コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年01月16日

~進化~ 2020シーズン前始動・準備~④キャンプ始動!その内容。

コンサのタイ・キャンプは、極めて順調に開始となり、進んでいますね。
ジェイのかぜ離脱からの復帰、苦闘・苦境に陥ったオリンピック予選組・2選手の3選手を除くと、オフ期間の充実振りが証明される好コンディション選手が多数となり、ミシャ恒例の、第一目から、実戦形式トレーニングも、過去2回とは大きくレベルアップした内容で開始され、キャンプ始動は、極めて大成功だと証明されています。
本稿も、コンサキャンプ・ミシャキャンプをテーマとする時期ですね。
では、
1.コンサキャンプ概要は。
ミシャのキャンプは、3回目となり、基本形は変わらない様ですが、キャンプテーマは、その都度変化して来ました。
2018キャンプは、J1残留のご褒美もあり「ハワイの豪華キャンプ」でしたが、選手達を待っていたのは「地獄のミシャ・ブートキャンプ」で、「ミシャ戦術への転換」のための「フィジカル確保」と「基本・初歩形習得」をテーマで、キャンプスタート時には「フィジカル全員失格・戦術理解は、僅か・駒井と小野以外全員失格」で始まり、地獄レベルのキャンプの中、一気に「戦術・フィジカル、チームは大変貌」となったもの。
そのキャンプとシーズンの中、ベテラン~育成選手まで「全選手、文字通りに、横一線からスタート」し、ミシャスタイルに「適合」出来る「フィジカル・戦術理解・プレイ」選手のみが、シーズン終了時に残留し、2019シーズンへ進行したものでした。
2019.1.14からの第2回目キャンプは、「チャナの故郷・タイ」で始まり、前シーズンの「4位」順位により、すっかり「ミシャ・ブートキャンプ」を周知し「完璧準備」した選手と「認識の甘い選手」準備不足選手が存在しましたが、当然、「激しいミシャキャンプ」の洗礼を受け、また、「基本形から変化の応用形」戦術に進化し、その実践は、昨シーズンり基本形実践とは比較にならない位に「至難」で、シーズンを通して追求し、「局面レベル」では到達し始め、そこまで「フィジカル・戦術習得」が進み、ほぼ全選手が「ミシャスタイル可能選手」との評価と期待を受け、今シーズンに進行したものですね。
そんな2019の第1次キャンプ・15日日程の目標は、
➀90分走る切れる運動量=フィジカル
➁2018ミシャ戦術を下地にした「前年130%増しの応用型ミシャ戦術」定着
➂加入新選手、既存選手の戦術習得を基にしたポジション候補選手確認
との3ポイントでした。更に、
2019.2.1以降第2次キャンプ・沖縄恩納村では、同一ポイントが継続されましたが、
優先順位は変化し、➁と➂がウェートアップ、➀は「完遂」が選手「適正評価」条件となり、この時点で「➀追及レベル選手はチーム順位は最低ランクに低下」との選手起用順位評価となりました。
その後、第3次キャンプ・熊本市で、シーズン開幕後も「温暖の熊本」でチーム全体キャンプ状態を継続し、第1・2節対戦後、第3節対清水・札幌ドーム戦に「帰札」し長いキャンプは終了、との日程でした。
キャンプ日程の組み立ては、
「シーズンスケジュールの習慣化」定着を各選手毎図る目的で、「シーズン日程」と同一の日程となります。こんな細かい点も理由・根拠に満ち溢れているのが「ミシャ式キャンプ」
ですね。
原則1週間ごとに「テストマッチの実戦」練習を設定し、キャンプ目標のテストを実践し、課題点を確認しながら、全選手に亘り、シーズンでの「フィジカルとメンタル」の完全準備を図るものです。
2019キャンプの実際でも、
第1週目1/14~1/18 目標ポイントテストマッチ
    ・・・⇒ 1/19 タイ2部-8位 ランパンFC 2-1○ 1-2●
第2週目1/20~1/22 同上
    ・・・⇒ 1/23 タイ2部-3位 チェンマイFC 3-2○
第3週目1/24~1/27 同上
    ・・・⇒ 1/27 タイ1部-2位バンコクユナイテッドFC
と進行し、
キャンプトータルでは、
チーム TG数  戦績    得点 失点 平均得点  平均失点
コンサ  5  4勝0分1敗 19 11 3.8-3位  2.2-11位
G大阪  5  1勝1分3敗 12 13 2.4-8位  2.6-14位
FC東京  5  3勝0分2敗 17 12 3.4-4位  2.4-13位
鳥栖   4  2勝1分1敗  6  5 1.5-11位  1.25-4位
横浜FM  4  2勝1分1敗  8  3 2.0-9位  0.75-2位
川崎   3  2勝0分1敗 13  8 4.3-1位  2.67-15位
大分   4  0勝1分3敗  5  6 1.2-15位  1.5-7位
リーグでも、得点力が高く、トップのTG戦績でしたが、失点数も、リーグ11位と最多チームの中にいて、課題点だったものでした。

