2018年03月14日
引き算ではなく足し算で
ルヴァン杯磐田戦は0-1。名波監督に皮肉など言われたり。 ミシャのサッカーは頭も足もフル稼動することになるらしく、 選手たちはキャンプのときから相当に疲労していたと思われる。 まだ"これ"といえるものを掴めていないからか、場面場面で判断ミスが出てくる。 宮澤がいないと困ることになっているのはこのあたりなんだろう。 宮澤はどの監督のときも必要とされてレギュラーとして出場してきたけれど、 その理由はサッカーIQが高いというか、非常にサッカー頭がよいのだと思う。 監督が何を求めているか、それに対して自分はどうプレーすればよいかを判断できて、 プレーに反映させることができる。さらに応用してまわりとのバランスもとってしまえる。 頭のなかの考えとプレーのギャップとか、去年とのちがいとか、 そういうあたりが振り切れていなかったり迷いがある選手はまだうまくいかないのかも。 チームとしてやれている感がまだないので、選手個々の能力に頼っている部分がまだ大きい。 ので、宮澤がいないだけでバランスが崩れて全体的にうまくいっていないように見えるのかなと。 リーグ戦でもルヴァン杯でも起用されている菅ちゃんや荒野くんあたりは、 もうちょっとでその域のものを掴めそうだとミシャに判断されているのかな。 だから過密日程でも出場させているのかな。と、勝手な想像だけれども。 小野稲本はまだ本調子ではなさそうだし、とっくんも遠慮があるのか消極的なかんじがする。 でも選手みんながなんとか勝ちたくてがんばっているのは伝わるから、全然心配していない。 それでも白井くんのスピードや運動量、宮吉のおしいシュートなんかは ほんとうにおもしろかったしこれからますます楽しみだなーと思った。 得点にはならなかったけれど、やりたいことが見えているのでポジティブな印象。 甲府戦よりもずっと良かったので、これからまだまだ良くなれる。がんばっていこう。 『今は我慢の時期』はもちろんそうなんだけど、我慢は疲れるし気持ちも上を向いていかないので、 沸いてきた感情は素直に受け止めてふたをしないことも大切ではないかと思う。 我慢の達人になったところで気持ちが強くなるわけではないし。 今はうまくいっているところよりも、うまくいっていないところのほうが多い。 でも、うまくいっているところはこれからどんどん増えていくし、 うまくいっていないところはこれからどんどん減っていくはずだ。 とは言え、うまくいっていないところは減っていくとはいってもゼロにするのは難しいから、 この先もずーっとある。引き算していったとしても何かしらのうまくいっていないところは残る。 ので、よくなっていっているのかどうかわかりづらいかもしれない。 一方、うまくいっているところは増えていくので足し算状態。 月日が流れれば流れるほどプラスになっていく。ならばこっちを見ていたほうが楽しいのでは。 苦手部分を補い合うサッカーというよりも、得意部分を繋いでいくサッカーであってほしいなと思う。
posted by ひとみ |23:52 | 試合観戦 | コメント(0) | トラックバック(0)