2014年03月20日
プロのチャレンジ
『宏太's チェック』はいつも、少ない文字数ながらピンポイントをおさえていて 辛口ながらも愛情がある。わかりやすくて頷くことばかり。 開幕戦の砂さまのFKについて、「あれがプロの仕事」なのだと書いていた。 ここでFKを蹴ってみようというチャレンジならば他にもできる人はいる。 けれど、チャレンジをして確実に結果に結び付けてくるところがプロ中のプロだ、と。 チャレンジをすることそのものに、まずひとつめの勇気が必要。 ここまで至ることも簡単ではない。チャレンジには失敗が付きものだから。 私はチャレンジに"ミス"はないと思っていて、 あるとすればそれは"失敗"だけだろうなと思っている。○か×のどちらか。 ミスも失敗も意味としては同じだろうけど、 ミスというと「こうすべきだったのにできなかった」みたいな感覚があるので。 チャレンジの失敗はそうではなく、やってみなければわからないもの。 正解が最初からわかっているものとは違うのではないかなと。 成功するために失敗を繰り返して、考えて、学んで、またチャレンジする。 チャレンジは失敗が伴うものなので、やったことそのものを評価してもらえる。 けれどこの場合の砂さまは、チャレンジの100%成功と言えるプレーをした。 もはやそれは、チャレンジなのだろうか。 「やってみよう」という程度の選択肢ではなかったはず。ふたつめの勇気。 あの場面で自分にプレッシャーをかけながらも、成功の確率が高いと判断したのだ。 改めてひとつのFKが様々な要素によって成り立っていて、すんばらしいのだと実感する。 "ミス"よりも悪いのは、"無難"。 無難にプレーしようとすれば、恐らくサッカーが上手い選手たちはできる。 でもそれは、観ていて楽しいサッカーではない。 なにより選手たちがプレーしていて楽しいサッカーではないはず。 ピッチは広い。全員が走って協力し合わなければ到底埋めることはできないスペース。 昨季はそんなサッカーができていた。また一からやり直しをするつもりじゃないでしょ。 早く思い出して、鈍っている感覚を取り戻してほしい。 そんでチャレンジしよう。自分が楽しくサッカーをするために。 北九州戦は、なによりも自分たちが納得できる結果を出せるように頑張っていこう。
posted by ひとみ |23:52 | 選手戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)
スポンサーリンク
スポンサーリンク