2007年10月23日
「種がまかれた」ということ
こんな本があります。 カバーを見ると、一瞬コンサ関連の本かと思ってしまうのですが、勿論違います。 1970年代、旋風を巻き起こして短期間で消滅したあるサッカーチームの話ではあります。 旋風といえば格好いいですが、勿論そこにはきれいごとばかりの話はありませんし、大人の事情やら論理やらも垣間見られます。 ともあれ、リーグ戦で低迷したのに天皇杯での躍進は、あるチームを髣髴とさせてくれます。 チーム消滅までの軌跡ははフリューゲルスのことを記憶の底から甦らせてもくれます(勿論経過は違いますが)。 むしろ、この本の肝はエピローグにあるのではないかと考察しています。 チームが消滅して終わり、ではなくてその後もまかれた種が現在にまで繋がっている物語の方に興味がそそられます。 チームはなくなってもサッカーは続く、みたいな。 次元が違うとは思うのですが、ドールズやドーレくんのピッチ外でのあらゆる活動というのは、実はコンサ存続のためには重要な要素だろうと見ています。 何年か後に、この姿を見た人たちによって今以上に支えられていくはずだろうと、希望している次第ではあります。
posted by akira37 |07:34 | 雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)