コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年08月21日

~進化~ 第24節FC東京戦~対戦予想

水・木曜と次節対戦への対策戦術トレーニングで、水曜;攻撃編、木曜;守備編、金曜はセットプレーと最終確認編です。
現在・リーグ首位・強敵FC東京戦への対策戦術は、J1平均レベルチームとの対戦対策では「不十分」となり、大きな問題です。
「FC東京現況・特徴」~「その最適・効果的対策の点検・検討」~「その具体化としての試合展開・戦術・メンバー予想」の順に、点検・記載を進めてみます。

1.次節対戦チーム「FC東京現況・特徴」
現況確認です。
順位 1位 勝点48 15勝3分5敗 得点34 失点17 得失差+17
昨シーズン・同節対比で、
順位 3位 勝点40 12勝4分7敗 得点33 失点23 得失差+10
(その後 順位 6位 獲得勝点10 2勝4分5敗 得点6 失点11)
昨シーズンはここから、得点不足(1.4得点⇒0.5得点・△1得点/試合と低下)により失速し、「万年中位・勝負弱い」チームのままシーズン終戦となるも、
2年目となる長谷川監督イズムが浸透し、
今シーズンは「ハイテンポな攻撃と堅い守備」のチーム特徴はより顕著・先鋭化され、「勝負弱さ」を払拭し、
「リーグ最少失点の堅守」を中軸に、長谷川イズム「シンプル(2・3個)課題解消・積み上げ方針」により、本来攻撃パターンが「より広範・多彩」の迷走ではなく「より正確で、速く、鋭い」との集中課題追及が進行し、その結果、「リーグ最速のカウンター攻撃」を機能させ、「堅守・速攻」に徹した「負け難い・選手が解り易い」試合内容・チームプレーを展開し、結果を出しているもの。
加えて、それまで弱点だった「後半の得点不足~若手の底上げ」も、長谷川イズムの「課題を絞り込み、分かり易く、着実に取り組み、成長となる」スタイルは、シーズン2年目に、その成果が生まれ始め、堅守の中軸CB渡辺・MF橋本・SB室屋・MF三田の育成組が、中軸定着し、後半のフィジカル低下起因得点不足は改善しつつあります。
<長谷川イズムによる結果>だという事は間違いありません。

戦術は、昨シーズンに続き「4ー4ー2」2ボランチ型・基本フォーメーションで、攻守バランスが良く、エリアカバーもワイドにスペースカバーとなり、その結果、「個のマッチアップ・勝利」を積み重ね、プレーを連結していくもの。
 守備ラインは「ミドル位置~自陣D’3rd上位置」に布陣し、
「個々選手の高能力」による「堅守」~ボール奪取から攻撃切り替えスピードはリーグ随一 ~ リーグ最速・最先鋭カウンターの「強烈速攻」により得点獲得、
が主戦パータンです。

直近・前節の項目別試合データを見ると、
<攻撃>
得点 30m攻撃 シュート  枠内 PA内数 PA内率 決定率 決定機構築率
 0    41       7     3     4     57%   0%   5.8回/シュート
<守備>
失点 被攻撃数 被シュート 被決定率 
 1    52       4      25%
<基本>
支配率 走行距離 スプリント
45.8%  102km   153回

この内容から、点検すると、
攻撃は、決定機構築率(1本のシュートは何回の攻撃で得られるか)は、リーグ14位の非効率数値で、PA内への侵入・突破もリーグ11位とリーグ水準以下の低レベル数値で、無得点の結果は、必然の「低攻撃力」。
その理由の一つが、対戦チーム「広島」も「堅守・速攻型」で、相手・広島の攻撃を受けてのカウンターは不発となり、両チームとも、今節・最低シュート数試合の低レベル試合となったものでした。両チームの「堅守」が炸裂する「緊迫試合」ならば、観ていても、プレイしていても、楽しい試合だったでしょうが、消極チームVs消極チームとの「どちらも自陣ボール回しが多く、積極性の欠けた、緊迫感の乏しい試合」に陥ったものでした。<リアクション・サッカー>同士試合の典型でした。
守備も、弛緩した選手の緊張感も低下した試合のため、被攻撃数・被決定率は「リーグ随一堅守」はどこにもありませんでした。
基本項目でも、「走行距離」もリーグ17位・ワースト2位と、「走らないサッカー」を展開しています。

意外な程、試合内容は、低レベル・低内容に驚きます。暑さ対策で、相手プレーレベルに応じて、自己レベルを低下させる、との超高等戦術だとしても、見事に?失敗しています。実は、前々節・第22節も、同様試合内容で「試合巧者?・ラッキーPK得点」で仙台に勝利となっていますが、「消極型同士試合」としています。
チーム・フィジカル現状は、ここ2試合低レベルである事は間違いありません。
その理由は、<選手固定起用方針>により、選手流失、故障離脱・フィジカルダウンが続発したためで、DFチャンヒョンス・SB太田・MF久保の主力流失、SB小川故障離脱が原因となり、集中起用・固定メンバーの累積フィジカルダウンが、試合内容・プレイに現実化して来たのだとすると、一気に「試合内容悪化」⇒「戦績低下」が想定されます。

2.対戦対策検討
コンサ攻撃
リーグ随一・堅守のFC東京守備の特徴は、
➀自陣・D'3rdミドル位置に、最終守備ラインを布陣の「やや守備型陣形」
➁4バックを、自陣・ワイドにポジショニングし、全エリア・フルカバー守備
➂➁から、「個々選手の守備力の強さ・守備範囲の広さ」が必要とされ、高能力選手を起用(⇔起用選手固定化の真因・全ポジションも同様)
➃➂から、個々選手のプレイエリアは、SB・AMF以外は限定的
➄攻撃参加も、攻守バランスを大きく崩さない程度 
➅「堅守~自陣守備陣内でボール奪取~低い位置からの速攻(ロングカウンター)」が主戦術、などでしょう。

