2014年06月30日
全道に広げようサッカーのまち
クラブライセンス制度の導入を受けて、室蘭と函館で試合が開催できなくなって早3年。 年に一度ここへ行くのが楽しみだった市外のサポーターも多かったはず。 サテライトもないので、選手みんなで足を運ぶ機会はなくなってしまった。 けれど昨日室蘭へ行き、やっぱり札幌以外で試合を行う機会は必要だと改めて感じた。 昨日私がいた場所には広島の選手を見に来ている人が多く、 北海道在住の広島サポーターの兄さんたちや、 広島の選手の写真が載った下敷きと試合を真剣に見比べていた少年たちなどがいた。 兄さんたちは公式戦もあまり見に行ったことがないらしく、 一生懸命写真を撮ったりサインを貰いに行ったりしていた。 そしてうちとの試合を観ながら「実際の試合ってこんなにスピード速いんだね。 選手も思っていたよりも大きいし。テレビとは全然違うね。」と話していた。 少年たちははじまるまでお腹すいただの寒いだのと騒いでいたのに、 試合がはじまると45分間じっと黙ってボールを追っていた。 彼らは自分たちの練習もあるらしく前半だけ観て帰ったのだけど、 子どもたちが45分も飽きずに試合に集中しているということのすごさといったらもう。 大人だって眠くなることがあるというのに(←え)。 やっぱり広島目的で来ている人が多いのかな...と思っていたのだけど 試合終了間際のうちの大チャンスに「わぁっ」という声が上がった時は、 サンフレッチェよりコンサドーレ目的の人が多いかも、と思えたのだった。 帰る時には赤黒いグッズを身に付けた少年たちが コンサドーレのタオルほしい!ときゃっきゃしながらグッズを見に行っていた。 ちゃんとコンサドーレを見に来た子どもたちもいたんだなと嬉しく思いながら。 クラブライセンス制度が緩まることはないだろうから、 スタジアムを変えない限り今後も室蘭や函館で試合を開催することはできない。 けれど、たった一度の練習試合に様々な思いを抱えた人が集まり、 これほどたくさんの人が訪れて盛り上がっているようすを見ていると 今のままの状態を放置していてはいけないんじゃないだろうかと思った。 公式戦開催は難しくても、練習試合や紅白戦を公開してもいいと思う。 今回は広島がキャンプで来ていたことで実現した試合だったけれど、 コンサドーレのトップとユースの試合や、トップの紅白戦なんかを 札幌以外のまちで開催することはできるんじゃないだろうか。 室蘭、函館以外でも以前サテライトを開催した士別とか、 選手の出身地である市町村で開催しても盛り上がると思う。 後援会がある市町村には特に、積極的に協力してもらえることは間違いない。 なにより、自分たちのまちにコンサドーレの選手がいるということを実感できると思う。 というかそのためにぜひとも開催してもらいたいなと思う。 きちんとした競技場ではなくても、今回のような場所でも良い。 それこそ士別で開催した時のように、河川敷みたいな場所だって良い。 合わせて地元のグルメや物産販売を行ってもらえれば、 地元のお商売へ貢献することができるし、サポーターも足を運びたくなる。 公式戦が中断することはないので一年に何度も開催するのは難しいかもしれないけれど、 北海道という土地柄、他のクラブと同じことをしていたのでは これ以上新たな集客にも結び付かないのではないだろうか。 何かしらの催しを札幌以外で開催することを、結構真剣に、 しかもできるだけ早くに検討してもらいたいなあと思う。 今のままでは『北海道とともに、世界へ』ではなく『札幌から世界へ』だものね。 先程登場した広島サポーターの兄さんたちは北海道在住だけあって、 うちの選手のことも結構知っていた。 「前俊いるぜ前俊w写真撮りたいww」とか、ウッチー、石井ちゃん、寛くん、菊岡、 あたりは顔で判別できるようだった。8番の練習着を着ていたステファノを見て、 「8番って砂川じゃね?砂川まで来てるのか!」と言っていたのは笑ったけど。 あの選手が俺たちのまちに来ている!という喜びは、 札幌に住んでいる人たちだけで楽しむにはもったいない。 全道へサッカーの輪が、コンサドーレの縁が広がっていってほしい。
posted by ひとみ |23:23 | コンサ徒然 | コメント(3) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:全道に広げようサッカーのまち
一度函館千代の台へ行こうと話していた我が家も計画だおれになったっけ・・・(思い出した)
たとえ公式戦ではなくても選手やチームが地元に来てくれるというのは一気に距離が縮まるチャンスなんですけどね。
やはりスケジュールや費用で二の足踏むのかなぁ・・・
