コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年02月11日

テレビと電話

テレビ電話のことではない(今から37年前、室蘭市青少年科学館で開港100年市制施行50年を記念した展示会に出品されていたのだけれども、当時はそんなの無理だろうと思っていたのだが、大騒ぎになることなく実現しているのだよなあ)。

ふと思い出して、この両者は歴史の経過において共通項があるのではないかと、比較してみたくなった次第。

*高価なものから安価なものへ
*一家に一台から一人に一台へ
*固定から携帯へ
*単機能から多機能へ
*アナログからデジタルへ
*回すから押すへ

等々があろうか。

テレビにおいて個人的な記憶を辿れば、幼少のころはカラーテレビを買うこと自体が大事業であった。実家にやってきたのは、道内でUHF局が出来た頃にあわせてであったと思う。
自分で買ったのは大学に入って下宿した時が最初。そのときはまだチャンネルは回すタイプであったが、最後は画面が横一線にしか映らなくなった。
チャンネル選択がリモコンになったのは社会人になってからであるが、その後は娯楽のためというよりも情報ツール的な利用。
自宅に数台あっても、真面目に見る機会は少ないのは、一方で録画するという便利さが付いてきたからではある。

電話についていえば、小学校に上がった頃には自宅にはなく、お隣のを借りるスタイル。クラスの連絡網(今や個人情報がうるさくて作成すらままならぬが)には「(呼)」と表記されていたのは、今では懐かしいことである。で実家に専用の電話がついたのは、冒頭に出したことがあった頃であろうか。その頃はまだ申し込みしてすぐ設置できるような仕組みではなく、順番待ちがあったというのは、信じてもらえないだろう。
実家の電話はその後見かけだけボタン式になったが、アナログ回線のまま、特別な機能も付加されないまま来ている。
自分が最初に専用電話を持ったのは、社会人になって2年後に会社の寮から一人暮らしを始めた頃である。今の若い人に理解できないだろうが、電話を設置するには諸費用だけで72800円かかるのだ。従って、この用意が出来ないことには始まらないのが時代を思わせる。ちなみにこちらの方は、インターネットをやるようになって回線の種類はISDNからADSLまで来ている(光の方はしょっちゅう勧誘があるが、諸般の事情で無視している)。

さてここまで書いてきて何か教訓を出そうというのではない。

ただ単純に今後のことをも考えて、個人的見解を。

テレビの方は2年半後の完全デジタル化が問題になるのだろうが、おそらく見立てとしては視聴率は下がるだろう、という風に見ている。
テレビ局側にしてみれば、デジタル化の為に費用がかかるところに加えて、昨今の不景気下で予算も減っているようだが、肝心なのは内容=ソフトである。それが著しく劣化している昨今では、これを機会に見限る人が出てくるだろう。テレビに頼らなくとも、インターネット始め情報収集ツールは多々あるからねえ。

電話についていえば、もう飽和状態であるのは周知のこと。
もしこれ以上普及をさせたいのであれば、もっと単機能商品を増やすべきでしょうね。言っちゃ悪いけどたくさん機能があることが便利とは限らないのですよ。果たして今の携帯電話にある機能すべてを使いこなしている人はどれだけいるものなのか、その辺は考えないと。
学校への持込云々が言われているけど、個人的にはあまりにも安く買えるようになってしまったことの弊害はあるのでしょうな。だいたい未成年者が自由に買える値段になってしまったことに、現在の問題の諸端があるような気もしています。

以上だから何か結論があるのでもなく、思いのままに書いてみました。

posted by akira37 |07:16 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)