さて、今シーズンは、過去2シーズンキャンプとは大きく前進・進歩したものです!!見てみましょう。
キャンプ目的は、
「就任3年目で戦術は浸透。目標とするアジア・チャンピオンリーグ(ACL)出場に向け、実践型キャンプでチームを熟成させる。」となり、ACL出場を実現するチームへ「最終進化」を遂げる、との内容となりました。~詰まり「ミシャの戦術と実践プレイの集大成・完成形」を実現する~という事です。そのための「選手とは揃い」「土台・基礎は完成」し「いよいよその統合・成果を求める」という事ですね。
また、
トレーニングでの「ミシャの思想・考え方」が重要ですが、
 そもそも「トレーニング」の目的は、「エクササイズを通して、試合で起こり得る戦術的状況を再現し、その状況において、最善の選択肢を選び実行する、という解釈と判断を身に着ける」という事です。 謂わば「予習」です。
 従来のトレーニング法は、
「1つの決まったメカニズムを構想」し、「11対0」でそれを繰り返すエクササイズにより「オートマティズム構築」。その上で、「11対11」でエクササイズを実際に試す、との方法でしたが、
 現代流・そしてミシャのトレーニング思想は、
最初から「敵がいる状況」を用意し、敵側は相手が行う頻度の最も高い幾つかのプレーをランダムに行い、その時々で、それを的確に対応する、との方法です。
その中、
「敵味方を入れ替え・選手の一部を入れ替え」て、全選手が異なる視点から状況に関わり、そういう状況に直面した時に、「どう対応すべきか」との解釈・判断を助ける能力を身に着けます。
つまり、
「解釈と判断のスピード⇒情報把握~状況判断~アウトプットとしてのアクションまでのスピード」=「戦術的インテンシティ」と呼ばれる能力を高めるものです。
コンサ式=ミシャ式トレーニングは「試合形式主体」ですが、
正確には、「敵のいる状況」トレーニングという事で、「戦術トレーニングメニュー」の中身・根幹となる、との考えたの実践となります。
最近、「コンサ選手の成長実績の高さ」へ高い評価が寄せられますが、このトレーニングにより「戦術的インテンシティ」上昇による成果ですね。

2.紺シーズンキャンプ
TGは、キャンプ中、毎週末に設定されますが、毎日練習の中「日常トレーニング」として必ず、トレーニングの中核・根幹となっています。

そして、今キャンプ第1週目の進展度は、「昨年とは比較にならない程」選手コンディションは、ステップ・段階が早く、前シーズン比で「1週間前倒しレベル」に到達しています。「オフ期間(約1か月)の各選手毎の準備」は「ミシャの求めるレベル」にまでレベルアップした証拠で、「リーグの中でも高いレベルの正しいオフ期間」の習得も完了したものです。

一次キャンプ日程:2020年1月13日(月)~1月30日(木)18日間キャンプ地:タイ チェンマイの中、TGは1月18日を初戦に1月22日・26日・31日予定と4試合が、タイチームとKリーグチーム対戦で組まれています。
先ずは、明後日・1月18日土曜が「第1テスト試合」でそこでの「起用選手」が注目です。
意外な選手が、抜てき起用されそうで「大学組金子・2019シーズンサブ組からの逆襲」も有りそうですね。
全体のトレーニング成果、新戦術・新プレイ・新スタイル、そして新選手に注目していきましょう。



posted by yuukun0617 |18:04 |