2009年11月25日
その日、彼が脱ぐのは
全面広告、ばばーんとソダン広告。 じゃなくて、ホーム最終戦広告。 「その日、彼が脱ぐのは 背負ってきた時代(とき)。」 「さよなら、ミスターコンサドーレ」というコピー付き。 他に言葉はいらない。 恐らくこのスペースはホーム最終戦のために 広告をうつつもりでとっていたんだろうと思う。 引退が発表されたのが先週で、 その後撮りおろされたこの写真で広告を制作。 一週間でこれだけの仕事ができるなんて、 HFCの広報GJ。やればできるじゃん(←偉そう)。
今年のコンサドーレについて詳しくない人でも、それなりに見聞きしたことがあれば、 曽田雄志の名前は知っているんじゃないだろうか。 あの曽田が引退、となれば、観に来てくれる人も増えるんじゃないかしら。そうだといい。 今日のグッチーさんのラジオにはソダン。 この番組に出て、グッチーさんより喋る選手は他にいないと思う。 ひとつの質問に対して、これだけしっかり自分の気持ちを話せる人。 そういう人が居なくなってしまうのは、本当に惜しいことだと感じる。 スポーツ選手に限らず、アーティストやミュージシャンでも、 自分の作品についてしっかり話せる人って少なくなってきているものねぇ。 「自分を支え続けてきたものは『危機感』。 試合に出られてもまた控えになるかもしれない、スタメンで出てもまたサブになるかもしれない。 その危機感を持ち続けたら、気づけばその年レギュラーだった。」 「自分のために頑張ることは当たり前で、それは努力とは思わない。 生え抜きだろうが他チームからの移籍だろうがレンタルだろうが、 その年契約したからにはチームや仲間のために頑張る。そのことが努力。」 ソダンの言葉にはコメントの付けようがない。ので、聞いたまま書いておく。
posted by ひとみ |22:47 | 選手戯言 | コメント(3) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:その日、彼が脱ぐのは
今でこそ、いろんなポジションをやるのになれてしまったけど、当時、FWからDFに変わった曽田選手だからこそ、危機感の重みは、人一倍だったのでしょうか。
新聞の広告の紹介もありがたいですが、道外としては、そんなラジオのやりとり紹介頂いて、ありがとうございま~す。
posted by すいとこびっち | 2009-11-26 07:01
Re:その日、彼が脱ぐのは
日ごろからいろいろなことを考え、
自分の意見をしっかり持っているからこそ、
インタビューできちんと喋れるんですよね。
見習いたいです、人間として。
ただ、「支え続けてきたもの」という質問でグッチーが期待してたのは
「サポーター」とかそういうことだったような気もしますが。
その答えがまた曽田らしくていいんですけども。
posted by rocket2号 | 2009-11-26 11:03
コメントありがとうございます。
>>すいとこびっちさんへ
危機感、という言葉を聞いて、
J1に上がるまで一度もいいことが無かったと言っていたのを思い出しました。
それだけ生き残りの難しさと向き合い続けていたんでしょうねぇ。
新聞の広告はぜひ生でご覧ください!ラジオ参考になって良かったです~。
>>rocket2号さんへ
確かに、その場で質問されたことについて、
ポンと出てきた言葉ではないなぁと感じました。
人として、本当に濃い日々を過ごしているんですね。
もっと時間があれば、もっと色んな話を聞けるんでしょうねぇ。
私も「支え続けてきたもの」についてはそう思いました。
「家族」とか「サポーター」って答えを期待したんだろうなぁと。
他の選手ならば、そう応えたかもしれません。やっぱり曽田いいな~~。
posted by ひとみ| 2009-11-26 21:35