コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2013年04月12日

そんなクラブに私もしたい

昨日の のの のトークショーで、「サポーターの気持ちがわかるようになった」
ということを何度か言っていた。
千葉戦でロスタイムにゴールしたあと、
自分が解説者だったら、もう札幌が勝ったようなかんじで締めのコメントに入っていた。
けれどそういう気持ちにはなれず万が一のことも考えてしまい、
一緒に観ていた三上さんに「これ、引き分けでもいいよね、十分だよね」と言ったのだそう。
それに対して三上さんは「いや、うちならここから2失点もあり得る」と言ったそう。笑
そっちかいっ!ていう。まるでサポーターが使う自虐ネタじゃないか三上さんっ。
まぁとにかくそんな風に、クラブの人間になると見方が変わったのだと話していた。

松本山雅戦でも上(メインスタンド)から観ていたそうなのだけど、
前半ボールがまったく前に進まず面白くなくて
「これは観ている人も楽しくないんじゃないかな」と思ったという。
居ても立ってもいられずハーフタイムにロッカールームへ行き、
後半に交代で入りそうな選手に話をしたそう。
けれどあとから「あれ?社長ってこういうことしていいのか?」と思い聞いてみたら、
スタッフに「駄目です」と言われたと笑っていた。
今まで解説者の時は「勝ってほしいな」と思うことはあった。
けれど今は観客目線で「いいから勝てよ」な気持ちを持つようになったのだそう。

OBが社長になるということにJリーグ自体前例が無いから、
どこまで元選手らしく・どこまで元解説者らしく・何が社長の仕事なのかということは
ののもまだ模索中といったところだろうか。
ただ、トークショーでの質問コーナーで「特定の誰かを手本にしていることはない」と
話していたとおり、誰かのようになろうとか、誰かの真似をしようとはしていないんだろう。
そのうちきっとののらしい、ののにしかつくれない社長像ができていくと思う。

今は一日中会社の中にいることもあるらしい。
疲れる、会社勤めをしている皆さんはすごいですね、と。
のののように外に出て動き回っている方が間違いなく疲れると思うのだけどねぇ。
そこはやっぱり常に現場の人ということなんだろうな。
現場が楽しいからそれを疲れることだと感じないのよね。その気持ちはわかる。


朝、大きな声で挨拶をするのがその日一番最初の仕事、と話していた。
それってもしかして、他の社員の挨拶の声が小さいと言うことなのかなと思っていたら、
本にもそのようなことが少し書かれていた。
サッカークラブを運営する会社が、そんな元気のないことじゃいけない。
元気がないというか、そもそも挨拶なんて言われてすることじゃない。
あぁそんなところから手を入れなくちゃいけないんだなと思うと残念だけど、
外から新しい風を入れたことで良くなっていくだけマシかなとも思える。

どういうクラブにしたいかという質問に、
「一番強いクラブではなく、一番良いクラブにしたい」と答えていた。
良いクラブというのは、J1の優勝争いに入れなくても、
時々天皇杯で勝っちゃったり、ACLに行っちゃったり、海外へ行く選手がいたりする
そういうクラブ。そういったことは金銭面≒順位のリーグ戦とは違って、
まったくの夢ということはないと話してくれた。
そして、勝敗に関係なく応援している人がたくさんいて、
その人たちが楽しさを感じられるクラブ。そんなクラブにしたいと話していた。

「サッカーが北海道で一番のスポーツになる時が必ず来ますよ」ということを
企業に話しているという。ただ、そのためにこの2年は勝負の年だと。確かにそうだな。
サッカーそのものが素晴らしいということは世界が認めていること。
サッカー自体に何か欠点があるわけではない。足りないとすればチームの魅力。
勝つことで集客できるというのはもちろんあるのだけど、
勝敗のみに頼っていてはいつかクラブが無くなってしまう。それなりのお金も必要だし。
チームは今やっていることを続けていけばきっと面白い試合をしていくようになると
ののが言っていた。そうなっていけるように、クラブをチームを支えたい。

posted by ひとみ |22:28 | コンサ徒然 | コメント(5) | トラックバック(0)