コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年01月31日

~進化~ 2020シーズン前始動・準備~⑨コンサ守備戦術(考)

第一次キャンプが終了し、2日間のインターバルに入り、ここで、コンサ守備戦術にフォーカスしてみましょう。

今シーズンのシーズン、その前提のキャンプと一貫したテーマが、昨シーズンの改善しなければならない課題【失点半減】ですね。
今シーズンキャンプでは、
攻撃は、ダイレクトパスと縦パスの新チャレンジが浸透・定着し、4練習試合でも、攻撃主軸となり、多数得点獲得との習得成果で、大成功で目立ちます。
実は、守備も大きな変化・改善が定着し始めていますが、その内容と現状、評価が、今回テーマです。

【コンサ守備戦術】
コンサでの守備を考察するには、局面別に、守備の目的と戦術が変化し、試合全体一律点検は、間違いとなる点が、チーム特徴です。
特に、「常に、攻撃型」との根本方針から、守備も攻撃と密接に連動し、一体プレーとなる点がポイントですね。
昨シーズン失点数値は、
被攻撃回数116.0-14位
被シュート13.3-8位
被チャンス構築率11.5%-9位
被ゴール1.4-10位
被シュート成功率10.4%-11位で、参考に。
①相手攻撃(攻勢)局面
従来から「自陣でのブロック守備」の組織・堅守戦術が基本戦術で、四方田監督時代からの基礎継続戦術です。具体的には、両サイドがSB位置まで戻った5バック第一列、Wボランチに、ポジションダウンの2シャドーの4人の第二列、それにワントップの、5ー4ー1型のブロック陣形を、自陣ゴール前より、出来る限り高い位置に布陣し、ブロック陣形内への相手侵入に、複数選手連携の数的優位・組織ディフェンスで、「パスカット・タイトチェック・相手ミス誘発で、ボール奪取」、また、相手のラストパスとシュートをブロックし、失点を泥臭く・粘り強く阻止する戦術ですね。
そして、全ての「ボール奪取」は、最速攻守切り替えから、ビルドアップ型と、スピードカウンターで、一気に攻撃に転化させる、攻守一体戦術です。
しかし、昨シーズンを振り返ると、この相手攻勢局面での失点は、セットプレーを除くと、正確な計測値はありませんが、失点の30%程度で、現在の守備戦術の改善余地=失点減少余地は殆ど有りませんね。仮に、あるとしたら、「攻撃型」を捨て、「守備主導優先型」への転換しか無く、ミシャスタイルでは、あり得ません。更に、優秀選手の加入・交換をしても、そんなに大きな成果とはならないでしょう。
・・・相手攻勢時の守備に、改善余地は無い!との結論です。
②問題は、それ以外の局面、詰まり、コンサ攻撃(攻勢)時・守備から攻撃へ切替時・攻撃から守備へ切替時、の3局面全て共通ポイントが、『相手ボール奪取』からの被カウンターに着きます。失点の50%程度で、また、コンサの「対カウンター戦術・プレー・阻止防御力」は、リーグ平均レベル〜下位程度しか無く、大きな改善余地=失点減少余地がある部分です。
その対応戦術・施策が、ポイントで、先ず、

a.被カウンターとなった場合対策は、
*相手速攻スピードに負け無いスピード、下がりながら激しく相手をチェックしボール奪取出来る守備テクニックやフィジカル、相手カウンターを常時・適正に読む判断とポジショニング、を全部保有する選手の獲得が最短で大効果の対策ですね。しかし、そんなスーパースターは、W級となり、我らが資金力のコンサには無縁の話で、出来て、そんな選手になってくれそうな超若手選手を加入させ、何年も掛けてそこまで成長させる方法しか有りません。
相手カウンターの予想力とポジショニングの適正化は、継続トレーニングの時間を掛け、改善して来ていますが、少しずつがやっとですが、具体的に、ミンテ・進藤は、かなり改善して来ました。宮澤と福森は、スピード不足で、相手に置かれてしまい、同様に、ポジショニングや改善で、生き残れるかを掛けています。
田中駿太の加入は、スピードとポジショニング、そしてフィードのゲームメイク力を兼ね、大戦力となる事必至。更に、濱とレンタルの中村も、スピードと攻撃力を潜在する有力育成選手です。チームの基本を形成する有力戦略ですが、守備改善・失点大幅減少に効果は、即効は困難な対策です。〜他チームでは、手っ取り早い事から、主対策ですね。神戸、名古屋、横浜FMなど、過半数を超えるチームの主対策です。
✳︎選手を揃えるとの上記対策以外にも、方法は有ります。それは、「対カウンター布陣」です。具体的には、攻勢時など、チーム布陣5ー3ー2での底位置は、並列2枚でしたが、昨シーズン後半は、しばしば、3枚で、底2枚の更に下に、もう1枚布陣とし、具体的布陣は、5ー2ー2ー1となっていました。つまり、5トップ-左右CBやや内位置-底2ボランチ-最終位置CBで、ここはミンテが、最後の壁となり、相手カウンターには、左右CBとWボランチの第一防御を突破された場合に、連携したタイミングで、最終防御との対策・戦術でした。
しかし、昨シーズン、その徹底では、選手の所定ポジションから前線参加で、崩す局面は何度も発生し、そこで失点も有りました。より徹底で、安定化と戦術機能が果たされ失点減少に繋がります。今シーズンキャンプでの取組事項です。
シーズン全体では、被カウンター失点の1/3程度の減少が見込めます。

