コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年08月21日

~進化~ 第24節FC東京戦~対戦予想

水・木曜と次節対戦への対策戦術トレーニングで、水曜;攻撃編、木曜;守備編、金曜はセットプレーと最終確認編です。
現在・リーグ首位・強敵FC東京戦への対策戦術は、J1平均レベルチームとの対戦対策では「不十分」となり、大きな問題です。
「FC東京現況・特徴」~「その最適・効果的対策の点検・検討」~「その具体化としての試合展開・戦術・メンバー予想」の順に、点検・記載を進めてみます。

1.次節対戦チーム「FC東京現況・特徴」
現況確認です。
順位 1位 勝点48 15勝3分5敗 得点34 失点17 得失差+17
昨シーズン・同節対比で、
順位 3位 勝点40 12勝4分7敗 得点33 失点23 得失差+10
(その後 順位 6位 獲得勝点10 2勝4分5敗 得点6 失点11)
昨シーズンはここから、得点不足(1.4得点⇒0.5得点・△1得点/試合と低下)により失速し、「万年中位・勝負弱い」チームのままシーズン終戦となるも、
2年目となる長谷川監督イズムが浸透し、
今シーズンは「ハイテンポな攻撃と堅い守備」のチーム特徴はより顕著・先鋭化され、「勝負弱さ」を払拭し、
「リーグ最少失点の堅守」を中軸に、長谷川イズム「シンプル(2・3個)課題解消・積み上げ方針」により、本来攻撃パターンが「より広範・多彩」の迷走ではなく「より正確で、速く、鋭い」との集中課題追及が進行し、その結果、「リーグ最速のカウンター攻撃」を機能させ、「堅守・速攻」に徹した「負け難い・選手が解り易い」試合内容・チームプレーを展開し、結果を出しているもの。
加えて、それまで弱点だった「後半の得点不足~若手の底上げ」も、長谷川イズムの「課題を絞り込み、分かり易く、着実に取り組み、成長となる」スタイルは、シーズン2年目に、その成果が生まれ始め、堅守の中軸CB渡辺・MF橋本・SB室屋・MF三田の育成組が、中軸定着し、後半のフィジカル低下起因得点不足は改善しつつあります。
<長谷川イズムによる結果>だという事は間違いありません。

戦術は、昨シーズンに続き「4ー4ー2」2ボランチ型・基本フォーメーションで、攻守バランスが良く、エリアカバーもワイドにスペースカバーとなり、その結果、「個のマッチアップ・勝利」を積み重ね、プレーを連結していくもの。
 守備ラインは「ミドル位置~自陣D’3rd上位置」に布陣し、
「個々選手の高能力」による「堅守」~ボール奪取から攻撃切り替えスピードはリーグ随一 ~ リーグ最速・最先鋭カウンターの「強烈速攻」により得点獲得、
が主戦パータンです。

直近・前節の項目別試合データを見ると、
<攻撃>
得点 30m攻撃 シュート  枠内 PA内数 PA内率 決定率 決定機構築率
 0    41       7     3     4     57%   0%   5.8回/シュート
<守備>
失点 被攻撃数 被シュート 被決定率 
 1    52       4      25%
<基本>
支配率 走行距離 スプリント
45.8%  102km   153回

この内容から、点検すると、
攻撃は、決定機構築率(1本のシュートは何回の攻撃で得られるか)は、リーグ14位の非効率数値で、PA内への侵入・突破もリーグ11位とリーグ水準以下の低レベル数値で、無得点の結果は、必然の「低攻撃力」。
その理由の一つが、対戦チーム「広島」も「堅守・速攻型」で、相手・広島の攻撃を受けてのカウンターは不発となり、両チームとも、今節・最低シュート数試合の低レベル試合となったものでした。両チームの「堅守」が炸裂する「緊迫試合」ならば、観ていても、プレイしていても、楽しい試合だったでしょうが、消極チームVs消極チームとの「どちらも自陣ボール回しが多く、積極性の欠けた、緊迫感の乏しい試合」に陥ったものでした。<リアクション・サッカー>同士試合の典型でした。
守備も、弛緩した選手の緊張感も低下した試合のため、被攻撃数・被決定率は「リーグ随一堅守」はどこにもありませんでした。
基本項目でも、「走行距離」もリーグ17位・ワースト2位と、「走らないサッカー」を展開しています。

意外な程、試合内容は、低レベル・低内容に驚きます。暑さ対策で、相手プレーレベルに応じて、自己レベルを低下させる、との超高等戦術だとしても、見事に?失敗しています。実は、前々節・第22節も、同様試合内容で「試合巧者?・ラッキーPK得点」で仙台に勝利となっていますが、「消極型同士試合」としています。
チーム・フィジカル現状は、ここ2試合低レベルである事は間違いありません。
その理由は、<選手固定起用方針>により、選手流失、故障離脱・フィジカルダウンが続発したためで、DFチャンヒョンス・SB太田・MF久保の主力流失、SB小川故障離脱が原因となり、集中起用・固定メンバーの累積フィジカルダウンが、試合内容・プレイに現実化して来たのだとすると、一気に「試合内容悪化」⇒「戦績低下」が想定されます。