その特徴とコンサ攻撃とのマッチング・攻撃時対策は、
➀コンサのビルドアップ 
  Vs「FC東京前線からの守備」は基本なく、
 FC東京自陣・リトリートで、中盤守備ライン突破の勝負
➁コンサ中盤突破~中央位置への縦パス・スルーパス、DF裏への縦ミドルパス、サイド突破のサイド侵入、スペース有ればドリブルで敵中盤での数的優位からの連携突破、サイド集中のパス交換からの逆サイドチェンジでのスペース突破、と5パターン攻撃を、ランダム・タイムリーに、ボール保有の中、スピード緩急も付けてチームプレイ
  Vs「FC東京ゾーンディフェンスで、スペースを埋め、ハードでタイトなマッチアップ・勝負で阻止」では、複数選手の数的優位攻撃・パス交換、フリーランニングによりマーキングをずらすスペース作り、相手守備選手を超える個々選手能力によるマッチアップ勝利、が大きく有利となります。当然、そこでの「緩慢プレー・ミスプレー」は、ボール奪取力の強い「高萩・橋本・東」の餌食となり、一瞬にして「相手カウンターチャンス」と攻守逆転となります。集中力とそのエリアでのプレースピード・精度がポイントとなります。
FC東京守備のウィークポイント「相手を剥がした局面の他選手カバー」の遅れ・甘さが露呈され、一気に、中盤ライン~DFラインを突破した決定機を多数回構築、となります。
➂サイドからのクロス FC東京最多失点パターンがクロス守備で、堅守守備陣の穴の一つです。
➃コンサ式ミシャ戦術~ジェイ・ロペス・武蔵ターゲットのロング・ミドルポストを起点とするショートカウンター
  Vs「ターゲット阻止」が「起点構築・ショートカウンター」を阻止する唯一対策ですが、
ジェイを止められるFC東京選手は、居ません。リーグ最強のポストプレーターゲットですが、リーグ全体を見ても、ジェイのポストプレーを単独で阻止出来る選手は居ません。そこで、唯一のジェイ・ポスト対策が、森重+高萩の複数選手守備しかありませんが、それもコンサの狙いの変化形で、その選手がカバーを捨てた「スペース」が産まれます。ジェイの「完全形ポストプレー」は阻止・変化させられても「その衛星位置の武蔵・チャナティップ」は、「空いたスペース」を突いて突破です。
「コンサ式ミシャ戦術」が、進化形ミシャ戦術とされてる所以で、コンサ戦術が、FC東京守備戦術を上回り、守備陣は「翻弄」され、決定機多数回構築となる訳です。
➄派生セットプレー セットプレー防御は、今シーズン2失点とリーグベスト2位の守備力です。特に、マンマーク・ゾーンディフェンス戦術を採るFC東京では、ゴール前にポジショニングする「森重・室屋・チャンヒョンス」の壁が効果的だったが、チャンヒョンスが移籍・流失し、その一角はやや弱体化しています。
コンサの「ハイタワー軍+精密キツク」はリーグで一番、対FC東京DF陣に効果的・通用するチームです。

次に、コンサ守備です。
FC東京の攻撃特徴と対策の検討ですが、
FC東京の攻撃は、
➀堅守での自陣より、リーグ最速のロングカウンターが主軸攻撃パターンで、DF陣-CB森重・SB室屋・オジェソク・GK林からのロングフィード、
➁更に、中盤からのミドルカウンター-DMF高萩・橋本経由~AMF東・大森からのサイドクロスとカットインで、
どちらも、最前線ターゲットのディエゴオリベイラ・永井両FWの圧倒的スピード・高いパスレスポンス・高い決定力で、相手DF裏やサイドのスペースを突破し得点獲得するもの。
対するコンサの守備は、ミシャ戦術でのシステム可変と攻撃型システムから、
➀攻撃から守備局面・・(1)ボールロストの瞬間ボール奪回(ゲーゲンプレス)と(2)最前線から相手ビルドアップを狙いボール奪取、との攻撃型守備、近時アウェイ・厚別では、灼熱試合環境対策として、ゲーゲンプレスは封印していましたが、「ドーム」の最適試合環境では、フィジカル対策は心配なく、フル対策。(3)更に(1)(2)が成功しない時の、相手カウンターへの事前リスク対応としての「偽SB;福森・進藤」+「アンカー;深井」の対カウンター用守備ラインにより、カウンター始動期のパス起点と第1パス受け手へのチャージにより、ボール奪取と中央前進を阻止しサイドへ押し込む守備
(4)➀の間に、攻撃時最終ラインの「ミンテ・宮澤」は、相手侵入選手と並走し制御しつつ、リトリートし、守備ラインをGKを含めて構築
➁守備局面・・コンサ守備ラインは、原則「攻守バランス~攻撃型」位置に「5ー4ー1」で、フルスペースカバーとし、スペースを埋め、ゴール方向には、3段階の守備ラインを構築し、横方向・縦方向共に、複数選手の連携守備で、「マンマーク型ゾーンディフェンス」で、マーキングとゾーン守備を同時にカバーします。
分厚いブロック守備は、パス交換を数的優位・複数連携にて阻止し、ボール奪取を図り、その守備から攻撃の切り替えスピードを上げ、一気に前線へのポスト・カウンター、又は、守備ラインよりのビルドアップから攻撃に移行します。

やはり、最の大懸念点は、FC東京の超ストロング攻撃「ロングカウンター」対策ですね。その守備ポイントは、
<ロングパスの供給元・パス起点のハードアタック>と
<カウンターパス受け手へのパス阻止> の2点に集約されます。
 パス起点へのアタックこそが、
「前線からの守備」で、DF・SBがボール保持の瞬間、コンサ前線;武蔵・ジェイ・チャナティップが連携してチャージ、
また、DF陣から、素早くボランチにパス交換され、そのボランチ経由の最前線FWへのミドルカウンターでも、「相手パス起点;高萩・橋本」がボール保持の瞬間、コンサのアンカー深井+3CBの飛び出しアタック・チャージがパス起点を潰します。
 パス受け手へのパス交換阻止は、「複数選手による連携守備」がポイントで、「チャージ選手+サポート選手」の複数守備で、パスレスポンス時を狙います。

試合展開のポイントは「球際の強さ・走り切る・規律(戦術・チームプレー)を粘り強く維持し続ける」とのミシャ原則とともに、
具体的には、ライン間・ハーフエリアを、縦・横方向(⇒斜め方向)で使う事です。これは、「FC東京の個々選手守備」の弱点=組織連携・重複プレイではないため、ライン間(=選手間)エリアはプレー・カバー密度が低下し、しばしば「ギャップ」が産まれます。また、ゾーンディフェンスのため、担当エリアと担当エリアの間・ハーフエリアの「プレー密度」は元々低下し「ギャップ発生」が起こりがちです。
~~サイドからの「ダイアゴルラン・クロスパスに弱点」の理由ですし、エリアをクロスするパス(=斜めパス)の阻止・パスカットは、弱点です。

