コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年12月14日

スポンサーを支えるということ

元気くんが今季限りで引退し、来季からはレノファの監督になるとのこと。
中山元気選手 現役引退および監督就任のお知らせ
びっくりー。そして忙しい!元気くん、A級ライセンス持ってたんだー。
コメントがなんかいいなぁ。ぜひ頑張ってほしい。


コラボやスポンサードは両者にとって利益(お金だけではなく)がなければいけない、
と当たり前ながらしみじみと思ったのは、ミシュランさんがスポンサーではなくなってから。
スポンサーになってもらうのに何年もかかったという話もあったので
どのようないきさつがあってスポンサーではなくなってしまったのかはわからない。
でも、まぁ、スポンサー契約を続けることが有益ではないと判断されたんだろうなと。

三本線のメーカーからKappaさんへユニフォームスポンサーが変わった時、
Kappaさんはこのような考えだったとあとから知った。
サッポロビールさんは工場がある街のチームのスポンサーになっているという。
スポーツ分野への貢献に理解があり、たくさんの力を出してくれる企業はありがたい。
と同時に、必ずしもスポンサーのすべてがそうではないという事実。
慈善事業ではないから(いや、慈善事業だって双方に有益なものかそもそも)
お金をかける必要がないと判断されればそこまでということも当たり前にある。

サポーターがスポンサーにできることというと、
その企業のお店に行ったり売っているものを買ったりというのが思いつく。
大した金額ではないかもしれないけれど、同じものを買うにしても
スポンサー企業のものを買ったり、使ったり、行ったりする。
でもそれでは「スポンサーだから買う」という域を出ることがない。
私たちはサポーターなんだからそれでいいんじゃないかと言われるかもしれないけれど
長い目で見るとそれだけではお互いのためにならないなと思っている。
道民としてコンサドーレのスポンサー企業を支援するとは、どういうことだろう。
お店に行ったりものを買ったりだけではなく、
企業そのものを理解し、自分たちの生活に取り入れることではないだろうか。
表には出ないこだわりや努力を見ることでもっと身近に思えるもの。
その企業の考え方を理解した上で行ったり買ったり使ったりすることは
企業にとって良くもあるし、双方にとって有益なものではないだろうかと思っている。

例えば私は先日、特に欲しいと思っていたわけではないお茶を買った。
そのお茶を生産しているところが茶葉の栽培から携わっているということ、
世間のお茶に対する見方と業界の見方との違い、先代から受け継がれている約束、
なんていう色々なこだわりのインタビューを読んだから。読んだら途端に欲しくなったから。
そうか、そんな風に考えている人からものを買いたいな、と思ったものだから。
(私がこういう和の文化が好きというのもあるけども)

北海道を一緒につくっていくということなのかも、と。
最近は選挙が近いのでうるさい選挙カーがあちこちにはびこっていて、
「札幌を、北海道を、日本を元気に」っていう言葉をよく聞く。
選挙に限らず人はよくそれを言うけど、実際元気にしていくのは政治家とか有名人じゃない。
そこに住んでいる人たち、そこで働いている人たちだ。
地元の人たちの生活を企業が支え、企業のやり方を理解し地元の人が支える。
その流れが今よりももっと自然になれば、スポンサーになってもらうことも難しくはない。
スポンサーとの契約をチームの資金源としか見られないとすると、
ここが単に営業の努力次第になってしまう。
そうではなく、大きな意味で一緒に北海道をつくっていきましょうという関係ができれば、
チームも札幌も北海道ももっと豊かになるのにな、なんて思っている。
今だとJAさんとコンサドーレとの関係って、一番これに近い気がするなぁ。

posted by ひとみ |21:36 | コンサ徒然 | コメント(3) | トラックバック(0)