b.もう一つ有力方法があります。狙いは「相手によるボール奪取」で、そのボール奪取数を減少させる、との内容です!
✳︎その第一手段が、「ダイレクト(ワンタッチ)パス・プレー」戦術です。ダイレクトパスは、ワンタッチで、ボールを離す、「最短ボール保持」戦術です。その効果は、攻撃で、相手のパスターゲットへの守備・チャージの時間と、パス出し手への守備・チャージの時間を、与えず、相手のボール奪取を困難とする戦術で、ボール奪取自体を大幅に減少させ、当然ながら、失点大幅減少に直結です。
パスの精度アップも問われていますが、プロ選手のプレーを更に向上は、改善余地は僅かです。しかし、ダイレクトパスは、パステクニックのアップでは無く、パスタイミングとその手前の準備の改善で、改善余地も内容も豊富です。プロ選手、コンサ選手の能力アップが大きく期待出来るところです。
✳︎その第二手段が、「相手ボール奪取直後と、相手守備ラインでのボール奪取」=「コンサ最前線からの守備・ボール奪取」戦術です。
その効果は、守備面では、相手ボール奪取は、相手攻撃時間と方法の奪取ですね。より相手ゴール近くでのボール奪取は、より相手攻撃は遠くなり、結果的に、失点大幅減少と期待出来ます。突然、攻撃面では、相手ゴール近くで、ショートカウンターとなり、直ちに絶好決定機となり、得点力、攻撃力をアップするものです。
コンサ【新戦術】として注目され、実際、練習試合では炸裂し「多数得点の源泉」となりました。しかし、この「最前線からの守備・ボール奪取」には、絶対必須条件の戦術があり、その「ダブル運用で適正起用」となります。
 それは全選手「常に前方に向かってスペースを埋める」戦術です。ポイントは、ボール奪取に行くFWを孤立させず、<その下・サイドがボール奪取位置近くまで前進~その下・サイドまでのスペースを埋めるボランチ選手前進~そのボランチまでのスペースを空けないため最終DFラインも前進>と、チーム全体が、FWのボール奪取と同時、スペースを埋める前進を連動、との戦術です。結果して、最終ラインは、センターラインを越えて、相手陣内に「GK以外」10名布陣となります。しかし、この事は、同時に「最終ライン」の後ろには、GKのみで、以前より広大なスペースを発生する事を意味します。そんな状況での最悪パターンが「最前線ボール奪取」失敗からの「相手高速カウンター」や「自陣広大スペースへボール運びカウンター」で、最大危機となってしまう事ですね。そのために対策・戦術が、「全てのスペースを埋めるチーム全体前進」となり、言ってみれば、コンサの堅陣・ブロック守備を相手陣・ゴール近くに布陣し、その堅陣でボール奪取を確実に行う、との「超攻撃的戦術」です。単なる「最前線選手」のみが守備・ボール奪取、という事では無い、という事です。
この取り組みは、ミシャは2度目ですね。ミシャが解任された浦和の最終シーズンの目標・方針が「相手陣内サッカー」でしたが、実は、この戦術です。この戦術は、ミシャの発明ではありませんね。皆様ご存じの通り「マンチャスター・シティ」のグアウデイオラ監督の看板戦術「ゲーゲンプレス戦術」(バイエルン時代に確立し、ドイツ・ブンデスを席捲し、ドイツ語名がつけられました。)です。
しかし、前回、浦和でのトライは、「選手のベテラン・固定化による弊害=故障等離脱で戦術崩壊」で、無残な大失敗となり、監督解任~コンサ監督就任となった因縁戦術です。具体的には、中核選手が離脱、その代替選手・緊急獲得選手が、戦術理解が出来ず、前線プレス・ボール奪取するも、第2列や3列目、最終ラインは前進せず(ベテラン層が多く、試合フィジカルで上下動をさぼる事が多発した)、大きなスペースが発生し、カウンターで大量失点に陥ったものでした。
正に「攻撃的守備戦術」そのものの野心的取り組みです。
今回、ミシャは「より高い可能性を見出し、コンサで2度目の挑戦」を選択しました。果たして、選手の戦術理解・プレーは、適正となるか、注視点ですが、成功すると「マンC」同様のチームプレーは、リーグを席巻するものとなります。

これが、コンサの守備戦術の全貌ですね。
この他にも、多様なアプローチが有りますが、当面、この限定内容で守備力アップを図り、カウンター失点の大幅減少と、相手攻撃時間の縮小により、失点大幅減少、半減を指向するものです。
第二次キャンプのメインテーマになりますね。

posted by yuukun0617 |09:28 |

2020年01月31日

~進化~ 2020シーズン前始動・準備~⑧第一次キャンプ終了・その評価

本日で、コンサ・第一次タイ・キャンプは終了し、
今後、2日間オフ明けの、2/3~8日間・2/10までの
第二次沖縄・キャンプが開始となり、
更に、2/11~第三次・熊本キャンプ~中5日2/16でルヴァン杯第1戦~2/22リーグ戦第1節。
シーズン開幕~3/7リーグ戦第3節・鹿島・札幌ドームの前日付近で、帰札・ロング三段階キャンプが終了との日程ですね。既存選手はお馴染み・慣れ切った日程で、すっかり「最適な進行方法」を把握し、その日程を最大限に活かす方法を満喫しています。
では、先ずは、タイ・一次キャンプの成果・到達点・出来を確認です。