3.コンサ試合展開・戦術・メンバー予想
1.2.で確認の通り、FC東京現況、対戦対策からも、コンサは「いつも以上に集中力・走力・沈着冷静プレー」があれば、「コンサ式ミシャ戦術」で、十分撃破可能です。
試合展開は、FC東京・本来の「堅守・速攻、コンサにボールを委ね自陣守備からの速攻狙い」戦術が濃厚で、
コンサ攻勢VsFC東京堅守・速攻との試合展開必至です。
「コンサ最新戦術VsFC東京基本・旧型戦術完成形」との闘い・試合です。

試合開始から暫くは「両チーム・互い戦術の確認と対策確認時間帯」となり「両チーム攻撃活性時間帯」となります。
しかし、その後「対策戦術が作動・機能し始め」、両チーム攻撃は、途中阻止・停止も多くなり「緊迫した攻守転換」時間帯となります。
そんな中、時間経過とともに「両チームの戦術・対策の優劣、選手能力の優劣、そして、チーム戦力・プレイ内容の優劣」が「差が大きい」内容から、現実化・露呈され、
試合後半は「チーム戦力・プレイ内容差」が、決定機数~得点獲得の結果として現実化されます。

具体的想定は、
試合開始 ~ 10分 両チームファースト・セコンド攻撃が応酬。
        コンサ決定機2回の内、沈着冷静プレイのシュート精度・
        決定力で「先制点獲得」がポイント。
     ~ 30分 コンサ攻勢VsFC東京堅守・速攻で、
        緊迫の均衡試合展開継続。
     ~ 45分 両チームともに、緊迫試合展開で、
        得点チャンスは、コンサに多数決定機の中、
        ギリギリ「1得点獲得」
後半開始 ~ 60分 両チーム、緊迫の中、
        コンサ攻勢VsFC東京堅守速攻で均衡試合。
     ~ 75分 コンサ攻勢・優位、選手交代で活性化
        「追加点」獲得
     ~ 90分 コンサコントロール試合
        「 2ー0 」完勝

メンバー予想

 スタメン     ジェイ
      チャナティップ 武蔵
    菅   深井   宮澤  白井
       福森 ミンテ 進藤
         ソンユン
 サブ
      ルーカス・中野・金子・早坂・岩崎・荒野
      菅野

 以上  次節試合を想定・予想してみました。






posted by yuukun0617 |23:25 |

2019年08月20日

〜進化〜 ミシャ・コンサ研究その(7)と少し第23節点検

昨日、完全オフ日明けの週開始日・火曜は、前回・前々回ブログで点検の通り、
選手は、
「前節試合課題点の把握・修復」+「基本戦術の技術・戦術のエクササイズメニュー」
監督・スタッフは、
次戦・FC東京戦への今週トレーニングメニュー策定のため、
「FC東京現況と特徴把握」「その試合対策」「そのための今週トレーニングメニュー」を朝一ミーテイングで協議・決定、
との内容となります。

しかし、各種マスコミ・解説者リリースの通り、コンサ前節の「課題点・修正」は皆無で、そのため、
本日・火曜トレーニングエクササイズは、
「基本戦術の徹底・より進化=スピード・精度を、認識・判断・プレイで上昇させる」もののみ・「60分・2-3-4分単位のレスト入り・少人数単目的メニュー」でしょう。
しかし、<大勝利の後ののんびりムードは、サブ選手のスタメン入りハードトライ・アタックで吹き飛ばし、激しいスタメン争奪戦と出来るか>が注目点・期待点です。
サブ選手の激しく・果敢な取り組みがあれば、主力起用選手が持った「自信」が「過信」に変化する事を阻止してくれますね。

さて本ブログのテーマに。
本日は、少しだけ第23節点検ミシャ・コンサ研究(7)、です。
1.まずは、少しだけ第23節点検
コンサの驚異的な試合データです。
(1)リーグ随一の「走行距離」~コンサ111.01km-No.2は松本109.9kmで、110km台も無く、圧倒的な「走力」
 常々、社長もミシャも、コンサの立地条件のウィークポイントの一つが「本州以南よりも低い平均気温」で、トレーニング環境と実戦での環境との差が、コンサフィジカル低下=走力・プレー切れ・スピードの低下との懸念がコメントされますが、前節の実態は、真逆の結果です。この意味は、➀トレーニング・フィジカルコントロールの成功➁コンサが保有する基礎走力能力が、リーグレベルを超えた、とのどちらか、又は、その両方を証明しています。
➁の「基礎走力能力」かどうかは、各試合の実績値から確認できますが、ここまでの平均走行距離からは、コンサは、横浜-大分-湘南-コンサと第4位で、リーグレベルを超えたまでではありません。しかし、第22節1位-第21節3位-第20節1位とここ4試合、連続1位で「現況能力が一段改善・上昇」した事を証明しています。
答えは、➀➁両方とも、が正解で、リーグ随一の「走力」として、強力なストロングポイント獲得・入手となった訳です。
(2)リーグ上位の「決定機構築ゲームメイク力」
 こちらも、社長が最近のコンサストロングポイントとして強調している「決定機・ゲームメイク力」が、断トツです。
「30m侵入数(攻撃回数)がどれだけシュートに繋がったか」=30m侵入数/シュート数、との数値;決定機構築力、を見ると、
湘南1.43回~松本・C大阪1.53回~鳥栖1.6回~第5位コンサ1.93回(2回の攻撃毎に1本のシュートとの割合)~リーグ平均3.38回、上位陣の鹿島6.0回・FC東京5.82回・川崎5.0回・横浜FM4.6回・広島13回と、「極度に非効率なゲームメイク・決定機構築力と、<上位チームへ付け入る隙>部分です。
(3)リーグ随一の「シュート決定力」
 ミシャも社長も、嘆きに嘆いていた、コンサ重大課題だった「シュート決定力」は、今シーズン・リーグ全体でも驚異的・特異な「決定力・50%」達成を果たし、その結果は、「記憶と記録的快挙の衝撃的獲得得点」となりました。上記(2)と連動させると、コンサは、<攻撃約4(3.8)回毎に1得点獲得>と、今シーズン・リーグ最高高率得点力を獲得したものでした。
その原因こそが、「より相手ゴール近くまで侵入・突破した決定機でのシュート」にあり、その証明数値が、「PA内シュート率68.8%・PA内シュート数11本」です。PA内シュート率は、今節リーグ6位ですが、毎節・上位に定着し、「より相手ゴール近くからのシュート機会=相手DF最終ライン裏のGK1:1のシュートポイント」をチーム戦術としており、多くのチームが実践する「PA外ミドル・ロングシュート」戦術はありません。良く議論・コメントで続出する「相手DFラインをより、吊り上げ、最終ラインを上げさせ、裏のスペースを作る」目的で、捨て「ロングシュート」を撃つとの戦術は、未だに通用してそうですが、古く・過去の戦術として、最新・最先端戦術には最早なく、過去・旧型戦術です。現代サッカーでは「非効率プレー排除の原則」から、「フリーランニング」等の戦術上必要プレーとの混同はしっかり峻別され、コンサのミシャ戦術ではあり得ず、より侵入・突破を徹底する訳です。
今シーズンのここまでの大きな改善点の一つが、この「PA内シュート率~より相手ゴールに近づく決定機・シュートポイント構築」で、完全に保有戦術・レベル能力です。そして、そのリーグ随一の「侵入・突破、より相手ゴール近くからのシュート」を、沈着冷静にプレーする事こそが「リーグ随一決定力」を掴める道・方法です。そこには「名選手・超然能力は不要、普通の選手が最高レベル決定力を保有」となります。敢えて選手の必要能力を挙げるとすると「正しく素早い判断と冷静にプレーする
能力」とのプロ選手としては普通レベル?です。