2.対戦対策検討
コンサ攻撃
リーグ随一・堅守のFC東京守備の特徴は、
➀自陣・D'3rdミドル位置に、最終守備ラインを布陣の「やや守備型陣形」
➁4バックを、自陣・ワイドにポジショニングし、全エリア・フルカバー守備
➂➁から、「個々選手の守備力の強さ・守備範囲の広さ」が必要とされ、高能力選手を起用(⇔起用選手固定化の真因・全ポジションも同様)
➃➂から、個々選手のプレイエリアは、SB・AMF以外は限定的
➄攻撃参加も、攻守バランスを大きく崩さない程度 
➅「堅守~自陣守備陣内でボール奪取~低い位置からの速攻(ロングカウンター)」が主戦術、などでしょう。

その特徴とコンサ攻撃とのマッチング・攻撃時対策は、
➀コンサのビルドアップ 
  Vs「FC東京前線からの守備」は基本なく、
 FC東京自陣・リトリートで、中盤守備ライン突破の勝負
➁コンサ中盤突破~中央位置への縦パス・スルーパス、DF裏への縦ミドルパス、サイド突破のサイド侵入、スペース有ればドリブルで敵中盤での数的優位からの連携突破、サイド集中のパス交換からの逆サイドチェンジでのスペース突破、と5パターン攻撃を、ランダム・タイムリーに、ボール保有の中、スピード緩急も付けてチームプレイ
  Vs「FC東京ゾーンディフェンスで、スペースを埋め、ハードでタイトなマッチアップ・勝負で阻止」では、複数選手の数的優位攻撃・パス交換、フリーランニングによりマーキングをずらすスペース作り、相手守備選手を超える個々選手能力によるマッチアップ勝利、が大きく有利となります。当然、そこでの「緩慢プレー・ミスプレー」は、ボール奪取力の強い「高萩・橋本・東」の餌食となり、一瞬にして「相手カウンターチャンス」と攻守逆転となります。集中力とそのエリアでのプレースピード・精度がポイントとなります。
FC東京守備のウィークポイント「相手を剥がした局面の他選手カバー」の遅れ・甘さが露呈され、一気に、中盤ライン~DFラインを突破した決定機を多数回構築、となります。
➂サイドからのクロス FC東京最多失点パターンがクロス守備で、堅守守備陣の穴の一つです。
➃コンサ式ミシャ戦術~ジェイ・ロペス・武蔵ターゲットのロング・ミドルポストを起点とするショートカウンター
  Vs「ターゲット阻止」が「起点構築・ショートカウンター」を阻止する唯一対策ですが、
ジェイを止められるFC東京選手は、居ません。リーグ最強のポストプレーターゲットですが、リーグ全体を見ても、ジェイのポストプレーを単独で阻止出来る選手は居ません。そこで、唯一のジェイ・ポスト対策が、森重+高萩の複数選手守備しかありませんが、それもコンサの狙いの変化形で、その選手がカバーを捨てた「スペース」が産まれます。ジェイの「完全形ポストプレー」は阻止・変化させられても「その衛星位置の武蔵・チャナティップ」は、「空いたスペース」を突いて突破です。
「コンサ式ミシャ戦術」が、進化形ミシャ戦術とされてる所以で、コンサ戦術が、FC東京守備戦術を上回り、守備陣は「翻弄」され、決定機多数回構築となる訳です。
➄派生セットプレー セットプレー防御は、今シーズン2失点とリーグベスト2位の守備力です。特に、マンマーク・ゾーンディフェンス戦術を採るFC東京では、ゴール前にポジショニングする「森重・室屋・チャンヒョンス」の壁が効果的だったが、チャンヒョンスが移籍・流失し、その一角はやや弱体化しています。
コンサの「ハイタワー軍+精密キツク」はリーグで一番、対FC東京DF陣に効果的・通用するチームです。

次に、コンサ守備です。
FC東京の攻撃特徴と対策の検討ですが、
FC東京の攻撃は、
➀堅守での自陣より、リーグ最速のロングカウンターが主軸攻撃パターンで、DF陣-CB森重・SB室屋・オジェソク・GK林からのロングフィード、
➁更に、中盤からのミドルカウンター-DMF高萩・橋本経由~AMF東・大森からのサイドクロスとカットインで、
どちらも、最前線ターゲットのディエゴオリベイラ・永井両FWの圧倒的スピード・高いパスレスポンス・高い決定力で、相手DF裏やサイドのスペースを突破し得点獲得するもの。
対するコンサの守備は、ミシャ戦術でのシステム可変と攻撃型システムから、
➀攻撃から守備局面・・(1)ボールロストの瞬間ボール奪回(ゲーゲンプレス)と(2)最前線から相手ビルドアップを狙いボール奪取、との攻撃型守備、近時アウェイ・厚別では、灼熱試合環境対策として、ゲーゲンプレスは封印していましたが、「ドーム」の最適試合環境では、フィジカル対策は心配なく、フル対策。(3)更に(1)(2)が成功しない時の、相手カウンターへの事前リスク対応としての「偽SB;福森・進藤」+「アンカー;深井」の対カウンター用守備ラインにより、カウンター始動期のパス起点と第1パス受け手へのチャージにより、ボール奪取と中央前進を阻止しサイドへ押し込む守備
(4)➀の間に、攻撃時最終ラインの「ミンテ・宮澤」は、相手侵入選手と並走し制御しつつ、リトリートし、守備ラインをGKを含めて構築
➁守備局面・・コンサ守備ラインは、原則「攻守バランス~攻撃型」位置に「5ー4ー1」で、フルスペースカバーとし、スペースを埋め、ゴール方向には、3段階の守備ラインを構築し、横方向・縦方向共に、複数選手の連携守備で、「マンマーク型ゾーンディフェンス」で、マーキングとゾーン守備を同時にカバーします。
分厚いブロック守備は、パス交換を数的優位・複数連携にて阻止し、ボール奪取を図り、その守備から攻撃の切り替えスピードを上げ、一気に前線へのポスト・カウンター、又は、守備ラインよりのビルドアップから攻撃に移行します。

