コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年08月04日

~進化~ 第21節広島戦~シーズン目標放棄寸前の敗戦

昨夜、第21節は、コンサの今シーズン上大きな分岐点「シーズン目標放棄・目標変更」寸前となる敗戦となりました。
ミシャ試合後コメント「悔しい試合」の真意は、「敗戦」だけではなく「シーズン目標がはるか遠くへ消えてしまった」事にありました。
昨夜~以前より再三指摘し続けた原因への対処を欠き、残念ながら、当然の結果としての敗戦・シーズン目標放逸となったもので、未然に幾らでも対応可能だっただけに、残念ですし、あらためて「ミシャの限界・マイナス部分」も明白にされたものでした。
昨夜試合内容については、次段としますが、先ずは、
シーズン目標・放逸(遥か彼方に失う)寸前となった点を、苦虫を噛みますが、避けられませんので、確認しましょう。

1.シーズン目標の放逸と変更
キャンプ時に設定した「今シーズン目標」は、
➀「AFC戦次シーズン参戦権獲得」となる「リーグ上位・3位以内達成」
➁何かのカップ戦・優勝  の2点は、チームの共通目標。
そのため、
・チーム自体では、来る「ACF参戦時への準備=AFC国との連携強化・コンサでの有力選手の移籍・成長等」対応が推進され、
・更に、選手層を「ACF戦とリーグ戦が両立する選手保有への準備」強化、
・更に、「パートナーとの協業等」まで進展。
・当然、本体のコンサチームも、ミシャは「ACF戦・次シーズン参戦の将来ステップ予想に則り、選手育成」を展望し、トレーニング推進していたもの。
・更に、我々サポーターでも、「次シーズン・ACF戦でのサポート体制」も視野に入れた準備・心積もり。 
そんな努力・積み上げは、次シーズンでは実現不能で、水疱に帰しました。
中期展望では、<いずれその通り>ですが、次シーズンではなく、具体的行動・活動・内容ではなくなった点は重大で、「タイミングを失う事で、不可能となる事も多数となる」と想定するしかなくなりました。
本当に・本当に、可能性が消えたのか、一応、確認しておきましょう。
現時点コンサ勝ち点「31」
シーズン目標・リーグ3位以内の3位勝ち点予想がポイントとなりますが、
基準値は、2つあります。
➀一つ目は、昨シーズン3位・最終勝ち点「鹿島・56」
現在コンサ勝ち点31で、不足勝ち点「25」となり、残り試合13試合で到達の可能性となります。・・・25以上のためには、「9勝4敗・8勝1分4敗・7勝4分2敗・6勝7分0敗」の4通りで、6勝7分0敗パターンは無理で、実質「3パターン」のみで、「奇跡的連勝」獲得しか打開策は無く、通常試合展開の余裕は消滅し、「毎試合・超攻撃バランス」の攻守バランスは無視した「攻撃最優先策」しか選択余地がなくなりました。
➁もう一つは、より現実的な基準値で、但し推定値です。
今シーズンの現況勝ち点値から、「リーグ3位との勝ち点差を超える想定検討」値です。
現在の上位~中位チームの勝ち点値は、
順位 勝点 チーム  コンサとの勝ち点差
1位 45 FC東京    14~<3勝利+2分>分
2位 39 横浜FM     8~<3勝利or2勝利+2分>分 
3位 38 川崎       7~<3勝利or2勝利+1分>分
4位 38 鹿島       7~<    同     >分
5位 35 広島       4~<2勝利or1勝利+1分>分
6位 35 大分・加算推定  4~<    同     >分
7位 31 C大阪