このように、今節のコンサは、どのチームとも「桁違い・別レベル能力」を証明し、<次節での再現の有無が、リーグ最大注視・注目点>となった、「リーグへ激震」を与えた試合内容だったという事でした!!

2.ミシャ・コンサ研究~その7~ポジション概念とコンバート・レジスタ(司令塔)
 現代サッカーでの「ポジション概念」は流動化し、その位置取り・役割は多様化し、ポジションコンバートではなく「ポリバレント」との「多様なプレイと能力」が当たり前となって久しい現状で、<ポジション⇒タスク>とのパラダイムシフトがその意味と謂われます。
ポジションの現代版要因は、
 ➀選手自身の資質・特徴・・ポジションの解釈(=どんなプレイができるか)を決める決定要因
 ➁監督が想定するゲームモデル・・チーム全体の戦術とプレイを規定する要因
の2つに集約されます。
つまり、<ミシャの想定したゲームモデルを、実現できる選手が、その位置で・そのタスクを実現する>という事で、そのポジション名称は意味なく、使用もしない、という事です。
最新戦術のミシャ・コンサ戦術では、その現代シフトが流れている訳です。

実際、
攻守局面で、異なる”ポジション”で起用される選手の要件は、
ポジションに必要なフィジカル能力が、第一要件、
次に、
テクニカルな資質を有する事が第二要件ですが、
ポイントは、
フィジカル能力が、戦術的インテリジェンスが優れいるよりも重要、という事です。
どんなに優れたテクニック・インテリジェンスを有していても、必要な運動量やスピード・俊敏性が無ければ、そのプレー自体の機会・局面も訪れず、無用となるとの厳しいタスクであるという事で、「ベテラン・中堅層」で、困難となる場合が多い理由です。
ミシャ・コンサも、その要件を超えられた選手が現存、困難な選手は「流失・離脱」となった大きな理由でした。
そんな中、注目ポジションは、沢山有りますね。例えば、サイドは、ミシャ・コンサ戦術では、最前線・5トップのアタッカー、最終盤・5バックの守備陣、サイド突破のウィンガー・アタッカー、相手サイド攻撃をハードマークとサイドへボールを追いやりボール奪取の中盤守備陣、これでも4ポジションでのタスクが有り、選手毎の特徴から、得意分野と課題分野は出ますが、絶対要件が、最前線から最終盤までを間断なく、真摯に、走り続けるフィジカルと走力、精度とスピードのある把握と判断を持続する力で、その要件をクリアーする選手は限られますね。白井、菅が、スタメン起用の理由もここにありますが、ルーカスはフィジカル、中野は認識と判断、早坂はフィジカルで、両選手を超えていないとの現状と言う事だと想定します。
さて、本ブログでは、特に「司令塔」について考察したみたいと思います。

「司令塔」は、戦術進化と共に、呼び名、ポジション、タスクが変動しました。
司令塔の呼び名は、「レジスタ・ゲームメイカー」と呼ばれ、
かつては、「10番」攻撃的MFの代名詞~プラティニ・マラドーナ
 ↓
中盤の「レジスタ」~ピエロ<元トップ下プレーヤーが下がって>
 ↓
現代は「CB・GK」までポジション低下が進行しています。
ミシャ・コンサ戦術でも、
「CB」に「ビルドアップ能力」が重視・求められます。
3バック・スタイルでは、左右に開く「CB」に、
4バック・スタイルでは、外に開く「CB」又は「SB」に、求められますが、
本来、「CB」には、「高さと強さ」が求められ、その両立となる
<大きくて・強くて・速くて・巧いCBは、世界でも10人もいない>のが現実です。
そのため、
3バック・システムでは、
「守備」での「数的優位を作り、密度を高められる」分、4バックシステムでの「2CB」よりも「守備資質は求められず」、その分、「ビルドアップ能力」が優れたDFを起用できる事となります。
そこで、
ビルドアップ能力<正確なパスを・正しいタイミングで・正しい方向に出す>
       +
<目前にスペースがあれば、ドリブルで持ち上がり、第1プレッシャーラインを超えて、中盤に数的優位を作り出す>との能力・プレイを持つDFを「司令塔」とする訳です。
と同時に、この戦術でのリスクである、最終ライン後方の広大スペースカバーのためには、<相手FWに負けないスピードのDF>が必要となります。
「デカくて強いだけのCBは、最早、古典型CB」の烙印が押される訳です。
ミシャ・コンサ戦術でのCBが「ミンテ・福森・進藤」+システム可変で「宮澤」となる理由です。(・・現時点では、深井が「アンカー」残りが原則となる理由でもありますね。今後の深井の「司令塔能力」の成長次第ですね。)