やはり、最の大懸念点は、FC東京の超ストロング攻撃「ロングカウンター」対策ですね。その守備ポイントは、
<ロングパスの供給元・パス起点のハードアタック>と
<カウンターパス受け手へのパス阻止> の2点に集約されます。
 パス起点へのアタックこそが、
「前線からの守備」で、DF・SBがボール保持の瞬間、コンサ前線;武蔵・ジェイ・チャナティップが連携してチャージ、
また、DF陣から、素早くボランチにパス交換され、そのボランチ経由の最前線FWへのミドルカウンターでも、「相手パス起点;高萩・橋本」がボール保持の瞬間、コンサのアンカー深井+3CBの飛び出しアタック・チャージがパス起点を潰します。
 パス受け手へのパス交換阻止は、「複数選手による連携守備」がポイントで、「チャージ選手+サポート選手」の複数守備で、パスレスポンス時を狙います。

試合展開のポイントは「球際の強さ・走り切る・規律(戦術・チームプレー)を粘り強く維持し続ける」とのミシャ原則とともに、
具体的には、ライン間・ハーフエリアを、縦・横方向(⇒斜め方向)で使う事です。これは、「FC東京の個々選手守備」の弱点=組織連携・重複プレイではないため、ライン間(=選手間)エリアはプレー・カバー密度が低下し、しばしば「ギャップ」が産まれます。また、ゾーンディフェンスのため、担当エリアと担当エリアの間・ハーフエリアの「プレー密度」は元々低下し「ギャップ発生」が起こりがちです。
~~サイドからの「ダイアゴルラン・クロスパスに弱点」の理由ですし、エリアをクロスするパス(=斜めパス)の阻止・パスカットは、弱点です。

3.コンサ試合展開・戦術・メンバー予想
1.2.で確認の通り、FC東京現況、対戦対策からも、コンサは「いつも以上に集中力・走力・沈着冷静プレー」があれば、「コンサ式ミシャ戦術」で、十分撃破可能です。
試合展開は、FC東京・本来の「堅守・速攻、コンサにボールを委ね自陣守備からの速攻狙い」戦術が濃厚で、
コンサ攻勢VsFC東京堅守・速攻との試合展開必至です。
「コンサ最新戦術VsFC東京基本・旧型戦術完成形」との闘い・試合です。

試合開始から暫くは「両チーム・互い戦術の確認と対策確認時間帯」となり「両チーム攻撃活性時間帯」となります。
しかし、その後「対策戦術が作動・機能し始め」、両チーム攻撃は、途中阻止・停止も多くなり「緊迫した攻守転換」時間帯となります。
そんな中、時間経過とともに「両チームの戦術・対策の優劣、選手能力の優劣、そして、チーム戦力・プレイ内容の優劣」が「差が大きい」内容から、現実化・露呈され、
試合後半は「チーム戦力・プレイ内容差」が、決定機数~得点獲得の結果として現実化されます。

具体的想定は、
試合開始 ~ 10分 両チームファースト・セコンド攻撃が応酬。
        コンサ決定機2回の内、沈着冷静プレイのシュート精度・
        決定力で「先制点獲得」がポイント。
     ~ 30分 コンサ攻勢VsFC東京堅守・速攻で、
        緊迫の均衡試合展開継続。
     ~ 45分 両チームともに、緊迫試合展開で、
        得点チャンスは、コンサに多数決定機の中、
        ギリギリ「1得点獲得」
後半開始 ~ 60分 両チーム、緊迫の中、
        コンサ攻勢VsFC東京堅守速攻で均衡試合。
     ~ 75分 コンサ攻勢・優位、選手交代で活性化
        「追加点」獲得
     ~ 90分 コンサコントロール試合
        「 2ー0 」完勝

メンバー予想

 スタメン     ジェイ
      チャナティップ 武蔵
    菅   深井   宮澤  白井
       福森 ミンテ 進藤
         ソンユン
 サブ
      ルーカス・中野・金子・早坂・岩崎・荒野
      菅野

 以上  次節試合を想定・予想してみました。






posted by yuukun0617 |23:25 |