオシム名言「日本の選手は、技術ある選手が走ろうとしない」=「走るのは下手がやる事」を脱却し、現代サッカーは、その価値観を、川崎「タレントが走りまくるサッカー」に到達し、全チーム「走る」事は共通項に進化しました。
しかし、現在、なお、「特殊技能」項目は、「進化~謂わば文明開化」は未開のジャングル状態です。
サッカーでの「特殊技能」には、
GK・プレー、DF・空中戦競り合い、サイド・クロス、そしてストライカー・シュートが項目化され、その専門的トレーニングの「質と量」が課題とされるのは、全チームの共通課題です。
しかし、そのトレーニングは、どう対処・対応されているのでしょう?
・有名なのは、残念ながら、過去となってしまった「磐田・名波監督」<居残り練習>が挙げられます。それは、全体練習後、高い目的意識により、自主的に参加する個別練習に多数選手が参加し、その成長実績に注目が集まったもの。選手の合言葉「(成功は)練習通り」。
・GKのみ、全チームで専任コーチで「日本名GK続出」の実績ですね。
●それ以外は、「専任コーチ」設置はゼロ。その理由は「効果的なトレーニング手段」を持っている指導者が極端に少ない、ためで、チームトレーニングを放棄し、<個人の才能として選手に丸投げ>しているもの。

では、最大課題「シュート決定力」とそのトレーニングについてです。
その回答は、ピッタリのあのジーコ名言が適当です。
ジーコ<点を取るために必要なのは、オートマティズム=反射的な体の反応>
『シュートは歯磨きの様。たいていの人は朝起きたら無意識の内に歯を磨く。シュートも同じ。習慣化されていなければならない。考えるよりも先に体が勝手に動く。そのくらいのレベルにもっていく事が必要で、そのためひたすら質の高いシュート練習を繰り返すしか無い。』
近道は無く、地味な反復練習の積み重ねが、決定力を上げる、という事です。

各種トレーニング法則に【1万時間の法則】;米フロリダ州大教授提言があります。
 どんな分野(スポーツ・芸術)も、トップレベル到達の練習時間には「1万時間」が必要との法則で、仮に、サッカー・トレーニングに当て嵌めて試算すると、1万時間=3時間/日・月25日とすると「11年間」必要となります。とんでもない時間が必要という事になりますね。
しかし、シュートのトレーニング項目をちょっと考察すると、
パータンは無数です。
➀シュート内容・テクニック~ミドル・ロング、グラウンダー・ループ、無回転・カーブ・ドライブ、ダイレクト・ダイビング・ボレー、ヘディング・オーバーヘッド・スコーピオン(ヒール)
➁キツク~インステップ・アウトステップ
➂ターゲットポイント~ニア・ファー、GK頭上・股下・天井
➃GKの届かない~ポイント・タイミング・斜め角度
これだけ、多数項目をひとつずつ習得・習慣化するには、【膨大な時間と高い質】が必須です。
しかし、前記の通り、これらを「効率的に習得する練習法」を指導できるコーチ陣は皆無で、チームトレーニングは困難・不能・お手上げとしてしまう理由ですね。
しかし、このままでは「選手の才能」からの脱却は永遠にあり得ません。

何度もも記載していますが、アジアカップ・ベトナム戦で、対戦相手ベトナムの試合前練習での「シュート練習」の凄さが参考になります。
それは、「GKの届かないポイント」=「ゴールマウスの左右上隅・ポイント」へのシュートを試合前シュート練習で実施し、その精度・成功率は60%超の凄さでした。詰まり、シュート練習でのシュートの殆どは、「ゴールマウス・左右上隅」に飛び、<60%がIN、20%が僅かに外れ、ホームランの枠外シュートは0、20%がGKへのパスとなる正面シュート>となりました。
これは、完全に、通常トレーニングにて、どこからでも・どんなシチュエーションでも、常に「ゴール隅・GKの届かないポイント付近」に飛ぶシュートの完全習得のトレーニング成果です。詰まり、その「ターゲット・ポイントへのシュートトレーニング」の「徹底・反復トレーニング」実施を証明しています。

具体的には、良くTVのバライティー・アトラクション「キツクターゲット」の発想で、「ゴールマウスの四隅に印(目印テープ等)」を設置し、多様なトレーニングや「居残りトレーニング」の中、その目印・ターゲットシュートトレーニングの徹底で、「習慣化」が図れるます。

現在のコンサの「選手個々の才能と努力」から脱却し、チームとして「シュート決定力改善」とのトレーニング力を掴んでほしいですね。

posted by yuukun0617 |14:39 |