キャンプ週毎ステップは、
1週目1/13~19;基礎フィジカル1.3倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)
2  1/20~26;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織力構築
3  1/27~30;実戦フィジカル(試合形式)・実戦戦術(2019レベル確認)・組織力構築
4  2/3~2/9;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・新戦術・組織力構築
5  2/10~15;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術ランクアップ・組織力構築
6  2/16  ;ランクアップフィジカル・戦術・組織プレイで実戦 となり、
最終キャンプ目標は
➀ランクアップ・フィジカル獲得~スピード・スタミナ
➁ランクアップ戦術獲得~より裏・縦狙い、ビルドアップ、攻勢時多彩攻撃、堅守、被カウンター組織プレー
➂プレイランクアップ~精度・スピード・ポジショニング・プレイ予測
➃組織・連携ランクアツプ~戦術理解と実践ランクアップ、プレイ予測と連係プレイ
➄サブ選手のトップレベル化
➀~➄の達成により、【戦力・チーム力を1.5倍化~得点;決定力アップし増加、失点;組織と個々能力アップで失点半減】でした。
週末に「J2レベル以上の対戦チーム・練習試合」のガチンコ試合を設定し、プレイ内容・進捗度・課題確認を実施し、
1/19タイ2部・プラエユナイテッド戦45分☓2
  ➀2-0、➁3-3 計5-3 ;武蔵・藤村・ジェイ2・OG
1/23Kリーグ2位・ACL戦・蔚山現代戦45分☓2、15分☓2
  ➀0-1、➁0-1、➂0-2、➃2-0計0-2と2-2;早坂・金子
1/25タイ2部1位・チェンマイ選抜戦45分☓2
  ➀3-0、➁3-0計6-0;ジェイ2・武蔵・藤村・ロペス・金子
と2勝1敗の戦績で、
➀1/23蔚山戦・1/25チェンマイ選抜戦は、
シーズン中ハード日程や試合終盤の「ハードフィジカルコンディション(重疲労負荷状態)」環境でのプレイトレーニングとなり、「戦術・規律通りプレイ」を実践出来、ほぼ実戦フィジカル能力は復活し、更に、目標の「1.5倍化」には到達していませんが、順調に「フィジカル能力上昇」が進行しています。
➁実戦戦術・組織力構築は、前シーズンレベルに到達し、今シーズンの新・追加テーマにトライし、戦術でのキャンプテーマ、
a.失点半減となる守備力上昇
b.ビルドアップレベルアップによる安定化
c.ラストパス精度、シュート精度改善による得点力上昇
は、
A.ボール奪取からのビルドアップの速さ、詰まり〈ボール奪取力上昇〉と〈攻守の切り替えの速さのスピードアップ〉による打開が指向され、キャンプの継続・反復トレーニング累積により、一気に、適正プレー選手が急増し、チームプレーに定着。
ア.「ボール奪取力こそが守備力強化の主力策」として一貫徹底トレーニングを実施し、その結果、ボール奪取選手は、「DF・中盤から最前線選手まで拡大」=「自陣〜最前線での守備まで拡大」し、ボール奪取位置は一気に相手ゴール前まで上昇しています。何より、守備嫌いのジェイ・武蔵・ロペスは、あらためてみると、全員ハードフィジカルを持っており、相手DFに襲い掛かり〜追い詰め〜ボールを奪う、のは、そんなに難しい事では有りませんでした。当の本人達がその威力に驚き、開眼です。
イ.ボール奪取直後に、最前線へのビルドアップ・縦パス配球も、キャンプの主力課題で、「攻守切替のスピードアップ」は、
攻撃面・ビルドアップパスにワンタイムの余裕を与えパス精度アップに直結。
・相手守備陣が再整備前の攻撃となり、✴︎スペース・エリア攻略が容易に、✴︎コンサ攻撃パス受け手がノーマーク状態でパス成功率アップ、で決定機が更に拡大増加。
守備面・昨年課題として残った、ビルドアップタイミングをターゲットとされ、ボール奪取やパス回しを阻止制限される、との課題は、相手チャージ前に、パス配球完了となり、相手前線からの守備を躱し無効化出来るものです。結果、守備課題は、大きく改善。
B.パス改善も各種戦術の前提テーマで、具体的には「ダイレクトパスと縦パス」を毎日継続・反復トレーニングを継続し、一気に、適正レベル到達選手が急増です。
・ダイレクトパスは、相手チャージ前にパス完了し、どんなフィジカルや球際が強い相手でも、無効化するプレーで、チームとして、最速・最精度・最高ポゼッションはボールを運ぶチームプレーとなります。コンサ・ミシャも、トライし、ハイテクニック・ハイスピードチームの必須能力を掴んで来ました。練習試合で実践出来ています。
・縦パスは、攻撃推進力パスプレーで、単純な「ボール保持・ポゼッション型」は、横パス、バックパスが増加し、パス構成比縦パス<横パス=バックパスとなりますが、その「横パス・バックパス」が、相手のボール奪取ターゲットそのもので、守備低下・カウンターリスクの主因でした。そこで、比率改善は、攻撃推進力上昇だけで無く、カウンターリスク減少による失点減少に直結する訳で、絶対条件が縦パスの成功率確保で、成功率の低い縦パスによる攻撃停止・相手カウンターパターンを回避するためには、高成功率が必須条件です。
縦パストレーニングは、成功率アップトレーニングとなり、パス精度とタイミング、何よりパスターゲットの適正化がその内容で、攻守切替の速さ、ダイレクトパスも関連し、それぞれのアップで縦パス成功率アップをとなっています。
守備力向上による失点半減は、攻守切替の速さと、ビルドアップ安定化では、全く不足でしたが、第3練習試合で「完封」。
そして、
第4週(4日間)は「守備優先トーニング」で第一次キャンプを締め、
1/29・Kリーグ2部チャンピオン・釜山・第4練習試合は、30分☓3の変則形で、
   ➀1-2、➁1-1、➂2-0 計4-3 
   でギリギリの勝利;ジェイ・武蔵・白井・ロペス。
フィジカルは計画以上に進展、新戦術もダイレクトパスと縦パス多数化、更に前線からの守備・ボール奪取が成功。キャンプ課題は得点につながり、有力スタイル、パターン、プレー、選手能力が発揮されました。今回試合では、1本目ジェイのGK躱しテクによる流し込み、2本目白井の相手ゴールラインの最深部までのドリブル突破とそこからのマイナス・高精度クロスロビングパス~武蔵冷静ヘッド、3本目ロペスの鮮やかシュートのGKこぼれを押し込む白井、4本目は、ロペスのベストタイミング・ハイテク・高精度ミドルシュートで、4本目・3本目・1本目は、選手の決定力によるものでした。
特に、ラストパスは高精度パスが連発され改善、シュート決定力は、流し込み型が大半で、ロペスのみ「高精度シュート」で、「ミドルや相手DF・GKが崩し切れていない局面でのシュートの決定力とその精度」は、他選手に残る課題でした。