8位 31 コンサ
9位 31 浦和・加算推定
10位 29 名古屋・加算推定
11位 26 湘南
12位 26 仙台
上位争いは、1~6位チームに絞られ始め、6位ー7位間に明確な格差が現れ始めました。そして、現実可能性から、コンサとの勝ち点差での、残る13試合で逆転可能性を見ると、3位・4位チーム「勝ち点差7=<3勝利or2勝利+1分>分」を残る13試合で逆転するには、
川崎・鹿島とコンサの試合戦績対比から「勝ち点差逆転」には、
両チーム 0勝0分13敗⇒ コンサ 3勝0分10敗
    ~こんな極例から組み合わせが想定され~
ペース -両チーム戦績   逆転となるコンサ戦績
勝率半分ー7勝0分 6敗⇒ コンサ 9勝2分 2敗
2勝1敗ー8勝0分 5敗⇒    10勝2分 1敗
     9勝0分 4敗⇒    11勝2分 0敗
で計算は打ち止めとなります。
つまり、両チーム「勝ち点27(9勝1分ョ以上で、コンサは逆転不能」となります。
コンサにある可能性は、川崎・鹿島の両チームともに「8勝5敗か7勝6敗以下となり、コンサが「9勝2分」以上とのトリプル条件が必要となっている訳です。
このどの条件もが、甚だ成立困難で、且つその困難条件が3つ共整うとの「奇跡」しかない事が明白です。
客観的に・冷静に見れば「達成不可能」となった、との評価・判定しかないものでしょう。
コンサが、以降の後半戦を「最大レベルの戦績を達成出来ても、「広島・大分を逆転した5位」が最高順位が適正ですね。
この様に、有力な2つのの基準値からは、
「今シーズン目標;リーグ上位・3位以内=AFC戦・次シーズン参戦」は、放逸となりましたね。
そのため、涙を呑んで、後半戦のシーズン目標変更をする局面です。
今後、コンサがチームとして、どれだけ素早く・適正に、変化・対処出来るかで、次シーズンが決定されます。
つまり、「この局面に至った事をいち早く認識し、次段階への必要事項を設定し、速やかに開始」し、次シーズンの始動開始時点・キャンプ時に「その成果による好スタート」を切り、次シーズンでの「リーグを主導、最先頭を突進する」準備(シーズン開始前勝負に勝つ!)を開始です。
当面、後半戦のコンサ目標は、
(1)チャンスの残る「カップ戦・優勝」を主体として、
(2)戦績次第では、13位までの降落もあり得ます。最低獲得勝ち点「50点=残る勝ち点数19~6勝1分6敗」以上で、順位5~10位を狙います。つまり「戦績、最低5分(半数勝利・1勝1敗レベル)」は確保。
(3)若手・育成・サブ選手の育成・成長
特に「若手サブ選手の実戦起用・~成長によりトップ定着」を指向し、「毎試合2選手程度起用」実施。
具体的には、
現スタメンでの更なる成長候補;
 ロペス・ルーカス・チャナティップ・武蔵・菅・白井・ミンテ・福森・進藤・ソンユン・深井・宮澤・駒井(ジェイ以外)
現サブでの成長候補;
 岩崎・檀崎・金子・高嶺・濱・阿波加 を中心に試合起用とし、「各選手別個別取り組み課題を明確設定し、実戦試合で成長・進化」を図ります。
その他選手は、
 ジェイ(途中出場・スーパーサブ化)、石川・早坂・菅野(現在能力維持)、小野(全体指導)、田中(早期実戦テスト起用)・中村(育成レンタル先で育成)となります。
「ミシャ戦術、特に、ポジショニング・連携戦術、適正な判断のスピードアップ、同時に、戦術を有効化するための、個々選手能力アップで個別突破力・ボール保持力・精度成長、基本フィジカル成長」を図るもの。
<気分・気持ちを切り替えて、前進しましょう!!>

