コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年07月09日

チームがあって、彼がいる。

昨日食べたもの。

絵面は地味だけど美味しい


ケンタッキーのホットドッグとポテトのセット。
最近ふとIKEAで売っている100円ホットドッグを思い出していて、
あれ食べたいなーなんて思っていたものだからついホットドッグを。
何の変哲もないホットドッグだけど(←失礼な)美味しかったわ。すぐ食べちゃえるしね。
IKEAのも美味しいので、お近くにIKEAがある方はぜひ食べてみてね。美味しいよ。


昨日の試合の後半の後半で、疲れもあったのだろうけど
意味があるんだかないんだかよくわからない横パスが続いた時間があった。
そんな中で入った小野はボールを持つと、さっさと上がれというアクションで若手を促した。
あの小野の姿に「伸二にこんなことまでさせて...」っていう意見を見かけたのだけど
個人的には「こんな伸二の姿を見られるのは札幌だけなんじゃ!」って思ったりした。

今まで小野は、若手に何かを教えるとか、自分の持っているものを伝えるとか
無意識な部分ではやっていたかもしれないけれど、役割としてはやっていなかったんじゃないだろうか。
そもそもそんな必要がないくらい、彼ひとりの活躍そのものが生きる才能なので、
まわりは勝手にそれを盗んだりアドバイスを求めたりしていたんだろうなと。
でも札幌に来てそういう役割も求められて、また、そういう使命にも魅力を感じて
今ここでプレーしているのではないかと思う。
年俸とか、地位とか、名誉ではなくて、今まで選手として積み上げてきたものを活かす"やりがい"。
今の年齢になっても新しいチャレンジができるということ。

ドームへ行くと、『コンサドーレは応援していないけど小野伸二は応援している』、
みたいな人に毎試合遭遇する。昨日もちょうど後ろの席の人がそういう人で、
福森が痛んで倒れているというのに「いいからさっさと出して小野に代えろよ!」なんて言ってしまう。
自分の好きな選手さえ出ていればいいのか、と言うと意地悪いけれど
まぁぶっちゃけるとそういうことなんだろうなと。それが良い悪いではなくて。
選手のサポーターという人はいるし、どういう理由にしろ試合に足を運んでもらえるのはありがたい。
ミーハー的に「小野稲本見たい」っていう気持ちで来てくれる人も大歓迎。
そういう人がチームのサポーターになっていくことだってあるわけで。

でも、間違ってほしくないのはあくまで『コンサドーレのために小野選手がいる』のであって、
『小野選手を活かすためにコンサドーレがある』のではないのよねということ。
J2でモソモソしている日本の北海道とかいう田舎のチームに来てやったのに、
俺たちの天才・世界の小野伸二を活躍させないなんてけしからん!と言いたいだろうけど。
(実際こういう意味合いの意見など見かけたもので)

小野伸二はうちからオファーが来た時もそれを受けた時も、
J2やコンサドーレを見下したりなんかしなかった。
むしろそういった地位とか名誉的なことはまわりのほうが気にしていたくらいで、
本人にとっては大して重要なことではないのだと知った。
「札幌でサッカーがまた楽しくなった」「来て良かった」と言ってくれた。

若い選手がたくさん試合に出るようになって、札幌のサッカーをまた組み立てていく段階。
成長には時間がかかり、我慢も必要。その過程には小野も参加していくことになる。
小野ひとりの活躍が見たいのはよくわかるが(私だってスーパープレー集みたいな小野を見たいよ)、
小野がやろうとしている札幌のサッカーのことも応援してもらえたら嬉しいなあと思っている。


posted by ひとみ |23:40 | 選手戯言 | コメント(4) | トラックバック(0)