4週目の到達目標
【1/27~30;実戦フィジカル(試合形式)・実戦戦術(2019レベル確認)・組織力構築】は、全て到達しています。
実戦テストも、最終戦では、
白井・荒野・福森・ミンテ・進藤が90分、ジェイ60分、
その前の実戦では、ロペス・ルーカスが90分起用、
出遅れていた深井・故障上がり駒井も45分、大学トリオも起用され、
故障中チャナティップ、石川の2選手程度以外全選手、実戦レベルフィジカルに近づき、第二次キャンプで、全員合流・90分可能に持っていきます。
得点も、ジェイ5得点・武蔵とロペス3得点・藤村と金子2得点・早坂1得点とFW陣の好調さと、藤村と金子の新鋭プレーも絶好調です。

二次キャンプ課題は、
➀フィジカル・1.5倍
➁新戦術~ダイレクトパスと縦パス、前線からの守備-ボール奪取は、継続成長を図りますが、
➂「ボール奪取」の「相手攻撃」時での「ボール奪取~カウンター」は、前線まで拡大。
しかし、コンサ最大の失点原因の「カウンター防御」は、3バック選手の正確な位置取り~スピードとフィジカルコンタクト力、その前に「相手プレー予測けによる「正しいポジショニング」が大きい課題点。

posted by yuukun0617 |00:01 |

2020年01月28日

~進化~ 2020シーズン前始動・準備~⑦各チーム練習試合途中結果

コンサのタイキャンプは、あと3日間・29日K2リーグ昨年2位釜山戦練習試合を残すところとなりました。コンディションも、トレーニング成果も極めて順調に推移していますが、他チームは、既に、極少キャンプを終了から、やっとキャンプインまで、キャンプ状況は、大きく相違しています。オリンピック日程による、シーズンスタートの早期化は、Jリーグ、ACL含め大きく影響し、各チーム、チーム運営の対応力を問われ、具体的には、チーム編成〜キャンプと展開するシーズン前準備の成否が現実となりました。当然、シーズン前準備の良否は、シーズン内容・展開・結果に直結ですね。
今シーズンは、ACL組の、前年上位や優勝チームに、そのしわ寄せとシーズン前準備の弱体化を招いている現状となり、今シーズンイン後に、負荷・大ハンデ必至となりそうな展開が進行しています。
キャンプ中、トレーニングそのものや、キャンプ成果のテストとして、練習試合が設定されていますが、
今シーズンのキャンプでは、練習試合も大きく影響を受け、その内容も、大変興味深いものとなっています。
そんな、キャンプ練習試合の途中結果を点検してみましょう。

