コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年02月23日

~進化~ 2018シーズン開幕戦前日;ミシャの頭の中

いよいよ明日、待ちに待った期待の”2018シーズン開幕 ”です。
試合前日、サポーターの方々を始め、当事者の起用選手、チームスタッフ、残念ながら帯同とはならず熊本待機組選手、それぞれ、期待と緊張感に酔いしれている所でしょう。
しかし、一番心待ちにしていただろう人物は、”ミシャ”です。
その頭の中を、開幕戦前の時点だからこそ、推測・覗いてみたいと思います。
上手く覗けたかは、明日の試合・それ以降のチーム動向で、判定されますが...

1.その前に、ミシャ流週間ルーティーンは、驚きの中、更に修正となりました。今回は「前々日移動・現地練習」との内容です。

通常、どのチームも、特別事情が無い限り(台風等の天候異変等)、前日試合会場入りが、基本日程ですが、ミシャは更にその前日に、現地入りとする、との事。

その理由ですが、日本を熟知しているミシャは、南北に長い日本は「地域毎に大きな天候差」があり、当然「試合環境が大きく違う」点から、実質2日間の現地練習により「コンデイションを現地に合わせる」点を捉えたものと考えられます。本日「ノノラジ」でも、「滞在費が嵩み、昨年はやりたくても出来なかった」との社長コメントもあり、その必要性は認識していたものとの事で、社長とミシャとで、同意見で実施の日程だという事が分かりました。
ミシャの改革はどんどん進んでいきますね。
では、基本週間スケジュールの修正版です。

土曜(金.日)    ・J1リーグ戦
               ・リーグ戦未起用選手;試合形式練習
日曜           ・リカバリー、試合分析・評価
                   ・リーグ戦未起用選手、TG
月曜           ・オフ日
火曜           ・ 次戦候補メンバー発表
               ・ 次戦分析・対策   対策トレーニング
水曜           ・ 次戦対策トレーニング.コンディション調整
               ・ 選手毎必要課題の自主練習
木曜           ・試合形式トレーニング その後、
               ・次戦メンバー前々日移動
金曜           ・開催地で 次戦メンバー前日練習
               ・未起用選手;課題トレーニング

全体が明らかになり、あらためて見ても、本当に特別な驚きの日程ですね。

2.ミシャの頭の中を覗いてみよう...

ミシャは、試合を前にした心境を、
【既にする可き事は終え、あとは試合を楽しむだけ】と常々コメントしています。

①戦術について
ミシャ戦術が焦点となっていますが、
本来、戦術とは、現状値を上昇するための道具です。
つまり、選手個々の力だけでのチーム戦力が出発点ですが、
「戦術」により、そのチーム力はが、「100%以上」にも、「100%以下」にもなるものです。
そして、優れた戦術は、その倍率が高く、また、従来からのオーソドックス戦術は、その倍率が多数の実戦例により検証・確立されているもの、という事です。
ミシャ戦術も、そんな高倍率を狙う、実績(チーム)数の少ない新興戦術という事になります。しかし、戦術の真髄・中心の考え方が重要ですね。何かと言うと、「ミシャ戦術=連携力・連係プレーの究極スタイル」との考え方です。
ミシャサッカー=「パスサッカー」と定義されますが、その「連続パス交換」の前提条件こそが、「連携力」です。
具体例で説明しますと、
 未だ個々の力が優秀まででは無いA選手が、攻撃で敵陣を突破するための方法です。優秀ならば、高速・ハイテクニツクドリブルでの「ごぼう抜き突破」や、強靭な体幹で「弾き飛ばし突破」となるところ、非力なA選手は、複数選手との連携に勝負を掛けます。相手チェックの前に、B選手へパス、同じく非力なB選手も同様、相手チェックやスペースカバーの前に、C選手へパス、そこに、フリーで飛び込むA選手がパスを受けて、相手守備陣を突破・置き去りとする、との方法で、これなら、非力なA・B・C選手で、優秀選手と同じか、上回るプレイを出来ます。
ミシャ戦術こそ、非力選手のチームで、積極攻勢を仕掛けられる方法です。

リーグ低迷の「広島・浦和」を救い、チャンピオンチームにまで上昇させた理由です。

明日開幕戦のメンバーは、そんな「非力選手が中心でCFのみに優秀選手を置くチーム編成」との見方は、うなづけるものです。

ミシャは、そのロジックを信頼し、戦術に忠実・真摯な選手を信頼し、厳しく・激しいキャンプ・トレーニングを信頼し、満足感で試合に臨む心境と推測します。

過去、広島・浦和で、ミシャ時代に活躍した選手の、流失が多発しましたが、その選手の現在値を見ると、その後に「成功選手」は皆無です。それは、ミシャ戦術は、選手個々のクォリティを上げるというより、連携力の上昇によるプレイアップで、それを自覚しないままの「流失」は「自己の非力」を思い知る結果としかならなかった、という事です。

ミシャは、ミシャ戦術は「日本・Jリーグ」でのみ成功・成立の戦術、との認識を強くしているのでは、と推測します。
つまり「日本人固有の 組織・連携力」「約束事の遵守・実践の高さ」が、ミシャ戦術の根幹・絶対条件だからです。
≪ 誰が、どこで、どのプレイをする、ので自分はこのプレイをし、繋ぐ≫です。

②選手起用について

そして、コンサの昨シーズン中核選手が多数「Bチーム・熊本残留組」となった理由と関係し、そのミシャ戦術への「同化」の意思と認識で、素直な若手+必至なジェイ、に対して、昨シーズンの成功・失敗体験が強烈なより優秀な故に「速やか・手のひらを反す戦術転換へのベクトルが弱かった」ベテラン・中堅に、二分された事となりました。

しかし、ミシャの頭脳は、更に「したたか」と想定します。
と言うのも、Bチームを力の高いベテラン・中堅で編成し、YBCルヴァンカップへ起用するという事は、対戦チームは「若手・育成選手が複数となる弱点を持つチーム」であり、≪より勝率は高く望める≫との見通し・目算となります。 そして、遅れた、但し、個々の力は高い、ベテラン・中堅組が、ミシャ戦術の消化を進行させた段階のシーズン中盤までに、逐次合流・起用との展開・見込みではないでしょうか。

Bチームから「反チームの空気」も臭わないのは、小野・稲本の模範だけではなく、シーズン全体の展開も、ミシャから十分説明があり、それなりに浸透しているからと思います。

という事で、明日のミシャも愉しむ試合への選手起用は、想定とスタメンで1名のみ相違で、ほぼ的中となりそうです。

あらためて、      ジェイ
        宮吉       三好
     菅    宮沢   深井   駒井
         福森 ミンテ 進藤
            ソンユン
      
      SUB  都倉;Bチームですけど、後半試合決定切り札
           チャナティップ
           兵藤・早坂・稲本・ヘイス
           菅野
  と修正します。

開幕、複数得点炸裂で【 3-1 】完勝 でいきましょう。

全員で、サポートです!!

     

posted by yuukun0617 |20:17 |