こんな最新戦術「司令塔型CB」戦術を選択しないチームの典型が、
「堅守・速攻」で、<最終ラインを低く設定し、ボールを相手に委ね、堅守速攻を徹底>するチームでは、「テクニックの無い、純粋なストッパーでも、機能・不可欠な存在」となりますが、今や、「残留を唯一の目標にするような下位チーム」にしか当て嵌まらない、現状が迫っています。
その結果、「セントラルMFのCBコンバート」が流行・現代サッカー動向と謂われます。
そして、ミシャ・コンサ戦術では、システム可変局面で、ボランチのCBポジション化として「宮澤・深井」がCBポジションで「現代版CB」タスクを実施・プレイしますね。(原則、宮澤CBポジション・司令塔、深井アンカーポジション残りは前述のとおり)

ミシャ・コンサ戦術では、CBポジション司令塔に加えて、「SBポジション司令塔」戦術の展開されます。この2ポジション司令塔化は、相手の「前線から守備・ゲイムメイク阻止」戦術に対して「司令塔のターゲット分散」となり、クリーン・ビルドアップを促進する戦術となります。
本来、4バック・スタイルで、「SBのレジスタ・司令塔」戦術がありますが、ミシャ・コンサ戦術でのシステム可変局面で、福森・進藤は「偽SB」戦術を採り、攻撃での「司令塔・レジスタ」と守備での「逆カウンター・アンカー脇守備」戦術をプレイ・実践します。
「SBポジション司令塔」戦術でのプレイ基準;➀自陣からのビルドアップ➁ミドルサードでのポゼッション確立に積極関与を、ミシャ・コンサ戦術での「福森・進藤」が担当し、「ゲームメイク起点」と謂われる所以ですね。

別視点から、「レジスタ・司令塔」選手育成は、チームの重要課題ですが、
「レジスタ・司令塔」の最適要件は、「際立った特徴のスペシャリストよりも、幅広いタスクが出来るオールランダー」で、具体的には「高いテクニックを持つ攻撃型プレーMFを、守備局面でも機能するように鍛える」との手法となり、「そんな攻撃型MFを、スペースとプレッシャーが少ない下がり目位置で使い、レジスタ・司令塔として機能させ、同時に、守備タスクでもこなせる様に強化する」との育成方針となります。ミシャ・コンサで、完全符合の選手が思い当たりますね。<藤村>がその育成の真っただ中ですね!!

いかがでしょうか。
ミシャ・コンサ戦術を、現代・最新戦術動向による点検してみましたが、その最新性・新進性・斬新性、その戦術威力にあらためて、感嘆・感心してしまいますね。

<リーグ随一の最先端・最新戦術>の追及であり、その完成レベルの進歩が、戦績上昇・順位リーグポジション上昇・戦術によるリーグ制覇に直結する「進化」、とのサッカー概念・価値観変動も起こし兼ねない、凄いチーム挑戦である事を、しっかり認識し、その進化促進へのサポートに邁進したいと思うものです。


posted by yuukun0617 |20:16 |

2019年08月17日

〜進化〜 第23節 コンサの実力を示した勝利

対戦の事前予想は、【コンサの決定力】に全試合内容と結果が掛かる。
試合開始10分以内に、何回目かの決定機に、落ち着き冷静に、清水ゴールのポイントにシュートし、得点獲得となれば、試合結果は、
前半2-0、後半3-1、計5-1完勝と予想しました。
後半途中まで、私の予想通りに試合が展開し、喜びと同時に、少し怖くなりましたが、
そんな気苦労も不要で、あれよあれよと言う間に、8-0の大勝。
これまで、コンサのストロングポイントである<リーグ随一決定機構築力>の攻撃力は、過去何試合も証明され続けていますが、致命的な低決定力のため、強力攻撃力も、得点獲得、勝ち点3積み上げを逃し続けて来ました。
所が、唯一の重大課題「シュート決定力」が解決すると、現実となる試合内容、試合結果は、今日のスコアです。
詰まり、コンサの決定機の多くを、沈着冷静に、決め切る、得点獲得すれば、その結果は、大量得点は必然、という事で、今日のスコアは、偶然でも、幸運でも無く、コンサの能力そのものだと言う事で、これこそが、コンサの攻撃力、真の姿です。

ここ数試合、得点の結果には至りませんでしたが、監督、スタッフ、選手は、決定機構築力をより上昇、成長させる事に挑戦し続け、着実、確実に、能力は上昇しており、唯一の重大課題決定力が、解決した瞬間に、大量得点獲得の攻撃力を保有する事態まで、成長していた、という訳でした。
更に、守備も、清水の攻撃は、事前想定し対策を準備した内容に完全一致し、コンサは対策トレーニングで準備通りに試合展開し、無失点の結果はどうな当然の内容でした。
攻撃も、守備も、想定通りの結果で、必然の試合結果で、喜ぶべきものですが、驚くものでは全く有りません。
コンサの攻守戦力と対戦対策が完全に嵌まった試合でした。

ミシャは、<勝った時には冷静に沈静化>のミシャ哲学の通り「今日の8得点スコアは、速やかに忘れて、強敵FC東京戦対策に架かる事」とのコメントで、対戦対策が嵌った事による大勝で、次節・次戦がそのまま当て嵌まる訳もなく、まして、コンサ戦力が大成長した訳でも無く、あらたに、対戦対策を一から準備が必要だ、とのスタンスを全選手、スタッフに表明・徹底していますね。
間違っても、今回大勝により、選手が、思い上がったり、錯覚したりすれは、待っているのは、又々、低決定力地獄が待っている、との現実を周知徹底した訳でした。

低決定力の重大課題は、今節で解消、解決したのか、
偶々、チャナティップの冷静シュート得点が獲得出来た事で、その後の数々の決定機に、プレッシャーが軽くなり、楽に、低ストレスでシュート出来る条件が整り、ノープレッシャーシュートで起きた内容だったのかは、
それこそ、次戦・次節のコンサシュート、決定力が証明します。
現時点で、諸手を挙げて、喜ぶのは、余りに早計、甘過ぎですね。

そうは言っても、決定力が解決すれば、大量得点獲得の攻撃力だと言う事は間違い有りませんね。

楽しい清水戦でした!!

posted by yuukun0617 |21:07 |

2019年08月16日

〜進化〜 試合前日にミシャコンサ研究その(6)