1.各チーム練習試合現況
昨日まで、全チームでは、26試合実施し、今後予定が、25試合と、丁度過半数となった所です。
チーム毎は、試合数順では、(今後数)
4試合ーG大阪(2)・FC東京(0)、
3試合ーコンサ(1)・湘南(2)、
2試合ー仙台(1)・川崎(0)・横浜FM(2)、と計7チーム、に対して、
1試合ー鹿島(0)・浦和(1)・C大阪(3)・広島(1)・鳥栖(2)・大分(2)、
未試合ー柏(0)、横浜FC(1)・清水(3)・名古屋(2)・神戸(2)と、少数チームが、11チームとなり、キャンプのスタートダッシュチームと、出遅れチームが明白となっています。
また、ここまでプラス今後も含め、キャンプ前練習試合が、トータル2試合以下となるチームは、
0試合ー柏、計1試合ー鹿島・横浜FC、計2試合ー浦和・川崎・清水・神戸・広島、の8チームとなり、明らかに、トレーニングと実戦テスト不足となる事必至です。
文字通り《ぶっつけ本番》は、実戦レベルでの、テスト〜課題確認〜課題修正、の手順を欠き、課題点改善・修正は無く、メンタル形成も不完全で、シーズンインとなる訳です。その影響は熾烈・悲惨な結果となる事は、高い確率で想定されるもの。
そんな、当たり前の戦略も建たない事自体、監督や指導者をはじめとする、チーム状況の困難さを示すものですね。

ここまでは、表面的に見える状況ですが、実は、良く練習試合内容を見ると、練習試合には、
単純トレーニングと選手テスト形式と、
チームプレー・戦力の実戦テストで課題確認・改善確認形式に分かれ、
「練習試合に求めるレベル・目的」の違いが、その形式の選択となる理由です。
その形式選択は、対戦相手の差に繋がります。
つまり、練習試合の対戦チームを、どのレベルにするかの問題となる、と言う事で、
最低レベルの〈チーム内TGの.対2軍チーム戦〉〜高校チーム〜大学・地域アマチーム〜JFLチーム〜J3チーム〜J2チーム・同レベル外国チーム〜J1チーム・同レベル外国チーム〜最高レベルのJ1超えレベルチームまで、選択があります。
その中、トレーニング形式と実戦レベル形式との境目が、〜J3以下、とJ2以上にあります。
そして、これから予定分も含め、各チームでの、その2形式を分類してみると、
実戦レベル形式が、31試合(今まで数11、今後数20)、
トレーニング形式は、19試合(今まで数15、今後数4)となり、
今まで数は、実戦レベル形式11に対して、トレーニング形式15でしたが、
キャンプ後半となる、今後数は、実戦レベル形式20、トレーニング形式は僅か4となっています。キャンプ進展に合わせ選択変化となる訳です。

2.練習試合評価
トレーニング形式の戦績は、その意味は低く問題外ですが、
実戦レベル形式の戦績は、興味深く、現況を示すものとなりますね。
ここまで、実戦レベル形式練習試合の数と、戦績は、
練習試合数順に、
3試合ーコンサ2勝0分1敗
2試合ー仙台1分1敗、FC東京1分1敗
1試合ー川崎1勝、横浜FM 1勝、G大阪1勝、鳥栖1分、
計11試合となります。(トレーニング形式の練習試合数15です。)
2勝は、コンサのみ、1勝は、川崎・横浜FM・G大阪の3チームのみで、仙台・FC東京・鳥栖は、未勝利です。
この戦績は、現状戦力のテスト結果で、キャンプ成果順となりますね。
今後は、実戦レベル形式の練習試合が一気に実施され、各チームのキャンプ成果が発表されて行きます。
〈キャンプ・トレーニングのピークを、どこに設定するか〉の選択ではありますが、
既に、キャンプ終了の、鹿島・FC東京は、ピークを作る事も不可能で、今後の影響は懸念しか無いですね。
コンサは、1月末・第一次キャンプ終了時に設定、第二次キャンプには、第2ピークとダブルピーク戦略で、その意図は、第1次キャンプは昨シーズンレベル形成、第2次キャンプでは、更に高い、新レベル到達、と言う事です。
しかし、他の多数チームは、ここから、実戦レベル練習試合もなり、第1ピークが、2月中旬のルヴァン杯開幕に合わせ、その後の第2ピークは、無し、との戦略となります。つまり、第1次昨シーズン並み戦力が、キャンプ到達目標と言う事です。
実際、コンサ以外の全チームが、主力メンバーの流出、その補充、更に大量加入となっており、チーム基礎内容の習得選手が多く、連携も基本からのスタートで、やっと、昨シーズン並み戦力の獲得がギリギリが本音、とのチーム状況が大きいですね。
このため、練習試合の形式は、トレーニング形式が大半とし、やっと実戦レベル形式に移行可能となっている訳です。

いずれにしても、各チーム、キャンプ・トレーニング内容の成功や成果のリリースは、殆ど有りません。まして、練習試合の成果などは、未だ困難で、明らかに、出遅れ状態のチームが多数となっています。
そんな中、リーグで唯一無二の存在が、コンサで、マスコミリリースも突出している事となっています。






posted by yuukun0617 |13:40 |

2020年01月26日

~進化~ 2020シーズン前始動・準備~⑥キャンプ第3練習試合内容集中点検

昨日18:00〜からのタイ・チェンマイFC選抜戦にフォーカス点検。
驚異の大勝のメカニズムを分解してみましょう。
コンサのキャンプ成果と共に、今シーズンの狙いがハッキリと出されています!
では、
1.試合詳細
45分×2本計90分のフルタイム、対戦相手は、前年も1/23と全く同時期に練習試合対戦のタイ・チェンマイFCで更に選抜選手が加わり強化した混成チーム。
前年の練習試合結果は、同じくフルタイム試合で、1本目1-0、2本目2-2、計3-2と激戦での勝利との内容でした。
と言う事で、今シーズンの進化・成長度を試される試合となりました。
先ず、1本目(選手がフルタイム起用の段階では前半、後半で相当ですが、試合相当の起用時間とはならない現時点では、○本目で、それぞれ別ゲーム表記が適正ですね。)
は、スタメン
      ジェイ
    武蔵   ロペス
 菅  荒野   宮澤 ルーカス
   福森 ミンテ 進藤 
      ソンユン    
チャナティップ、深井以外は、第1メンバーです。

