コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年03月11日

どんどん前田を好きになる

ファクトリーのKappaさんのトークショーへ行ってきた。
純平、マサキ、前田の3人。
開幕直後のこのイベントで新加入選手が参加するというのは珍しいような気がする。
3人はkappaさんのお揃いのジャケットで登場。多分これじゃないかな。
選手がよくインタビューを受ける時にジャケットに似ているけど、同じものだろうか。
お揃いってなんかカワイイ。kappaさんのイベントではそれぞれ違うものを着ることが多いので。

トークショーで意外にも面白かったのは前田。
あんなキャラだったなんて、キックオフイベントの時には想像できなかったなー。
喋るのもマイペースだし、つらっと面白いことを言ったりする。
昨日の試合について「守備の選手が頑張ってくれたので自分が点を取らないと」と言いながらも
「明後日からの練習でシュート練習を山本に指導していく」となぜかマサキの話にすり替えたり。
グアムキャンプの話の時に同部屋は誰かという話題に。
マサキは純平と同じ。前田は「今はなき高柳」というブラックジョーク。
いやいやいやと隣りにいた純平も焦って突っ込んでいたけれど
前田と高柳がそれだけ仲が良いということなんだろうなという背景も見えて。

マサキは昨日のドームの雰囲気について「最高でした」と言ってくれた。
3人とも選手入場時のコレオには気付かなかったそうなのだけど
たくさんのサポーターでつくった雰囲気はしっかりと感じてくれたんだろうな。

面白い選手はいますかという質問に、純平はユースケにハマっていると答えていた。
ドゥというニックネームからして面白くて、
肩がなんであんなにいかり型なんだと思うと面白くてしょうがないのだそうで。
"ドゥーさん"というあだ名もいかり型の肩も今更だと言うのに、なぜ今ユースケブーム!?
何がそんなに可笑しいんだかわからないけれど、
純平はひとりで大笑いしている場面が何度かあって笑えた。独特のツボがあるんだろうなぁ。
前田がユースケをよくいじるのだそうで。
純平がひとしきり大笑いしたあとに前田が「後輩に優しい良い選手」とフォロー。
マサキは面白い選手にゴンを挙げ、テレビなどで見る通りの人だと言っていた。

純平は昨日の試合について、点が取れれば勝てたと言えるかもしれないけれど
そんなに悲観する内容ではない、手ごたえがあったと話していた。
DFなので完封するということはもちろん、今季は個人の成績にもこだわりたいとのこと。
SBからもシュートを撃ったり、アシスト、ゴールをして点に絡みたいと。
昨日の試合で期待してくれた人たちを裏切らないようにしたいと何度も言っていた。
守備陣もキャンプ当初の頃はボロボロだったそうなのだけど
話し合いなどでしっかりチームとしてまとまってきたというようなことを言っていた。

「話しかけると意外と喋る」と純平が言うように、前田は確かに面白い人だった。
昨日の試合を観ても素晴らしい選手なのはよくわかったし
更にキャラもこんなに面白い人だったなんてー。どんどん前田にハマってく自分がいるわ。

posted by ひとみ |23:09 | 選手戯言 | コメント(4) | トラックバック(0)

2012年03月11日

何ら変わりのない日

「この地震による津波の心配はありません」とは、地震速報の時に入るものだけど
それまではそれほど気にすることのない言葉だった。内陸に住んでいるせいもある。
でも一年前のあの大地震以来、早くこのアナウンスが入ってほしいと思うようになった。
この言葉を聞くとホッとするようになった。あぁ良かった、ひとまず津波の心配はない、と。

情報をあちこちで集めたり、web上にあがっている避難者名簿から人探しを手伝ったり、
必要な物資を持って宮の沢に行ったり、Jの開幕までそんな風に過ごしていたのを思い出す。

想定外のことが起こると人の考えも行動もそれぞれになってしまい、簡単なことも見失う。
誰かを責めたり何かのせいにしてしまう方がなんともラクだった。
けれど物事を悪い方悪い方へと考えてしまうと、どんどん気が滅入るばかりで抜け出せない。
前を向くことを後ろめたく感じたりした人もいたかもしれない。
私は、少し無理をしてでも明るく元気でいたかった。
そうすることでだんだんと本当に明るく元気になれるものだから。
「誰もがあなたのように強くいられるわけじゃない」と叱りのコメントをもらったこともある。
でも、さぁみんなで落ち込みましょうという意見には賛成できなかった。
元気になれた人はそれでいい。元気な人をわざわざ落ち込ませないでほしい。
身近にいる人を大切にすること、優しく接すること。
そんなシンプルな行動を起こすだけで十分だったはずなのだ。

3月11日を「3.11(サンテンイチイチ)」とイベント事のように呼ぶことに違和感を感じる。
一年経ったから何ということはない。なにかが一区切りしてくれるわけではない。
震災のすぐあとに募金をした人、あの頃の1/100でいいからこれからも続けてほしい。
震災のすぐあとに献血をした人、可能ならば今後も続けてほしい。
一年が経ったからといって自然と復興が進んでくれるものではないから。
出来ることからやっていこう。小さくてもいい。少しでもいい。続けることに意味がある。

そして被災者は前を向く勇気を持ってほしい。
消防や自衛隊などに救われた命もあったと思う。
彼らはヒーローだったかもしれないけれど、スーパーマンなわけじゃない。
救助活動の中でも辛いことがたくさんあっただろうし、耐え難い経験もあったはず。
家族が被災した人もいる。それでも家族以外の命を優先した人もいる。
いつまでも誰かが助けてくれるわけではない。いつまでも与えてもらえるわけじゃない。
どこかで立ち直るきっかけを掴んでほしい。人間にはそうすることができる力がある。

一年経ったから何ということはない。支援を続けていく昨日と何ら変わりのない日。
昨日よりも少しだけ、復興に向けた何かをしたいと思える日にはなるかもしれないけれど。

posted by ひとみ |00:07 | コメント(3) | トラックバック(0)