明日のリーグ戦第23節清水・日本平戦は、中原・中村洞也・そして小野伸二離脱後、来季新入団ユニバシアード・大学・特別指定トリオ全員合流と、コンサが変化・変形した「最初の試合」で、間違いなく、今後のコンサ・将来に繋がる試合となりました。
ここ6試合連続させ、戦績低迷・シーズン目標喪失の唯一の原因「決定力喪失・シュート精度崩壊」を改善する糸口となるかどうか=シュート選手<ジェイ・武蔵・チャナティップ・ルーカスの存在意味>と<救世主選手~ロペス・金子・岩崎・檀崎・白井出現>をかける試合との「重要・重大試合」。
今朝の、社長・ラジオコメントも「ただひたすらに、複数得点=2点を祈る」との内容にしか聞こえませんでしたね。

そんなコンサの試合前日に、ミシャ・コンサ研究その(6)として「前回反響の高かったコンサトレーニングの補足内容」と「試合当日のチームスタッフ内容」について記載してみます。
今回記載内容は、コンサ現スタッフの「リーク情報」ではありません・・/(へへ)\
しかし、現コンサと同類方法と想定されるチームの現役スタッフの内容で、相当程度、コンサ内容そのもの、類似と想定でき記載するものです。
そんな前提で、ご覧ください。
1.トレーニング ~補足~
前回ミシャ・コンサ研究(5)で、基本内容を記載しましたが、もう少し補足しておきます。今回内容だけでも、興味深いものです。
補足内容は、具体的なトレーニングメニュー、トレーニング時間について、です。
では、前回同様、週間トレーニングスケジュールを記載します。
毎週トレーニングは、試合翌日~日曜(試合土曜として)から、次週試合~土曜までの日程で管理・計画されます。

曜日 戦術的 メニュー
   負荷
日曜  1  試合起用選手;有酸素系高リカバリーメニュー
        ➀心拍を上げてやる事で体内に残っている「疲労物質」の除去促進
        ➁試合での打撲・捻挫等軽トラブルチェック
        生理学;細胞の修復回復時間<48時間>
         ~ 土曜+日曜+月曜で<48時間超過>を図る。
       試合未起用選手;実戦と同程度は「負荷3」
         狭いスペースで、インテンシティの高いもにゲーム・
         ビルドアップ・プレッシングメニュー
月曜  0  完全オフ
       試合起用・未起用の全選手が、火曜にコンディション同一スタート
火曜  2  【70~75分】-狭いスペース・短時間
         2・3・5分単位・レスト頻繁に入れ多数・異なるエクササイズ
         基本戦術と「前試合のミス・改善点フォーカス」エクササイズ
         攻守共に「認知・判断負荷」は上げるも、「スペース狭い・
         時間が短い・人数少ない・想定プレイ単一」で、
         試合より「必要変数が少なく」戦術的負荷は高くない。
水曜  3  水・木は次戦対策トレーニング、水曜「攻撃」・木曜「守備」、
       試合と次試合の中間日=どちらからも一番遠い日で、最大負荷日
       【90分=試合時間】ーメンタル・フィジカルも負荷大きく、
        疲労蓄積した状況でも正しい判断・プレー選択能力を高める。
       「11対11」;相手側は次戦チームのシステム
       ➀[30分]異なるプレー展開を指定し、その状況下での正しい
         「認知」と的確プレー選択「判断」の、スピードと精度を高める
       ➁[30分]テーマを決めたミニゲーム、例えば、「特定プレー」
        経由の得点のみ有効とする設定など、を、  
        10分単位で、レスト無で切り替えて連続実施。
        「特定プレー」~サイド突破・ライン間(ハーフ)ウィングや
          シャドー突破・ポストプレー突破、などの各パターンの
          特定・フォーカストレーニング
       ➂[30分]制約無しのミニゲームー直面する状況を正しく認識
          →ベストの選択肢は何かを判断し実行、のスピード・精度
          を高めるもの。
          疲労蓄積の中でも、集中力を持続するとの点でも、
          最もインテンシティの高くなるメニュー
木曜  2  次戦対策「守備」【60分】と、試合に向け徐々に負荷低下
        対戦相手攻撃に対する守備トレーニング~攻撃から守備・
        守備時の相手攻撃パターンの確認と対策を、ミニゲーム
        で構築
金曜  1  【40~45分】負荷は最低ランクで、試合コンディションへ
        ➀[20~25分]セットプレー
        ➁[20分]最終確認トレーニング
土曜  3  ➀【90分】試合起用選手 試合
       ➁未起用選手は、ホームゲーム試合観戦、
               アウェイ フリー(自主練習等)

この基本メニューに、「対戦用映像・分析レポート」のミーテイングがセットされます。
トレーニング日程上「週明け」日となる「火曜」朝・ミーテイングで、
前週「技術・戦術担当」スタッフが作成した「分析・対策・その映像」を監督に提示、フィジカルスタッフ・総合スタッフも含めて、「対策修正とトレーニングメニューを確定」
「水曜」朝・選手ミーティングで、「対戦チーム特徴・攻撃対抗策」を「分析レポート・10分程度ビデオ映像」で徹底、 
「木曜」朝・選手ミーティングで、「対戦・守備対策」を同様に、徹底。
「金曜」朝・選手ミーティングで、ポジション・セクション別に、「対戦マッチアップ相手選手個々の特徴が解る映像(1人1~2分程度・ビデオクリップ)」で、相手選手特徴・ウィークポイント・相手プレーを、事前把握。
「土曜」試合開始前・直前ミーテイングは、「最終確認・メンタル強化」で実戦。
となります。

2.
更に、試合日の監督・スタッフ内容は、
試合開始前ミーテイング~監督・スタッフ・選手合同ミーテイング
 ⇓
試合前半 ~技術・戦術担当スタッフは、メインスタンドで実践プレー分析
       ピッチ全体を俯瞰するビデオカメラを設置し、そのデジタル映像を
       リアルタイムで、PC・Ipadに流し、必要に応じて、リプレイして
       プレー解析。
    ハーフタイムまでに、
     携帯のメッセンジャー常時接続し、別スタッフと前半プレー解析データ
     から協議し、対策立案。特に「重要な場面を幾つか切り取ったクリップ」
     を編集し、PC・Ipadにダウンロードし、
     ロッカールーム・監督室へ降り、
ハーフタイム~監督・スタッフで、このクリップを基に、分析内容報告・後半の
         修正点提示し、監督は瞬時に「後半修正点を判断・決定」
         この協議・ミーテイング時間は【5分間】
       ロッカールームに行き、選手へ修正ポイント伝達し後半開始。
      との遣り取りが展開されています。
更に、後半も、試合データの分析・収集は続き、
   プレー毎に「タグ」を付けた短いクリップに切り分けてデータ収集が続き、
   試合終了時点で、200~250個のクリップが完成し、
   それが、次週トレーニングの元データとなっています。