試合展開は、コンサがポゼッションを持ち試合コントロールをする中、
・強い球際と素早いタイミングのボール奪取から、素早い攻撃への切り替えで、カウンター・攻撃、とのパターンが、多数回炸裂し、その位置は、自陣を超え、相手ゴール近くの最前線守備にまで、積極化し、いわゆる「攻撃型守備」が定着。
・攻撃スタイルでは、縦パス=縦のロング・ミドルパスが増加し、ビルドアップのパターンを拡大・増加させ、選択肢増加により、相手対応の混乱を呼ぶ。
当然、より相手ゴールへ近づくスタイルは、成功すると一気に相手ゴール前決定機に直結し、試合でも多数回の決定機となっていました。
・昨シーズン来の、サイド攻撃、サイドチェンジ揺さぶり、ビルドアップは、益々、安定感と威力を増加させ、多彩な、鋭い攻撃パターンは進化しています。
具体的な得点経緯は、
1点目 荒野が最終盤から高精度ロング縦パスが武蔵に通りGK1:1からナイスシュート
2点目 荒野がPA前で、相手DFチャージしボール奪取、高精度クロスパスがジェイに通り、空きゴールはシュート
3点目 最終盤福森から高精度ロング縦パスがロペスに通り、スルーパスがジェイに通り流し込みシュート
と、ボール奪取と縦パス、そしてクロスの典型パターン得点

次に、2本目は、スタメンは、
      ロペス
    藤村   金子
  白井 高嶺 駒井 ルーカス
    濱 田中 早坂 
      菅野
 ロペス・ルーカス以外は、全交代起用し、特筆は、2列目藤村、金子、ボランチ高嶺、駒井、CBセンター田中に注目で、各選手、異なる持ち味=能力とスタイルで、チームのプレーのパターン・スピードが変化し、相手の混乱と対応困難となりました。試合途中の変化、相手試合想定を外し混乱させる、当然、第1メンバーの代替と、選手層の拡大とレベルアップが証明されたものでした。
1本目と同様、試合展開は、コンサがポゼッションを持ち試合コントロールをする中
・チーム課題である、上記・1本目と同様、ボール奪取、縦パス、従来パターンは、同レベルで保有・マスターし、プレーを実践出来ています。
・1本目と2本目の起用選手は、ロペス・ルーカス以外は、45分でチェンジし、2本目には、フラッシュ・期待選手が起用されましたが、1本目の第1メンバーとのパフォーマンスに、殆ど差は無く、場合によっては、よりクリエイティブで、速いサッカーが実践されました。選手層が、2チーム、ハイレベルを証明しています。
具体的得点経緯は、
4点目 ルーカス右サイド突破から、高精度ロビングクロスパスが藤村に通り、流し込みシュート
5点目 駒井の相手DFチャージで慌ててミスパスし、田中ボール回収、即座に高精度ロング縦パスを藤村に通し、GK1:1で詰め、溢れたボールをロペスシュート
6点目 ハーフラインの右サイドルーカスから、サイドチェンジで、左白井にボールを通し、高精度クロスパスが金子に渡り、流し込みシュート
でした。
矢張り、第1メンバー同様、ボール奪取、縦パス、サイドチェンジ、クロスが炸裂しました。

2.評価
如何でしょう。
得点パターンをまとめると、ボール奪取由来-2得点、縦パス-3得点、クロス-3点と、キャンプ課題は、得点につながり、また、今シーズンの有力スタイル、パターン、プレー、選手能力が発揮されていました。
但し、一見大きな改善がありそうに見えた、大課題ラストパスとシュート精度は、
ラストパスは高精度パスが連発され、大きな改善が見られましたが、
シュート決定力は、流し込み型が大半で、ラストパスが高精度・優秀であれば、シュートは流し込みで充分と、ある意味、課題克服への答えになり得ますが、本来の、ミドルや相手DF・GKが崩し切れていない局面でのシュートの決定力、その前提の精度が改善されたものではありませんね。
矢張り、本来のシュート精度追求も持ち越しです。
以上の通り、
昨年結果は、ギリギリ勝利でしたが、今シーズンは、完勝の結果となり、チーム戦力の大幅上昇・進化・成長が証明された、エポックとなるポイント練習試合でした。

    

posted by yuukun0617 |10:14 |

2020年01月25日

~進化~ 2020シーズン前始動・準備~➄キャンプ第2週目確認

コンサ第1次タイキャンプは、着実に進行していますね。
リーグでは、既に、キャンプ終了し、直前となった実戦への、通常シーズン日程に突入のチームが2チームとなり、殆ど本格的なキャンプトレーニングに成らずに、シーズンインとの厳しい日程チームが、鹿島とFC東京。そのツケは、遅かれ早かれ露呈は確実視されています。