地元の高校や大学と練習試合とかなら尚更「どっち応援する??」みたいな楽しい苦悩もあるし(≧∇≦)
チームもトックンの休日の行動力を見習ってほしいな(チョット意味が違うけど)。
行かなきゃソンみたいな気持ちはいろいろなことに通じる気がします。
ひとみさんに「砂川来てる?」の話を聞いたあと、我が家はふざけて「お、スナさんキープ!」とか言ってました(笑)
「スナさん」じゃなくて「ステさん」ですね。←この呼び方はどうか
posted by チームがある限り| 2014-07-01 22:00
Re:全道に広げようサッカーのまち
ひとみさんこんばんは(^o^)/
>今のままでは『北海道とともに、世界へ』ではなく『札幌から世界へ』だものね。
ボクが生きてるうちには多分実現不可能だと思いますが、ボクには大きな夢があります☆
(←notキング牧師)北海道に複数のJリーグのクラブが出来て「北海道ダービー」が実現
することなのです。全道にサッカーのまちが出来れば不可能では無いのですが・・
その為の最大の障害が「札幌一極集中」です。岩見沢・・と言うより空知生まれのボクは
炭鉱閉山→人口の札幌流入を目の当たりにしました。
現在日本で道州制の議論がありますが北海道と同様にミニ一極集中を作るだけです。
では全道にサッカーのまちの輪(和)を拡げるには大胆な方策しかありません。
それは道州制では無く「北海道分県」なのです。中途半端な支庁から管理局への移管では
無く完全分県です。
普通に考えられるのは「道央」「道北」「道南」「道東」県の4っですがボクは車のナンバー
の様に7つにしても良いと思っています。なぜなら道東県の県庁所在地で釧路と帯広は
大揉めになるのは目に見ています。
経済的に分県なんて不可能と思う方も多いでしょうが・・北海道の強みは農業・漁業・林業で
凡そ2.000万人分の食糧を生産しています。生産性の乏しい札幌から分県で人口が道内の
主要都市に戻れば活性化したその都市にサッカーのプロクラブの誕生も可能です。
荒唐無稽と思われるかもしれませんが四国の友人は「四国は絶対に道州制は不可能」と
言い切った理論に感化されたからかもしれません(^^;)・・それは分けると非効率で合併が
効率化・・で市町村の平成の大合併がありましたが必ずしも成功していません。
北海道の未来は分県にあると思っていますが賛同者が皆無に近いので夢物語です★
posted by 大阪帰りの道産子| 2014-07-02 00:33
コメントありがとうございます。
>>チームがある限りさんへ
.
お返事遅くなりましてすみません!
千代台も入江の競技場みたいに、まった~りできる良い場所なんですよ。
バックスタンドが芝生なので、レジャーシートを敷いてピクニック気分です。
.
現状で札幌以外の場所へ選手が行くのは、JAさんのイベントとスクール、
まれにトークショー、サイン会、後援会イベントというかんじでしょうか。
個人的にはやっぱり試合を観てもらいたいので、
紅白戦でもいいから試合ができたらいいのになあと。
若手の実戦機会やファンサービス教育と考えると、
費用は松山光プロジェクトから使ってくれてもいいんじゃないかと思うんです。
.
とっくん夫婦は行動的ですよね。日頃の練習で疲れているからオフはゆっくり、
というわけじゃないんだなーと感心してしまいます。
サッカーに直接関係のないことでも感性がみがかれていきますもんねー。
.
ステさんって助さんみたいですね。笑 あの青年たち、砂川じゃないって気付いたかしら...。
.
.
>>オオドサさんへ
.
こんにちはー。お返事が遅くなりましてすみません!
でっかい夢を持つのは大切です。
かつてとある函館のロックバンドは
「俺にはでっかい夢がある」と言って津軽海峡を渡りました。
.
ダービーとは無縁のコンサドーレ...。
海で陸が分かれているからか、あまりにも広大だからか、
北海道にほかのJクラブができない限りダービーが実現できませんよね。
道北出身者としては旭川を拠点にしたクラブができると嬉しいです。
ユース組織を旭川以外にもつくることができるといいなとも思います。
.
新幹線の駅名ひとつも自分たちで決められない道内の市町村ですから、
4つに分けたら揉めること間違いなしです。
ところで北海道の車のナンバーって7つなんですねー。
知りませんでした。もっとあると思っていました。
.
経済ときいて観光ばかりに目がいくから、
分県を不可能と思う人がいるのかもしれません。
マンパワーがあるのは、札幌よりもむしろ人の繋がりが深い地方です。
面白いアイデアだと思いました。北海道の活性化にもなると私は思いましたです。
posted by ひとみ| 2014-07-03 11:39