2017年02月15日
行き当たりばったりの旅-中編
昨日からの続きである。 正直久々の自転車漕ぎと、それなりの歩き、加えて「歴史文化伝承館」でのあり得ないやり取りの挙句の敗北で、結構思考能力が失われていた。 何となくJR駅まで歩いて、結局なんも考えずに取りあえず肥後大津から乗って光の森まで行くことにした。 行けばなんかあるだろう、程度で。
光の森には「ゆめタウン」がある。イオンモールやアリオに相当する大規模ショッピングセンターであるが、展開地域が中国・四国・九州に限定されるため、当然北海道的にはピンとこないであろうが、地場ではむしろこちらの方がメジャーな印象。 でどっから来たのか判らないくらいに人が溢れている。 そりゃ日曜の昼下がりだからな、とダラダラ歩いて、そうだと施設内の紀伊國屋書店に足を向けて、何となく歩いているうちに県内地図を手にして正気を取り戻したような感じで。 そうだ地震の現場を見ることも考えていたのではなかったのかと。 しかし難しいのは公共機関を利用してのアプローチである。 最も被害の大きかった益城町に行くには、その後の調べで一旦熊本市内に出るよりないと。 うーんであれば、3種類ある一日乗車券の一番高い県内版2000円也の購入がベストだと、九州産交バスの営業所まで歩いて、時刻は2時近くになっていたけれども購入、スタートしたのだな。 500円以上の区間を都合4回乗るのだから、元は取れるけれども、所要時間も1回につき1時間近くかかる勘定だから、本来であれば益城町で少し時間をかけたいところが残念なことではあったのだな。 もっと早く動き出していれば、と言ってみても始まらないが。
やはり一番酷い地域は益城町の中心部であることをバスの中から見て理解していたことではある。 不自然な空き地は、恐らく倒壊家屋の撤去後のものだと推察していたのであるが、発生時の状態のままのところも結構あって。いやもう発生から10か月近く経過しているのだが、そのままのところを見るとやりきれなくなるものではあったのだな。 まあこういう状態であったから、写真は一切撮っていないけれども、記憶には当然に残してあるし、ため息ものではあったのだな。 こうして日曜日の午後は過ぎ、最後投宿したのは夜7過ぎになってしまったのではありました。
ということで明日の後編に続く予定。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)