さて、我らがコンサは、タイキャンプ第2週目。
おさらいですが、
キャンプは、
キャンプ週毎ステップは、推測するに、
1週目1/13~19;基礎フィジカル1.3倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)
2  1/20~26;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織力構築
3  1/27~30;実戦フィジカル(試合形式)・実戦戦術(2019レベル確認)・組織力構築
4  2/3~2/9;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・新戦術・組織力構築
5  2/10~15;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術ランクアップ・組織力構築
6  2/16  ;ランクアップフィジカル・戦術・組織プレイで実戦 となり、
最終キャンプ目標は
➀ランクアップ・フィジカル獲得~スピード・スタミナ
➁ランクアップ戦術獲得~より裏・縦狙い、ビルドアップ、攻勢時多彩攻撃、堅守、被カウンター組織プレー
➂プレイランクアップ~精度・スピード・ポジショニング・プレイ予測
➃組織・連携ランクアツプ~戦術理解と実践ランクアップ、プレイ予測と連係プレイ
➄サブ選手のトップレベル化
➀~➄の達成により、【戦力・チーム力を1.5倍化~得点;決定力アップし増加、失点;組織と個々能力アップで失点半減】でした。
前週を再確認して置くと、
【1週目ステップ目標;基礎フィジカル1.5倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)】に対して、具体的なトレーニングは、
1日目基礎フィジカル➝3vs2/緩急とダイレクト(ワンタツチ)パスで守備突破・ゴール➝11vs11ゲーム
2日目有酸素系コンビネーションシュート➝6vs3/ビルトアツプ➝9vs9ゲーム
3日目3vs3/ポゼツション➝4vs4連携➝8vs8ゲーム/幅狭エリア
4日目4vs3/ビルドアツプ➝8vs8ゲーム
5日目練習試合(タイ2部チーム戦)45分×4本 トータル5-3勝利
で、1週間前倒しレベルの順調進行で、特に、選手フィジカルのレベルアップが顕著でした。

では、コンサキャンプ2週目点検です。
1.コンサキャンプ内容
トレーニング内容は、
6日目(1/20)
 初オフ明けに、5vs2ポゼッション・ダイレクトパスからスタートするも、集中力を欠いていると≪青空ミーティングでミシャからのカツ!≫厳しい長目の小言注意。➝午後練は、コントロールシュート➝4vs4ビルドアップ;ダイレクトパス〜ゴール前フリータッチで確実シュートトレーニング➝9vs9ゲームで、午後練はガッツリレベルの◎
7日目(1/21)
 パスコントロール➝4vs4ビルドアッブ➝コーデイネーション➝6vs2ボール回し;パス&コントロール~精度重点シャドーシュート➝3vs3ボール奪い合い~カウンター前展開➝9vs9ゲーム
8日目(1/22)
AM軽め~ロングレスト➝6vs2ボール回し・パスコントロール➝9vs9ゲーム
9日目(1/23)
練習試合(蔚山現代2019K2位ACLチーム)
本戦45分☓2は「0-1~0-1計0-2敗戦」、
追加15分☓2は「0-2~2-0計2-2引き分け」
本戦は、
両チーム共にほぼベストメンバーでの「本気勝負」で、
コンサ布陣(推定)は、
        ジェイ
      武蔵   ロペス
    菅  宮澤 駒井 白井
     福森 ミンテ 進藤
        ソンユン    で、
チャナ;故障以外は、スタメン有力候補としての起用となったもの。
◎前線からの守備も含め「ボール奪取」から、ビルドアップ~速い前方展開・カウンターが効果的
☓ラストパス精度・シュート精度が問題、相手比では、フィジカル・球際の強さが課題 との試合評価となりました。
追加戦では、金子・早坂と複数得点獲得で、〇ボール奪取からのビルドアップとの評価となったもの。
10日目(1/24)
選手の疲労はピークに達し、午前はプールで調整、午後は軽いメニューで、翌日練習試合に備えるもの。
11日目(1/25)
練習試合(タイチェンマイFC+@の選抜)戦。
本日試合は、圧巻のコンサ激勝の結果。
45分☓2の本戦練習試合で、
1本目~ 3-0 2本目~ 3-0 計 6-0
得点;ジェイ2・武蔵・藤村・ロペス・金子
起用選手は、ジェイ・武蔵・藤村・ロペス・金子・福森・宮澤が確定。
1/23起用選手が再起用され、タイトフィジカルの中でも、圧巻のプレーが炸裂しています。
昨年1/23同様に同一対戦・練習試合を実施していましたが、
1本目~ 1-0 2本目~ 2-2 計 3-2 ギリギリの勝利、
でした。一年で、コンサの飛躍的成長が証明されています。
攻撃力は倍増、守備力は失点阻止で、「走るサッカー」を徹底し、ミシャコンサは第2段階は完成し、次週は、「新たな姿のコンサ=新戦術」の定着・熟成とランクアップです。
2.第2週評価
【第2週段階1/20~26;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織力構築】は?

