2007年04月27日
続・城山三郎氏のこと
昨夜のNHK「クローズアップ現代」で城山氏のことを取り上げていた。 VTR、スタジオともに出演者が極めて豪華になるあたりが、支持する人の多さを物語っているのだろう。 先週末の旅行の際にたくさん持ち歩いた文庫の中にも城山氏の作品があって。 期間中に読んだのが「指揮官たちの特攻」と「落日燃ゆ」の2冊。 選択そのものは特に理由があったわけではないのだけれども、時節柄必要な作品のような気がしている。 この2冊に共通する部分は「軍」というものの本質が現れてくること。 青臭い論議が聴かれる昨今だけれども、その前に過去はどうだったのかを知っておく方がいい。 そして城山作品全体に共通することだが、取り上げられる人物に見える「志」。これなどは自分のふがいない生活をも反省する好機にはなっていいはずなのだが、なかなか現実はうまくいかない。 これら思うに一番読まないといけないのは、総理大臣を筆頭とする政治家なのだろうなあ、ということなんですよ。 どうも見ていると、主義主張以前にレベルの低いところでの話ばかりが目立つ。 どう見たって命を懸けて仕事をしているように見えないのが悲しいのですよ。 一介の市民が言うには口幅ったいですがねえ。 これから始まるGWですが、基本的に遠出はありません。 すでに数冊の城山作品を購入済み、このあともしばらくは時間があるたびに読み続けることになりそうです。
posted by akira37 |07:40 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)