コンサのチーム運営管理、特に、トレーニング管理・対戦対策管理は、精密に、チームワークを基に、ミシャの「色付け・方向づけ・独創的アイデア」で完成している、という事で、四方田コーチ・ブルーノ・沖田・竹内・大塚コーチに、ミシャチルドレン・杉浦・長峰コーチなどの総力で現在の成長・進化が形成されている訳でする

この態勢・チャレンジも、ミシャ・コンサのストロングポイントです。

3.追記
やっと、ロペスの現状の意味が判明。第21節広島戦で「負傷」とのリリース。
色々と諸説が流れ回るも、「負傷」離脱が正答で、早いリカバリーを願います。本人にも、そんな心配・懸念・疑念は伝わり、内心不安だったと思いますが、そんな懸念や不安は吹き飛ばし、早いリカバリーに専念してほしいですね。
先ずは「一安心」でしょうか。
        

posted by yuukun0617 |19:02 |

2019年08月15日

~進化~ 第23節清水戦~対戦予想

次節・第23節は、日本全国台風の中、開催が危ぶまれますが、静岡県清水・日本平は、太平洋に向かって開放型の試合会場で、当日・試合時刻の天候予測は、
南からの強風と34°Cレベルの灼熱の暑さが待っていそうです。
先ずは、無事な移動・無事に試合前準備・そして無事に試合実施を祈ります。

では、次節の対戦予測です。
「対戦チーム現況」「コンサ現況」「対戦・戦術・試合展開・メンバー予測」を展開します。
1.対戦チーム現況
対戦チーム「清水」は、現在、
順位12位 勝点28 8勝4分10敗 得点28 失点42 得失差-14
前年同節対比
順位12位 勝点28 8勝4分10敗 得点30 失点31 得失差-1
全く、順位・勝点・戦績まで完全同値は「或る意味奇跡的」偶然ですが、得点は、やや低下・対して失点は「-11失点」の転落的悪化となり、良くこの守備力で、前年と同戦績も、奇跡的と言える【2年連続の体たらく・失敗シーズン】となり、「降格圏争いからの脱却」のみが現在シーズン目標との現況です。
因みに、コンサとの対比も。
順位 7位 勝点32 9勝5分8敗 得点31 失点28 得失差+3
コンサ対比でも、順位は大きく差がついていますが、勝点差「4」・戦績も「1勝・2敗分」の僅差で、特に、得点は「3得点」の僅差ですが、失点は「14失点の大差」で、守備力差が明白です。
しかし、対戦戦績は過去10試合で見ると、
6勝1分3敗・「得点16 失点15」と一気に戦績改善・上昇傾向となり、「得点力1.6得点/試合・失点1.5失点/試合」は、今シーズン平均「1.27得点/試合・1.9失点/試合」から、「得点0.5/試合・失点0.4/試合」と得点力アップ・失点激減と改善し、コンサの今シーズン平均「1.4得点/試合・1.27失点/試合」と対比でも、「得点力はコンサを0.5得点/試合上回り、失点もその差は0.13失点差/試合の僅差」となっています。
現況は、得点力が急低下(決定力不足に喘ぐ)のコンサの得点力を遥かに上回り、今シーズン課題の守備力改善を果たし、両チームの【攻守の戦力差は消滅】との現況で、そのままでは、<清水の攻撃VSコンサ守備>の試合展開を余儀なくされ、「攻撃型」のチーム看板はブチ破られ兼ねません。
上位陣と同様に、強敵に成長し、前回対戦「コンサ5-2大勝」の欠片も無くなります。
そんな、シーズン内「大改善」の原因こそが、
5/14監督交代「ヨンソン解任⇒篠田監督」にあり、≪監督方針;ピッチ上で甘えは許さない≫の下「闘う姿勢・ハードワーク・規律」を追求し、一気に「攻撃型チーム」の戦術に、「攻撃型精神」を注入し、監督交代後11試合で、前記の大改善戦績を達成しています。
同時に、前監督「4ー4ー2」基本型フォーメーションから、攻撃型「4ー2ー3ー1」・個々選手能力発揮型に変更し、「個々選手のデュエル・勝利」を連続させ、個人能力+組織プレーを機能させる戦術で、戦績改善を叩き出しています。
 その戦術特徴は、
・4バックは「攻撃時ワイド」布陣
・2CHが「中盤中央に位置し、パス連結点・起点」で守備ラインに下がるシステム可変無し
・前4枚+2CH+後4枚で「攻守の配置バランス良く、ワイドにスペースカバー」
と、≪攻守にわたるバランスの良さ≫と≪相手守備陣裏・サイドを効果的につく攻撃≫が特徴です。
前監督時代の「攻撃時の攻撃バランス偏重」によるカウンター防御の乏しさ、「一方向に偏った攻撃」、「守備時の攻守切り替えのスピードと攻撃力の低さ」は一掃されました。
対コンサ戦では、「清水2CH」が大きな障壁となるかもしれません。
「清水の2CH~竹内とヘナト」で、竹内;パスカットの得意なボール奪取の高い・神戸山口蛍タイプMF、ヘナト;185cmで空中戦勝率とボール奪取力が高く・鹿島三竿タイプMFです。両選手の最大特徴が「高いボール奪取力を軸とする守備力」での中盤守備と「守備陣と前線をタイムリー・適正パス先・適正方向で繋ぐ」パス連携・起点とのプレーを目指します。
コンサは、攻撃への切り替え~攻撃の段階で、「中盤空洞化」戦術をとりますが、
清水は、中盤の中間位置にポジショニングし、「コンサのパスカット・パス制御阻止」を図ります。
つまり、
この「清水守備第2ライン」の突破が、「ビルドアップ」戦術成否の必須条件となる訳で、
仮に「成功しない」場合は、GK・DFよりの前線へのロングパス戦術のみに攻撃方向・パスーンが制限され、その結果は、パス先ターゲットに「数福優位」を作られ、攻撃成否が大きく低下となります。
また、多くのチームも同様の「対コンサ対策」を採り、その対策への解消法も確立しています。「戦術通り実践・プレー」で突破となります。
清水の攻撃は「中盤でのボール奪取からの攻撃への切り替えで、DF裏・サイドスペースへボールを運ぶカウンター」と「片寄した攻撃ラインからの逆サイドチェンジでの相手スペースへの侵入・突破」が主軸となります。
コンサは、「コンサ攻撃時でのボールロストからの相手カウンター」がメイン守備課題で、最終守備ライン「ミンテ・宮澤・深井」の対処・経験値も大きく成長し、「偽SB」戦術~福森・進藤も加えた「3ライン+2SB」の5選手対策で対抗します。
宮澤・福森以外は、「現代DF選手条件」とされる「スピード」対抗もあり、清水は「頼みの北川電撃移籍・流失」で「ドウグラス頼み」で攻撃陣は弱体化、守備陣は「ベテラン吉本・中堅二見」は高さも乏しく、強力CB陣ではありません。しかし、SBは「エウシーニョ・松原」の高能力選手のサポートがあり、中盤の強力2CHの「最終ライン前守備」により、守備力は低失点試合を継続していまする

