コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2009年10月17日

昨夜の演奏会からの膨らまし話

昨夜はkitaraで札幌交響楽団の定期演奏家に出向いていた。
指揮は大御所ゲルハルト・ホッセ氏。今年87歳になるのだが、確かに歩く姿は年相応に見えるけれども、指揮ぶりとなるとそんなことを感じさせないくらい矍鑠としているんだなあ。

で昨日のメインはベートーヴェンの交響曲第7番。通称「ベト7」といえば、昨今では「のだめ」で有名になってはいるが、元々からしても傑作ではある。
個人的にはその昔、「オーケストラがやってきた」とういう番組(確か日曜の午前11時からやっていたのかなあ)があって故山本直純氏が司会をされていたのだが、ある回でこの曲を取り上げたのが最初に聴いた記憶ではないかと思う。
テーマとしては他のベートーヴェンの交響曲には「英雄」「運命」「田園」といった名前がついているのに、この曲にはない。付けるとしたらどうなるだろう、とのことだったように思うのだが、結論としては「希望」だったはずだが、この点については終わりの方で感想含みで述べる。

当初は「のだめ」つながりでこの方をメインに書こうと考えたのだが、以前の投稿で一部取り上げたのを思い出したので、ちょっとやりにくくなってしまった。
最近出版されたこの本に触発されてあれこれと考えていたのだが、詳しくは読んでみてください。200ページほどの本ですが、1時間もあれば充分に読みきれます。
でまあ何がつながるかを少し書いておくと、「のだめ」に出てくる指揮者千秋の監修をしたのがこの本の監修者(厳密には本人が書いたのではない)であったこと。
そして実のところ山形交響楽団が地元スポーツチームとの交流については、恐らく札幌以上にあって、昨年の第9演奏会では、通常有り得ないアンコールをモンテディオのJ1昇格を祝う意味でやった-それも指揮者自身がユニのみならず全身をコーディネイトしてする念の入用であり、昨年のホーム開幕戦でようやく札幌交響楽団がファンファーレをやってくれた事例に比べれば、何とも羨ましい限りである。

脱線ついでに書くと、札幌・仙台・山形の共通項としては、プロサッカー・プロオーケストラの他に、プロ野球もあるのだとか。
楽天の2軍が山形メインだからなのだが、あそこは「仙台」楽天「宮城」楽天でもなく「東北」楽天だから、全然問題はないのだな。
少なくとも2軍が千葉県にあるどっかの球団よりはまともであろう。

閑話休題。

定期演奏会に行くと小冊子が貰えて、その中には団員同士の対談のコーナーがあるのだが、今回はOBを交えてのもので。
個人的に言えば、高校時代の音楽教師がその方なので、懐かし読んだ次第。
勿論当時から札幌交響楽団のホルン奏者からの転進という変り種であったことは知っていたのであるが、こうしてみると楽団の創設メンバーであることも知って、まあ新鮮な驚きではありました。

さて最初の方で書いたベト7を「希望」と名づけた件。
皆様はどう思われるでしょう。
私自身、この曲を久しぶりにちゃんと聴いて感じたことはこんなことでした。

あのベートーヴェンにしては、という表現がいいのか、こと第4楽章については単純にひたすらポジティブという感じなのではありました。
作曲者の人生を思えば、むしろ重々しい方が似合っているはずなのに。

ここからいきなりコンサに結び付けてみます。
今の置かれている状況を思えば、ことマスゴミなどは一面しかそれもネガティブな部分しか取り上げない。
しかし、実態はあくまでも次にどうつながるかをメインに見ているサポにしてみれば、ひたすら前進していくしかないのよ。
そう思えば、ベト7に「希望」と名づけたセンスは充分に理解できる、というのが私の感想。

今日の試合も、また満身創痍状態らしいけれども、周囲に惑わされることなくしっかりと向き合っていくのであります。

posted by akira37 |05:50 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)