段階目標「実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織力構築」は、
➀1/23蔚山戦・1/25チェンマイ選抜戦との対戦は、
シーズン中ハード日程や試合終盤の「ハードフィジカルコンディション(重疲労負荷状態)」環境でのでプレイトレーニングとなりました。
そこでは、「戦術・規律通りプレイ」を実践出来、ほぼ実戦フィジカル能力は復活しています。目標「1.5倍化」には到達していませんが、順調に「フィジカル能力上昇」が進行しています。長期離脱からの復帰を目指す「最も目標点に遠いだろう『駒井』も、強敵チーム対戦を60分プレイ」実績となりました。キャンプ1週目にキツクミスで足を故障したチャナティップ以外は、殆どの選手が「実戦レベル到達」と推測される好進展ですね。
➁実戦戦術・組織力構築は、前シーズンレベルに到達し、今シーズンの新・追加テーマにトライとの状態です。

戦術でのキャンプテーマは、
a.失点半減となる守備力上昇
b.ビルドアップレベルアップによる安定化
c.ラストパス精度、シュート精度改善による得点力上昇の3点を設定した様で、

その具体化には、多様な方法論、迫り方、道が有りますが、
先ずは、

A.ボール奪取からのビルドアップの速さ、詰まり〈ボール奪取力上昇〉と〈攻守の切り替えの速さのスピードアップ〉による打開策が第一選択です。
キャンプでの継続・反復トレーニングの累積により、一気に、適正プレー選手が急増し、チームプレーに定着して来ました。
○「ボール奪取力こそが守備力強化の主力策」として、キャンプで一貫徹底トレーニングを実施し、対象選手は、 DF・中盤から、最前線選手まで拡大し、自陣〜最前線での守備まで拡大し、ボール奪取位置は、一気に相手ゴール前まで上昇しています。何より、守備嫌いのジェイ・武蔵・ロペスは、あらためてみると、全員ハードフィジカルを持っており、相手DFに襲い掛かり〜追い詰め〜ボールを奪う、のは、そんなに難しい事では有りません。恐らくは、当の本人達が、その威力に驚き、正に開眼している事でしょう。
○ボール奪取直後に、最前線へのビルドアップ、縦パス配球も、キャンプの主力課題です。「攻守切替のスピードアップの効果」は、
攻撃面;・ビルドアップパスにワンタイムの余裕を与えパス精度アップに直結。
・相手守備陣が再整備前の攻撃となり、✴︎スペース・エリア攻略が容易に、✴︎コンサ攻撃パス受け手がノーマーク状態でパス成功率アップ、で決定機構築力が大幅アップとなります。
守備面;・昨年課題として残った、ビルドアップタイミングをターゲットとされ、ボール奪取やパス回しを阻止、制限される、との問題点は、相手チャージ前に、パス配球完了となり、相手前線からの守備を躱し、無効化出来るものです。結果、守備課題は、大きく改善となります。

B.パス改善が主要テーマです。具体的内容は、ダイレクトパスと縦パスの2点。
A.同様に、毎日継続・反復トレーニングを継続し、こちらも一気に、適正レベル到達選手が急増して来ました。
・ダイレクトパスは、相手チャージ前にパス完了し、どんなフィジカルや球際が強い相手でも、無効化するプレーですね。神戸のバルサ組が目指すプレーで、チームとして、最速・最精度・最高ポゼッションはボールを運ぶチームプレーとなります。コンサ・ミシャも、トライと言う事で、ハイテクニック・ハイスピードチームとなるためには、絶対必須能力条件です。練習試合でも、トライし成功していますね。
・縦パスは、チームとして、攻撃推進力となるパスプレーを多数とするトライですね。ボール保持・ポゼッションを目指すのなら、横パス、バックパスは増加し、結果、パス構成比は、縦パス<横パス=バックパスとなりますが、その横パスとバックパスこそが、相手ターゲットそのもので、守備低下・カウンターリスクの原因となっていて、その比率改善は、攻撃推進力上昇だけで無く、カウンターリスク減少による失点減少に直結する訳ですね。但し、絶対条件が縦パスの成功率アップで、成功率の低い縦パスほど、攻撃をストップさせ、相手カウンターを浴びるものとなってしまい、高成功率が必須条件となる訳です。そこで、縦パストレーニングは、成功率アップトレーニングとなり、パス精度とタイミング、何よりパスターゲットの適正化がその内容となっています。攻守切替の速さ、ダイレクトパスも、密接に関連し、それぞれのレベルアップは縦パス成功率アップを導き出す、との相乗効果が作動しています。
眼に見える課題改善は、現在この2点ですが、

もう一点、
C.ラストパス精度とシュート精度が残されています。
改善トレーニングとして、シュート精度重点のシュート練習は数度実施していますが、大きな改善は見えませんでしたが、本日・練習試合で「開眼・急改善」が見込めます。多いなる期待を以て次週に課題持ち越しです‼️
また、
守備力向上による失点半減は、攻守切替の速さと、ビルドアップ安定化では、全く不足でしたが、ここも本日・練習試合で「完封」を掴みました。こちにも、同様に、期待大で、次週、更なる守備力向上トレーニングに邁進し、次週への課題持ち越しとなりました。

以上、総括すると、フィジカルアップは計画以上に進展、新戦術もダイレクトパスと縦パス多数化で手を付け始めています。最終課題の「ラストパス・シュート精度」、また「守備力向上」にも、突破口・切り口が発見され、フィジカルと戦術の「完成段階」が、次週以降に期待される、大成功の進展キャンプです。


  



posted by yuukun0617 |22:28 |