2.コンサ現況
戦績は、前記の通りで、今シーズン目標「リーグ上位・3位以内到達=AFC戦参戦権獲得」は、残る試合数から、「3位以内到達」は殆ど可能性を消失し、シーズン目標も、実質的には、
「より高い順位を実現しつつ、次シーズンリーグ3位以内到達とする戦力獲得をサブ選手のスタメン化・現主力選手の個別課題改善成長を図り達成」に変更となりました。
特に「過去6試合、極度に低下したシュート精度=シュート決定力」の改善が全く作動せず、「決定機構築のチームプレーレベルは益々向上し決定機数、多回数構築」と攻撃力が向上・成長となるも、「複数得点獲得力消失」との≪パラドックス≫が発生し、永遠と継続し、今シーズン目標放逸・変更の事態となっています。
つまり、攻撃力は順調・良好なのに、得点力は、今シーズン最低に転落、しています。
ミシャは、再三「その責任は、その選手自身にある」との指摘・働きかけをするも、「肝心のジェイはどこ吹く風、自分には関係ない」と反省も、改善取り組みも、当然【特訓・シュート練習】もありません。こんな選手が「チーム最年長として、模範だ」と言ってる事、そんな姿勢と実践を許している事にも、実は深い理由があるもの、と推察しています。・・・シーズン終了時点で「その責任を問う!」という事だと、更に「武蔵」も「ジェイ」の姿勢を見習って??「チーム苦境に陥れた原因との自己認識・自己反省、当然、改善努力も一切ありません。その結果は、実戦で証明されています・・・

3.試合予測
両チームの現況に変化が無ければ、試合展開・結果は「コンサには苦いもの」しかないです。
客観的には、
< コンサ0ー1清水 敗戦 または コンサ0ー0清水 引き分け >
の結果です。
この「苦い結果」を逆転する「唯一のポイントが、コンサ・シュート決定力」という事も、残念ながら、リーグ全体で、周知の事実ですね。

戦術は、両チーム、いつもの戦術を展開します。
コンサは「コンサ式ミシャ戦術」で、最新戦術により、攻撃は「多彩パターン・内容により、多回数の決定機構築」を実現し、守備も「走力と連携組織守備」で粘り強い守備を実現しますが、唯一で決定的な弱点「極度に低いシュート精度=シュート決定力」で、決定機を逃し続け、清水からのカウンターを阻止し続けますが、一瞬、成功せず、失点」との試合展開が濃厚です。
ミシャコメント「良い試合内容で、コンサ勝利が相当の試合で、残念」がまた、繰り返されそうで心配です。

コンサの改善策として「ヘディングシュートはジェイ、その他の足下シュートチャンスは、その他選手にシュート集中」の実施策は、
前節浦和戦で実践するも、
コンサシュート数18本中
 武蔵   シュート7本 枠外4本 枠内3本 得点1点
 ルーカス シュート3本 枠外3本 枠内0本
 福森   シュート2本 枠外2本 枠内0本
 チャナ  シュート2本 枠外1本 枠内1本
 ジェイ  シュート1本 枠外0本 枠内1本
 と、武蔵・ルーカス・福森・チャナティップ、更に、ミンテ・菅・荒野には「枠内に飛ばす事にも失敗」し、得点獲得に足り得る選手は存在していません。
ここに記載されない「ロペス・白井・金子・岩崎・檀崎」も起用し、「決定力保有選手・ストライカーの発見・発掘」をトライしたいですね。

では、試合展開です。
最悪展開も、最良展開も想定可能です。
最悪試合展開は、
試合開始 ~ 30分  コンサ攻勢・決定機を作り続けるも、得点獲得失敗
     ~ 45分  コンサ攻勢の中、清水カウンター炸裂、
            失点 し、コンサ攻勢の中、清水先制
            「 0ー1 」敗勢
後半開始 ~ 60分  後半開始よりコンサ攻勢、決定機多数回だが、
            シュート決定力無く、
     ~ 75分  清水カウンター成功し、追加失点
     ~ 90分  コンサは攻撃最優先とするも「決定力無く」
            「コンサ 0ー2 清水」で完敗
対して、
最良試合の試合展開が、
試合開始 ~ 15分  コンサ攻勢、1・2回目決定機に得点獲得
     ~ 30分  コンサ攻勢、決定力復活し、追加点獲得
     ~ 45分  コンサ攻勢・試合支配のまま前半戦終了
            「 2ー0 」勝勢
後半開始 ~ 60分  コンサ攻勢、更に追加点獲得
     ~ 75分  清水カウンターが成功、失点
     ~ 90分  清水攻勢、コンサカウンター炸裂、追加点獲得
            「 4ー1 」完勝

この差は、コンサ決定機での「シュート精度・決定力」のみの差です。

メンバー予想です。

   スタメン     ジェイ
        チャナティップ ロペス
      中野  深井   宮澤  ルーカス
         福森 ミンテ 進藤
            ソンユン
   
       ※ジェイは、ヘディング=空中戦プレイ担当で、
        ヘディングシュートと
        ポストプレー の限定プレー
       ※ロペスが、シューターで、シュートチャンスを集中。
    サブ  武蔵・白井・菅・金子・高嶺・早坂・菅野
       ※武蔵⇔ジェイ 60分投入で、清水フィジカル低下局面で、
        DF裏飛び出しやスピード勝負で清水守備陣を混乱させます。
       ※サイドの交代と、金子投入を期待します。

  果たして、「コンサ・シュート決定力」は・・・???
  そこに全てが、今後のコンサが掛かっています!!

posted by yuukun0617 |19:02 |

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