2.昨夜・試合内容
敗因・試合失敗は、「ジェイの5決定機を全失敗」した点に尽きますが、この問題点は、このブログで、数回も指摘続け、
「ジェイは、ヘディング精度・決定率は50%近いですが、
足下決定率は0%で、2017シーズン後半加入時の、足下決定率25%(当時のジェイ全体決定率30%)の高決定率・決定力選手の評価から、毎年、急速に低下し続け、<現在は、当初のチーム随一のシュートの上手い選手との評価は完全に消滅し、低決定力選手>との数値評価」です。原因は、「年齢経過により、身体のキレの低下で、本人想定プレーには至っていない」そのもので、本人認識もその通りでしょうね。「本人は、絶対に口にもしませんし、表面化を恐れている」ところだと想定します。ですので、余程の絶好調コンディション時以外は、パフォーマンス低下となります。
そのため、スタメン起用で「数多くの決定機を外し続け、サッカーの試合展開としては最悪となる事態」は避け、「試合後半・75分頃のスーパーサブ起用」とすべし、との提言・コメントを続けていました。
しかし、「ミシャは、今シーズン、ジェイと心中」、とのシーズン当初想定・計画を続行し、結果「この4試合での<ジェイ・シュートミス多発>による決勝点・得点獲得失敗により、今シーズン・チーム目標と、次シーズンの予定ポジション喪失に至りました。

昨日の速報試合スタッツは、
      コンサ   広島
シュート  14本   6本
枠内数    1本   2本
得点     0    1
決定率    0%   16%
支配率   48%   52%
バス数   561本  653本
成功率   84%   85%
走行距離  112km  113km
スプリント 117回  114回  ミドル位置
プレイ占率 24%   27%   49% 

※1 シュート数=チャンス機会、決定機数前半5回、後半0回の計5回
 支配率・パス数ともに、広島へ主導権を意図的に渡した「省エネ」
 プレイを展開。
 前半は、完璧に、コンサが試合コントロールし、
 GKと1対1となった「決定機」が5回の多数回構築、
  5回中
   4回 ジェイ ・・2回ヘディング・2回足下プレイ
            全失敗(枠内1ヘディング・枠外3)
   1回 武蔵  ・・1回ヘディング(枠外)
   シュート選手は、計14本
     5本  ジェイ  枠内1 枠外 4
     2本  深井       枠外 2
         武蔵       枠外 2
         チャナティップ  枠外 2
         菅        枠外 1
         白井       枠外 1
         ルーカス     枠外 1
これからは、ジェイが中心で、他選手も同罪と見えますが、その評価は間違いです。
展開は、
 前半、4本立て続けて、ジェイに「GKと1対1、更に、GKも外れた無人ゴール」へのシュートを、「力み、焦り」から、決して難しいシュート決定機ではなく、単に流し込むだけで良い「本当の決定機」を「枠外(ゴールポストは惜しいシュートではありません。枠外シュートです。その認識が無い限り、ゴールポスト・シュートを惜しいシュート、と呼び続け、ポストシュート脱却はあり得なくなります。要注意点ぶす!!)シュート」とシュートミスを続けました。その後にシュートした選手は、その影響を受け、より早いタイミング・より強いシュート・より厳しいターゲット狙いとなり、その結果は、「決定機前段階でのシュート」傾向となり、シュートポイントは遠く、当然の結果、枠内シュートは皆無、を通り越して「ゼロ」となりました。全ては「ジェイのシュートミス連発」に起因したものでした。
過去、本ブログで何度も記載の通り、「誰にシュートチャンスを集中するか」はチーム共通・最重要項目ですが、「ジェイ選択の当然の結果」で、ミシャの責任です。ジェイの活用法は、空中戦の「ヘディングシュートとクリア」+「ポストプレー」に限定し、ロペス・武蔵・チャナティップへの「足下シュート」チャンス集中と分散すれば、マーク分散・適正能力発揮となり、ここ数試合の戦績低迷は避けられたものでしたね。

これからのシーズン展開は、今シーズンの総括と次シーズンへの展望・進展を図る期間となります。
今シーズンの成長進展と次シーズンの準備構築を確認し、次シーズンこそ「リーグチャンピオンでのAFC戦参戦権獲得」をシーズンスタート時より急進激とする展開をサポートしていきましょう。
    
    

posted by yuukun0617 |19:03 |